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鬱、いじめ要素あり
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いつかの自分、どこかの自分

#19

正義の亡者

波瑠「...順調だな。」
屋上で座りながら、パソコンの画面を見る。監視カメラに映った情報が続々と更新される。
波瑠「戮家、黒坂、操谷の3人がリーダー格確保か。風坂は真っ直ぐ生徒会室に向かってる、幽道と祈里はもうすぐで鉢合わせだな。」
同時にスマホのグループチャット画面を開き、情報共有をしていく。返信は来ないが、きっと見てくれているはずだ。

大方敵も片付いてきたようだし、俺も生徒会室に向かうか。
階段を駆け下りると、まだ侵入者たちがいた。流石に大方だからエンカウントするとは思ったが、こんなにも早いとはな。
波瑠「俺の補正は戦闘向きじゃないんだっ!」
一気に走り出し、侵入者たちに触れる。すると、全員ピクリとも動かなくなった。
俺の補正は前に説明したと思うが、データ関連を弄る事。ほぼ隠密用の補正だよな。
侵入者たちに触れた手には、小さな機械が握られている。
波瑠「持ってきておいて正解だった。」

この機械の刺突に刺さると、機械にインプットされただけの情報が相手に出力される。丸ごと全部だ。
そして、脳にあたる部分を情報過多でオーバーヒートさせ、動きを止める。
簡単な護身術ぐらいならできなくもないが、さすがにそれだけだと不安が残るからな。
波瑠「さて、早めに行った方がいいな。」
仲間を呼ばれたら面倒だ。
まだ動かない侵入者たちを尻目に、走り出す。目指すは集合場所、生徒会室へ。

波瑠「一番乗りっぽいな。」
誰もいない。恐らく香菜もどこかに逃げたのだろう。
俺は席の一つに座り、パソコンを開ける。表示されているタブは、とあるSNSの大御所サイトだ。
波瑠「はあ、またこいつか。何回ネットに曝されたいんだよ。」
まただ、クリエイターが炎上している。作品自体は悪くない代物だが、パクリだのなんだの言われ炎上しているようだ。
その内に、ほら。
波瑠「来ると思った。正義の亡者ども。」
その人物を周りの多数派の意見だけで悪と見なし、一方的に攻撃していく輩。こいつらの個人情報を何回も曝してやったのにも関わらず、名前を変え、IDを変え、果てにはスマホやアカウントまで変えて。そんなにお前らは、誰かを踏みつけにしないと生きていけないのか。

一通り、作業が終わった後。もう一度、同じコメント欄を見てみる。
ちらほらとだが、その人をかばう様な人や疑問を抱く人が出てきている。だがすぐに、ああ。反論の嵐。
【そんなわけないだろ!】【お前も加担してるのか?】【お前らの目腐ってるの?】【どう見てもパクリだろうが!】
そうやって、希望の芽が摘み取られていく。作者はどうするのだろうか、この惨事を。どう思うのだろうか、社会の闇を見て。貴方は。

作者メッセージ

参加型に参加しまくって小説書くのを忘れていたAZです。頑張って更新します!

2025/10/10 19:45

AZ
ID:≫ 02G2GKZWXLhTI
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