文字サイズ変更

探偵は眠らない!

#3

1話 ようこそ御都合主義者の天界へ 3

「てんせい?」
 転生ってあの?
「転生です」
「…いや、わかるんだけどさ」
 転生ってマジであるのかよ。
「で、女神様はどこに俺を飛ばしてくれるんだ?」
「………」
「女神?」
「あっいや、そのですね。なんか割り切ってるなぁって」
「…まあ、未練なんてないしな」
 友人も多かったわけじゃない。一応高校生ではあるが、クラスで目立ってたわけでもなく、彼女がいたわけでもなく。よく言って平凡、悪く言って飾り気のない人生だったわけだ。
「…転生先ですが、リクエストができます。その場合は転生まで三日ほどかかりますが」
「リクエスト?」
「ハイ!こんな星がいいとか、こんなものになりたいとか、人によって全く違うんですよね〜」
 なるほどな。転生ってのはポンポンやるものかと思えば、しっかりとした手続きがあるらしい。まあ、引っ越しだと思えばそうか。
「まあ、とりあえず、カウンターの方に行きましょうか」
 そう言われて気付いた。周りを見渡せば、何もない、地平線まで白い空間が広がっていた。
「精神となんちゃらの部屋みたいですよね」
 言っていいのか、それ。
「では、着いてきてください」
 そう言ってすくっと立ち上がると、少し奥側にドアが現れた。
 俺も置いていかれないように、慌ててその後ろを追いかける。
 女神がそのドアを開くと、そこには信じられない光景があった。優しい光の差し込むドーム型の天窓に、円形になった廊下は、一番下まで光が届くようにと吹き抜けになっている。やはり他にも人がいるようだが、みんな実質死んでるのか…。
「改めまして、ようこそ天界へ!」
「…すげえな」
 目の前の光景に圧巻された俺にはこんな言葉しか出なかった。

作者メッセージ

はやく探偵出せって?
まあ、待て。

2025/09/29 17:58

ゐぬい
ID:≫ 18yayKY/7LFxA
コメント

この小説につけられたタグ

探偵推理異世界転生ギャグコメディ魔法

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はゐぬいさんに帰属します

TOP