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暴力的表現、グロテスク表現があります。苦手な方は、ご注意ください。
トワが深く笑みを浮かべると忽ち空が雲に覆われた。
「…ッ。トワの魔力がさらに増大した?」
ティアラはトワの魔力に圧倒されている。
「ティアラ!!避けて!!!」
「…ッな!?」
トワの拳が光の如くティアラの頭目掛けて放たれる。
「…妾としたことが仕留めきれなかったか。」
ティアラは間一髪で避けきれた。
「エンドレイラ。ナイス!助かった。」
(しかし、どうしたものか。トワを倒すことは無理だ。力の差がありすぎる。ライムが居れば別だが。仕方がない。我々がすべきことはトワの無力化。ただそれだけだ!)
「レン!エンドレイラ!!お前達はトワに遠距離から何でもいいから攻撃を与えてくれ!ビイナにプラチナ!お前達はランダムにトワへ近接攻撃を。だが近接はかなり危険だ。だから、サキエル!お前はトワに対する妨害、ビイナ達のサポートを頼む!我は隙を見てトワをどうにかする。いいな?」
ティアラはレン達に的確な指示を出した。
「ええ。分かったわ。」
レン達が頷く。
「600年の間に貴様らは協力し合うまでの仲になっておるのじゃな。面倒くさいことこの上なしじゃ。だが、妾にはもう関係ない。今日でこの世界も終焉を迎えるのだから全て無かったことになる。ただそれだけじゃ。」
数時間後。長引いた戦闘によりティアラ達は疲弊している。しかし、トワは笑うばかりである。
「なあトワ。希望って知ってるか?」
「急に何の話じゃ?妾には希望という無意味な言葉など知らん。希望など信じるだけ無駄じゃ。」
トワは意味が分からないと言い切る。
「ティアラよ。時間切れじゃ。…我が身に刻まれし怒り。そして、恐怖におののくがいい。不幸な時に幸福だった日々を思い出すことほど悲しいものはない。滅亡を目の当たりにする者…」
トワが詠唱を唱え始めた。多大なエネルギーがトワに集まっていく。
「一切の望みを捨てよ!ディスペアーズ・オルタ!!!」
その詠唱が終わった瞬間、惑星そのものが悲鳴を上げた。
大地は轟音と共に裂け、山脈は根元から崩壊する。海は底から持ち上げられ、空へと飲み込まれ、森林も都市も生命も、一切の区別なく地殻ごと剥ぎ取られていく。
惑星を覆っていた地層は幾重にもめくれ上がり、巨大な岩盤が砕け散りながら宇宙へと飛散する。その光景は、まるで星の皮膚を無慈悲に引き剥がしているかのようだった。
やがて残されたのは、大地ですらない。
地表という概念は完全に消滅し、文明も生命も歴史も、存在した証さえ残さず虚無へと還る。
「ぐはっ…!」
ティアラは辛うじて生きていた。
「流石はティアラよのう。それにレン達もかすかに生きておる。だが、所詮寿命が少し延びただけに過ぎぬ。命ある者いずれ死ぬ。弱者であれ強者であれ皆等しく命は尽きる。そして、妾のような寿命が無い者も、世界と共に滅びる。」
トワはティアラを見て笑った後に何処かへ向かおうとした。
「…ッ。何処に…行く…つもり…だ?」
「ふん。貴様らには関係ない。」
トワは北に向かって飛び立った。
「北に向かった…。ま…さか…。地表がむき出しの今だと、この世界を完全に破壊するための核がある…。そこに行くことができるゲートがむき出しになっているということは。トワはそこに…。まずい。このままだと修復が!不可能になる…ッ!!!早く…トワを止めねば!!」
ティアラは満身創痍になりながらもレン達の治療をした。
「ありがとう。ティアラ。貴方も大丈夫?」
「ああ。我は大丈夫だ。それよりも、エンドレイラ。お前達も大丈夫か?」
「ええ。おかげさまで。それで、今からトワのところに向かうのですね?」
「ああ。トワを止めないと。次こそは失敗が許されないからな。」
「分かったわ。最低限の兵力で向かいましょう。デルタ達のおかげもあって全員生き残ったのは奇跡だわ。これ以上犠牲が出ないようにしないと。」
「あー確かにそうだったね。あたい、デルタ達が奇跡を起こせるってこと忘れてたよ。でも、これで立ち直せるじゃん!」
「ああ。…我々も負けてはいられない。トワの元に向かうぞ!」
「了解!!」
ティアラ達はレンやエンドレイラ達を率いてトワの元に向かった。
続く…
「…ッ。トワの魔力がさらに増大した?」
ティアラはトワの魔力に圧倒されている。
「ティアラ!!避けて!!!」
「…ッな!?」
トワの拳が光の如くティアラの頭目掛けて放たれる。
「…妾としたことが仕留めきれなかったか。」
ティアラは間一髪で避けきれた。
「エンドレイラ。ナイス!助かった。」
(しかし、どうしたものか。トワを倒すことは無理だ。力の差がありすぎる。ライムが居れば別だが。仕方がない。我々がすべきことはトワの無力化。ただそれだけだ!)
「レン!エンドレイラ!!お前達はトワに遠距離から何でもいいから攻撃を与えてくれ!ビイナにプラチナ!お前達はランダムにトワへ近接攻撃を。だが近接はかなり危険だ。だから、サキエル!お前はトワに対する妨害、ビイナ達のサポートを頼む!我は隙を見てトワをどうにかする。いいな?」
ティアラはレン達に的確な指示を出した。
「ええ。分かったわ。」
レン達が頷く。
「600年の間に貴様らは協力し合うまでの仲になっておるのじゃな。面倒くさいことこの上なしじゃ。だが、妾にはもう関係ない。今日でこの世界も終焉を迎えるのだから全て無かったことになる。ただそれだけじゃ。」
数時間後。長引いた戦闘によりティアラ達は疲弊している。しかし、トワは笑うばかりである。
「なあトワ。希望って知ってるか?」
「急に何の話じゃ?妾には希望という無意味な言葉など知らん。希望など信じるだけ無駄じゃ。」
トワは意味が分からないと言い切る。
「ティアラよ。時間切れじゃ。…我が身に刻まれし怒り。そして、恐怖におののくがいい。不幸な時に幸福だった日々を思い出すことほど悲しいものはない。滅亡を目の当たりにする者…」
トワが詠唱を唱え始めた。多大なエネルギーがトワに集まっていく。
「一切の望みを捨てよ!ディスペアーズ・オルタ!!!」
その詠唱が終わった瞬間、惑星そのものが悲鳴を上げた。
大地は轟音と共に裂け、山脈は根元から崩壊する。海は底から持ち上げられ、空へと飲み込まれ、森林も都市も生命も、一切の区別なく地殻ごと剥ぎ取られていく。
惑星を覆っていた地層は幾重にもめくれ上がり、巨大な岩盤が砕け散りながら宇宙へと飛散する。その光景は、まるで星の皮膚を無慈悲に引き剥がしているかのようだった。
やがて残されたのは、大地ですらない。
地表という概念は完全に消滅し、文明も生命も歴史も、存在した証さえ残さず虚無へと還る。
「ぐはっ…!」
ティアラは辛うじて生きていた。
「流石はティアラよのう。それにレン達もかすかに生きておる。だが、所詮寿命が少し延びただけに過ぎぬ。命ある者いずれ死ぬ。弱者であれ強者であれ皆等しく命は尽きる。そして、妾のような寿命が無い者も、世界と共に滅びる。」
トワはティアラを見て笑った後に何処かへ向かおうとした。
「…ッ。何処に…行く…つもり…だ?」
「ふん。貴様らには関係ない。」
トワは北に向かって飛び立った。
「北に向かった…。ま…さか…。地表がむき出しの今だと、この世界を完全に破壊するための核がある…。そこに行くことができるゲートがむき出しになっているということは。トワはそこに…。まずい。このままだと修復が!不可能になる…ッ!!!早く…トワを止めねば!!」
ティアラは満身創痍になりながらもレン達の治療をした。
「ありがとう。ティアラ。貴方も大丈夫?」
「ああ。我は大丈夫だ。それよりも、エンドレイラ。お前達も大丈夫か?」
「ええ。おかげさまで。それで、今からトワのところに向かうのですね?」
「ああ。トワを止めないと。次こそは失敗が許されないからな。」
「分かったわ。最低限の兵力で向かいましょう。デルタ達のおかげもあって全員生き残ったのは奇跡だわ。これ以上犠牲が出ないようにしないと。」
「あー確かにそうだったね。あたい、デルタ達が奇跡を起こせるってこと忘れてたよ。でも、これで立ち直せるじゃん!」
「ああ。…我々も負けてはいられない。トワの元に向かうぞ!」
「了解!!」
ティアラ達はレンやエンドレイラ達を率いてトワの元に向かった。
続く…
- 1.新勢力
- 2.深まる怒り (前編)
- 3.深まる怒り (後編)
- 4.凶魔の悪魔
- 5.超生物殲滅戦
- 6.白き悪魔
- 7.魔族幹部及び副幹部会議(ヘルセンナハト)
- 8.人間の犯した業
- 9.戦争前夜
- 10.軍事施設陥落戦 前編
- 11.軍事施設陥落戦 後編
- 12.本拠地制圧戦 その1
- 13.本拠地制圧戦 その2
- 14.本拠地制圧戦 その3
- 15.終戦之時
- 16.新たな脅威
- 17.国際会議
- 18.メニア共和国連邦にて
- 19.危機再び
- 20.魔帝国防衛戦 その1
- 21.魔帝国防衛戦 その2
- 22.魔帝国防衛戦 その3
- 23.魔帝国防衛戦 その4
- 24.その慢心が命取り
- 25.終わりの序章
- 26.抗う者
- 27.管理を任されし者の使命
- 28.絶望之時