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君の好きは、どの好き?

#40

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翌日。
仲直りしたはずなのに、律は朝からどこかぎこちなかった。

遥が教室に入ると、律はなぜか急に姿勢を正し、
教科書を開いて“読んでるフリ”を始める。

遥は首をかしげた。

「律、今日なんか変じゃない? 熱ある?」

「……ない」

「じゃあお腹痛い?」

「痛くない」

「じゃあ……眠い?」

「……普通」

律はどんどん返事が短くなる。
遥はますます心配になって、机に身を乗り出した。

「昨日、仲直りしたのに……なんでそんなに固いの?」

「固くねぇし」

固い声で言う律。
完全に固い。

そこへ瀬尾がやってきた。

「お前ら、またなんかあったの?」

律は即座に否定する。

「何もねぇよ、瀬尾」

遥は素直に答える。

「律が固いの」

「固くねぇって言ってんだろ!」

瀬尾はため息をついた。

「……仲直りしたんじゃなかったのかよ」

律は瀬尾を睨む。
遥は「仲直りしたよ?」と笑う。

三人の温度差がすごかった。

2026/07/12 20:29

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