[右寄せ][大文字][太字][明朝体]春の東闘技大会当日[/明朝体][/太字][/大文字][/右寄せ]
「ユアーラ様は誰が優勝すると思いますか?」
生徒で混み合っている競技場に中々入れなくて困っていた時、クライスが私にそう声をかけてくれた。
「んー。レン様、かな?」
勝つと思うというか、勝ってほしいというか…
「あ、進めそうですよ。入りましょう‼︎」
なんだかんだ言って、クライスも楽しそうに目を輝かせている。
そりゃあ初の闘技大会だ。見る方も楽しみだろう。
[大文字]「ユアーラ‼︎」[/大文字]
突然、後ろから大きな声が聞こえた。
1人、天使のような綺麗な髪を靡かせて走ってくる。
「え、レン様⁉︎」
走ってきた彼は、にっこりと満面の笑顔を浮かべて私の目を見つめて手を握ってきた。
「絶対勝つから。応援してて‼︎」
それだけ言って去っていく。
な、なななな、何あれ⁉︎
あんなに綺麗な顔で言われると破壊力が半端ない。
わざわざアレを言う為だけに───?
「ユアーラ様ぁ?お顔が真っ赤ですよ。私の知らない間にお知り合いになられていたのですか?」
クライスが揶揄うように私にそう声をかけてくる。
真っ赤⁉︎
私は急いで自分の顔を触った。
あぁ───
これは酷いわ
さすが攻略キャラ。注意して関わらないと酷いことになる…
[水平線]
【決勝戦はレン様VSナユ様‼︎熱い試合になりそうです‼︎】
決勝戦前のアナウンスが入る。
闘技場には、お互い疲れているように見えるレン様とナユ様がいる。
疲れていながらも凛々しい、しっかりとした雰囲気は保ったまま。
流石だ。
一瞬。
本当に一瞬だった。
どちらの剣もお互いの薔薇を同時に粉々にした。
勝負は引き分けという方法で終わることになる。
表彰式の時、1位を取った2人からの言葉。
私はレン様の言葉が始まった瞬間に悪寒が走る。
「僕が今回一位を取れたのは、1人の優しいご令嬢のおかげなんです」
いや、まさか───
私はヒッと息を呑む。
「ユアーラ嬢。僕は本気でアピールするので、楽しみにしててね‼︎」
天使の笑顔で私に向かってそう言い手を振った。
あぁ───
周りの視線が痛い…
「ユアーラ様は誰が優勝すると思いますか?」
生徒で混み合っている競技場に中々入れなくて困っていた時、クライスが私にそう声をかけてくれた。
「んー。レン様、かな?」
勝つと思うというか、勝ってほしいというか…
「あ、進めそうですよ。入りましょう‼︎」
なんだかんだ言って、クライスも楽しそうに目を輝かせている。
そりゃあ初の闘技大会だ。見る方も楽しみだろう。
[大文字]「ユアーラ‼︎」[/大文字]
突然、後ろから大きな声が聞こえた。
1人、天使のような綺麗な髪を靡かせて走ってくる。
「え、レン様⁉︎」
走ってきた彼は、にっこりと満面の笑顔を浮かべて私の目を見つめて手を握ってきた。
「絶対勝つから。応援してて‼︎」
それだけ言って去っていく。
な、なななな、何あれ⁉︎
あんなに綺麗な顔で言われると破壊力が半端ない。
わざわざアレを言う為だけに───?
「ユアーラ様ぁ?お顔が真っ赤ですよ。私の知らない間にお知り合いになられていたのですか?」
クライスが揶揄うように私にそう声をかけてくる。
真っ赤⁉︎
私は急いで自分の顔を触った。
あぁ───
これは酷いわ
さすが攻略キャラ。注意して関わらないと酷いことになる…
[水平線]
【決勝戦はレン様VSナユ様‼︎熱い試合になりそうです‼︎】
決勝戦前のアナウンスが入る。
闘技場には、お互い疲れているように見えるレン様とナユ様がいる。
疲れていながらも凛々しい、しっかりとした雰囲気は保ったまま。
流石だ。
一瞬。
本当に一瞬だった。
どちらの剣もお互いの薔薇を同時に粉々にした。
勝負は引き分けという方法で終わることになる。
表彰式の時、1位を取った2人からの言葉。
私はレン様の言葉が始まった瞬間に悪寒が走る。
「僕が今回一位を取れたのは、1人の優しいご令嬢のおかげなんです」
いや、まさか───
私はヒッと息を呑む。
「ユアーラ嬢。僕は本気でアピールするので、楽しみにしててね‼︎」
天使の笑顔で私に向かってそう言い手を振った。
あぁ───
周りの視線が痛い…