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生物人間バトルロイヤル

#4

第三話・治療

俺は、非戦闘区域にある病院に入る。

ここはよく、通常人間や戦闘で傷ついた生物人間が治療に来る所。

いわゆる野戦病院みたいなもんだ。

(…まあ、どうでもいいけど。)

俺は折れた腕を抑えながら、受付に向かう。

因みにこの世界では、金は[漢字]BP[/漢字][ふりがな]バトルポイント[/ふりがな]と換金する事が出来る。

ていうかそれが普通。

[漢字]それ[/漢字][ふりがな]換金[/ふりがな]をしないと生きていけないと思う。多分。

受付をさっと済ませると、俺は長椅子に座って順番を待つ。

ふと、周りが気になって辺りを見回した。

ざっと見ただけで、生物人間が数人、通常人間が一人二人ぐらいいた。

(気長に待つ事になりそうだな……。)

俺はふわぁ、と一つあくびを漏らした。





数十分ぐらい経っただろうか。

『橋本直さん、5番の診察治療室にお入りください。』

そう呼ばれたため、俺は指定された部屋へと向かった。



部屋の中に入ると、医者が丸椅子に座りながら、パソコンをいじっていた。

「はい、今日はどうされました?」

医者の言葉には、少しだけ恐怖が混じっていた。

「……戦闘から離脱する時に腕の骨を折った。」

俺は淡々とした口調で容態を伝える。

「そうですか……では、能力を処方しますので、そちらにお掛けになってください…。」

「……。」

キィ…。

俺が座ると、椅子が少し軋む。

因みにこの世界で医者は、基本“怪我や状態異常を瞬時に治せる能力を持つ。”

なんでも、生物人間の出現と同時にこの能力が現れたとか。

不治の病みたいなのは無理らしいけど。

「………。」

「……はい、もう大丈夫です!」

医者はそう言うと、ふぅと一息つく。

無事治せた事でホッとしたのだろう。

それも仕方ない。

ごく稀に治せない事があるらしく、患者の生物人間が激高し、襲いかかって来る事もあるらしい。

(色んな意味で命懸けだな。)

俺はそんな事を思いながら、一礼して部屋を後にする。

彼らは怪我を治してしまえばそれだけでお金が貰える。

[漢字]側[/漢字][ふりがな]はた[/ふりがな]から見たら高待遇の職種だが、前述したようなリスクもあるため、命の保証がされているわけでは無い。

(………世の中全部変わっちまったな……。)

俺はそう思い、天井を睨みつけるように見上げる。

蛍光灯が白い光を放っていた。





俺は会計を済ませると、外に出ようとした。

(今日どこで寝ようかな……。)

(……そろそろ、寝袋でも買おうかな…。)

なるべく快眠できるものがいい……そんな事を俺は考えていた。

その時、

ドンッ

直「ウッ…!」

?「痛…。」

誰かと出会い頭にぶつかってしまった。

俺もぶつかってしまった方も、後ろによろめく。

?「ちょっと、どこ見て歩いてんの?」

モルフォ蝶のような澄んだオッドアイをした少女に、少し怒られてしまった。

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2025/12/04 23:07

ログチカ
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