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裏社会の何でも屋は生物の成り変わり。

#2

第一話・出会い

あれは……ある冬の事だった……。

私、オーナーの田黄王奈は表向きの仕事で任されていた書類を整理していた。

黄王奈「ふう......今日の仕事も終わりね….。」

康平「お疲れ様~。」

彼は事務所で働く一人、[漢字]四ヶ谷康平[/漢字][ふりがな]よかたにこうへい[/ふりがな]。

凄腕の殺し屋なのだが、めんどくさがりで怠惰なのが嫌なところだ。

黄王奈(これでやっと)

康平「やっと紅茶が飲める。」

「そう思ったんだろ?」

「…うるさいわよ。」

長い付き合いもあるため、思考回路を読まれるところも。

その時、ガタンッと裏口の方から音がする。

黄王奈「…?」

康平「なんだ?今の音…。」

黄王奈「少し見てくるわ…。」

康平「気をつけろよ。」

私は音がした裏口の方に向かう。


ガチャッ


「…寒ッ…。」

(スズメバチにとって、この寒さは堪えるわね…。)

外には、雪が降っていた。

「……!」

少女「あっ……。」

目の前にはぼろぼろの布にくるまり、身を暖め合っている少年と少女がいた。

少年の方は頬を赤くして目を瞑っている。

「その…!」

少女の方は怯えるように此方を見つめている。

まるで何かから逃げてきたように、彼女の瞳の奥は、何かを訴えかけるようだった。

私は、彼女たちに掛ける言葉が見つからなかった。

「…大丈夫、大丈夫だから。」

ようやく見つけた言葉で、彼女は幾分安堵を得たようだった。

少女「………。」

「……立てる?」

「………う…ん。」

少女はそう言うと、少年に肩を貸しながら、立ち上がる。

「ゆっくり、ね。」

私も手を貸しながら、少女たちを事務所内へと招き入れた。

すぐに康平に部屋と風呂、温かいスープと布団を用意させて、少女にはスープを飲ませ、少年は布団に寝かせるなどして、それぞれ暖を与えた。

少女は余程お腹が空いていたのか、スープの器はほぼ一瞬で空になってしまった。

黄王奈「…… 名前、分かる?」

「……… コクッ」

少女は小さく頷き、

ノア{幼少期}「う…内田……ノア………。」

と自分の名前を言った。

「男の子の方の名前は、分かる?」

「……………コクコクッ」

少女は小さく、二度頷き、

「宮崎……レイト……。」

そう少年の名前を二人に教えた。

康平「…自分らがどこから来たか分かるか?」

「…………。」

その質問には、ノアはただ俯き黙っているだけだった。

康平「何か裏があるかもな。」

「そうね………。」

「そこは本人が言ってくれるようになるまで、待つしかないわね……。」

「……ああ。」

私たちは小声で相談すると、

「ノアちゃん、教えてくれてありがとうね。」

「今日はもうゆっくり休みな?」

「……コクッ。」

ノアは小さく頷くと、長椅子から立ち上がる。

「康平、部屋の案内お願い。」

「りょーかい。」

「さ、こっちだ。」

「………ん。」

ノアは小さく返事をすると、康平について行った。

バタンッ

奥で扉の閉まる音がする。

「…………さて、」

「何から調べましょう………。」

彼女は自分のノートパソコンを開くと、検索を始めた。
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作者メッセージ

感想等くれると嬉しいです

2025/11/28 22:16

ログチカ
ID:≫ 6i0Pmj19okINM
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