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鬱、いじめ要素あり
犯罪、死を示唆する内容がある場合があります。犯罪や死を助長しているわけではありませんのでご注意ください。

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いつかの自分、どこかの自分

#18

私はもう〈おちて〉しまった

葉流「『焼け落ちろ』」
周りの敵が、炎に包まれ消滅していく。私は、何も思わない。

私がついた頃には、教室ぎちぎちに詰まっている敵の姿があったので、穴に『落として』とりあえず一掃。そこから残党狩りをしている途中だ。
私の補正は、『おとす』がつく文章を話すとそれが実現するというもの。流石にただの会話中に発動したら困るので、オンオフは切り換えれるようにはなっている。
葉流「『雷よ落ちろ』っと。できるだけ物理被害は抑えたいんだけどね、特性上多少の被害は出るんだよな。」
ピンポイント、場所指定とかもできるんだけど結構な集中力がいる。
さっさと片付けて、皆で遊びたいな。さすがにもうあんな悪戯はしないけど。

『落ちた落ちた』という手遊び歌を知っているだろうか。特定の言葉を言った後にそれに対応する動作をする遊びだ。
...名前の通り、私はこの遊びを補正ありでやるととんでもない事になる。
雨と言ったら本当に豪雨が降って来たり、拳骨と言ったら本当に頭を殴られたり、とそんな感じだ。一番酷かったのは隕石と言った時だったかな、あれはもう大惨事だった。言葉では言い表せないほどの酷い有様になっていたよ。

葉流「次は何の遊びをしようかな、とても楽しみだ。」
ラムネッチン?おはじき?ちょっと例えが古いと思われるかもだが、手軽にできる遊びなんてそんなものだ。
葉流「そのためにも早めに処理をしないとだね。」
豪雪に埋もれた敵たちを見ながら、私は次の遊びの事を考えていた。

葉流「こんにちは侵入者さん。何か言いたいことがあるなら聞いてあげるよ。」
【Мужество противостоять лицемерию】
葉流「いい事言うじゃないか、まだ光のかけらが残っている事を嬉しく思うよ。きっとすぐに消えるけれど。」
『雪よ落ちろ』
先程と同じように、落ちた大量の雪で相手を拘束する。光堕ちさせてもよかったんだけど、暴れられたら困るし。
何でこうも倒されるだけの存在が、生まれ落ちてきてしまうのだろう。

侵入者の正体、それは物語で生まれ物語に向けられた負の感情の集合体。物語の中の登場人物が、ある出来事に負の感情を抱いたり、世界に不満を持ったりするとそれが集まってこの地に流れ着いてくる。怒り、悲しみ、憎しみ、恐怖、虚しさ...全てがごちゃ混ぜになった存在として、彼らは生を受ける。極稀に、さっきの様な正の感情が混ざっている事もあるけれどすぐに闇にかき消されてしまう。
正しいモノ、正当性のあるモノがデマや悪意によってかき消されていく世界の様に。頑張っている人ばかりが痛い眼を見る世界になりつつあるんだろうな、ネットでも現実でも協調性という言葉が見受けられない時がある。

葉流「全部落としてしまいたいと、思う人は私以外にも居るよ。光は本来かき消されちゃいけないものなんだから。」
小さな波紋を、起こしたいと思う人はどれだけいるだろうか。もっと協力し合える世界にしたいと思う人はどれだけいるだろうか。

作者メッセージ

このキャラ達で暗い展開を書くと何故か凄いしっくりくる作者です。コメントお待ちしてます。



















リーダー格の子が言ってた事
ロシア語:偽善に立ち向かう勇気

2025/10/09 19:25

AZ
ID:≫ 02G2GKZWXLhTI
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