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想造部の最悪な駄作

#14

二章 事由取調室 5

 俺にもツキが回ってきたようだな。中華料理店にあるターンテーブルのように、今度は俺が好機な戦況へと変わった。
「さて、ここまで両者譲らずの激しい攻防戦が繰り広げられました。現在伊月ヘンチ、6六で王は7六。高野ヘンチ、5四と8四で王は2一にいます。番は高のですが沼一歩手前で膠着状態でしょうか。どのヘンチを出しても取られてしまいます!」
「…まさかお前がやるとはな。」
 拓弥が急にボソリと呟いた。
「何をやるっていうんだ?」
「これは…『一夫一婦』だ…!」
 日頃思うのだがお前のそのネーミングセンスはどうかしてると思うぞ。
 去年もだ。文化祭のクラスの出し物で、お決まりの喫茶店をすることになったのだが、大事な店名の集案のとき、真面目な顔で

「喫茶店『鳩尾』なんてどうだ?」
「みぞおち?」
 当然クラス中が疑問符に包まれる。
「そう、鳩尾。」
「なんだその名前。店に入ったらいきなり殴られそうで怖いわ」
「それか『ビックコーヒー』とか」
「選択肢が最悪すぎるな!というか趣味悪いぞお前。頼んでもいないメニューをどんどん持ってきてアホほど請求してきそうな喫茶店だな」

 という具合だ。分かったであろう?コイツは頭のネジが外れている。それも一本ではなく何十本も。
「ここで出ました。『一夫一婦』!!王とヘンチの二人が沼に籠城するとき、この技が発動されます。高野、一歩有利だと思われていた状況から苦しい戦いが強いられます」
「なるほど。だから一夫一婦なんか…。いや…なるほど…?」
 まあよくわからんが、とりあえず今俺が優位になったわけだ。戦況が変われば拓弥の顔も変わる。苦虫噛み潰したらこんな顔になるのかなと思いつつ、拓弥の一手を冬眠中の熊のごとく長々と待った。
「さあ、ここに来て手詰まりですかね。…おっとここで王を3一に進めました。これは苦肉の策です!」
 …甘いな。
「伊月王が7五へと動きました」
 もうこいつは分かっているだろう。
 俺の考えに返事をするかのようにチラリとこちらを見ると、諦めたかのように王を動かした。
「高野、王を戦地へと向かわせるかのように4一に移動させますが、間に合いません…。そして高野ヘンチは虚しくも伊月王の前に敗れました!これで二対二になりました!」
 さあ、追いついたぞ。何気に俺も慣れてきたな。やっぱり、爽快アクションゲームとか、直感に頼りすぎたものをやりすぎるとダメだな。頭は動かさなきゃ固まってしまう。
 高野というと、ここから形勢逆転を見出そうとしているのか、ずっと盤を睨んでいる。ここからどうするのか。


 さて、ここまでダラダラとやってきたわけだが、この試合の結論から話そう。

作者メッセージ

やべえ
6 書き終わってねぇぇぇぇえええ

2024/12/01 19:36

ゐぬい
ID:≫ 18yayKY/7LFxA
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ギャグコメディ高校生

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