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男性目線のラブコメになります。
初めてなんで下手かもです…
晶「はぁッ…!はぁッ…!ごほッ…」
やってしまった。
後悔に打ちひしがれる晶は、釣られてしまった魚のような顔をしていた。
ズキズキと痛む肺が辛く、咳をすると血の味がする。
何より辛いのは、目立ってしまったことだ。
陰キャ仲間の視線が痛い。裏切ったな、と言う殺意を感じる。
なぜこのような視線を浴びているかというと、瑠衣に走りながら質問攻めにされムキになってしまい、本気を出したからだ。
元凶である彼女は、いい汗かいたと言わんばかりに清々しい表情をしている。
「おい!尾上と井上!部活入ってるのか?」
体育教師が声をかける。
瑠衣「入ってませ〜ん!」
晶「帰宅同好会です。」
瑠衣のようにズバッという勇気もないので、即興で部活を立ち上げた晶。
「お前ら2人、陸上部に来ないか?その足だったら全国行けるぞ!」
瑠衣「……あ…無理です!習い事あるんで!」
一瞬黙った後、作ったような笑みをみせ、声の調子を直した。
「習い事ない日だけでいいから!」
瑠衣「その日は家でゲームするっている確定の予定があるので無理です!」
「そうか…じゃあ井上は!?」
晶「あ…えっと…そ、そのッ…」
先生に問い詰められてもコミュ障は治るはずもなく、しどろもどろになる。
瑠衣「あ〜、ダメです。この人私と一緒に帰る予定あるんすよ!」
晶「え!?」
瑠衣「なので無理です!お引き取りください!」
肩を組まれたかと思うと、動悸が増した。
やはり心臓の挙動がおかしい。
一緒に帰る予定など無いと言おうとしたが、瑠衣が断る口実を作ってくれていると考えて黙っていた。
瑠衣「ってことで〜それじゃあ〜」
ぱっと肩を離し走り出したかと思うと、こちらに手招きした。
瑠衣「逃げるよ、ほら!」
晶「は…はい…」
これは彼女なりの気遣いだろう。
そう思いながら、水を一気に飲み干した。