私の名前は高野美湖。
中学3年生スタートのこの日。
普段なら晴れやかな気分になるのに___
「あの男の子かっこいいかもー!あ、あの子もいいな!」
親友の松井理衣がいつも通りすぎて、なんとなく気分が上がらない。
「新入生物色するのやめな?」
しかし理衣はこちらを見ようともせず、熱心にかっこいい男の子をメモっている。
「よし、物色終わり。今日学校もうおわりだし、ケーキ食べに行かない?なさんも一緒に」
「いいかも」
なさんというのは私たちの友達の渡菜月のことだ。
「あ、もしもしなさ〜ん?今日、駅前のケーキ屋さん来ない〜?ああ、きてくれるのね〜!ありがと〜!」
やけに間延びした口調で電話する理衣。
「あのケーキ屋さんさ、いちごショートが美味しいよね」
「えぇそう?チョコじゃない?」
すると、ドタドタとせわしない足音が聞こえてきた。
「遅れてごめんー!」
そうして3人揃って、ケーキ屋さんに行った。
「いちごショートとチョコレートとモンブランください」
私が注文する。すると店員さんは「はい、分かりました」と言って去ってしまう。
「あのさ、ここって美味しいけど、正直なところ、店員さんの態度悪いよねぇ」
理衣が言った。
「それな」
「確かにー」
「お待たせしました、ケーキ3つです」
「ありがとうございま…」
がらがらがらっ
扉が開いて入ってきたのは四月一日(わたぬき)春奈と野川拓也。
「あ、春奈ちゃん!?」
「春奈ぁ!?と、野川先輩!?」
「四月一日さん?」
そして私たちは、理衣と春奈ちゃんが喧嘩しているのを尻目に、囁きあった。
「野川と同じケーキ屋さんとか、まじ最悪。」
「わかるー。なんでりさんと四月一日さんはあんな奴のこと好きになれるのかなー?」
私たちの学校は中高が合同だ。野川は高校一年生である。
野川は私たちの学年では嫌われ者で有名。でも理衣と春奈だけは好いている。
本当に何故…
そして気づいたら私たちはケーキを食べ終わっていた。なぜか理衣も。
「か、帰ろ。さよなら春奈ちゃん」
「ああ、さようならー」
なんでてめぇが答えるんだ。お前なんかに話しかけてねーんだよ。と、内心で毒づいた。
次の日___
朝の教室。美湖が席に着くと、理衣がすでにスマホをいじりながらニヤニヤしている。
「昨日の春奈、マジでムカついたわ〜」
「まだ言ってるの?」美湖はため息。
そこへ、なさんが教室に入ってきて、明るく声をかける。
「おはよー!昨日のケーキ、最高だったね!」
「うん、でも…」美湖はちらっと理衣を見る。
「理衣、また“好きな人リスト”更新してない?」
「え、してないし!…ちょっとだけ!」
「やっぱりしてるじゃん!」菜月が笑う。
そこに、真美と彩も加わって女子組が集結。
「昨日、春奈ちゃんと野川先輩、何してたの?」
彩ちゃんは興味津々。
「知らないけど、理衣がまた絡んでた」
美湖がぼそっと言うと、理衣がむっとする。
「だって春奈、あんな態度取るんだもん!」
「また恋バトル?」
真美ちゃんはが呆れ気味、と言うか完全に呆れている。
その時、教室のドアが開いて春奈が入ってくる。
「ごきげんよう、みなさま」
理衣と春奈の視線がバチッとぶつかる。
美湖は心の中で「また始まった…」と毒づいた。
しかし、なぜか二人は握手をする。
全員の頭に?が浮かぶ。
仲良いは仲良いで、調子狂うな…
中学3年生スタートのこの日。
普段なら晴れやかな気分になるのに___
「あの男の子かっこいいかもー!あ、あの子もいいな!」
親友の松井理衣がいつも通りすぎて、なんとなく気分が上がらない。
「新入生物色するのやめな?」
しかし理衣はこちらを見ようともせず、熱心にかっこいい男の子をメモっている。
「よし、物色終わり。今日学校もうおわりだし、ケーキ食べに行かない?なさんも一緒に」
「いいかも」
なさんというのは私たちの友達の渡菜月のことだ。
「あ、もしもしなさ〜ん?今日、駅前のケーキ屋さん来ない〜?ああ、きてくれるのね〜!ありがと〜!」
やけに間延びした口調で電話する理衣。
「あのケーキ屋さんさ、いちごショートが美味しいよね」
「えぇそう?チョコじゃない?」
すると、ドタドタとせわしない足音が聞こえてきた。
「遅れてごめんー!」
そうして3人揃って、ケーキ屋さんに行った。
「いちごショートとチョコレートとモンブランください」
私が注文する。すると店員さんは「はい、分かりました」と言って去ってしまう。
「あのさ、ここって美味しいけど、正直なところ、店員さんの態度悪いよねぇ」
理衣が言った。
「それな」
「確かにー」
「お待たせしました、ケーキ3つです」
「ありがとうございま…」
がらがらがらっ
扉が開いて入ってきたのは四月一日(わたぬき)春奈と野川拓也。
「あ、春奈ちゃん!?」
「春奈ぁ!?と、野川先輩!?」
「四月一日さん?」
そして私たちは、理衣と春奈ちゃんが喧嘩しているのを尻目に、囁きあった。
「野川と同じケーキ屋さんとか、まじ最悪。」
「わかるー。なんでりさんと四月一日さんはあんな奴のこと好きになれるのかなー?」
私たちの学校は中高が合同だ。野川は高校一年生である。
野川は私たちの学年では嫌われ者で有名。でも理衣と春奈だけは好いている。
本当に何故…
そして気づいたら私たちはケーキを食べ終わっていた。なぜか理衣も。
「か、帰ろ。さよなら春奈ちゃん」
「ああ、さようならー」
なんでてめぇが答えるんだ。お前なんかに話しかけてねーんだよ。と、内心で毒づいた。
次の日___
朝の教室。美湖が席に着くと、理衣がすでにスマホをいじりながらニヤニヤしている。
「昨日の春奈、マジでムカついたわ〜」
「まだ言ってるの?」美湖はため息。
そこへ、なさんが教室に入ってきて、明るく声をかける。
「おはよー!昨日のケーキ、最高だったね!」
「うん、でも…」美湖はちらっと理衣を見る。
「理衣、また“好きな人リスト”更新してない?」
「え、してないし!…ちょっとだけ!」
「やっぱりしてるじゃん!」菜月が笑う。
そこに、真美と彩も加わって女子組が集結。
「昨日、春奈ちゃんと野川先輩、何してたの?」
彩ちゃんは興味津々。
「知らないけど、理衣がまた絡んでた」
美湖がぼそっと言うと、理衣がむっとする。
「だって春奈、あんな態度取るんだもん!」
「また恋バトル?」
真美ちゃんはが呆れ気味、と言うか完全に呆れている。
その時、教室のドアが開いて春奈が入ってくる。
「ごきげんよう、みなさま」
理衣と春奈の視線がバチッとぶつかる。
美湖は心の中で「また始まった…」と毒づいた。
しかし、なぜか二人は握手をする。
全員の頭に?が浮かぶ。
仲良いは仲良いで、調子狂うな…