私の名前は水野桃香。中1で、中3の姉がいて、姉の名前は水野桃瀬。
廣田朝陽という、幼なじみで好きな人がいるんだけど、廣田くんの話を盗み聞きしてたら___
なんと、「廣田負けー!」「罰として嘘告な!」と、男子達が言ってた。
(ウソコクも、もちのろんびっくりだが)重要なのはそこじゃない。
なんと廣田くんが「俺好きな人いるんだけど!?」と言っていたのだ。
その上ウソコクする相手が、「桃瀬先輩」___桃瀬姉さんときた。
ウソコクってことは、ほんとは好きじゃないんだろうけど___やっぱりモヤモヤする。
「じゃあ早速今日の放課後な!」
「ええ…しょうがないな…」
廣田くんっ!?
【朝陽side】
俺は罰ゲームで、桃瀬さん___桃香のお姉さんで幼なじみの先輩に嘘告することになった。
ほんとに俺が好きなのは、[小文字]桃香、なのに…[/小文字]
そう思いつつも桃瀬さんのところに行って、嘘告をした。
「桃瀬さん、す、好きで…」
「朝陽くん、ストップ。嘘告だって分かってるから」
「…、っ、え?」
俺は呆然とした。
「朝陽くんには、ぴったりの人が近くにいるから。だからね、本当に好きな人と付き合って」
桃瀬さんは分かっていたのだろうか。俺が本当に好きなのは桃香だってことも、これが嘘告だってことも。
「頑張ってね、朝陽くん。応援してるよ」
「は、はい…」
[小文字]「これがほんとだったらよかったのにな」[/小文字]
「桃瀬さん、何か言いました?」
そう言うと、桃瀬さんは首を横に振った。
「ううん、何も。バイバイ」
そういった桃瀬さんの顔が哀しそうだったのは、俺の見間違い、だろうか___
【桃瀬side】
私の元に朝陽くんが来て、嘘告をした直後。
私は、涙が溢れて止まらなくなっていた。
これが本当だったら。ありがとう、私も好き、って、ゴリ押ししてたら。私が桃香よりも明るい性格で、可愛かったら。
朝陽くんと付き合えてたのかな___
「っ、う…」
こんなことを考えちゃう私は、やっぱり性格、悪いのかな。
朝陽くんと桃香に幸せになってほしいなんて綺麗事なんだ。本当は私が朝陽くんと付き合いたかった。
そう考えて、そう考えて。私はずっと下校時間になっても嗚咽を漏らしていた。
廣田朝陽という、幼なじみで好きな人がいるんだけど、廣田くんの話を盗み聞きしてたら___
なんと、「廣田負けー!」「罰として嘘告な!」と、男子達が言ってた。
(ウソコクも、もちのろんびっくりだが)重要なのはそこじゃない。
なんと廣田くんが「俺好きな人いるんだけど!?」と言っていたのだ。
その上ウソコクする相手が、「桃瀬先輩」___桃瀬姉さんときた。
ウソコクってことは、ほんとは好きじゃないんだろうけど___やっぱりモヤモヤする。
「じゃあ早速今日の放課後な!」
「ええ…しょうがないな…」
廣田くんっ!?
【朝陽side】
俺は罰ゲームで、桃瀬さん___桃香のお姉さんで幼なじみの先輩に嘘告することになった。
ほんとに俺が好きなのは、[小文字]桃香、なのに…[/小文字]
そう思いつつも桃瀬さんのところに行って、嘘告をした。
「桃瀬さん、す、好きで…」
「朝陽くん、ストップ。嘘告だって分かってるから」
「…、っ、え?」
俺は呆然とした。
「朝陽くんには、ぴったりの人が近くにいるから。だからね、本当に好きな人と付き合って」
桃瀬さんは分かっていたのだろうか。俺が本当に好きなのは桃香だってことも、これが嘘告だってことも。
「頑張ってね、朝陽くん。応援してるよ」
「は、はい…」
[小文字]「これがほんとだったらよかったのにな」[/小文字]
「桃瀬さん、何か言いました?」
そう言うと、桃瀬さんは首を横に振った。
「ううん、何も。バイバイ」
そういった桃瀬さんの顔が哀しそうだったのは、俺の見間違い、だろうか___
【桃瀬side】
私の元に朝陽くんが来て、嘘告をした直後。
私は、涙が溢れて止まらなくなっていた。
これが本当だったら。ありがとう、私も好き、って、ゴリ押ししてたら。私が桃香よりも明るい性格で、可愛かったら。
朝陽くんと付き合えてたのかな___
「っ、う…」
こんなことを考えちゃう私は、やっぱり性格、悪いのかな。
朝陽くんと桃香に幸せになってほしいなんて綺麗事なんだ。本当は私が朝陽くんと付き合いたかった。
そう考えて、そう考えて。私はずっと下校時間になっても嗚咽を漏らしていた。