「ユアーラさん?ちょっとよろしいかしら?」
私は3度見をしてから一度自分の頬をつねり、もう一度目の前を見つめた。
目の前にいるのは、赤色の瞳に綺麗な縦巻きロールの髪の顔が整いに整っていて、とても可愛くて、美しくて、まじでマジで最高で───(以下略)のミーシャン・クリスティーアだ。
そう、[大文字][太字][漢字]ミーシャン・クリスティーア[/漢字][ふりがな]推し[/ふりがな][/太字][/大文字]だ。
ミーシャンが私を呼び出しに…
ミーシャンが私に声をかけて…
え、何。
私を殺す気?
いやだ。
もう鼻血出ちゃう。
「───ユアーラさん?」
ミーシャンは少しイラッとしたように私の名前を呼ぶ。
良い‼︎
この声…
やっぱ最高だ。生ボイスよ、ありがとう。
「はい‼︎ミーシャン様」
元気に返事をすると、ミーシャンはギョッとしたように私を見た。
あ、お美しい…
私はミーシャンについていく。
校舎裏の庭園で、ミーシャンは立ち止まった。
「あの‼︎私実はユアーラの大ファンなんです‼︎もうあの声!この可愛さ!はぁぁ好き」
…………ん?
ミーシャンらしかぬ言葉遣い。
私は恐る恐るミーシャンを見た。
「も、もしかして───」
私は震える手で失礼ながらミーシャンを指差す。
「私と同じ、[漢字]転生者[/漢字][ふりがな]プレイヤー[/ふりがな]?」
私のその言葉に、私たちは2人とも顔を真っ青にしたのだった。
◆ ◇ ◆
「つまり、お互い転生者なのね…」
ミーシャンは私をマジマジと見つめてからそう言った。
「ここでミーシャン様‼︎ご提案が」
私がはりきってそう言うと、ミーシャンは軽く首を傾げた。
「様はいらないわ。だって同じ日本人ですもの。私もユアーラって呼びますね」
え、好き…
あ、じゃない。話を進めないと。
「私、ミーシャンにヒロインになってもらいたいんです‼︎攻略キャラ達を虜にしていくミーシャン…想像しただけで萌える‼︎特に殿下‼︎ミーシャンの婚約者ですよね?私ミーシャンと殿下にくっついてもらいたいんです」
私が元気にそう演説(?)をすると、ミーシャンは首を横に振った。
「え、お断りですわ。[漢字]ヒロイン[/漢字][ふりがな]ユアーラ[/ふりがな]だからこそできるあの素晴らしい攻略‼︎アレはもはやあなたにしか出来ませんわ‼︎それに私、殿下どころか攻略対象誰にも興味ないですもの」
な、な───
「わ、私だって攻略対象に興味ない‼︎」
「あら、私だってそうなのよ?」
「くっ──ミーシャンの笑顔で言うなんて卑怯だ」
「ユアーラのその顔、惚れる…」
果てして無駄な言い争いは長らく続いたのだが…
「まぁ結局、攻略とか気にせず、お互い推しな訳ですし、こうやって会って、お話ししましょう」
ミーシャンのその提案に賛成した。
「ところで、ミーシャン。あなたオフでもお嬢様感満載の喋り方だけど、私みたいに普通に話さないの?」
「……社交界で淑女の御三家と呼ばれているうちの1人であるあなたがそれを言いますの?ユアーラのオンオフの差が激しいだけよ。私はオフでもこんな調子だわ。あなたも少し気を付けたら?」
「誰に見られてるかわからないし…」そう言うミーシャンに、私は呆然とした。
さすがは公爵令嬢。いくら転生者でも、そこはしっかりしている。
流石だな───
そんなことを思いながら、私は家に帰る馬車でボーっと妄想を膨らませるのであった。
私は3度見をしてから一度自分の頬をつねり、もう一度目の前を見つめた。
目の前にいるのは、赤色の瞳に綺麗な縦巻きロールの髪の顔が整いに整っていて、とても可愛くて、美しくて、まじでマジで最高で───(以下略)のミーシャン・クリスティーアだ。
そう、[大文字][太字][漢字]ミーシャン・クリスティーア[/漢字][ふりがな]推し[/ふりがな][/太字][/大文字]だ。
ミーシャンが私を呼び出しに…
ミーシャンが私に声をかけて…
え、何。
私を殺す気?
いやだ。
もう鼻血出ちゃう。
「───ユアーラさん?」
ミーシャンは少しイラッとしたように私の名前を呼ぶ。
良い‼︎
この声…
やっぱ最高だ。生ボイスよ、ありがとう。
「はい‼︎ミーシャン様」
元気に返事をすると、ミーシャンはギョッとしたように私を見た。
あ、お美しい…
私はミーシャンについていく。
校舎裏の庭園で、ミーシャンは立ち止まった。
「あの‼︎私実はユアーラの大ファンなんです‼︎もうあの声!この可愛さ!はぁぁ好き」
…………ん?
ミーシャンらしかぬ言葉遣い。
私は恐る恐るミーシャンを見た。
「も、もしかして───」
私は震える手で失礼ながらミーシャンを指差す。
「私と同じ、[漢字]転生者[/漢字][ふりがな]プレイヤー[/ふりがな]?」
私のその言葉に、私たちは2人とも顔を真っ青にしたのだった。
◆ ◇ ◆
「つまり、お互い転生者なのね…」
ミーシャンは私をマジマジと見つめてからそう言った。
「ここでミーシャン様‼︎ご提案が」
私がはりきってそう言うと、ミーシャンは軽く首を傾げた。
「様はいらないわ。だって同じ日本人ですもの。私もユアーラって呼びますね」
え、好き…
あ、じゃない。話を進めないと。
「私、ミーシャンにヒロインになってもらいたいんです‼︎攻略キャラ達を虜にしていくミーシャン…想像しただけで萌える‼︎特に殿下‼︎ミーシャンの婚約者ですよね?私ミーシャンと殿下にくっついてもらいたいんです」
私が元気にそう演説(?)をすると、ミーシャンは首を横に振った。
「え、お断りですわ。[漢字]ヒロイン[/漢字][ふりがな]ユアーラ[/ふりがな]だからこそできるあの素晴らしい攻略‼︎アレはもはやあなたにしか出来ませんわ‼︎それに私、殿下どころか攻略対象誰にも興味ないですもの」
な、な───
「わ、私だって攻略対象に興味ない‼︎」
「あら、私だってそうなのよ?」
「くっ──ミーシャンの笑顔で言うなんて卑怯だ」
「ユアーラのその顔、惚れる…」
果てして無駄な言い争いは長らく続いたのだが…
「まぁ結局、攻略とか気にせず、お互い推しな訳ですし、こうやって会って、お話ししましょう」
ミーシャンのその提案に賛成した。
「ところで、ミーシャン。あなたオフでもお嬢様感満載の喋り方だけど、私みたいに普通に話さないの?」
「……社交界で淑女の御三家と呼ばれているうちの1人であるあなたがそれを言いますの?ユアーラのオンオフの差が激しいだけよ。私はオフでもこんな調子だわ。あなたも少し気を付けたら?」
「誰に見られてるかわからないし…」そう言うミーシャンに、私は呆然とした。
さすがは公爵令嬢。いくら転生者でも、そこはしっかりしている。
流石だな───
そんなことを思いながら、私は家に帰る馬車でボーっと妄想を膨らませるのであった。