「ど、どうか…!!殺さないで…!!」
「…。」
不良が座り込み、怯えている。
先程まで、あんな威勢のよかった不良達も、今じゃ目の前でガクガク震えて命乞いをしていたり、体から血を流して倒れている。
まぁ、仕方のない事だろう。
情報屋だろうが、裏稼業で稼ぐ人間である事には間違いない。
そういう人間とそこらのチンピラじゃ、経験値が違う。
「だから言ったろ?」
「…ま、そんなことはどうでもいい。」
ピッ
俺は尾剣についた血を払い落とす。
「ヒッ…!」
しかし、不良はそれだけでビビり散らかしている。
(ちょっと尾剣動かしただけなのに…。)
俺はそんな事を考えながら、
「大丈夫、今から聞く質問に答えてくれれば、命は保証するぜ。」
「…なぜあの少年を殴っていた?」
と言って、血を払った尾剣の切先を突き立てる。
「ヒィィ…!」
不良は縮こまって、ガクガク震えている。
よほど命が大切なのだろう。
(それは俺も同じだが…。)
「さ、情報を吐くか吐かないか、それだけで君の命の長さが決まる。」
「簡単だろう?」
「言えば命が長くなり、言わなければ命は短くなる。」
「………。」
不良は口を真一文字に結び、只々震えているだけだった。
一向に口を開く気配がない。
「……はぁ、分かったよ。」
「!!」
「君がその気なら、」
しびれを切らした俺は両刃の尾剣を構え、不良に近づく。
「おさらばしてもらおうかな?」
不良は必死に『殺さないで!!』と、訴えている。
しかし、その声を俺は無視する。
「……さらばだ。」
俺が剣を振り下ろそうとする。
次の瞬間、
ドガッ
「グフッ…!!」
不良は頬を殴られて、気絶した。
不良を殴ったのは、
「…な~んてね、君にはまだ死んでもらっちゃ困るんだから。」
片手にカブトガニの甲羅の形をしたグローブをはめた俺だった。
康平「…お前も相変わらずだな。」
「お、さっすが康平!!二分前に呼んだのにもう来てる!」
「あんな動画に住所だけ添付されて送られてきたら、誰だって普通は行くだろ。」
「…で、俺は何すればいい?」
「そこでのぼせてる不良と、そこに座ってる少年を何でも屋まで運んでほしい。」
「…了解。」
康平は不良を掴み、少年を乗せると、何でも屋に向かって飛んで行った。
「…さて、俺も帰るか。」
俺はやっと、帰路に就く事が出来た。
[水平線]
「ふい~、ただいま帰ったぜ~。」
俺は何でも屋の玄関を開けると、そう言った。
「あ、お帰りなさい!タクさん!!」
ドアを開けると、ノアがはちきれんばかりの笑顔で、お出迎えしてくれた。
「おう。」
俺は軽く、そして冷静に返事をしたものの、
(はぁ~……癒し…!まじ帰って早々にノアちゃんに迎えられるとは思ってなかった…!)
脳内はこんな感じだった。
(まじ守りたい、あの笑顔。)
俺はそんな事を考えながらも、黄王奈のいる部屋に行く。
ガチャッ
「……来たわね。」
「どうだ、不良と少年から、何か分かったか?」
「えぇ…とても興味深い事が分かったわ。」
「…分かった事は?」
「それは…、」
「………………!!」
後々、厄介な事案になりそうなことを、俺は本能的に察知した。
[水平線]
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「…。」
不良が座り込み、怯えている。
先程まで、あんな威勢のよかった不良達も、今じゃ目の前でガクガク震えて命乞いをしていたり、体から血を流して倒れている。
まぁ、仕方のない事だろう。
情報屋だろうが、裏稼業で稼ぐ人間である事には間違いない。
そういう人間とそこらのチンピラじゃ、経験値が違う。
「だから言ったろ?」
「…ま、そんなことはどうでもいい。」
ピッ
俺は尾剣についた血を払い落とす。
「ヒッ…!」
しかし、不良はそれだけでビビり散らかしている。
(ちょっと尾剣動かしただけなのに…。)
俺はそんな事を考えながら、
「大丈夫、今から聞く質問に答えてくれれば、命は保証するぜ。」
「…なぜあの少年を殴っていた?」
と言って、血を払った尾剣の切先を突き立てる。
「ヒィィ…!」
不良は縮こまって、ガクガク震えている。
よほど命が大切なのだろう。
(それは俺も同じだが…。)
「さ、情報を吐くか吐かないか、それだけで君の命の長さが決まる。」
「簡単だろう?」
「言えば命が長くなり、言わなければ命は短くなる。」
「………。」
不良は口を真一文字に結び、只々震えているだけだった。
一向に口を開く気配がない。
「……はぁ、分かったよ。」
「!!」
「君がその気なら、」
しびれを切らした俺は両刃の尾剣を構え、不良に近づく。
「おさらばしてもらおうかな?」
不良は必死に『殺さないで!!』と、訴えている。
しかし、その声を俺は無視する。
「……さらばだ。」
俺が剣を振り下ろそうとする。
次の瞬間、
ドガッ
「グフッ…!!」
不良は頬を殴られて、気絶した。
不良を殴ったのは、
「…な~んてね、君にはまだ死んでもらっちゃ困るんだから。」
片手にカブトガニの甲羅の形をしたグローブをはめた俺だった。
康平「…お前も相変わらずだな。」
「お、さっすが康平!!二分前に呼んだのにもう来てる!」
「あんな動画に住所だけ添付されて送られてきたら、誰だって普通は行くだろ。」
「…で、俺は何すればいい?」
「そこでのぼせてる不良と、そこに座ってる少年を何でも屋まで運んでほしい。」
「…了解。」
康平は不良を掴み、少年を乗せると、何でも屋に向かって飛んで行った。
「…さて、俺も帰るか。」
俺はやっと、帰路に就く事が出来た。
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「ふい~、ただいま帰ったぜ~。」
俺は何でも屋の玄関を開けると、そう言った。
「あ、お帰りなさい!タクさん!!」
ドアを開けると、ノアがはちきれんばかりの笑顔で、お出迎えしてくれた。
「おう。」
俺は軽く、そして冷静に返事をしたものの、
(はぁ~……癒し…!まじ帰って早々にノアちゃんに迎えられるとは思ってなかった…!)
脳内はこんな感じだった。
(まじ守りたい、あの笑顔。)
俺はそんな事を考えながらも、黄王奈のいる部屋に行く。
ガチャッ
「……来たわね。」
「どうだ、不良と少年から、何か分かったか?」
「えぇ…とても興味深い事が分かったわ。」
「…分かった事は?」
「それは…、」
「………………!!」
後々、厄介な事案になりそうなことを、俺は本能的に察知した。
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