瑠偉side
?「ふぅ…お前、大丈夫か。」
「あ、うん…、僕は特に…。」
僕の眼前には、青い髪に左目が黄色、右目は青色の青年がいた。
まるで猫のような瞳をしていた(決して猫目というわけではないが)。
青年からは、あまり強い気配を感じられなかった。
しかし、強烈な違和感的な何かを感じ取ったのは気のせいだろうか………。
「さてと…悠長に自己紹介なんてしてる暇ないな…。」
青年はそう言うと、大男の方に目線を移す。
「クソッ!何なんだよ!!あの攻撃は!!」
大男は、自分に覆いかぶさっていた瓦礫を殴り飛ばし、頭を押さえながら立ち上がる。
押さえている頭部からは、紅い血が流れていた。
「…さて、ここから逃げるにはあの道を通るしかない。」
「そうだろ?」
「…う、うん…。」
「俺があの大男に対してヘイト稼ぎするから、お前はそいつを連れて逃げろ。」
彼はそれだけ言うと、僕の返事を待たずして、一瞬のうちに姿を消した。
「行け!」
「…あ、うん!」
僕はその声でようやく動き出した。
まずは倒れていた青年を抱える。
僕の力では、抱えるのがやっとだった。
次に、青年を抱えて、この場からの脱出経路である道に向かう。
青年は、目にも止まらぬ速さで大男を翻弄している。
「グフッ…!」
大男は、青年のスピードについていけていないのか、一方的に攻撃を受けていた。
そうこうしていると、僕は目的の道へと入った。
僕はその後も、しばらくは走り続けた。
「ハァハァ…。」
僕は段々とスピードを緩める。
立ち止まると、僕はふと後ろを振り返った。
戦闘音が聞こえない。
「…大丈夫かな。」
「もしかして、俺のこと心配してくれてる?」
「!?」
声がした方向を向くと、先ほどの青年が立っていた。
「俺は大丈夫だ。」
「…お前も、無事みたいだな。」
「俺、日野原莉紅。」
「で、お前の名前は?」
「…僕は十川瑠偉。」
「抱えてる奴の名前は?」
「いや…それは分からない。」
「…そうか。」
僕は莉紅にありのままのことを伝える。
青年は気絶しているのか、起きる気配がない。
「ま、いいか。」
「とりあえず、病院に連れていこう。」
「…そうだね。」
僕たちは、病院に向かって歩み始めた。
no side
「クソ……、」
大男はそう呟きながら立ち上がる。
痛む頭を押さえながら。
強みを手に入れるためには、彼のBPを手に入れなければならないのは明白だった。
「もっと強くならないと…。」
大男はそうぼやいて、立ち上がる。
その刹那、
颯「僕も同感だね。」
「!?」
強さに執着する隼が飛来していた。
[水平線]
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?「ふぅ…お前、大丈夫か。」
「あ、うん…、僕は特に…。」
僕の眼前には、青い髪に左目が黄色、右目は青色の青年がいた。
まるで猫のような瞳をしていた(決して猫目というわけではないが)。
青年からは、あまり強い気配を感じられなかった。
しかし、強烈な違和感的な何かを感じ取ったのは気のせいだろうか………。
「さてと…悠長に自己紹介なんてしてる暇ないな…。」
青年はそう言うと、大男の方に目線を移す。
「クソッ!何なんだよ!!あの攻撃は!!」
大男は、自分に覆いかぶさっていた瓦礫を殴り飛ばし、頭を押さえながら立ち上がる。
押さえている頭部からは、紅い血が流れていた。
「…さて、ここから逃げるにはあの道を通るしかない。」
「そうだろ?」
「…う、うん…。」
「俺があの大男に対してヘイト稼ぎするから、お前はそいつを連れて逃げろ。」
彼はそれだけ言うと、僕の返事を待たずして、一瞬のうちに姿を消した。
「行け!」
「…あ、うん!」
僕はその声でようやく動き出した。
まずは倒れていた青年を抱える。
僕の力では、抱えるのがやっとだった。
次に、青年を抱えて、この場からの脱出経路である道に向かう。
青年は、目にも止まらぬ速さで大男を翻弄している。
「グフッ…!」
大男は、青年のスピードについていけていないのか、一方的に攻撃を受けていた。
そうこうしていると、僕は目的の道へと入った。
僕はその後も、しばらくは走り続けた。
「ハァハァ…。」
僕は段々とスピードを緩める。
立ち止まると、僕はふと後ろを振り返った。
戦闘音が聞こえない。
「…大丈夫かな。」
「もしかして、俺のこと心配してくれてる?」
「!?」
声がした方向を向くと、先ほどの青年が立っていた。
「俺は大丈夫だ。」
「…お前も、無事みたいだな。」
「俺、日野原莉紅。」
「で、お前の名前は?」
「…僕は十川瑠偉。」
「抱えてる奴の名前は?」
「いや…それは分からない。」
「…そうか。」
僕は莉紅にありのままのことを伝える。
青年は気絶しているのか、起きる気配がない。
「ま、いいか。」
「とりあえず、病院に連れていこう。」
「…そうだね。」
僕たちは、病院に向かって歩み始めた。
no side
「クソ……、」
大男はそう呟きながら立ち上がる。
痛む頭を押さえながら。
強みを手に入れるためには、彼のBPを手に入れなければならないのは明白だった。
「もっと強くならないと…。」
大男はそうぼやいて、立ち上がる。
その刹那、
颯「僕も同感だね。」
「!?」
強さに執着する隼が飛来していた。
[水平線]
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- 1.Prologue
- 2.第一話・亀と隼
- 3.第二話・亀の逃走劇
- 4.第三話・治療
- 5.第四話・旧知の蝶と平和好きな蛾
- 6.第五話・商売、そして魔物へ
- 7.第六話・亀対狐
- 8.第七話・狂人二人と妨害
- 9.第八話・邪魔
- 10.第九話α・正義の雀蜂
- 11.第十話・蜥蜴と猫の脱出
- 12.第十話・蜥蜴と猫の脱出
- 13.第十一話・隼と狐
- 14.第十二話・強きを欲する隼対永遠(とわ)の狂宴を望む妖狐
- 15.第十三話・狐、憤慨ス
- 16.第十四話・宴、狂風の如し
- 17.第十五話・介入
- 18.第十六話・最悪のクリスマスプレゼント
- 19.第十七話・常連と昨日ぶりの蛾
- 20.第十八話・魔物の出現
- 21.第十九話・蛾を怒らせてはいけない、そうだろ?
- 22.第二十話・so cute
- 23.第二十一話・例の計画
- 24.第二十二話・不審な動き
- 25.第二十三話・隼対ハヤブサ
- 26.第二十四話・亀と大魚、時々蜥蜴、猫に候
- 27.第二十五話・隼の翼竜・ハヤブサ狩り
- 28.第二十六話・安全確認