直side
「…傷は大丈夫なのか?」
「うん……これぐらいなら、もう大丈夫だと思う。」
「それなら良かったが……。」
俺は道中、黄蜂の過去について、色々と聞いた。
聞くと、彼女の家族や友人が、こんな世界になってから争うようになったらしい。
それを見ていられなかった彼女はその争いを止めたかったのだが、彼女の努力も虚しく、家族や友人が次々に死亡。
彼女も、争いに巻き込まれるようになった。
そこで彼女は、これ以上争いで傷つく人を見たくない、その思いで、魔物の討伐とバトルの仲裁をする旅に出たそうだ。
「……願いのために傷つけあうなんて……私には……理解できないよ…。」
「……さぁな。」
この疑問は、世界のどんな科学者、哲学者でも解けない難題だろう。
レオナルド・ダ・ヴィンチや、アルベルト・アインシュタインでも解けない。
しかしこの疑問は、人間が生きていく上で一生付き纏う問題だ。
そんな事を考えていると、真依の店に着いた。
中に入ると、
滝斗「お、直~!生きてたか~!!」
悠「あんたが無事で良かったよ!」
善一「…心配させやがって。」
この店の常連である[漢字]深川滝斗[/漢字][ふりがな]ふかがわたきと[/ふりがな]、[漢字]伊藤善一[/漢字][ふりがな]いとうぜんいち[/ふりがな]、[漢字]山口悠[/漢字][ふりがな]やまぐちはるか[/ふりがな]がいた。
彼らとは長年の付き合いもあるため、よく世間話をする。
それぞれの性格を簡単に説明すると、滝斗が筋肉バカ、善一が口悪いけど根底は優しい奴、悠が姉御肌。
……あ、吹き込まれている生物を言うの忘れてたな。
滝斗から左に向かって順に、イソハゼ、イチモンジハゼ、アカハチハゼ。
……[漢字]鯊[/漢字][ふりがな]ハゼ[/ふりがな]で統一されてやがる。
三羽烏ならぬ、[漢字]三尾鯊[/漢字][ふりがな]さんびはぜ[/ふりがな]とでも言うべきか?
滝斗「で、そっちの子は何だ?」
「まさか、彼女か何かかい!?」
悠が前のめりになって聞いてくる。
「か、彼女だなんて…!」
黄蜂が顔を赤くして動揺する。
「んなわけねぇだろ。」
何でこいつは顔を赤くしているんだ?と思いながら否定する。
すっぱりと、切り捨てるように。
「なぁんだ……。」
……何でこいつはこんなにも落ち込んでるんだ。
「……。」
黄蜂は黄蜂でムスッとしてるし……。
その後俺は、包帯を買うついでに店内を見て回る。
特に欲しい物もなかったため、俺は包帯だけ持って会計しに行く。
真依「あ、直~!」
今日は寝ずに、糸で何かを紡いでいたみたいだ。(大抵の場合彼女は寝ている。)
「…昨日ぶりだな。」
たとえ昨日会っていたとしても、彼女にとっては嬉しい事に変わりないだろう。
ふと、彼女が何か首にかけているのに気づく。
それは、
「…!!」
「…どうかしたの?直。」
朝、俺が捨てた首飾りと全く同じようなものを首から下げていた。
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「…傷は大丈夫なのか?」
「うん……これぐらいなら、もう大丈夫だと思う。」
「それなら良かったが……。」
俺は道中、黄蜂の過去について、色々と聞いた。
聞くと、彼女の家族や友人が、こんな世界になってから争うようになったらしい。
それを見ていられなかった彼女はその争いを止めたかったのだが、彼女の努力も虚しく、家族や友人が次々に死亡。
彼女も、争いに巻き込まれるようになった。
そこで彼女は、これ以上争いで傷つく人を見たくない、その思いで、魔物の討伐とバトルの仲裁をする旅に出たそうだ。
「……願いのために傷つけあうなんて……私には……理解できないよ…。」
「……さぁな。」
この疑問は、世界のどんな科学者、哲学者でも解けない難題だろう。
レオナルド・ダ・ヴィンチや、アルベルト・アインシュタインでも解けない。
しかしこの疑問は、人間が生きていく上で一生付き纏う問題だ。
そんな事を考えていると、真依の店に着いた。
中に入ると、
滝斗「お、直~!生きてたか~!!」
悠「あんたが無事で良かったよ!」
善一「…心配させやがって。」
この店の常連である[漢字]深川滝斗[/漢字][ふりがな]ふかがわたきと[/ふりがな]、[漢字]伊藤善一[/漢字][ふりがな]いとうぜんいち[/ふりがな]、[漢字]山口悠[/漢字][ふりがな]やまぐちはるか[/ふりがな]がいた。
彼らとは長年の付き合いもあるため、よく世間話をする。
それぞれの性格を簡単に説明すると、滝斗が筋肉バカ、善一が口悪いけど根底は優しい奴、悠が姉御肌。
……あ、吹き込まれている生物を言うの忘れてたな。
滝斗から左に向かって順に、イソハゼ、イチモンジハゼ、アカハチハゼ。
……[漢字]鯊[/漢字][ふりがな]ハゼ[/ふりがな]で統一されてやがる。
三羽烏ならぬ、[漢字]三尾鯊[/漢字][ふりがな]さんびはぜ[/ふりがな]とでも言うべきか?
滝斗「で、そっちの子は何だ?」
「まさか、彼女か何かかい!?」
悠が前のめりになって聞いてくる。
「か、彼女だなんて…!」
黄蜂が顔を赤くして動揺する。
「んなわけねぇだろ。」
何でこいつは顔を赤くしているんだ?と思いながら否定する。
すっぱりと、切り捨てるように。
「なぁんだ……。」
……何でこいつはこんなにも落ち込んでるんだ。
「……。」
黄蜂は黄蜂でムスッとしてるし……。
その後俺は、包帯を買うついでに店内を見て回る。
特に欲しい物もなかったため、俺は包帯だけ持って会計しに行く。
真依「あ、直~!」
今日は寝ずに、糸で何かを紡いでいたみたいだ。(大抵の場合彼女は寝ている。)
「…昨日ぶりだな。」
たとえ昨日会っていたとしても、彼女にとっては嬉しい事に変わりないだろう。
ふと、彼女が何か首にかけているのに気づく。
それは、
「…!!」
「…どうかしたの?直。」
朝、俺が捨てた首飾りと全く同じようなものを首から下げていた。
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- 1.Prologue
- 2.第一話・亀と隼
- 3.第二話・亀の逃走劇
- 4.第三話・治療
- 5.第四話・旧知の蝶と平和好きな蛾
- 6.第五話・商売、そして魔物へ
- 7.第六話・亀対狐
- 8.第七話・狂人二人と妨害
- 9.第八話・邪魔
- 10.第九話α・正義の雀蜂
- 11.第十話・蜥蜴と猫の脱出
- 12.第十話・蜥蜴と猫の脱出
- 13.第十一話・隼と狐
- 14.第十二話・強きを欲する隼対永遠(とわ)の狂宴を望む妖狐
- 15.第十三話・狐、憤慨ス
- 16.第十四話・宴、狂風の如し
- 17.第十五話・介入
- 18.第十六話・最悪のクリスマスプレゼント
- 19.第十七話・常連と昨日ぶりの蛾
- 20.第十八話・魔物の出現
- 21.第十九話・蛾を怒らせてはいけない、そうだろ?
- 22.第二十話・so cute
- 23.第二十一話・例の計画
- 24.第二十二話・不審な動き
- 25.第二十三話・隼対ハヤブサ
- 26.第二十四話・亀と大魚、時々蜥蜴、猫に候
- 27.第二十五話・隼の翼竜・ハヤブサ狩り
- 28.第二十六話・安全確認