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生物人間バトルロイヤル

#24

第二十二話・不審な動き

瑠偉side

青年の怪我を治すために、僕たちは病院へと来ていた。

青年は治療が終わると、すぐに目を覚ました。

青年の名は、[漢字]飯塚大魚[/漢字][ふりがな]いいづかたいぎょ[/ふりがな]というそうだ。

僕たちは、すぐに打ち解けた。

この世界が、無情な戦場であることを忘れて。

大魚「助けていただき、ありがとうございます!」

大魚は、深々とお辞儀をした。

清々しいくらいのお辞儀だった。

瑠偉「いや…これくらい…気にする必要ないよ。」

僕はどう返せばいいか分からなかった。

なんせ、こんな世界で感謝をされるような事を一度もしたことがないからだ。

(まぁ…僕の今までの行動を省みれば、当然か…。)

だからと言って、やめるつもりは一切ない。

こんな世界を変えるまでは……。

僕は、”変革に犠牲はつきものだ“と、自分に言い聞かせた。い

ただ……、

「君を殺させたり……しない。」

僕は気づくと、小声でそんな言葉を口にしていた。

莉紅「ん?なんか言ったか?」

「いや…何も。」

僕は平静を装う。

「そうか……。」

「で、お前らはこれからどうするんだ?」

「そうですね……、特にするべきこともないですし…。」

「…しばらくは、団体で行動すれば良いんじゃないかな?」

「その方が、生存率も上がるしね。」

「…そうですね!」

嘘。

本当は違うのに……。

いや、僕は決して同性愛者じゃない。

そこは履き違えないでよね。

「…そうだな。」

「じゃあ、しばらくそうするか。」

僕たちは集団で移動を始めようとした。

その時、

「……大魚…?大魚なのか…?」

遠くから大魚を呼ぶ声が聞こえた。

















颯side

「あの人が言っていたこと……本当なのかも…。」

僕はそう言いながら、生物人間に突き刺していた鎌を引き抜いた。

抜いた箇所から、どくどくと血が流れ出る。

そいつは、うめき声ひとつ上げなかった。

僕はこの短期間で、色んな奴らを殺した。

生物人間………化け物………etc.

今までだったら少しばかり苦戦するような相手でも、このネックレスをつけていれば瞬殺できる、そんな感覚だった。

さらにある程度の負傷なら、新しく発現した能力で治すことが出来る。

(赤い帽子のおじさんも、星を使ってる時って、こんな風に気分が高揚するのかな…?)

気づけば、僕の気分は高揚していた。

僕はそんなことを感じながら、“fly”を使って飛び始める。

その時ふと思った。

この状態なら玉雲に勝てるのか。

今すぐにでも試したいが、今のところ彼女には会えていないし、会えそうにもない。

「肝心な時に会えないんだよなぁ…。」

ここだけ聞けば、ラブコメの一節と思われるかもしれないが、現実はそんなに甘くはない。

そんな事を考えながら飛んでいると、

「…?」

黒い服の人物が、物陰で何かをしているのを見つけた。

その人物は、タブレット端末を持ち、操作している。

その時、謎の人物の近くに魔法陣のようなものが展開される。

その魔法陣から、あるものが召喚された。

「!?」

それは、ハヤブサと、古代の翼竜・プテラノドンを模した“化け物”だった。

「一体……何が起こって…?」

僕が少しばかり混乱している最中、謎の人物は忽然と姿を消していた。

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2026/02/14 17:44

ログチカ/Rogutika
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