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龍魔戦記〜Demons queen of the one's mission〜

#15

終戦之時

「へー。楽しみだなーガルムの本気。」
ライムはそういって、ニコっと笑う。
「では、決着を付けるとしようか。」
ガルムは言い終えるとライムの目を見る。
「大丈夫だよ。初めちゃって。」
そう言うと神具の一つ、[漢字]漆黒暗刀[/漢字][ふりがな]ノワール[/ふりがな]を構えた。ガルムも愛刀を構えた。
「ッ…!!」
刀をぶつけ合っている。中々相手にダメージを与えられない。
「…ライムよ。まだ‥あの事を怒っているのか?余を‥許せぬか?」
「…[小文字]あ[/小文字]…。」
するとライムは珍しく下を向いて黙り込んだ。
(やはりまだ‥。)
「もう…良い。」
ガルムは講話で許してもらうことを諦め勝利して許してもらうよう専念した。
「…。」
ライムは黙ったまま迎撃している。
数時間が経過し、ガルムの体力的に限界が近づいている。
(これではライムには勝てぬ。しかし、諦めるわけには…いかぬ!)
ガルムは再び刀を強く握り振り始めた。
ライムはそれを見てキョトンとするがまた、暗い表情のまま間合いをつめる。
長引いたガルムとライムの戦闘は…
「し、しまった!」
ガルムが体制を大きく崩した。
「はあぁっ!!!」
ライムは隙を逃さず斬りかかる。しかし、
(…ん?)
ライムの刀はガルムの顔寸前に止まっていた。
「…ない。…したくない。…ガルムを、殺したくなんか…無い。」
ライムは泣き崩れ刀の構えを解いた。
「[小文字]ライム…。[/小文字]」
「ねぇ、ガルム。ボク…どこで間違ったのかな…。ガルムは殺したくない。でも、魔王の役目として戦争を引き起こした人間を処罰しないといけない。ボク、分からない。どうしたらいいのかが…分からないよ!ボクが人間と仲良くしたのがいけなかったのかな…。友達を作らない方がよかったのかな。ボクさえいなけりゃ、こんな事にならなかったのかな…。ボクさえ…いなけりゃ…」
ライムは自分の刀で自分の首に刃を向けた。
「待て、ライム!」
すると、ガルムはライムの刀を首から離し、抱きしめた。
「ライム。自分を悪く言うな。悪いのは余だ。余の監督不足が原因だから気にするな。ライムを大切にしてくれている者達がいるだろう?その者達を悲しませるようなことはするな。無論、余もお前を大切に思っている。」
「ガルム…、ボクの友達でいてくれるの?」
「ああ。」
「[小文字]ニコッ![/小文字]これからも仲良くしようね!ガルム!!」
「勿論。これからもよろしくな!」
心の底から安心するガルムとライムであった。
第二次人魔大戦は終戦…すると思われていたが納得いかない者が一人。
「ダメ!!まだ終わらせない!必ず[漢字]二人[/漢字][ふりがな]• •[/ふりがな]を殺すまでは!!」
そう叫んだのは…メーデスであった。
「メーデス落ち着け。なぜそこまで戦争を続けようとするんだ?」
「貴方のせいよ!!」
「[小文字]グッ…!![/小文字]」
「ガルム!?メーデス!貴様!!」
メーデスの手によりガルムの胸が貫通された。
「ライム。貴方のせいよwガルムが死ぬのも貴方の父と母が死んだのも全部!!」
「…ッ。」
「ラ…イムよ。気にするな。メーデスの言葉を間に…受けるな。」
ガルムの最期の言葉だった。メーデスはガルムを吸収した。
=メーデスの覚醒を確認。紫級厄災クラスから紫級神災クラスに進級。=
「…ッ…!!」
「アハッ!どうやら私はそこのライムと同じ高みになったのね!!」
ティアラの予想が的中してしまった。
「ボクと同じ階級になったぐらいで調子乗らないでくれる?お前はボクの[漢字]親友[/漢字][ふりがな]ガルム[/ふりがな]を殺した。これをボクに対しての宣戦布告と判断させてもらう!」
ライムは怒りに満ちた表情になった。
「あっそ。じゃあできる限りあがいてみれば?」
メーデスは剣撃をライムに向けて行ったがライムは軽々と避ける。
「[漢字]暗黒強砲熱線[/漢字][ふりがな]ダークセルレアクレーション[/ふりがな]!」
「[漢字]炎熱線[/漢字][ふりがな]プラズマ[/ふりがな]!!」
お互いの魔法がぶつかり合う。が、[漢字]炎熱線[/漢字][ふりがな]プラズマ[/ふりがな]のほうが威力が勝りライムの右の横腹がえぐれ右の角が砕け散った。
「アガッ!!」
「ライム!?」
ライムは激しい痛みに苛まれ血を吐き続けている。
「勝負ありかなぁ〜?」
メーデスがニタァと笑う。
(ここまでかな…。思ったよりメーデスが強くなってる。)
ライムは意識を失った。
(えっ?ここどこ?もしかして天国?)
ライムは真っ暗で何もない空間にでた。
するとどこからか話し声が聞こえた。
「ヘルレシア。命令よ。今から軍を率いてメイティアを殺害して。良い?成功しなかったらどうなるか分かるわよね?」
「は、はい。」
そこではメーデスがヘルレシアに洗脳してメイティア殺害の指示をしていた。

「貴方達は確かライムのお友達の部下さん?わたくしに何かようかしら?お茶でも入れまし…ッ!!」
「今宵は貴方を討伐しに来ました。」
ヘルレシアはメイティアの胸に刀を突き刺した。すると、騒ぎを聞いたゲンムが駆けつけた。
「メイティア!?貴様ら!我ら魔族に宣戦布告しにきたのか?なぜこんなにも姑息な手を使う?ガルムの指示なのか?…その顔は違うな?誰だ、誰がこんなにも姑息で卑怯極まりないことを指示したのは!」
「さあ?私はただ昇格するためだけにメイティアを討伐したまでです。」
「貴様…。」
(何これ、もしかして過去の出来事がボクの走馬灯みたいなやつなの?)


(あれ?また何もなくなった。?あれは父上?)
「…メーデスよ。余に何かようか?」
「ええ。貴方にお土産を渡したくて。今食べて欲しいわね。感想も聞きたいし。」
「ふむ。良かろう。」
ゲンムはメーデスからどら焼きを受け取った。
(あ!あれは、あのどら焼きの中の白い物体って超生物の幼体?もしかして父上もメーデスの思惑で?だ、ダメ!父上食べないで!)
「…ッ!!貴様、毒でも盛ったのか?」
「あら、さすが魔王ね。すぐに気づくなんて。でももう手遅れ。そのどら焼きに超生物の幼体を仕込んでいたの。さすがの魔王でも寄生されるんだね!アハハハ!」
「貴様…ッ!」

何これ、メーデスが全部裏で繋がってたの?じゃあ、本当の仇はメーデス。許せない!許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない!!
ボクの、ボクの家族を
「返せ!!!」
ライムが怒りで意識が目覚め肉体が回復した。
それと同時にライムの魔力が増大する。
「メーデス!絶対に許さない!!ボクの家族を返せ!」
「アハハハ!やっぱり魔王だもんね!なかなかタフだね!!楽しみがいがあ…」
=魔王ライムの覚悟を確認=
「は?」
「ボクは、お前を!」
「嘘でしょ?」
=魔王ライムの進化を開始=
「必ず!!」
「そんなはずない!ライムが覚醒なんて!」
=完了しました。暗黒皇帝龍から=
「殺す!!!」
=暗黒神帝龍へと進化しました=
「怒りと憎悪に焼かれて死ね![漢字]究極砲弾[/漢字][ふりがな]アルティメットブラスター[/ふりがな]!!」
ライム進化後の特大魔法がメーデスの胸を貫いた。
「カハッ!!」
激しく血を吐くメーデス。そして体がゆっくりと崩れ落ちていく。
「メーデス。最期に言い残すことは?」
「スマン。ちょといいか。メーデス。なぜライムを殺そうと思った?」
「はぁ…。私はガルムを愛してたの。なのにガルムはライムのことばっか。プレゼントだってライムにあげちゃうし。だからよ。その時からガルムなんてどうでも良くなった。二人とも殺しちゃえと思ったんだよ。ライムは私からガルムを取った。配下から慕われてる。正直羨ましかった。私なんか道具同然。だから貴方の母を殺すようヘルレシアを洗脳したのよ。それに、ゲンムに超生物を寄生させたのも。」
メーデスが不貞腐れてそう言った。
「?ちょっとまって!ボクのところに相談は来たけどプレゼントなんかもらってないよ?あとガルムもメーデスのこと好きなはずだよ?このプレゼントメーデスは喜ぶだろうかって相談してきたんだよ。」
「嘘だ!!そんなはず無い!!!私のことなんかわかるはずがない!!もう取り返しがつかないことしてしまったのよ!!愛するガルムを殺してしまったし、昔から付き合いのある貴方を殺そうとしてしまった。貴方の母も殺してしまったのよ!しかも、貴方の父も!そんな私をガルムは愛してなんかない!!」
泣き崩れるメーデス。これがメーデスの本音だった。
「はぁ…ボクの能力忘れたの?ボクは心が読めるんだよ?」
「あっ…そうだったわね。ライム‥ごめんなさい。本当に‥。ティアラ。ライムをよろしくね。もう…会えないわね。」
「メーデス。我等凶魔の能力も忘れたのか?冥界、悪魔界、現世この3つの世界を行き来できるんだからいつでも会えるだろう?」
それを聞いたメーデスは笑う。
「アハッ!!そういえばそうだったわね!じゃ、またねあんた達!!」
メーデスは光となり滅んだ。
「…終った。終戦宣言だしまーす。はぁ…。」
「短いようで長かったな。」
「ま、とりあえず本拠地に戻ろう。」
「ああ。」
第二章完
第三章へ続く…

作者メッセージ

ようやく第二章終わりました。
次回からは第三章「新たな脅威」です。
お楽しみに。

2026/02/01 16:00

盟主ウラン
ID:≫ 5eUNitfIe97r2
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