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生物人間バトルロイヤル

#13

第十一話・隼と狐

十話終了時点のBPの総数・生存状況
橋本直 BP:不明 生存
風嵐颯 BP:88兆2300億3百(↑) 生存
九重玉雲 BP:一億程度(→) 生存
ラピス・モルフォーシス BP:8000程度(→) 生存
十川瑠偉 BP:22760(→) 生存
繭原真依 BP:14(→) 生存
小澤黄蜂 BP:25000(→) 負傷(軽傷)
日野原痢紅 BP:10?(→) 生存

前回の話で、記載するの忘れてましたごめんなさい!

颯のBPだけ上がってるのはあれね、首切り落とされたモブ二人のことです。
(覚えてるかな?ここテストに出るよ。)
…まじ一人だけ桁違いなんだよなぁ…颯。
(まぁ一億いってるタマちゃんもやばい気がするんですが……、)

では、本編どうぞ!

[水平線]

時は少しだけ遡り……、

no side

「……。」

玉雲は不機嫌だった。

度重なる妨害により戦いの邪魔をされたことで、彼女は少々むくれ顔になっていた。

特にあの集団、生物人間根絶部隊に。

固有の能力ではなく、強力な武装と防具、連携で襲ってくる彼らを、玉雲は快く思っていなかった。

[漢字]楽しい事[/漢字][ふりがな]戦闘[/ふりがな]の邪魔をする彼らの事が。

「…?」

ふと、彼女は足を止める。

どこからか[漢字]戦闘[/漢字][ふりがな]楽しい事[/ふりがな]の気配がする。

「…ちょうどいいわね。」

彼女は、戦闘音が聞こえる方向へと歩み始めた。

[水平線]

そして現在、

「僕も同感だね。」

「!?」

大男のもとへと飛来した颯は、鎌を構えて思いっきり振りかざす。

「クソッ…、こんなところで死ぬわけには…!!」

しかし、大男もまだ体力は余っているのか、颯の攻撃を難なくかわす。

「へぇ……まだやれるんだ…。」

「じゃあ、手加減とかしなくていいよね。」

「‘’acceleration‘’。」

「!!」

颯は目にも留まらぬスピードで飛び始め、大男を翻弄し始める。

(またスピード系かよ……!!)

大男に吹き込まれている生物の魂は、ペラクカブトハナムグリ。

攻撃や防御など、パワーが関係する事には秀でているが、スピード戦には滅法弱いのだ。

先ほども、日野原痢紅の能力、‘’変速‘’によるハイスピードに対応できず、コテンパンに打ち据えられたばかりだった。

(今日はなんて日だよ…!!)

(せっかくの[漢字]獲物[/漢字][ふりがな]BP[/ふりがな]逃すわ、苦手なスピードタイプと二度も交戦するわ………、)

(…散々だな…!)

(まるで、俺の人生みたいだ…。)

(親父は俺がガキンチョの頃に死んで、お袋は魔物から俺を庇って死んで……俺は天涯孤独……借金まみれの人生……、)

「…ここまで粘ってこれたみたいだけど、もう終わりみたいだね。」

「クッ…!!」

大男は、自分の人生を振り返り、後悔する。

もう少し、真っ当な人生を過ごしたかったと。

願いを叶えて、親ともう一度過ごしたかったと…。

ザクッ

[水平線]

颯side

「!?」

何が起こったのか分からない。

トドメを刺そうとした奴に突然、短剣が突き刺さった。

短剣は僕の武器ではないため、誰かに横取りされた事になる。

「……。」

僕は一度周りを見回すが、誰もいない。

僕はゆっくりと、地面に降り立ち、大男に歩み寄る。

横取りはこの弱肉強食の世界では珍しいことではない為、さほど驚かなかった。

しかし、この大男の眉間に寸分の狂いなく突き刺さっている短剣を、僕はなぜか凝視していた。

「…。」

僕が短剣を引き抜こうとすると、

モヤァ

「!?」

辺り一体に妖しい霧が立ち込める。

その霧は、空間に瞬く間に広がり、僕の方向感覚を奪う。

「…‘’radar‘’。」

しかし僕には、探索系の能力‘’radar‘’があるため、あまり気にせずに鎌を構える。

「…そこか。」

次の瞬間、僕はとても速いスピードで飛び出す。

しかし、

ガキッ

「!?」

常人なら、一瞬で斬られて終わりという攻撃を、‘’奴‘’はいとも簡単そうに受け止めていた。

「ッ君は…!」

玉雲「…あら、よく見たことある顔ね。」

[水平線]
[水平線]
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2026/02/09 17:09

ログチカ/Rogutika
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