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探偵は眠らない!

#16

4話 見知らぬ、街道 2

「ごめんねぇ、実はもう見つかってて…」
 ……え?
「そ、そうですか…」
「悪いけど、他を当たってくれるかしら?」
 そう言うと、パタンと軽い音をたてて扉が閉まる。

 遡ること一時間前…。

 俺が先に向かったのは掃除の依頼。ひとまず仕事内容がはっきりしているやつから行こうという算段だ。
 まあ、俺自身が掃除好きというのもある。
 自身の強みを活かした仕事というのが長続きの秘訣とかなんとか、どっかで見たことがあるような気がするから、とりあえず興味本位で行くことにした。

 依頼先は年季の入った宿。二階建ての木造建築なのだが、頭に大きく設置されている看板は斜めに傾いていて、窓はつぎはぎだらけ。ここが俺の新しい職場になるのだろうかと期待しながら足を運んだわけだが…。

 ご存知の通りだ。
 気のよさそうなおばちゃんが出てきて、仕事の話をしたらあっさりと断られてしまった。
 もし次の仕事も断られたら俺はどうしていけばいいだろうか?公務員のような職はないのだろうか?最悪奴隷商かどっかで買い取ってもらうしかない。それか、うん、自決しよう。こんな簡単に命を投げ出しちゃいけないが、それは本当の意味で最終手段だ。
 この怪しげな仕事に賭けるしかない。

 ビラに書いてあった住所の元へと辿り着く頃には、辺りはすっかり薄暗くなっていた。これが黄昏時というやつなんだろうか?
 目の前にあるのは屋根が平らな二階建てのレンガビル。アメリカとかにありそうな雑居ビルのような見た目で、一階の電気のみが点いている。ということは家主はいるな。
 小さな階段を登ってドアの隣にあるインターホンらしきボタンを押す。チリリリとやけに弱々しい音を出すと、しばらくしてドアが開いた。

作者メッセージ

風邪引いた

2025/11/10 13:29

ゐぬい
ID:≫ 18yayKY/7LFxA
コメント

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探偵推理異世界転生ギャグコメディ魔法

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