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作者であるすいの恋愛経験がほぼ0なので、解像度がモザイクくらい低いかもしれません。
それでも読んでいただける方はどうぞ。

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不器用ピアスホール

#3

適材適所って言うだろ?

私は今、駅前のカフェでカフェラテを飲んでいた。
そして正面にいるのは──さっき出会った宮沢翔太である。
だが、学校にいる時とはだいぶ印象が違う。
髪の毛から覗いた耳には複数のピアス──この調子じゃ舌にもついていそうだ──に、ラフめのストリートファッション。
クラスで地毛だと話していた焦茶色の短く切った癖毛と、同じ色のほんわりした垂れ目に結構似合っている。

亜弥「んで?頼みって?」
翔太「……ピアス、開けてること、学校に言わないでほしーっていうかなんていうか…」
亜弥「…なんで?」
翔太「中学の頃一回見つかって『見損なった』とかって先生がうるさかったんで…元々、母の形見のピアスをつけるために開けてたから許可はもらってたんだけど。そもそも、普段は透明のピアスだったし、」
言うのもめんどくさいから言う気はなかった。
“母の形見”──シングルファザーか。

亜弥「…ちなみに今は?」
翔太「普通に趣味。ここ、校則厳しい割にあんまり怒られないから。」
亜弥「そーだな。」
んまぁ確かに。

私は学校生活でも赤茶色に染めた髪と学校指定以外のカーディガンを着ている。おまけにリボンも緩めているし、スカートも短いが生活指導室に連れて行かれたのは去年で5回くらいだ。
最近は諦めたのか、何も言われなくなっている。
成績もそうだ。常に赤点スレスレで、たまに赤点を取って補習送りにされている。
……成績?

翔太「そう。だから秘密にしてください。」
亜弥「別に。構わんけど──」
在敵適所ってあるよな。適材適所だっけ?
こういう弱みは、うまく使わないと。

亜弥「構わんけど、代わりに私に勉強教えてくんね?」
翔太「……は?」
亜弥「確かテストの順位、学年5位の中のどっかだろ?私、最底辺層だから。大体どこかしらは赤点取ってる。」
翔太「よく進級できたな…」
宮沢は考えるそぶりをすると、こちらを見て『いいよ』と言った。

翔太「勉強、教えるわ。明日空いてる?」
まさか了承されるとは思っていなかったので、驚きつつも『多分大丈夫。』と返す。

亜弥「教室でいい?ちょうど席隣だろ?」
翔太「あぁ。」
亜弥「じゃ、決まりだな。私もう帰るわ。明日学校でな。」
飲み終わったカフェオレのカップを置くと、会計に向かおうとする。

翔太「俺も…」
亜弥「あ、私奢るわ。めんどいだろ。」
翔太「いや、それは流石に…」
亜弥「これから教えてもらう勉強代だ。頼むぞ。」
翔太「…おう。」
会計を終えるとカフェから出て、別方向の翔太と別れた。

亜弥「あづい…」
押し寄せる熱気と汗が気持ちの悪い残暑だった。

作者メッセージ

今んところの恋愛要素、まさかのゼロ!!!!!!!
ハハハハハハハッハハ!!!!!!!!!

2025/07/25 06:06

すい
ID:≫ 0.LEY4vV85UM2
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