まあ、お腹壊すようなことはない、というのはパッケージからわかるし、明らか変な味がするわけでもない。
むしろうまい。
「もう一個もらってもいいか?」
「ああ、構わんさ。」
「いやあうまいなこれ。バターの風味がこう、何ていうか。鼻の辺りに残って。甘じょっぱいな」
「気に入ってもらえてよかったよ。」
俺は口をパサパサにしながら聞く。
「これ、どこで買ったんだ?俺でも作れっかな…」
クッキーの粉がハラハラと手に落ちるのがわかる。
「材料みれば作れるんじゃないか?」
冗談交じり笑って拓弥が言う。
「確かにな」
こういうのは包装袋の裏に書いてあったりする。
「……へぇ、やっぱバターだ。ココナッツねぇ」
隠し味というやつなんだろうか?味だけでは感じることのできない食材が意外にも多い。
「……ん?」
4.26という文字がドットで書いてある。…あれ?
もしやとは思うが…。
「…お前、コレ賞味期限切れてね…?」
ギクッとなる拓弥。
そして静かに言う。
「…そういうことだ。」
「…どういうことだよッ!」
すかさずみぞおちを殴る。
「ま、待てっ…!」
苦しそうに息をしながら言葉を絞り出した。
「お前…さっきなんて言ったか覚えてるか…?」
「…さっき?」
確か…材料確認して、なんで確認したんだ…?それは作ろうかと思ったからで……
「うまい。そう言ってたよn…グフッ。」
「オレハ、ナニモ、イッテナイ」
後ろの方でドサッという鈍い音がした。
証拠隠滅、完了。
この日以降、クッキーはもってのほか、差し入れなどという話は誰一人としてしなかった
むしろうまい。
「もう一個もらってもいいか?」
「ああ、構わんさ。」
「いやあうまいなこれ。バターの風味がこう、何ていうか。鼻の辺りに残って。甘じょっぱいな」
「気に入ってもらえてよかったよ。」
俺は口をパサパサにしながら聞く。
「これ、どこで買ったんだ?俺でも作れっかな…」
クッキーの粉がハラハラと手に落ちるのがわかる。
「材料みれば作れるんじゃないか?」
冗談交じり笑って拓弥が言う。
「確かにな」
こういうのは包装袋の裏に書いてあったりする。
「……へぇ、やっぱバターだ。ココナッツねぇ」
隠し味というやつなんだろうか?味だけでは感じることのできない食材が意外にも多い。
「……ん?」
4.26という文字がドットで書いてある。…あれ?
もしやとは思うが…。
「…お前、コレ賞味期限切れてね…?」
ギクッとなる拓弥。
そして静かに言う。
「…そういうことだ。」
「…どういうことだよッ!」
すかさずみぞおちを殴る。
「ま、待てっ…!」
苦しそうに息をしながら言葉を絞り出した。
「お前…さっきなんて言ったか覚えてるか…?」
「…さっき?」
確か…材料確認して、なんで確認したんだ…?それは作ろうかと思ったからで……
「うまい。そう言ってたよn…グフッ。」
「オレハ、ナニモ、イッテナイ」
後ろの方でドサッという鈍い音がした。
証拠隠滅、完了。
この日以降、クッキーはもってのほか、差し入れなどという話は誰一人としてしなかった