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作者であるすいの恋愛経験がほぼ0なので、解像度がモザイクくらい低いかもしれません。
それでも読んでいただける方はどうぞ。
翔太「いや、なんでこうなる??」
亜弥「うるぜぇ黙りやがれっ!!!!!!」
放課後の教室、誰もいない教室で男女2人──何か起こりそうな雰囲気だが、それは宮沢の呆れたため息と私の鼻声でかき消された。
時は戻って数日前──宮沢と遭遇した次の日だ──、私は高熱を出した。
朝起きてからの38度。地獄だった。
体力があったからか幸いにも一日で熱は下がり咳も治ったが、鼻水が止まらない状況である。
今日なぜ来たかと問われても、流石に2日連続で約束をすっぽかすのは気が引けたからだ。
亜弥「ちょ、鼻かんでいい?」
翔太「好きにしろよ。ってか、鼻かんだらでいいんだけどさ…」
亜弥「ふぁに?」
マスクをずらし、鼻にティッシュを当てた状態のまま彼の方をチラリと見る。
『何?』と言ったつもりだったが、息苦しさとティッシュのせいで間抜けな発音になってしまった。
無事鼻をかみ終わると、マスクを鼻の上に戻して宮沢の方へ向き直る。
翔太「失礼だったらあれなんだけど、連立方程式って覚えてるか?」
亜弥「いちお、単語は知っでる……やり方は、忘れたげど。」
すると宮沢は台パンをかまし、『はぁ!?』と大声をあげる。
机と椅子しかない教室に反響して、さらに大きく聞こえた。
翔太「なんでこれやろうと思ったんだよ!ってか、よく受かったなこの高校!」
亜弥「……受験終わって全部わずれた…」
呆れ果てて半ギレ状態の宮沢を気まずさで直視することができず、目を逸らす。
すかさず宮沢は『身についてねーじゃん!!!!!!』とキレッキレのツッコミで応じてきた。
亜弥「これが最下層とのちが──」
大きい声を出したが、まだ喉が回復していないのか激しく咳き込む。
あまりに咳が続き涙目になっていると、宮沢が私のカバンを一瞥しペットボトルを持ってきてくれた。
翔太「ちょ、これ飲めよ!あと、重病人は放課後に残ろうとするな!」
亜弥「ありがど……ってか、数学じゃなきゃ行けるがも!」
翔太「いーから帰れ!」
渋々散らかったシャーペンをペンケースに入れ、ペットボトルごとカバンに放り込んだ。
そのまま立とうとすると、椅子の足に自分の足首が引っかかった。
心臓の裏が、ヒヤリと逆立つ。
亜弥「ど、ぎゃぁ!!!!!!!」
翔太「うわぁぁぁあ!!!!!!」
病み上がりで体がうまく動くはずもなく、体は重力の理に逆らわず落ちていく。
ふと、下腹部へ微妙に硬い何かが触れる。
亜弥「うぉぅ!!!!!!!」
その瞬間、体の傾きが治り何かに支えられた感覚がした。
その何かが、宮沢の腕だと気がつくのに時間はかからなかった。
意外と人間の腕ってあったかいんだな。いや、外があっついからか。
呑気なことを考えていると、宮沢に体制を立て直された。
翔太「いや…本当に大丈夫かよ…」
亜弥「あー、いや大丈夫。本当ごめっ──」
先ほどの衝撃で吹っ飛んだ咳が再発してきた。
むせながらペットボトルの水を吸収し、咳を体内に押し留める。
翔太「よし。そんじゃ、また明日。」
亜弥「……おう。」
今日はこの後ロンダートの練習をしようと思っていたが、大人しく家で寝てるか。
もう少し自習するという宮沢を置いて、学校を後にした。
亜弥「うるぜぇ黙りやがれっ!!!!!!」
放課後の教室、誰もいない教室で男女2人──何か起こりそうな雰囲気だが、それは宮沢の呆れたため息と私の鼻声でかき消された。
時は戻って数日前──宮沢と遭遇した次の日だ──、私は高熱を出した。
朝起きてからの38度。地獄だった。
体力があったからか幸いにも一日で熱は下がり咳も治ったが、鼻水が止まらない状況である。
今日なぜ来たかと問われても、流石に2日連続で約束をすっぽかすのは気が引けたからだ。
亜弥「ちょ、鼻かんでいい?」
翔太「好きにしろよ。ってか、鼻かんだらでいいんだけどさ…」
亜弥「ふぁに?」
マスクをずらし、鼻にティッシュを当てた状態のまま彼の方をチラリと見る。
『何?』と言ったつもりだったが、息苦しさとティッシュのせいで間抜けな発音になってしまった。
無事鼻をかみ終わると、マスクを鼻の上に戻して宮沢の方へ向き直る。
翔太「失礼だったらあれなんだけど、連立方程式って覚えてるか?」
亜弥「いちお、単語は知っでる……やり方は、忘れたげど。」
すると宮沢は台パンをかまし、『はぁ!?』と大声をあげる。
机と椅子しかない教室に反響して、さらに大きく聞こえた。
翔太「なんでこれやろうと思ったんだよ!ってか、よく受かったなこの高校!」
亜弥「……受験終わって全部わずれた…」
呆れ果てて半ギレ状態の宮沢を気まずさで直視することができず、目を逸らす。
すかさず宮沢は『身についてねーじゃん!!!!!!』とキレッキレのツッコミで応じてきた。
亜弥「これが最下層とのちが──」
大きい声を出したが、まだ喉が回復していないのか激しく咳き込む。
あまりに咳が続き涙目になっていると、宮沢が私のカバンを一瞥しペットボトルを持ってきてくれた。
翔太「ちょ、これ飲めよ!あと、重病人は放課後に残ろうとするな!」
亜弥「ありがど……ってか、数学じゃなきゃ行けるがも!」
翔太「いーから帰れ!」
渋々散らかったシャーペンをペンケースに入れ、ペットボトルごとカバンに放り込んだ。
そのまま立とうとすると、椅子の足に自分の足首が引っかかった。
心臓の裏が、ヒヤリと逆立つ。
亜弥「ど、ぎゃぁ!!!!!!!」
翔太「うわぁぁぁあ!!!!!!」
病み上がりで体がうまく動くはずもなく、体は重力の理に逆らわず落ちていく。
ふと、下腹部へ微妙に硬い何かが触れる。
亜弥「うぉぅ!!!!!!!」
その瞬間、体の傾きが治り何かに支えられた感覚がした。
その何かが、宮沢の腕だと気がつくのに時間はかからなかった。
意外と人間の腕ってあったかいんだな。いや、外があっついからか。
呑気なことを考えていると、宮沢に体制を立て直された。
翔太「いや…本当に大丈夫かよ…」
亜弥「あー、いや大丈夫。本当ごめっ──」
先ほどの衝撃で吹っ飛んだ咳が再発してきた。
むせながらペットボトルの水を吸収し、咳を体内に押し留める。
翔太「よし。そんじゃ、また明日。」
亜弥「……おう。」
今日はこの後ロンダートの練習をしようと思っていたが、大人しく家で寝てるか。
もう少し自習するという宮沢を置いて、学校を後にした。