「なあ、ものすごく言ってはいけないこと言ってもいいか?」
こんなことを口走ったのは他でもない和義だった。
いつもの時候の挨拶はどこへいったのやら。正直言うといい加減季節が変わらないこの世界にもうんざりなのである。
「構わんぞ。」
拓弥が仕方ないとでも言うかのようにさらりと許可をすると、和義が話し始めた。
「いやさ、このシリーズってさ。目指すところはシュールギャグなわけじゃん?」
「まあ、そうだな」
「それは違いないだろう。」
「でも実際問題限界があるよな?」
……コイツ、言いやがった。
「小説っていうさ、伝承手段が文字のみじゃあ書きたいものも描けないよなって」
「……か、和義?」
「ましてや俺らは観客を状況と会話だけで笑わせなきゃいけないだろ?」
こいつ止まらねえ!!
「ちょ、ちょタイムタイム」
「で、新キャラとか出そうにも特徴が分からなきゃみんな同じ話し方のボットの会話じゃん」
「もうその辺にしとけッ!!」
「最初は目指すところギャグ小説だったけれど今別シリーズで忙しいみたいだし?」
「ストォォォォップ!!」
ここで止めねば。でなければ……死!
「……お前いきなり大声出すとか頭イカれてんじゃね?」
「お前ほどじゃあねぇよ!!」
「ほら、トゲトゲの吹き出しがないからやっぱ迫力にかけるよな」
「ほら、じゃねえよ!!悪かったな迫力がないツッコミでよおッ!!」
「……これは小説的革命が必要だな。」
「革命?」
「そうだ。フランス、ロシアときて次は想造部。この状況を瓦解する大革命の必要がある。」
「そうは言っても、お前どうすんだよ。この小説を漫画化してくれる人なんて金積んでもいねえぞ」
「新キャラだ。」
新キャラかぁ。
確かに大事な要素だけれど。新キャラかぁ。
「どんなキャラが欲しいんだよ」
「こう、ヒロイン的?存在。」
曖昧だなオイ。
「あ、でもヒロインならいるじゃん。小林さん」
「あれは断じてヒロインじゃねぇ!!」
和義がカタカタと震え出して叫ぶ。もはや一種のトラウマに近い。
「いやヒロインってのは、例えば幼馴染とか、例えば特殊性癖とかだろ?」
「……全部小林さんで事足りるじゃん」
「嫌だぁぁぁぁああ!!」
「ほら、コイツが嫌がるんだもん。」
「じゃあヒロインは諦めろ」
「いや、必要だ。」
「…‥俺に案がある」
「和義から出てくる案とか不安でしかねえ」
「ああ。あまり期待しないでおこう。」
「聞いて驚くなよ?」
もうそのセリフを言うってことは驚くことが決まってんだよ。
「他クラスから引っ張ってくるんだよ」
……あれ、意外とマトモ?
「……マトモすぎて驚いた。」
「だろ?俺もやるときにはやるんだよ」
「さすが部長。」
「じゃあ、部長命令ね。話しかけに行って」
「は?」
「え?」
「え?」
……やっぱコイツバカだろ。
「いや今のはお前に何かツテがあるからの案じゃないの?!」
「全くないけど」
「よくそんな発案ができたなぁ!!」
「あ、じゃあこうするか」
「しっかりしてくれよ部長。」
「小林さんに他クラスに話しかけに行ってもらうよう頼もう」
「……いいんじゃないか?」
「だろ?」
「……お前わかって言ってんのか?」
「何が?」
「何がって。誰かが小林さんに話しかけに行く必要があるってことだよ」
「…………」
「……部長?」
「じゃあ、部長命令。誰か行ってこいっ!!」
やっぱりコイツはバカだ。
こんなことを口走ったのは他でもない和義だった。
いつもの時候の挨拶はどこへいったのやら。正直言うといい加減季節が変わらないこの世界にもうんざりなのである。
「構わんぞ。」
拓弥が仕方ないとでも言うかのようにさらりと許可をすると、和義が話し始めた。
「いやさ、このシリーズってさ。目指すところはシュールギャグなわけじゃん?」
「まあ、そうだな」
「それは違いないだろう。」
「でも実際問題限界があるよな?」
……コイツ、言いやがった。
「小説っていうさ、伝承手段が文字のみじゃあ書きたいものも描けないよなって」
「……か、和義?」
「ましてや俺らは観客を状況と会話だけで笑わせなきゃいけないだろ?」
こいつ止まらねえ!!
「ちょ、ちょタイムタイム」
「で、新キャラとか出そうにも特徴が分からなきゃみんな同じ話し方のボットの会話じゃん」
「もうその辺にしとけッ!!」
「最初は目指すところギャグ小説だったけれど今別シリーズで忙しいみたいだし?」
「ストォォォォップ!!」
ここで止めねば。でなければ……死!
「……お前いきなり大声出すとか頭イカれてんじゃね?」
「お前ほどじゃあねぇよ!!」
「ほら、トゲトゲの吹き出しがないからやっぱ迫力にかけるよな」
「ほら、じゃねえよ!!悪かったな迫力がないツッコミでよおッ!!」
「……これは小説的革命が必要だな。」
「革命?」
「そうだ。フランス、ロシアときて次は想造部。この状況を瓦解する大革命の必要がある。」
「そうは言っても、お前どうすんだよ。この小説を漫画化してくれる人なんて金積んでもいねえぞ」
「新キャラだ。」
新キャラかぁ。
確かに大事な要素だけれど。新キャラかぁ。
「どんなキャラが欲しいんだよ」
「こう、ヒロイン的?存在。」
曖昧だなオイ。
「あ、でもヒロインならいるじゃん。小林さん」
「あれは断じてヒロインじゃねぇ!!」
和義がカタカタと震え出して叫ぶ。もはや一種のトラウマに近い。
「いやヒロインってのは、例えば幼馴染とか、例えば特殊性癖とかだろ?」
「……全部小林さんで事足りるじゃん」
「嫌だぁぁぁぁああ!!」
「ほら、コイツが嫌がるんだもん。」
「じゃあヒロインは諦めろ」
「いや、必要だ。」
「…‥俺に案がある」
「和義から出てくる案とか不安でしかねえ」
「ああ。あまり期待しないでおこう。」
「聞いて驚くなよ?」
もうそのセリフを言うってことは驚くことが決まってんだよ。
「他クラスから引っ張ってくるんだよ」
……あれ、意外とマトモ?
「……マトモすぎて驚いた。」
「だろ?俺もやるときにはやるんだよ」
「さすが部長。」
「じゃあ、部長命令ね。話しかけに行って」
「は?」
「え?」
「え?」
……やっぱコイツバカだろ。
「いや今のはお前に何かツテがあるからの案じゃないの?!」
「全くないけど」
「よくそんな発案ができたなぁ!!」
「あ、じゃあこうするか」
「しっかりしてくれよ部長。」
「小林さんに他クラスに話しかけに行ってもらうよう頼もう」
「……いいんじゃないか?」
「だろ?」
「……お前わかって言ってんのか?」
「何が?」
「何がって。誰かが小林さんに話しかけに行く必要があるってことだよ」
「…………」
「……部長?」
「じゃあ、部長命令。誰か行ってこいっ!!」
やっぱりコイツはバカだ。