閲覧前に必ずご確認ください
こちらはBL作品です。性的な描写は一切ございませんが、苦手な方はご遠慮頂くようお願い致します。
また、部分的に自殺描写を含めました。露骨な表現はありませんが、ご注意下さい。
家中の電気が消されている。暗くて重い深海のような空気。リビングの窓から差し込む月明かりが、1枚の手紙を照らす。
「世央へ。夕飯は冷蔵庫に入ってます。チンして食べて下さい。母より」
台所の机に置かれた、世央に向けての手紙。形が特段整っているわけでもない手書きの文字。当たり前のように自分に注がれる親からの愛情を思うと、胸が痛む。スイッチを押して電気を付ける元気さえ出ない。世央は浮遊霊のように台所の隅に佇む。ふとカレンダーに目をやる。◯◯月◯◯日。あと数時間で、その日は終わりを迎える。二度と戻っては来ない時間が世央の手をすり抜けて過ぎ去っていく。目には見えていないけれど、黒い煙に覆われているような感覚。息が苦しい。喉の奥に泥が詰まっているような感覚。深海から光を目指して、藻掻きながら水面に泳ぎ上がるように、世央は階段を駆け上がる。黒い煙が執拗に追いかける。身体に纏わりつく煙を払うように藻掻きながら、自室の扉を開けてバタンっと強く閉める。もう二度と、黒い煙を吸ってしまわないように。
重い足取りでベッドに向かい、そのまま倒れ込む。柔らかくて温かいはずの布団も固く、寒く感じる。石のような枕の下に手を突っ込む。ヒンヤリと氷のように冷えた円柱形のもの。それを引っ張り出すと、掴んだ手に冷たい乾いた感触がカラカラと伝わる。数センチ開いた窓から吹き込む凍てついた風に揺られて、色の濃い群青色のカーテンが捲れる。捲れた隙間から、電柱の乾燥した光が差し込む。それが世央の手を照らす。円柱を照らす。
「過剰な摂取はご遠慮ください」
円柱の容器に貼られたラベルの隅に書かれた小さな赤い文字。もはや何の感情も感じ取れなくなってしまった形ばかりの身体。手で容器を揺らすと、白い錠剤がカリカリと音を立てる。ラムネのような錠剤は、容器の底から蓋まで隙間なく詰まっている。光の粒のようだった。深海から見上げた夜空に光る星屑の灯りに恍惚とする。堪らず星屑を口に入れる。美味しくも苦くもないただの円盤形状をかき込む。足りない、足りない。震える指先で光の粒を摘んでは飲み込む。
「世央ー」
世央を呼ぶ蛍の声が耳に響く。
「あ…蛍…」
世央はベッドに仰向けになったまま、天井に腕を伸ばした。震える両手の指先で、蛍の幻影に触れる。世央の虚ろな瞳に映るのは、ありもしない蛍の笑顔。全ての音を拒絶していた世央の耳に語りかけるのは、そこに居もしない蛍の声。
「蛍…ごめんね……」
色褪せていく視界。温もりが自分の身体から逃げていく。宙に浮かぶ蛍の幻影に懸命に手を伸ばす世央の腕は、ガクガクと激しく痙攣する。世央の片目から、透き通った涙が一筋流れた。世央の腕が、パタンと力無く倒れた。何も見えない。聞こえない。触れない。たった今、世央は、人生に終止符を打った。血の気が引いて色の褪せた顔には、寂しそうな笑顔を浮かべたまま。
「世央ぉぉっ!!」
蛍の慟哭。目を開けてみればそこには、沢山の花とお茶を自分の前に置いて咽び泣く蛍の姿があった。全身を黒に包んだ蛍の震える背中を、目を赤くした蝶舞と鈴珠が懸命に擦る。
「世央っ……うっ…オェッ!」
蛍の口から吐かれた、血の混じった胃液。
蛍はただ、世央という言葉しか知らないかのように、世央、世央と呼び続けた。もう返事を聞けないことが分かっているから一層、蛍は空に届けと叫ぶ。
「俺……死んだ…?」
世央はようやく気が付いた。自身の行動がもたらした結果に。自分の目の前で泣き叫ぶ蛍の姿に、世央は罪悪感に苛まれた。そよ風に揺れる菊の花の傍らに、身体を失った世央は、呆然としていた。
[水平線]
世央は日が暮れるまで、何も分からないままその場に立っていた。灰色の縦長の石が、自分の墓であるという事実は見えるが、それが脳で処理されない。脳が処理を拒む。
西日が墓石を突き刺していた夕方が去って、空は紫色に染まり始めた。人気のない山奥の墓地に取り残され、寒さも感じない。温もりも感じない。困惑だけがそこにある。乾いた風が吹いて、枯れた葉が埒もなく散る。散る。散る。そして自分の墓石に降る。降る。降る。
「カサッ…カサッ…」
誰かの足音が山の麓から近付く。真っ直ぐと墓を目指すその足音の主は蛍。既に泣き腫らして流せる涙もないという表情で、世央の墓の前に屈んだ。
「信じらんねぇよ」
蛍は世央の墓石に手を触れる。墓石の冷たさが世央はもういないという事実を残酷に突き付ける。蛍は座った目をしていた。世央はそれを見て、背筋がゾクリとした。生前、鏡に映った自分が目の前にいるような感覚を覚えた。
蛍はズボンのポケットから何かを取り出した。皺が沢山付いた薬包紙のような紙に、サラサラとした白い粉。蛍はそれを、ギュッと右手に握り締め、その拳を眺めた。
「それ…」
世央は、その白い粉に見覚えがあった。以前、恍惚とした表情で真夜中の布団に潜り、興味本位で調べていた時。あまりの恐ろしさに、「これは辞めておこう」とたじろいだもの。野菜の栽培には役に立っても、虫と人間には猛毒。
「やめろ…」
世央の声はもう蛍には届かない。
「やめろ…!蛍!」
蛍は虚ろな眼で、それを見ていた。ビリっと袋を破く。白い粉がパラパラと風に吹かれて少し散る。蛍は最後の一滴の涙を目に浮かべながら、寡黙な墓石に口付けをした。そして、ゴクリと唾を飲み込んで、手の平に広げた白い粉を口に近付ける。
「やめろ!蛍!蛍!誰かァ!!」
ピリリリリと耳に目覚まし時計の音が喧しく響いた。
あ。そうか。これは夢だ。
俺は陽炎で、世央じゃなかった。
陽炎は、目覚まし時計のお陰で、悪夢という地獄から現実に引き戻された。
陽炎は安堵していた。今、自分が見たものが「まだ現実ではない」ことに。だが、このまま行けば「現実になってしまう」。様々な感情の渦に巻き込まれ、陽炎は目眩がした。
[斜体][下線]「朝よ!世央くんが起きる!」[/下線][/斜体]
メラの合図とともに、陽炎は世央の身体を抜けた。メラは既に脱離し終えて、ベットの影で息を潜めていた。バクは、世央の額に口を近付け、必死に悪夢の記憶の片鱗を跡形もなく食べ尽くすような仕草をしていた。世央は滝行終わりのように、全身に汗をかいていた。
「くっそ疲れてんやけど…学校サボろっかな」
世央は昨晩の悪夢を完全に忘れ去ったような顔をしていた。ムクリと起き上がり、汗でずぶ濡れになった寝間着を脱ぎ捨てた。その間、バクはパクパクと口をあちらこちらに近付けては食べた。陽炎にはバクの餌が見えなかったが、もしかしたらバクには悪夢の原因となる何かが見えているのではないかと感じた。
「お母さん、熱出たかも。学校休むわ」
世央が脇腹をポリポリとかきながら、部屋の扉を開けて台所の水を飲みに階段をトントンとゆっくり降りていくと、メラは急いでベットの下から飛び出した。
[斜体][下線]「夢の話は外でしましょ。家の中じゃ話せないわ」[/下線][/斜体]
メラは窓の細い隙間から器用に身体を抜くと、恐れもせずに地面に飛び降りた。そして世央の自宅の裏に広がる雑木林の中に走っていく。
[斜体][下線]「バク。俺らも行こう」[/下線][/斜体]
陽炎はバクの身体を、縫いぐるみでも担ぐように軽く抱くと、窓から身軽に飛び降りてメラの後ろを追った。
[斜体][下線]「陽炎。なんで世央は自分から死にに行っちゃったの?」[/下線][/斜体]
バクのフサフサとした毛先が、陽炎の顎の下をくすぐる。陽炎の視界の端に見える、紅葉が綺麗な裏山。そこは、いずれ世央の墓が出来てしまう場所。陽炎はギュッと唇を強く噛んだ。
[斜体][下線]「それを掴まない限り、誰のことも救えない。蛍の死は世央のせいだけじゃない。きっと」[/下線][/斜体]
世央と蛍は今日も、当たり前のように生きるのだろう。明日も。明後日も。陽炎は切実に願った。朝日と星の光が、彼らを照らしますようにと。どうか影が、闇が彼らを包みませんようにと。
[斜体][下線]「絶対に、救い出してやる」[/下線][/斜体]
「世央へ。夕飯は冷蔵庫に入ってます。チンして食べて下さい。母より」
台所の机に置かれた、世央に向けての手紙。形が特段整っているわけでもない手書きの文字。当たり前のように自分に注がれる親からの愛情を思うと、胸が痛む。スイッチを押して電気を付ける元気さえ出ない。世央は浮遊霊のように台所の隅に佇む。ふとカレンダーに目をやる。◯◯月◯◯日。あと数時間で、その日は終わりを迎える。二度と戻っては来ない時間が世央の手をすり抜けて過ぎ去っていく。目には見えていないけれど、黒い煙に覆われているような感覚。息が苦しい。喉の奥に泥が詰まっているような感覚。深海から光を目指して、藻掻きながら水面に泳ぎ上がるように、世央は階段を駆け上がる。黒い煙が執拗に追いかける。身体に纏わりつく煙を払うように藻掻きながら、自室の扉を開けてバタンっと強く閉める。もう二度と、黒い煙を吸ってしまわないように。
重い足取りでベッドに向かい、そのまま倒れ込む。柔らかくて温かいはずの布団も固く、寒く感じる。石のような枕の下に手を突っ込む。ヒンヤリと氷のように冷えた円柱形のもの。それを引っ張り出すと、掴んだ手に冷たい乾いた感触がカラカラと伝わる。数センチ開いた窓から吹き込む凍てついた風に揺られて、色の濃い群青色のカーテンが捲れる。捲れた隙間から、電柱の乾燥した光が差し込む。それが世央の手を照らす。円柱を照らす。
「過剰な摂取はご遠慮ください」
円柱の容器に貼られたラベルの隅に書かれた小さな赤い文字。もはや何の感情も感じ取れなくなってしまった形ばかりの身体。手で容器を揺らすと、白い錠剤がカリカリと音を立てる。ラムネのような錠剤は、容器の底から蓋まで隙間なく詰まっている。光の粒のようだった。深海から見上げた夜空に光る星屑の灯りに恍惚とする。堪らず星屑を口に入れる。美味しくも苦くもないただの円盤形状をかき込む。足りない、足りない。震える指先で光の粒を摘んでは飲み込む。
「世央ー」
世央を呼ぶ蛍の声が耳に響く。
「あ…蛍…」
世央はベッドに仰向けになったまま、天井に腕を伸ばした。震える両手の指先で、蛍の幻影に触れる。世央の虚ろな瞳に映るのは、ありもしない蛍の笑顔。全ての音を拒絶していた世央の耳に語りかけるのは、そこに居もしない蛍の声。
「蛍…ごめんね……」
色褪せていく視界。温もりが自分の身体から逃げていく。宙に浮かぶ蛍の幻影に懸命に手を伸ばす世央の腕は、ガクガクと激しく痙攣する。世央の片目から、透き通った涙が一筋流れた。世央の腕が、パタンと力無く倒れた。何も見えない。聞こえない。触れない。たった今、世央は、人生に終止符を打った。血の気が引いて色の褪せた顔には、寂しそうな笑顔を浮かべたまま。
「世央ぉぉっ!!」
蛍の慟哭。目を開けてみればそこには、沢山の花とお茶を自分の前に置いて咽び泣く蛍の姿があった。全身を黒に包んだ蛍の震える背中を、目を赤くした蝶舞と鈴珠が懸命に擦る。
「世央っ……うっ…オェッ!」
蛍の口から吐かれた、血の混じった胃液。
蛍はただ、世央という言葉しか知らないかのように、世央、世央と呼び続けた。もう返事を聞けないことが分かっているから一層、蛍は空に届けと叫ぶ。
「俺……死んだ…?」
世央はようやく気が付いた。自身の行動がもたらした結果に。自分の目の前で泣き叫ぶ蛍の姿に、世央は罪悪感に苛まれた。そよ風に揺れる菊の花の傍らに、身体を失った世央は、呆然としていた。
[水平線]
世央は日が暮れるまで、何も分からないままその場に立っていた。灰色の縦長の石が、自分の墓であるという事実は見えるが、それが脳で処理されない。脳が処理を拒む。
西日が墓石を突き刺していた夕方が去って、空は紫色に染まり始めた。人気のない山奥の墓地に取り残され、寒さも感じない。温もりも感じない。困惑だけがそこにある。乾いた風が吹いて、枯れた葉が埒もなく散る。散る。散る。そして自分の墓石に降る。降る。降る。
「カサッ…カサッ…」
誰かの足音が山の麓から近付く。真っ直ぐと墓を目指すその足音の主は蛍。既に泣き腫らして流せる涙もないという表情で、世央の墓の前に屈んだ。
「信じらんねぇよ」
蛍は世央の墓石に手を触れる。墓石の冷たさが世央はもういないという事実を残酷に突き付ける。蛍は座った目をしていた。世央はそれを見て、背筋がゾクリとした。生前、鏡に映った自分が目の前にいるような感覚を覚えた。
蛍はズボンのポケットから何かを取り出した。皺が沢山付いた薬包紙のような紙に、サラサラとした白い粉。蛍はそれを、ギュッと右手に握り締め、その拳を眺めた。
「それ…」
世央は、その白い粉に見覚えがあった。以前、恍惚とした表情で真夜中の布団に潜り、興味本位で調べていた時。あまりの恐ろしさに、「これは辞めておこう」とたじろいだもの。野菜の栽培には役に立っても、虫と人間には猛毒。
「やめろ…」
世央の声はもう蛍には届かない。
「やめろ…!蛍!」
蛍は虚ろな眼で、それを見ていた。ビリっと袋を破く。白い粉がパラパラと風に吹かれて少し散る。蛍は最後の一滴の涙を目に浮かべながら、寡黙な墓石に口付けをした。そして、ゴクリと唾を飲み込んで、手の平に広げた白い粉を口に近付ける。
「やめろ!蛍!蛍!誰かァ!!」
ピリリリリと耳に目覚まし時計の音が喧しく響いた。
あ。そうか。これは夢だ。
俺は陽炎で、世央じゃなかった。
陽炎は、目覚まし時計のお陰で、悪夢という地獄から現実に引き戻された。
陽炎は安堵していた。今、自分が見たものが「まだ現実ではない」ことに。だが、このまま行けば「現実になってしまう」。様々な感情の渦に巻き込まれ、陽炎は目眩がした。
[斜体][下線]「朝よ!世央くんが起きる!」[/下線][/斜体]
メラの合図とともに、陽炎は世央の身体を抜けた。メラは既に脱離し終えて、ベットの影で息を潜めていた。バクは、世央の額に口を近付け、必死に悪夢の記憶の片鱗を跡形もなく食べ尽くすような仕草をしていた。世央は滝行終わりのように、全身に汗をかいていた。
「くっそ疲れてんやけど…学校サボろっかな」
世央は昨晩の悪夢を完全に忘れ去ったような顔をしていた。ムクリと起き上がり、汗でずぶ濡れになった寝間着を脱ぎ捨てた。その間、バクはパクパクと口をあちらこちらに近付けては食べた。陽炎にはバクの餌が見えなかったが、もしかしたらバクには悪夢の原因となる何かが見えているのではないかと感じた。
「お母さん、熱出たかも。学校休むわ」
世央が脇腹をポリポリとかきながら、部屋の扉を開けて台所の水を飲みに階段をトントンとゆっくり降りていくと、メラは急いでベットの下から飛び出した。
[斜体][下線]「夢の話は外でしましょ。家の中じゃ話せないわ」[/下線][/斜体]
メラは窓の細い隙間から器用に身体を抜くと、恐れもせずに地面に飛び降りた。そして世央の自宅の裏に広がる雑木林の中に走っていく。
[斜体][下線]「バク。俺らも行こう」[/下線][/斜体]
陽炎はバクの身体を、縫いぐるみでも担ぐように軽く抱くと、窓から身軽に飛び降りてメラの後ろを追った。
[斜体][下線]「陽炎。なんで世央は自分から死にに行っちゃったの?」[/下線][/斜体]
バクのフサフサとした毛先が、陽炎の顎の下をくすぐる。陽炎の視界の端に見える、紅葉が綺麗な裏山。そこは、いずれ世央の墓が出来てしまう場所。陽炎はギュッと唇を強く噛んだ。
[斜体][下線]「それを掴まない限り、誰のことも救えない。蛍の死は世央のせいだけじゃない。きっと」[/下線][/斜体]
世央と蛍は今日も、当たり前のように生きるのだろう。明日も。明後日も。陽炎は切実に願った。朝日と星の光が、彼らを照らしますようにと。どうか影が、闇が彼らを包みませんようにと。
[斜体][下線]「絶対に、救い出してやる」[/下線][/斜体]
- 1.序章 〜出会い〜
- 2.第一章 蛍の光 〜ランドセル〜
- 3.第一章 蛍の光 〜朝ぼらけ〜
- 4.第一章 蛍の光 〜夜景と鏡〜
- 5.第一章 蛍の光 〜咲き誇る〜
- 6.第一章 蛍の光 〜鈴の音(1)〜
- 7.第一章 蛍の光 〜鈴の音(2)〜
- 8.第二章 青い春 〜ブレザー〜
- 9.第二章 青い春 〜他愛ない〜
- 10.第二章 青い春 〜ひぐらし〜
- 11.第二章 青い春 〜パンドラ〜
- 12.第二章 青い春 〜ポップコーン〜
- 13.第二章 青い春 〜涙の跡〜
- 14.第二章 青い春 〜解放〜
- 15.第三章 流れ星の瞬き 〜再会〜
- 16.第三章 流れ星の瞬き 〜知らん振り〜
- 17.第三章 流れ星の瞬き 〜夜にトケル〜
- 18.第三章 流れ星の瞬き 〜息を吐く〜
- 19.第三章 流れ星の瞬き 〜1:00〜
- 20.第三章 流れ星の瞬き 〜カウントダウン〜
- 21.第四章 怪なるモノたち 〜影〜
- 22.第四章 怪なるモノたち 〜双尾の妖猫〜
- 23.第四章 怪なるモノたち 〜縁〜
- 24.第四章 怪なるモノたち 〜匂う世界〜
- 25.第四章 怪なるモノたち 〜繋ぐ〜
- 26.第四章 怪なるモノたち 〜悪夢〜
- 27.第五章 夢のオハナシ 〜予定された未来〜
- 28.第五章 夢のオハナシ 〜既に始まっている〜
- 29.第五章 夢のオハナシ 〜広大なこの世界で〜
- 30.第五章 夢のオハナシ 〜蝕む、恋心〜