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暴力的表現、グロテスク表現があります。苦手な方は、ご注意ください。
「はぁ…はぁ…。ったく、聞いてねえよ。我が居なかったら完全に占領されて終いだったな。…なっ!!」
ティアラの後ろに黒い影が。
「ティアラか。俺を封印するのに加担した貴様に借りを返す時が来たようだ。」
黒い影の正体はなんとデルソディアだった。
「我はこう見えて忙しいんだ。だから…さっさと掛かってこい!デルソディア!!」
「ハッハッハ!!威勢のいい奴だ!俺はそういう威勢のいい奴を潰すのが大好きなのだ。」
「奇遇だな、我もお前のようなヤツを潰すのが大好きなんだ。」
ティアラは鼻で笑いながら言った。
「おお!そうかそうか!!なら一緒に肉体を以て語り合おうではないか!」
デルソディアは楽しそうに言った。
その頃、ライムはというと。
「貴様、我が主に殺されたはず。なにゆえ生きている。」
その言葉とともにデルソディアに近い気配を漂わせている。
「ッ…!!コイツただの上位種じゃないな。特異種か。」
攻撃を加えるもダメージが入らない。
「許せぬ…許せぬ。たかがこの程度の力で我が主に挑もうなどあまりにも愚か。このような愚行は万死に値する。この身を以て貴様に制裁を下してやろうぞ!」
その特異種とはデルソディアの眷属の中でもトップクラスに強い存在で目の前に居る特異種でたった1体しか存在しない。
「まだまだこれからだよ!ボクを甘く見ないでよね!」
首都ビジル郊外
「わたくしに歯向かうのはあなたですの?」
イルス族上位種がウランの目の前にいた。
「わての相手をするのはお前か。見た感じただの小娘だが…。貴様は何者だ?」
「あらあら、わたくしとしたことが自己紹介がまだでしたね。わたくしはウラン。黎明の核と言えば分かるかしら?」
ウフフ、あの上位種には何かありそうね。
けど、わたくしの敵じゃないわ。
「ケッケッケッ!あんた、黎明の1人だったかいね。わては全然気づかんかったわ。」
高らかに笑う上位種。
「うふふふ、わたくしが黎明ということをあまり認知されてないのかしら?」
「そうかもね。わては今まで知らなかったしわてらの仲間もお前さんを知らないだろうさ。」
ウランは少し不機嫌になった。
「あらあら、これはいけませんわ。わたくしが黎明であることを認知させるためにも貴方を殺して見せるわ。」
「へぇーそりゃ楽しみだ。」
その頃メニアでは大統領選の集計が行われている。
「バルッタが当選しました。では新たな大統領から演説を。」
国民はバルッタが当選し歓喜していた。
「……静まれ。」
その言葉で一瞬にして静まり返った。
「私の声は届いているわね、メニアの民。いや――」
バルッタは首を横に振り国民たちを見渡した。
「偉大なるメニア系民族たち。」
バルッタは小さく笑みを浮かべた。
「本日、この瞬間をもって――運命は書き換えられたわ。貴方達自身の手によってね。」
バルッタはメニア共和国連邦の国旗を手にし…
「旧き名、“メニア共和国連邦”は死んだわ。」
破った。メニア共和国連邦の死を国民に知らしめた。
「先代の首相が、国民たちの資源の使い方を誤り、大戦での敗北が起きた。しかし、本日をもって、戦争で疲弊し、遅れを取ったメニア共和国連邦は終わり、力を封じられた時代もまた終わったのよ。」
バルッタは誇らしげに笑う。そして国民に問いかける。
「私たちの血に流れるものは何?」
「それはね、選ばれし魔力、神にも等しき加護よ。それを、なぜ押し殺さねばならなかったのかしら?」
すると、メニア共和国連邦に集団移民した者たちを、指差した。
「答えは一つ――“部外者”が、メニア民族ではない者どもが、この国を蝕んでいたからよ!!」
集団移民した者たちを軽蔑する目で見下した。
「だが、もう違う!私たちは目覚めたのよ!!偽りの平等も、偽りの共存も、すべて捨て去る!!」
バルッタは笑みを浮かべながら力説した。
「今日からこの国の名は――フィアス・メニア!!」
新たな国旗を掲げる。
「恐怖を受け入れなさい。それは弱さではないの。私たちを一つに束ねる、絶対の力よ。」
「私たちの純血を脅かす者。私たちの魔力を穢す者。」
再び、集団移民した者たちを睨みつける。
「そのすべてを――見逃さない。」
「排除する。」
「根絶する。完全に。」
「これは終焉ではないわ!創世よ!!偉大なるメニア系民族による、新たな世界の創造だわ!!」
「進みなさい。」
「力を解き放ち、すべては、フィアス・メニアのために――。」
一瞬の静寂。
次の瞬間――
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
広場が爆発した。
「バルッタ様万歳!!」
「フィアス・メニアに栄光を!!」
「我らこそが選ばれし民族だ!!」
人々は狂ったように叫び、拳を突き上げた。
涙を流しながら笑う者、地に膝をつき祈るように手を組む者。
その熱狂は、まるで“信仰”だった。
「ついに……ついにこの時が来たんだ……!」
「もう奪われることはない……俺たちの時代だ!!」
誰かがそう叫ぶと、さらに歓声が膨れ上がる。
バルッタはそれを見下ろし、満足げに微笑んだ。
そして、誰にも聞こえないほどの小さな声で
「そう……それでいいのよ。」
その一方で――
歓声の波の中に、動けない者たちがいた。
指を差された“部外者”たちだ。
「……っ」
「やめて……お願い……」
誰にも届かない小さな声。
彼らはただ、震えていた。
周囲から向けられる視線は、先ほどまでとは違う。
そこにあったのは――明確な“敵意”だった。
一人の少年が、母親の服を強く握る。
「ねえ……なんで、みんなあんな顔してるの……?」
母親は答えられなかった。
ただ、我が子を抱きしめることしかできない。
そして――
群衆の一部が、ゆっくりと“彼ら”の方へと歩き出す。
「……排除する、って言ったよな?」
「命令だ……これは正しいことなんだ……」
その目には、もう迷いはなかった。
熱狂に呑まれた人々は、正義と狂気の区別を失っていた。
――そのすべてを、
バルッタは静かに見下ろしていた。
バルッタが大統領になったことの深刻さに気づく者はメニア系民族の中には誰一人いなかった。
サンクション共和国にて
「上海首相。重要な情報です。メニアの大統領選でバルッタが当選したことによりメニア共和国連邦がフィアス・メニアへと国名を変えた模様。」
「え?…一様1次大戦の時に敵国だった国だから要注意だな。」
メニアはこの後どうでるかが不安になる上海であった。
「まだまだこれからだよ!ボクを甘く見ないでよね!!」
「面白い。全力で相手してやるから全力でかかって来い!!」
(特異種は初めて見るから分からないことだらけなんだよね。とりあえず小手調べするとしますか…っとこれでも通じないか。どうするかな。)
かなり力を込めて切ったつもりだったが特異種の皮膚が傷つくことは無かった。
「本当に愚かだな。先程の攻撃と今の攻撃もどれも弱々しいものだ。これがお前の全力か?」
「ったくめんどくさいや。デルソディア戦の時のために温存したかったけど…。」
小さくため息をつくライム。
「ほぅ…この期に及んでまだ本気では無いのか。面白い冗談を言ってくれる。」
「冗談じゃないよ。さぁ!これで息絶えて死ね!![漢字]死霊之異世界[/漢字][ふりがな]デストピア[/ふりがな]!!!」
すると巨大なアカグロイ竜巻が発生した。
「グッ…なんだこのよく分からん竜巻は!?」
「死霊之世界へいってらっしゃーい♪」
「おのれ!この下等魔族がーー!!!」
特異種はアカグロイ竜巻に飲まれ別の世界に飛ばされた。
「グッ…ここはなんだ。空が…赤い。それより早く我が主の所に戻らねば…ッ!何だアイツは!?野郎…俺と殺る気か?ってデカすぎだろ…こ、こっちに来るなー…ッ」
特異種は赤く崩壊した死霊の世界で朽ち果てたのだった。
次回に続く。
ティアラの後ろに黒い影が。
「ティアラか。俺を封印するのに加担した貴様に借りを返す時が来たようだ。」
黒い影の正体はなんとデルソディアだった。
「我はこう見えて忙しいんだ。だから…さっさと掛かってこい!デルソディア!!」
「ハッハッハ!!威勢のいい奴だ!俺はそういう威勢のいい奴を潰すのが大好きなのだ。」
「奇遇だな、我もお前のようなヤツを潰すのが大好きなんだ。」
ティアラは鼻で笑いながら言った。
「おお!そうかそうか!!なら一緒に肉体を以て語り合おうではないか!」
デルソディアは楽しそうに言った。
その頃、ライムはというと。
「貴様、我が主に殺されたはず。なにゆえ生きている。」
その言葉とともにデルソディアに近い気配を漂わせている。
「ッ…!!コイツただの上位種じゃないな。特異種か。」
攻撃を加えるもダメージが入らない。
「許せぬ…許せぬ。たかがこの程度の力で我が主に挑もうなどあまりにも愚か。このような愚行は万死に値する。この身を以て貴様に制裁を下してやろうぞ!」
その特異種とはデルソディアの眷属の中でもトップクラスに強い存在で目の前に居る特異種でたった1体しか存在しない。
「まだまだこれからだよ!ボクを甘く見ないでよね!」
首都ビジル郊外
「わたくしに歯向かうのはあなたですの?」
イルス族上位種がウランの目の前にいた。
「わての相手をするのはお前か。見た感じただの小娘だが…。貴様は何者だ?」
「あらあら、わたくしとしたことが自己紹介がまだでしたね。わたくしはウラン。黎明の核と言えば分かるかしら?」
ウフフ、あの上位種には何かありそうね。
けど、わたくしの敵じゃないわ。
「ケッケッケッ!あんた、黎明の1人だったかいね。わては全然気づかんかったわ。」
高らかに笑う上位種。
「うふふふ、わたくしが黎明ということをあまり認知されてないのかしら?」
「そうかもね。わては今まで知らなかったしわてらの仲間もお前さんを知らないだろうさ。」
ウランは少し不機嫌になった。
「あらあら、これはいけませんわ。わたくしが黎明であることを認知させるためにも貴方を殺して見せるわ。」
「へぇーそりゃ楽しみだ。」
その頃メニアでは大統領選の集計が行われている。
「バルッタが当選しました。では新たな大統領から演説を。」
国民はバルッタが当選し歓喜していた。
「……静まれ。」
その言葉で一瞬にして静まり返った。
「私の声は届いているわね、メニアの民。いや――」
バルッタは首を横に振り国民たちを見渡した。
「偉大なるメニア系民族たち。」
バルッタは小さく笑みを浮かべた。
「本日、この瞬間をもって――運命は書き換えられたわ。貴方達自身の手によってね。」
バルッタはメニア共和国連邦の国旗を手にし…
「旧き名、“メニア共和国連邦”は死んだわ。」
破った。メニア共和国連邦の死を国民に知らしめた。
「先代の首相が、国民たちの資源の使い方を誤り、大戦での敗北が起きた。しかし、本日をもって、戦争で疲弊し、遅れを取ったメニア共和国連邦は終わり、力を封じられた時代もまた終わったのよ。」
バルッタは誇らしげに笑う。そして国民に問いかける。
「私たちの血に流れるものは何?」
「それはね、選ばれし魔力、神にも等しき加護よ。それを、なぜ押し殺さねばならなかったのかしら?」
すると、メニア共和国連邦に集団移民した者たちを、指差した。
「答えは一つ――“部外者”が、メニア民族ではない者どもが、この国を蝕んでいたからよ!!」
集団移民した者たちを軽蔑する目で見下した。
「だが、もう違う!私たちは目覚めたのよ!!偽りの平等も、偽りの共存も、すべて捨て去る!!」
バルッタは笑みを浮かべながら力説した。
「今日からこの国の名は――フィアス・メニア!!」
新たな国旗を掲げる。
「恐怖を受け入れなさい。それは弱さではないの。私たちを一つに束ねる、絶対の力よ。」
「私たちの純血を脅かす者。私たちの魔力を穢す者。」
再び、集団移民した者たちを睨みつける。
「そのすべてを――見逃さない。」
「排除する。」
「根絶する。完全に。」
「これは終焉ではないわ!創世よ!!偉大なるメニア系民族による、新たな世界の創造だわ!!」
「進みなさい。」
「力を解き放ち、すべては、フィアス・メニアのために――。」
一瞬の静寂。
次の瞬間――
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
広場が爆発した。
「バルッタ様万歳!!」
「フィアス・メニアに栄光を!!」
「我らこそが選ばれし民族だ!!」
人々は狂ったように叫び、拳を突き上げた。
涙を流しながら笑う者、地に膝をつき祈るように手を組む者。
その熱狂は、まるで“信仰”だった。
「ついに……ついにこの時が来たんだ……!」
「もう奪われることはない……俺たちの時代だ!!」
誰かがそう叫ぶと、さらに歓声が膨れ上がる。
バルッタはそれを見下ろし、満足げに微笑んだ。
そして、誰にも聞こえないほどの小さな声で
「そう……それでいいのよ。」
その一方で――
歓声の波の中に、動けない者たちがいた。
指を差された“部外者”たちだ。
「……っ」
「やめて……お願い……」
誰にも届かない小さな声。
彼らはただ、震えていた。
周囲から向けられる視線は、先ほどまでとは違う。
そこにあったのは――明確な“敵意”だった。
一人の少年が、母親の服を強く握る。
「ねえ……なんで、みんなあんな顔してるの……?」
母親は答えられなかった。
ただ、我が子を抱きしめることしかできない。
そして――
群衆の一部が、ゆっくりと“彼ら”の方へと歩き出す。
「……排除する、って言ったよな?」
「命令だ……これは正しいことなんだ……」
その目には、もう迷いはなかった。
熱狂に呑まれた人々は、正義と狂気の区別を失っていた。
――そのすべてを、
バルッタは静かに見下ろしていた。
バルッタが大統領になったことの深刻さに気づく者はメニア系民族の中には誰一人いなかった。
サンクション共和国にて
「上海首相。重要な情報です。メニアの大統領選でバルッタが当選したことによりメニア共和国連邦がフィアス・メニアへと国名を変えた模様。」
「え?…一様1次大戦の時に敵国だった国だから要注意だな。」
メニアはこの後どうでるかが不安になる上海であった。
「まだまだこれからだよ!ボクを甘く見ないでよね!!」
「面白い。全力で相手してやるから全力でかかって来い!!」
(特異種は初めて見るから分からないことだらけなんだよね。とりあえず小手調べするとしますか…っとこれでも通じないか。どうするかな。)
かなり力を込めて切ったつもりだったが特異種の皮膚が傷つくことは無かった。
「本当に愚かだな。先程の攻撃と今の攻撃もどれも弱々しいものだ。これがお前の全力か?」
「ったくめんどくさいや。デルソディア戦の時のために温存したかったけど…。」
小さくため息をつくライム。
「ほぅ…この期に及んでまだ本気では無いのか。面白い冗談を言ってくれる。」
「冗談じゃないよ。さぁ!これで息絶えて死ね!![漢字]死霊之異世界[/漢字][ふりがな]デストピア[/ふりがな]!!!」
すると巨大なアカグロイ竜巻が発生した。
「グッ…なんだこのよく分からん竜巻は!?」
「死霊之世界へいってらっしゃーい♪」
「おのれ!この下等魔族がーー!!!」
特異種はアカグロイ竜巻に飲まれ別の世界に飛ばされた。
「グッ…ここはなんだ。空が…赤い。それより早く我が主の所に戻らねば…ッ!何だアイツは!?野郎…俺と殺る気か?ってデカすぎだろ…こ、こっちに来るなー…ッ」
特異種は赤く崩壊した死霊の世界で朽ち果てたのだった。
次回に続く。