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暴力的表現、グロテスク表現があります。苦手な方は、ご注意ください。
「ライム。ゼメギアを倒したぞ。」
ゼメギアを討ち倒したティアラたちが帰還する。
「ああ、ティアラ。帰ってきて早々悪いが――魔族幹部及び副幹部会議《ヘルセンナハト》を始める。準備してきてくれ。」
「ああ。戦争についてだな。」
「うん。」
「分かった。すぐ準備する。」
――戦争の会議。第2次人魔大戦についてである。
「みんな揃ったな。じゃあ、始めようか。」
「ライム。一つ、わたくしから申し上げたいことがございますわ。」
初めに生まれた九体の元素生命体の一柱――黎明の核、ウランがそう言い、口を開く。
「わたくしたち黎明が、スーザン国周辺の軍事施設、または街へ侵攻いたしましょう。」
「まだ役割も言ってないのにな。相変わらず仕事が早いな、ウラン。」
「わたくしにとっては、勿体ないお言葉ですわ。」
すると、他の黎明たちも続く。
「「「だったら、私たちも同じ役割だから……本気を出さないとだね。」」」
黎明の氷・リーザ。
黎明の水・ロン。
黎明の毒・テルル。
「じゃあ、周辺の侵攻はウランたちに任せて……」
「ライム様。その役割、私にもやらせてください。」
「じゃあ、ナイトメアも頼むぞ。」
「はい!」
複数人いたほうが、早く制圧できるだろう。
それにしても――周辺侵攻の役割が、思ったよりも早く決まった。
「ライム。私から一つご報告が。」
「なんだ?」
「先程、私の部下から聞いたのですが……デビルメタルが人間の手に渡ったみたいです。」
鉱石生命体サファイアがそう告げる。
「恐らく敵側に、私たちの同僚――メタルがいると思います。デビルメタルは、あの者しか在り処を知らないはずですので。」
「なるほど……少し厄介だな。」
「なら。この私シュラが、デビルメタル使用者の相手をしましょう。」
霊祖の森シュラが、静かに名乗り出る。
「ナイトとシュラには役割ができたか。では、この我カイとホムラは、敵軍のクルサイトの相手をしよう。」
霊祖の鉄カイ、霊祖の炎ホムラが、霊祖の剣クルサイトを引き受ける。
「では、私サファイアが。そして同僚のルビーとダイヤが、メタルの相手をしましょう。」
「ライム。我ら凶魔はメーデスの相手をするぞ。奴は我と同等の力だからな。」
「ライム姉さん。私が、母上の仇であるヘルレシア・メネイチェロの相手をします。」
「姉上。私もクロノアと一緒に戦います。」
「分かった。けど気をつけろよ。ヘルレシアは、ガルムの配下の人間の中で最も強いからな。」
「大丈夫です。私の権能で、なんとかしてみます。」
「そうか。……気をつけてな。」
「デルタたちは、人間共の幹部四人――セル、レイナ、ヒカリ、ルイナを相手してくれ。」
「「「「御意!」」」」
死神族長デルタ、魔天鳥グリフォン族長ゼータ、吸血霊ヴァンパイア族長オメガ、精霊族長アルファ。
この四人が、人間側幹部四人を相手することになった。
「以上、役割決めは終わりだ。異論はあるか?」
「……ないみたいだね。それじゃあ、解散しようか。」
その言葉と同時に、皆それぞれの持ち場へと戻っていった。
「ライム。少しいいか?」
「なに? ティアラ。」
「もしかすると……メーデスは覚醒するかもしれない。」
「なんで?」
「この前、メーデスに喧嘩を売ろうとしたんだが。その時のメーデス、異常に魔力が増大していた。……覚醒する前兆かもしれない。」
「そう。なら、今のうちにもっと鍛えないと。」
「確かにそうだな。メーデス如きに考えすぎたか!」
「……如きではないけどね。」
こうして魔族の方針は決まった。
あとは、ガルムとの戦闘を待つのみ。
続く……
ゼメギアを討ち倒したティアラたちが帰還する。
「ああ、ティアラ。帰ってきて早々悪いが――魔族幹部及び副幹部会議《ヘルセンナハト》を始める。準備してきてくれ。」
「ああ。戦争についてだな。」
「うん。」
「分かった。すぐ準備する。」
――戦争の会議。第2次人魔大戦についてである。
「みんな揃ったな。じゃあ、始めようか。」
「ライム。一つ、わたくしから申し上げたいことがございますわ。」
初めに生まれた九体の元素生命体の一柱――黎明の核、ウランがそう言い、口を開く。
「わたくしたち黎明が、スーザン国周辺の軍事施設、または街へ侵攻いたしましょう。」
「まだ役割も言ってないのにな。相変わらず仕事が早いな、ウラン。」
「わたくしにとっては、勿体ないお言葉ですわ。」
すると、他の黎明たちも続く。
「「「だったら、私たちも同じ役割だから……本気を出さないとだね。」」」
黎明の氷・リーザ。
黎明の水・ロン。
黎明の毒・テルル。
「じゃあ、周辺の侵攻はウランたちに任せて……」
「ライム様。その役割、私にもやらせてください。」
「じゃあ、ナイトメアも頼むぞ。」
「はい!」
複数人いたほうが、早く制圧できるだろう。
それにしても――周辺侵攻の役割が、思ったよりも早く決まった。
「ライム。私から一つご報告が。」
「なんだ?」
「先程、私の部下から聞いたのですが……デビルメタルが人間の手に渡ったみたいです。」
鉱石生命体サファイアがそう告げる。
「恐らく敵側に、私たちの同僚――メタルがいると思います。デビルメタルは、あの者しか在り処を知らないはずですので。」
「なるほど……少し厄介だな。」
「なら。この私シュラが、デビルメタル使用者の相手をしましょう。」
霊祖の森シュラが、静かに名乗り出る。
「ナイトとシュラには役割ができたか。では、この我カイとホムラは、敵軍のクルサイトの相手をしよう。」
霊祖の鉄カイ、霊祖の炎ホムラが、霊祖の剣クルサイトを引き受ける。
「では、私サファイアが。そして同僚のルビーとダイヤが、メタルの相手をしましょう。」
「ライム。我ら凶魔はメーデスの相手をするぞ。奴は我と同等の力だからな。」
「ライム姉さん。私が、母上の仇であるヘルレシア・メネイチェロの相手をします。」
「姉上。私もクロノアと一緒に戦います。」
「分かった。けど気をつけろよ。ヘルレシアは、ガルムの配下の人間の中で最も強いからな。」
「大丈夫です。私の権能で、なんとかしてみます。」
「そうか。……気をつけてな。」
「デルタたちは、人間共の幹部四人――セル、レイナ、ヒカリ、ルイナを相手してくれ。」
「「「「御意!」」」」
死神族長デルタ、魔天鳥グリフォン族長ゼータ、吸血霊ヴァンパイア族長オメガ、精霊族長アルファ。
この四人が、人間側幹部四人を相手することになった。
「以上、役割決めは終わりだ。異論はあるか?」
「……ないみたいだね。それじゃあ、解散しようか。」
その言葉と同時に、皆それぞれの持ち場へと戻っていった。
「ライム。少しいいか?」
「なに? ティアラ。」
「もしかすると……メーデスは覚醒するかもしれない。」
「なんで?」
「この前、メーデスに喧嘩を売ろうとしたんだが。その時のメーデス、異常に魔力が増大していた。……覚醒する前兆かもしれない。」
「そう。なら、今のうちにもっと鍛えないと。」
「確かにそうだな。メーデス如きに考えすぎたか!」
「……如きではないけどね。」
こうして魔族の方針は決まった。
あとは、ガルムとの戦闘を待つのみ。
続く……