始まりは、傘を忘れたことだった___
私の名前は矢本美來。小6。
そして外は___
「うわぁ、土砂降りだぁ!」
親友の和田愛菜の声が響いた。そう、土砂降りなのである。
「どうしよ、今日傘持ってきてない…愛菜、貸してくれない?」
「ごめ〜ん。今日私早く帰るんだ。他を当たって〜。本当にごめんね〜」
どうしよう…
他をあたってと言っても、私に友達は愛菜しかいない。
愛菜は友達いっぱいいるし、そんなことないんだろうけど…
すると、後ろから声がかけられた。
「矢本さん、僕の傘に入る?」
彼は、佐々木裕太くん。
でも、佐々木くんは朝、傘を一つしか持ってきていなかった。
つまり、相合傘、ってことで。
私は真っ赤なのに気付かれないように顔を隠した。
下校時間、私は佐々木くんの傘に入った。
こういうとき、どういう話をしたらいいのかわからない。
(どうしよう…)
焦っていると、声がかけられた。
「朝は晴れていたのにこんなに大雨になるなんてびっくりだね」
私は慌てて返事をした。
「そ、そうだね。本当、びっくり」
そんなふうに取り留めのないおしゃべりをしていると、佐々木くんが顔を上げた。
「あ、矢本さんの家ってここであってる?」
見ると、そこは私の家だった。
「うん、あってる。ありがとう」
佐々木くんが手を振ってきたので、私は手を振りかえした。
そして家に帰ると、顔がとっても熱い。
もしかして、もしかして私___
佐々木くんのこと好きなの!?
そう気づいた途端、恥ずかしくなると同時に、幸せになった。
好きな人がいるって、こんなに幸せなんだ。
今度から、好かれる努力をしよう!
私の名前は矢本美來。小6。
そして外は___
「うわぁ、土砂降りだぁ!」
親友の和田愛菜の声が響いた。そう、土砂降りなのである。
「どうしよ、今日傘持ってきてない…愛菜、貸してくれない?」
「ごめ〜ん。今日私早く帰るんだ。他を当たって〜。本当にごめんね〜」
どうしよう…
他をあたってと言っても、私に友達は愛菜しかいない。
愛菜は友達いっぱいいるし、そんなことないんだろうけど…
すると、後ろから声がかけられた。
「矢本さん、僕の傘に入る?」
彼は、佐々木裕太くん。
でも、佐々木くんは朝、傘を一つしか持ってきていなかった。
つまり、相合傘、ってことで。
私は真っ赤なのに気付かれないように顔を隠した。
下校時間、私は佐々木くんの傘に入った。
こういうとき、どういう話をしたらいいのかわからない。
(どうしよう…)
焦っていると、声がかけられた。
「朝は晴れていたのにこんなに大雨になるなんてびっくりだね」
私は慌てて返事をした。
「そ、そうだね。本当、びっくり」
そんなふうに取り留めのないおしゃべりをしていると、佐々木くんが顔を上げた。
「あ、矢本さんの家ってここであってる?」
見ると、そこは私の家だった。
「うん、あってる。ありがとう」
佐々木くんが手を振ってきたので、私は手を振りかえした。
そして家に帰ると、顔がとっても熱い。
もしかして、もしかして私___
佐々木くんのこと好きなの!?
そう気づいた途端、恥ずかしくなると同時に、幸せになった。
好きな人がいるって、こんなに幸せなんだ。
今度から、好かれる努力をしよう!