???「ん?」
暗い一室の中にいる、白い仮面をつけた青年(?)が、不意にこちらを向く。
「あぁ…君たちが……。」
神R「……とりあえずRとでも名乗っておこうか?」
「まずは、この世界に、私と共に干渉してくれたこと、深く感謝するよ。」
「君たちがいなければ、私はこんな世界を作れなかっただろうね。」
「……ふむ…その顔は……、」
「どうやら、コレの事について知りたいみたいだね?」
Rは、ネックレスを取り出す。
風嵐颯や九重玉雲がつけている物と全く同じものを。
「……いいでしょう。」
「このネックレスは、私が創造した特殊な代物だ。」
「こいつをつければ、個人差はあるものの、自分の能力を上げることができる。」
「新しい能力が発現したり……まぁ、色々だな。」
「つまり、これさえつければ、どんなに弱いやつでも強くなれる。」
「ただ……、」
「どんなものにもデメリットはある。」
「こいつもそうだ。」
「例えば、脳が侵食され、思考が汚染されたり……。」
「次第に体が侵食されて……、」
「……いや、これ以上はやめておこう。」
「それにしても、まさか十川がもう既につけているとは思わなかったな。」
「恐らく、着け始めてもう既に何日も経過しているはずだから、デメリットがそろそろ現れるんじゃないかな?」
「特に強くなった感じもしなかったのにね。」
「いつか落とした時に、あいつが拾ったのかな…?」
「ま、そんなことはどうでもいい。」
「今は目の前で起こっていることに集中しよう。」
颯side
召喚された化け物はこちらに気付くと、猛スピードで向かってくる。
風嵐「!!」
僕は急いで鎌を構えて、攻撃を受け止める。
ガキッ
「グッ…!」
なんとか受け止めることが出来たものの、ハヤブサの化け物はすぐにまた突っ込んでくる。
僕は鎌を持ち直し、
「“acceleration”!」
能力で一気に加速し、鎌で魔物を切り裂こうとする。
だが、
「!?」
魔物の外皮は硬く、鎌が弾かれる。
ハヤブサの魔物の翼が、僕の腕を掠める。
「ッ…!」
そこから血が流れるが、すぐに回復能力で治す。
しかし、
ビュンッ
後ろから強風が吹く。
背後では、プテラノドンの魔物が羽ばたいていた。
「!!」
体勢が不安定だった僕は、思い切り後ろに吹き飛ばされる。
僕は、鎌の[漢字]柄[/漢字][ふりがな]え[/ふりがな]の部分を地面に引っ掛けてブレーキをかける。
柄が少しばかり折れたようだ。
そんなことお構い無しに、ハヤブサの魔物が突っ込んでくる。
知能でもあるのだろうか、緊密な連携を取ってくる。
(マズイなぁ…。)
下手したら死ぬ。
そう、間違いなく。
ハイスピードで突っ込んでくるハヤブサの魔物。
そこにピンポイントで、援護(僕にとっては追撃)の強風を送り込んでくる。
(こんなところで同属と戦うとは思ってなかったな……魔物だけど。)
僕は心の中でそうぼやく。
これほどまで同属に殺意を抱いたことはないかもしれない。
僕は周りを見回したが、ハヤブサの姿が見当たらない。
「…どこに行った…?」
僕が呆然と立っていると、
グサッ
「グフッ…!!」
後ろから何かに刺された。
ハヤブサだ。
一瞬にして僕の後ろに回り込んだのだろう。
奴の[漢字]嘴[/漢字][ふりがな]くちばし[/ふりがな]が、赤く染まり、僕の胴体を突き刺していた。
口から、鮮血が溢れてくる気がした………。
こんなとこで、終わるわけにはいかない。
[水平線]
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暗い一室の中にいる、白い仮面をつけた青年(?)が、不意にこちらを向く。
「あぁ…君たちが……。」
神R「……とりあえずRとでも名乗っておこうか?」
「まずは、この世界に、私と共に干渉してくれたこと、深く感謝するよ。」
「君たちがいなければ、私はこんな世界を作れなかっただろうね。」
「……ふむ…その顔は……、」
「どうやら、コレの事について知りたいみたいだね?」
Rは、ネックレスを取り出す。
風嵐颯や九重玉雲がつけている物と全く同じものを。
「……いいでしょう。」
「このネックレスは、私が創造した特殊な代物だ。」
「こいつをつければ、個人差はあるものの、自分の能力を上げることができる。」
「新しい能力が発現したり……まぁ、色々だな。」
「つまり、これさえつければ、どんなに弱いやつでも強くなれる。」
「ただ……、」
「どんなものにもデメリットはある。」
「こいつもそうだ。」
「例えば、脳が侵食され、思考が汚染されたり……。」
「次第に体が侵食されて……、」
「……いや、これ以上はやめておこう。」
「それにしても、まさか十川がもう既につけているとは思わなかったな。」
「恐らく、着け始めてもう既に何日も経過しているはずだから、デメリットがそろそろ現れるんじゃないかな?」
「特に強くなった感じもしなかったのにね。」
「いつか落とした時に、あいつが拾ったのかな…?」
「ま、そんなことはどうでもいい。」
「今は目の前で起こっていることに集中しよう。」
颯side
召喚された化け物はこちらに気付くと、猛スピードで向かってくる。
風嵐「!!」
僕は急いで鎌を構えて、攻撃を受け止める。
ガキッ
「グッ…!」
なんとか受け止めることが出来たものの、ハヤブサの化け物はすぐにまた突っ込んでくる。
僕は鎌を持ち直し、
「“acceleration”!」
能力で一気に加速し、鎌で魔物を切り裂こうとする。
だが、
「!?」
魔物の外皮は硬く、鎌が弾かれる。
ハヤブサの魔物の翼が、僕の腕を掠める。
「ッ…!」
そこから血が流れるが、すぐに回復能力で治す。
しかし、
ビュンッ
後ろから強風が吹く。
背後では、プテラノドンの魔物が羽ばたいていた。
「!!」
体勢が不安定だった僕は、思い切り後ろに吹き飛ばされる。
僕は、鎌の[漢字]柄[/漢字][ふりがな]え[/ふりがな]の部分を地面に引っ掛けてブレーキをかける。
柄が少しばかり折れたようだ。
そんなことお構い無しに、ハヤブサの魔物が突っ込んでくる。
知能でもあるのだろうか、緊密な連携を取ってくる。
(マズイなぁ…。)
下手したら死ぬ。
そう、間違いなく。
ハイスピードで突っ込んでくるハヤブサの魔物。
そこにピンポイントで、援護(僕にとっては追撃)の強風を送り込んでくる。
(こんなところで同属と戦うとは思ってなかったな……魔物だけど。)
僕は心の中でそうぼやく。
これほどまで同属に殺意を抱いたことはないかもしれない。
僕は周りを見回したが、ハヤブサの姿が見当たらない。
「…どこに行った…?」
僕が呆然と立っていると、
グサッ
「グフッ…!!」
後ろから何かに刺された。
ハヤブサだ。
一瞬にして僕の後ろに回り込んだのだろう。
奴の[漢字]嘴[/漢字][ふりがな]くちばし[/ふりがな]が、赤く染まり、僕の胴体を突き刺していた。
口から、鮮血が溢れてくる気がした………。
こんなとこで、終わるわけにはいかない。
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- 1.Prologue
- 2.第一話・亀と隼
- 3.第二話・亀の逃走劇
- 4.第三話・治療
- 5.第四話・旧知の蝶と平和好きな蛾
- 6.第五話・商売、そして魔物へ
- 7.第六話・亀対狐
- 8.第七話・狂人二人と妨害
- 9.第八話・邪魔
- 10.第九話α・正義の雀蜂
- 11.第十話・蜥蜴と猫の脱出
- 12.第十話・蜥蜴と猫の脱出
- 13.第十一話・隼と狐
- 14.第十二話・強きを欲する隼対永遠(とわ)の狂宴を望む妖狐
- 15.第十三話・狐、憤慨ス
- 16.第十四話・宴、狂風の如し
- 17.第十五話・介入
- 18.第十六話・最悪のクリスマスプレゼント
- 19.第十七話・常連と昨日ぶりの蛾
- 20.第十八話・魔物の出現
- 21.第十九話・蛾を怒らせてはいけない、そうだろ?
- 22.第二十話・so cute
- 23.第二十一話・例の計画
- 24.第二十二話・不審な動き
- 25.第二十三話・隼対ハヤブサ
- 26.第二十四話・亀と大魚、時々蜥蜴、猫に候
- 27.第二十五話・隼の翼竜・ハヤブサ狩り
- 28.第二十六話・安全確認