今日はみんなで旅行に行っている。
「こんなの、小学生の時は考えもつかなかったよね」
さっぴが言った。確かにその通りだ。
「そうだね、春奈パパと玲奈ママに感謝しかない」
友子氏が言った。今回の旅行の旅費は春奈ちゃんのお父さんが6割、玲奈のお父さん(会ったことがあるけど気さくな人だった)が4割を出してくれた。
「それな…しかも、理衣の『子供だけなの怖い!あと男子いて欲しい!』ってわがままに付き合ってくれて…」
そう。今回の旅行には玲奈の一つ下の弟(いたらしい)とお兄さん(いたらしい)、あと春奈ちゃんの大量のいとこ(全て男)などがついてきてくれた。
そして『子供だけなの怖い』というわがままにつきそう、春奈ちゃんのSP数人。
「いえいえ、お気になさらず」
「本当ですわよ!わたくしもSPもいとこも暇じゃありませんの。あまりこき使わないでいただけます?」
春奈ちゃんが怒ったように言った。そんな春奈ちゃんに、玲奈がお叱りをひとつ。
「春奈さん!」
玲奈がそう言うと、春奈ちゃんはしずしずと佇まいを正す。
一体何があったんだよ…
そんなツッコミを飲み込んで、駅に向か___
「きゃあ、春人さんって運動できるんですね!すごいですぅ!」
えるわけがない。こんな1人でハートを撒き散らす輩(つまり理衣)がいては。
「春也さんも、頭良いんですねー!偏差値75ってすごいー!」
「春亜くんは料理!?かっこいい!」
そう言って、理衣は紀伊國ブラザーズに視点を変える。
そして甘ーい声を出した。
「玲斗くんは、ピアノができるんだぁ!憧れるぅ!今度教えてぇ!」
理衣のデレデレ声に、玲斗くん(玲奈の弟ね)が、少し照れた様子で「い、いいよ」と言った。
玲斗くんは玲奈に似て、かなり美しい(?)顔をしている。理衣の好みぴったりだ。
…いや、理衣は男だったら誰でもいいんじゃないか?
「玲雨(れいう)さんはヴァイオリンですか!?私バイオリン苦手で、教えてください!」
玲雨さん(玲奈のお兄さんね)も玲斗くんと同じくかなり美しい顔立ちで私たちの2つ上だ。そして春くんたち(春奈ちゃんのいとこたちのことね)含め今回の男子たちは、みんな理衣の好みだ。
「はいはい、行くよ。男にうつつを抜かしている暇はないからね」
友子氏が手を叩いて言った。
「私もそう思うわ。てなわけで駅に行くよ」
私と友子氏で理衣を引きずって駅に放り込んだ。そして電車に乗った。
【電車のシーンは割愛】
「今からホテルの部屋を決めまーす」
友子氏(今回の旅行のリーダー。ちなみに私が副リーダー)が宣言した。
「今回、SPさんグループ、女子4人組2つ、男子3人組2つで行きたいと思います。が!」
私も声を張り上げて行った。
「この人数では、女子が1人余り、男子が1人足りなくなってしまいます!!ですので女子から1人、男子組に行く人を選びます!行っても良いって人、挙手!」
私はこの後起こるであろう惨劇を予想し、悪い予想を振り払うように大きな声を出した。
「はいっ!!」
理衣が手を挙げた。そしてそれ以外の人は全く手を挙げない。
「あー、やっぱりか…」
私の心の声と友子氏の声がハモった。
「そんなわけで!行ってきます!!」
「あ″ー…行ってらっしゃい…」
濁った声が出てしまう。
なんか修学旅行みたいだな…そして修学旅行の班決めに困る先生ってこんな気持ちなんだろうな…
「美湖氏、お疲れ」
友子氏が私に声をかけた。
「友子氏もお疲れ」
互いに労い合いながら班決めを続けた。
そうして決まった班は…
1班 春也 春亜 春人
2班 玲雨 玲斗 理衣
3班 実華 美湖 友子 玲奈
4班 春奈 彩 菜月 真美
5班 SPたち
「色々あったけどなんとか…決まった…ね…」
「うん美湖氏…よろしく…な…」
互いにヘロヘロな私と友子氏。
運動してないのに、息切れしてるしな…
「美湖さん友子さん、お疲れ様です。早く部屋でお休みして、明日の遊園地に備えましょう」
「うんうん。お疲れー」
「うう実華…玲奈…」
「神ぃ…」
労ってくれた2人に目を潤ませる私と友子氏。
そして私たち4人は、ホテルの部屋でおやつとお茶を貪った。
「こんなの、小学生の時は考えもつかなかったよね」
さっぴが言った。確かにその通りだ。
「そうだね、春奈パパと玲奈ママに感謝しかない」
友子氏が言った。今回の旅行の旅費は春奈ちゃんのお父さんが6割、玲奈のお父さん(会ったことがあるけど気さくな人だった)が4割を出してくれた。
「それな…しかも、理衣の『子供だけなの怖い!あと男子いて欲しい!』ってわがままに付き合ってくれて…」
そう。今回の旅行には玲奈の一つ下の弟(いたらしい)とお兄さん(いたらしい)、あと春奈ちゃんの大量のいとこ(全て男)などがついてきてくれた。
そして『子供だけなの怖い』というわがままにつきそう、春奈ちゃんのSP数人。
「いえいえ、お気になさらず」
「本当ですわよ!わたくしもSPもいとこも暇じゃありませんの。あまりこき使わないでいただけます?」
春奈ちゃんが怒ったように言った。そんな春奈ちゃんに、玲奈がお叱りをひとつ。
「春奈さん!」
玲奈がそう言うと、春奈ちゃんはしずしずと佇まいを正す。
一体何があったんだよ…
そんなツッコミを飲み込んで、駅に向か___
「きゃあ、春人さんって運動できるんですね!すごいですぅ!」
えるわけがない。こんな1人でハートを撒き散らす輩(つまり理衣)がいては。
「春也さんも、頭良いんですねー!偏差値75ってすごいー!」
「春亜くんは料理!?かっこいい!」
そう言って、理衣は紀伊國ブラザーズに視点を変える。
そして甘ーい声を出した。
「玲斗くんは、ピアノができるんだぁ!憧れるぅ!今度教えてぇ!」
理衣のデレデレ声に、玲斗くん(玲奈の弟ね)が、少し照れた様子で「い、いいよ」と言った。
玲斗くんは玲奈に似て、かなり美しい(?)顔をしている。理衣の好みぴったりだ。
…いや、理衣は男だったら誰でもいいんじゃないか?
「玲雨(れいう)さんはヴァイオリンですか!?私バイオリン苦手で、教えてください!」
玲雨さん(玲奈のお兄さんね)も玲斗くんと同じくかなり美しい顔立ちで私たちの2つ上だ。そして春くんたち(春奈ちゃんのいとこたちのことね)含め今回の男子たちは、みんな理衣の好みだ。
「はいはい、行くよ。男にうつつを抜かしている暇はないからね」
友子氏が手を叩いて言った。
「私もそう思うわ。てなわけで駅に行くよ」
私と友子氏で理衣を引きずって駅に放り込んだ。そして電車に乗った。
【電車のシーンは割愛】
「今からホテルの部屋を決めまーす」
友子氏(今回の旅行のリーダー。ちなみに私が副リーダー)が宣言した。
「今回、SPさんグループ、女子4人組2つ、男子3人組2つで行きたいと思います。が!」
私も声を張り上げて行った。
「この人数では、女子が1人余り、男子が1人足りなくなってしまいます!!ですので女子から1人、男子組に行く人を選びます!行っても良いって人、挙手!」
私はこの後起こるであろう惨劇を予想し、悪い予想を振り払うように大きな声を出した。
「はいっ!!」
理衣が手を挙げた。そしてそれ以外の人は全く手を挙げない。
「あー、やっぱりか…」
私の心の声と友子氏の声がハモった。
「そんなわけで!行ってきます!!」
「あ″ー…行ってらっしゃい…」
濁った声が出てしまう。
なんか修学旅行みたいだな…そして修学旅行の班決めに困る先生ってこんな気持ちなんだろうな…
「美湖氏、お疲れ」
友子氏が私に声をかけた。
「友子氏もお疲れ」
互いに労い合いながら班決めを続けた。
そうして決まった班は…
1班 春也 春亜 春人
2班 玲雨 玲斗 理衣
3班 実華 美湖 友子 玲奈
4班 春奈 彩 菜月 真美
5班 SPたち
「色々あったけどなんとか…決まった…ね…」
「うん美湖氏…よろしく…な…」
互いにヘロヘロな私と友子氏。
運動してないのに、息切れしてるしな…
「美湖さん友子さん、お疲れ様です。早く部屋でお休みして、明日の遊園地に備えましょう」
「うんうん。お疲れー」
「うう実華…玲奈…」
「神ぃ…」
労ってくれた2人に目を潤ませる私と友子氏。
そして私たち4人は、ホテルの部屋でおやつとお茶を貪った。