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グロい、痛々しいとまでは行きませんが、一応打倒主人公なので、殴り合いになるシーンもあると思います。あと、普通にいろんないみでイタい場面や、気まずい雰囲気のシーンも出てくると思います。ガラスのハート、共感性羞恥心が大きい人達は読むのがきついかもしれません。
…………ソンナヒトイナイトオモウケドネ
「[太字][大文字][明朝体]こんなの絶対に認めねぇぞー!!!!!!!!!!![/明朝体][/大文字][/太字]」
…とは言ったものの、俺みたいな人間一人で何ができるって話だよな。相手は天使だぞ。
[太字] …諦めるしかないってのか…?[/太字]
[太字]「そんなの嫌よー!!」[/太字]
「!? 誰かいるのか?花畑の方から聞こえたぞ!」
花畑につくと、さっきのクソ天使と誰かが話していた。その人は豪華なドレスを着ていて…お姫様なのか?
「だーかーらー、君はそういう役割だったの!…もーう!さっきの人といい、この人といい、なんで人間ってこんなに諦めが悪いの!せっかく天国に来れたんだからいいじゃーん。」
「天国に来たって王子様はいないではありませんか!私は王子様のために一生懸命ドレスを選び、お化粧の勉強も頑張ったというのに、この仕打ちはあんまりです!」
「安心してよ!天使の中にもイケメンはたくさんいるよ!ほら、僕だってイケメンでしょ?」
「…性格が悪い!」
それな
「性格が悪い!?これは仕事の一環であって、嫌がらせのために君たちを天国につれてきたわけじゃないよ!」
「仕事の一環といえど『運の尽きだねー』とか『可愛そうだけどー』とか!どう考えても煽っていますわ!」
いいぞもっと言ってやれ
「うぅ〜…あ、もう次の仕事の時間だからーバイバーイ」
クソ天使は俺にやったように手をふっていっちまった。逃げるなよ!
「会話を聞いてみたけど…あのお姫様もどうやら俺と同じらしいな。」
話しかけてみることにした。
「…この私が…姫である私が…」
どう話しかけよっかなー…まあ姫だし、敬意を払っておくか。
「あのー、大丈夫ですか?めっちゃ泣いてますけど」
「…どちら様でしょうか?あなたも天使なのですか?」
とんでもねぇ!あんなやつと同じにされたくねぇよ!
「いいえ、俺もあなたと同じで天国に来たものです。俺の生前は…」
俺がかませ犬であったことを伝えると、お姫様は驚いて話し始めた。
「なんと…!私も形はちがえどそのような役割でしたわ。」
俺の予想は正しかったようだ。
「私はラピスラズリ王国の王女である、リバルと申しますわ。私はここに来る前、隣国のフェナストラ王国の舞踏会に参加していましたの。フェナストラ王国の王子様はとても美しくて、私を含めた多くの女性が一目惚れして、一緒に踊ろうと舞踏会に参加しに来ましたの。私は大広間にて王子様を見つけ、一緒に踊ろうと誘おうとしたわ。でも、衝撃的なものを見てしまった…」
お姫様は悔しそうに言った。
「王子様が掃除係に話しかけていましたの!『僕はあなたが好きなんだ!』と。『僕に踊ろうと誘う人たちはみんな外見ばかり気にしている。でも君は違う!優しい心を持っているのだ。』とか言っちゃって。天使の話によれば、私はあの掃除係が王子様とダンスを踊れるようにするためだけの存在だったらしいわ!」
その後もお姫様は泣きながら人生の最後を話した。
どうやら、「まってください!王子様、私のほうが美しく踊れますわ!」と言って実力を見せるために舞い始めたが、足をすべらせて階段から落ちてしまい、死んでしまったという。…最後に聞いた言葉は、
「[太字][明朝体]ほらね、僕のところに来るのはああやって自分のほうが、自分のほうがと言う人達なんだ。でも、君は違うんだ[/明朝体][/太字]」
…だった。階段から落ちたことに対する慰めではなかった。
…この人も同じなんだな。
「私は…小さい頃から勉学に励み、両親から期待されていた。私は、愛されていると思っていた。…でも、私はどうやらただのモブだったみたいね。」
そうか、俺ら、モブなんだ。……無駄なあがきかもしれない。でも…俺たちだって目立ちたい!
「リバルさん、バカみたいなことだとは思いますけど…俺達で、クラブ結成しませんか?打倒主人公を掲げて。」
まあ予想通り、お姫様は困惑した表情で聞いてきた。
「打倒主人公…?そんな!私達は主役になれなかった存在なのよ。何をしても、誰も見向きしないわ!」
彼女の言っていることは間違いない。
「[小文字]でも俺は[/小文字]」…誰かの影に埋もれたとしても、どんな無駄でばかみたいな事でも、やりたいんだ!誰にも見向きされないことだってあると思う。でも、[大文字][太字][明朝体]努力より運命が勝つ世界は絶対に嫌だ![/明朝体][/太字][/大文字]」
「…!」
「だから、一緒に証明しようじゃありませんか。努力は必ず報われるって!」
…熱くなってしまった。恥ずかしい。
「ふふ、あなた面白いわね。運命に対抗することは神様に対抗するのと同じってことなのに。…私も一緒に証明する。」
お姫様はつけていたティアラを外して言った。
「今日から私はみんなに守られるお嬢様じゃないわ!血の滲むような努力をして、みんなに認めてもらうのよ。ぜったいにヒロインになってみせるわ!待ってなさいよ、掃除係め!」
…なんか、俺よりもやる気あるじゃねぇかよ。まあいいや。
「そうと決まれば結成だな。[太字]かませ犬クラブ![/太字]」
「名前ださいわね。」
俺とリバルは、花畑にあるマンションの一室を拠点にして、クラブを結成した。
…天国にもマンションってあるんだな。
「らしいですよ、大天使様!」
天使リエルは、二人のやり取りが映し出された水晶玉を持ち上げて言った。
大天使と呼ばれた人物は、微笑んだ。
「運命に対抗するとは…すごい人間もいたものだな。」
「大天使様的にはどうなんですか?このお姫様…いや今はお姫様じゃないんだっけ?リバルが言ってたとおり、運命に対抗することは神様や大天使様に逆らうのと同じことですよね?」
「そうね。たしかに無駄なあがきかもしれない。でもいいじゃない。面白そうだし、ちょっと見ていてみましょう。」
大天使はそう言うと、大きなもんを開いて奥の部屋へ行ってしまった。
一人残された天使リエルは、もう一度水晶玉を覗いて呟いた。
「たしかにおもしろい。二人は主役になれるのかな?」
水晶玉には、つぶあん派かこしあん派かをめぐって殴り合いになった二人が映っていた。
「…だめそうだな。」
…とは言ったものの、俺みたいな人間一人で何ができるって話だよな。相手は天使だぞ。
[太字] …諦めるしかないってのか…?[/太字]
[太字]「そんなの嫌よー!!」[/太字]
「!? 誰かいるのか?花畑の方から聞こえたぞ!」
花畑につくと、さっきのクソ天使と誰かが話していた。その人は豪華なドレスを着ていて…お姫様なのか?
「だーかーらー、君はそういう役割だったの!…もーう!さっきの人といい、この人といい、なんで人間ってこんなに諦めが悪いの!せっかく天国に来れたんだからいいじゃーん。」
「天国に来たって王子様はいないではありませんか!私は王子様のために一生懸命ドレスを選び、お化粧の勉強も頑張ったというのに、この仕打ちはあんまりです!」
「安心してよ!天使の中にもイケメンはたくさんいるよ!ほら、僕だってイケメンでしょ?」
「…性格が悪い!」
それな
「性格が悪い!?これは仕事の一環であって、嫌がらせのために君たちを天国につれてきたわけじゃないよ!」
「仕事の一環といえど『運の尽きだねー』とか『可愛そうだけどー』とか!どう考えても煽っていますわ!」
いいぞもっと言ってやれ
「うぅ〜…あ、もう次の仕事の時間だからーバイバーイ」
クソ天使は俺にやったように手をふっていっちまった。逃げるなよ!
「会話を聞いてみたけど…あのお姫様もどうやら俺と同じらしいな。」
話しかけてみることにした。
「…この私が…姫である私が…」
どう話しかけよっかなー…まあ姫だし、敬意を払っておくか。
「あのー、大丈夫ですか?めっちゃ泣いてますけど」
「…どちら様でしょうか?あなたも天使なのですか?」
とんでもねぇ!あんなやつと同じにされたくねぇよ!
「いいえ、俺もあなたと同じで天国に来たものです。俺の生前は…」
俺がかませ犬であったことを伝えると、お姫様は驚いて話し始めた。
「なんと…!私も形はちがえどそのような役割でしたわ。」
俺の予想は正しかったようだ。
「私はラピスラズリ王国の王女である、リバルと申しますわ。私はここに来る前、隣国のフェナストラ王国の舞踏会に参加していましたの。フェナストラ王国の王子様はとても美しくて、私を含めた多くの女性が一目惚れして、一緒に踊ろうと舞踏会に参加しに来ましたの。私は大広間にて王子様を見つけ、一緒に踊ろうと誘おうとしたわ。でも、衝撃的なものを見てしまった…」
お姫様は悔しそうに言った。
「王子様が掃除係に話しかけていましたの!『僕はあなたが好きなんだ!』と。『僕に踊ろうと誘う人たちはみんな外見ばかり気にしている。でも君は違う!優しい心を持っているのだ。』とか言っちゃって。天使の話によれば、私はあの掃除係が王子様とダンスを踊れるようにするためだけの存在だったらしいわ!」
その後もお姫様は泣きながら人生の最後を話した。
どうやら、「まってください!王子様、私のほうが美しく踊れますわ!」と言って実力を見せるために舞い始めたが、足をすべらせて階段から落ちてしまい、死んでしまったという。…最後に聞いた言葉は、
「[太字][明朝体]ほらね、僕のところに来るのはああやって自分のほうが、自分のほうがと言う人達なんだ。でも、君は違うんだ[/明朝体][/太字]」
…だった。階段から落ちたことに対する慰めではなかった。
…この人も同じなんだな。
「私は…小さい頃から勉学に励み、両親から期待されていた。私は、愛されていると思っていた。…でも、私はどうやらただのモブだったみたいね。」
そうか、俺ら、モブなんだ。……無駄なあがきかもしれない。でも…俺たちだって目立ちたい!
「リバルさん、バカみたいなことだとは思いますけど…俺達で、クラブ結成しませんか?打倒主人公を掲げて。」
まあ予想通り、お姫様は困惑した表情で聞いてきた。
「打倒主人公…?そんな!私達は主役になれなかった存在なのよ。何をしても、誰も見向きしないわ!」
彼女の言っていることは間違いない。
「[小文字]でも俺は[/小文字]」…誰かの影に埋もれたとしても、どんな無駄でばかみたいな事でも、やりたいんだ!誰にも見向きされないことだってあると思う。でも、[大文字][太字][明朝体]努力より運命が勝つ世界は絶対に嫌だ![/明朝体][/太字][/大文字]」
「…!」
「だから、一緒に証明しようじゃありませんか。努力は必ず報われるって!」
…熱くなってしまった。恥ずかしい。
「ふふ、あなた面白いわね。運命に対抗することは神様に対抗するのと同じってことなのに。…私も一緒に証明する。」
お姫様はつけていたティアラを外して言った。
「今日から私はみんなに守られるお嬢様じゃないわ!血の滲むような努力をして、みんなに認めてもらうのよ。ぜったいにヒロインになってみせるわ!待ってなさいよ、掃除係め!」
…なんか、俺よりもやる気あるじゃねぇかよ。まあいいや。
「そうと決まれば結成だな。[太字]かませ犬クラブ![/太字]」
「名前ださいわね。」
俺とリバルは、花畑にあるマンションの一室を拠点にして、クラブを結成した。
…天国にもマンションってあるんだな。
「らしいですよ、大天使様!」
天使リエルは、二人のやり取りが映し出された水晶玉を持ち上げて言った。
大天使と呼ばれた人物は、微笑んだ。
「運命に対抗するとは…すごい人間もいたものだな。」
「大天使様的にはどうなんですか?このお姫様…いや今はお姫様じゃないんだっけ?リバルが言ってたとおり、運命に対抗することは神様や大天使様に逆らうのと同じことですよね?」
「そうね。たしかに無駄なあがきかもしれない。でもいいじゃない。面白そうだし、ちょっと見ていてみましょう。」
大天使はそう言うと、大きなもんを開いて奥の部屋へ行ってしまった。
一人残された天使リエルは、もう一度水晶玉を覗いて呟いた。
「たしかにおもしろい。二人は主役になれるのかな?」
水晶玉には、つぶあん派かこしあん派かをめぐって殴り合いになった二人が映っていた。
「…だめそうだな。」