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全然警告じゃないんだけどさ、ほら?私可愛い子には辛い目にあって欲しくなっちゃうからさ?今の段階じゃグロテスクにはならないけど?なっちゃう可能性も無きにしもあらず?なーんで!グロかったら教えてください
執務室の扉がしまるとピリついた空気が流れていた。
「どーどー、そんなに固くなるなって。で、キミを呼び止めたのはちゃんとした理由があるからなんだよ」
彼はラフな座り方なのに、殺そうとしたときに急所がつけないような雰囲気なので、こちらとしては警戒するしかないのだが。私はそう心の中で呟いて少し体制をラフな感じにする。
「それは良かったです。きちんとした理由でなければ呼び止めてもらっても、出ていくところでした。」
私は、部屋を見回して先程から気になっていたアルコール臭と転がる瓶に目を向ける。
「ああ?これ?今日はちょっとした宴でね〜。いつもはこんなことないんだけど、恥ずかしいな〜。」
頭をかきながら彼は席を立ち、瓶を片付ける。
「ここは陛下の執務室ですよね?例え幼馴染の貴方様でも立ち入って…宴を開くなど。陛下もなぜ出てこないのです。」
私も瓶やグラスを片付けるのを手伝おうとして立ち上がると、彼が振り向いた。
「そこ、気になっちゃう?あいつさ、王族のくせして酒がダメダメでよォ?しかもこの国は楽人の国。毎日酒を浴びるように飲んでいても可笑しくないのに、ワインをたった五瓶でダメになっちゃうんだぜ?今日はなぁんにも予定がないから、それを直そうとしたんだけど…。ダメだったねぇ」
天井を仰いでいるが、言っていることが結構頭がオカシイのがわからないのだろうか。陛下も陛下でなぜこんな男の悪巧みに乗ってしまうのか不思議でたまらない。
―ガチャリ
[漢字]彼[/漢字][ふりがな]カイル[/ふりがな]が書類庫の扉に近づいて開ける
「陛下っ!気分は如何ですかぁ?」
「うぅ。最悪だよ、カイル。水をくへ…。なんへ、レオを残しはんだ…。」
私が床に水たまりを作っていたワインを拭いていると、なにやら会話をしている。
「まだ、意識あるたぁ、凄いぜ陛下っ。」
「お前が飲まへたんだろう!!10本も!話が違うぞ!」
陛下の顔は見えないが、陛下が本気で怒っている声は初めて聞いた。二人は仲がよろしいのだろうと考えながら、テキパキと片付けていく。
「おいおい、まだ8本だぜ?俺だったら20はいけんのによぉ。」
「それは、お前だからだろう!俺は浴びるように酒を飲むほとなどない!そへに、ほうなっているんだ。このワインの出どころは!まさか…」
「違うぜ、陛下。流石に俺でも国からは盗まねぇって。自腹だよ。俺からの[太字][大文字]お・ご・り♡[/大文字][/太字]」
大体片付けが終わったので、ワインを飲んでいたであろうグラスに水を注ぎ、陛下の元へ持っていく。
「陛下、落ち着いてください。こんな姿を国民に見られたら笑われますよ。」
顔が真っ赤になっている陛下は、ただの青年のようだった。
「すまない…。」
「レオったらやっさし〜。俺にもくれよ!ほらほら、レオンみたいに俺にも飲ませて、飲ませてぇ〜〜」
ああ、この人はそうやって王宮内の女性を落としてきたのだな。可哀想に。こんな男に引っかかる全ての[漢字]女性[/漢字][ふりがな]レディ[/ふりがな]が可愛そうだ。
「陛下を昼間から飲ませておいてよく言えますね。確かに私は女性ですけれど、そのような言い方は鼻につきます。近寄らないでください、匂いがついてしまいます。」
[漢字]彼[/漢字][ふりがな]カイル[/ふりがな]は、驚いたように一歩後ずさる。
「ハハ…似てんね。あの方と。その[大文字][太字][明朝体]『キッパリ』[/明朝体][/太字][/大文字]な物言いが。」
私は、バレてしまったかと後悔する。どうすれば言い逃れできるか必死に頭で考える。
「俺にそんな言い方すんのお前で二人目だよ、レオ。ま、お前は[漢字]女性[/漢字][ふりがな]レディ[/ふりがな]というよりも、獅子だけどな!名前と同じで。」
私は、別の人をさしているのだとわかって、安堵した。そして、彼の言葉を聞き流しながら、陛下を立たせる。
「立てますか?立ち眩みをしたら、すぐにおっしゃってくださいね。」
「おいおい、無視かよ。てか、レオ、その姿で陛下支えてたら勘違いされるだろ。お前が酔わせたみたいになるから、俺が部屋まで持ってくよ。力も、俺のほうがあるからな。」
私は心配なので二人の後をついていくことにした。
[大文字][太字][中央寄せ]❧❧❧[/中央寄せ][/太字][/大文字]
陛下をベットに横たわらせるとすぐに寝息を立てて寝てしまった。
「もう少し危機感を持ったほうがよろしいかと思いますよ、私は。」
私と彼(カイル)がソファに座り向かい合うと、彼はワインを勧めてくる。
「あいつが酔った姿を見せるなんて珍しいんだぜ?家族か俺ぐらいにしかみせないんだから。それに、あいつがお前を頼ってんだろ、執事として。あいつだって人間だよ。ずっと仮面を被ったまま生きてられるかっての。飲もうぜ。お前の仕事、全部[漢字]破棄[/漢字][ふりがな]キャンセル[/ふりがな]しといたから。」
ワインをくるくると回して匂いをかぎながらこの男はとんでもないことを言う。
「見返りはなんです?あと、これに薬は入れていませんよね?」
「入れるわけねぇだろ!ここは次期国王の部屋で、お前はその執事なんだからよ。入れていたら俺のクビがこうスパッと飛んでくぜ。こう見えて自分の命は、大切にしてんでよ。
そうだな、じゃ、俺の恋の相談をしてくれよ。お前だって顔が良いんだから、メイドからモテまくりだろぃ?」
私は一口ワインを嗜むと、頷いた。
「私で良ければ。」
「どーどー、そんなに固くなるなって。で、キミを呼び止めたのはちゃんとした理由があるからなんだよ」
彼はラフな座り方なのに、殺そうとしたときに急所がつけないような雰囲気なので、こちらとしては警戒するしかないのだが。私はそう心の中で呟いて少し体制をラフな感じにする。
「それは良かったです。きちんとした理由でなければ呼び止めてもらっても、出ていくところでした。」
私は、部屋を見回して先程から気になっていたアルコール臭と転がる瓶に目を向ける。
「ああ?これ?今日はちょっとした宴でね〜。いつもはこんなことないんだけど、恥ずかしいな〜。」
頭をかきながら彼は席を立ち、瓶を片付ける。
「ここは陛下の執務室ですよね?例え幼馴染の貴方様でも立ち入って…宴を開くなど。陛下もなぜ出てこないのです。」
私も瓶やグラスを片付けるのを手伝おうとして立ち上がると、彼が振り向いた。
「そこ、気になっちゃう?あいつさ、王族のくせして酒がダメダメでよォ?しかもこの国は楽人の国。毎日酒を浴びるように飲んでいても可笑しくないのに、ワインをたった五瓶でダメになっちゃうんだぜ?今日はなぁんにも予定がないから、それを直そうとしたんだけど…。ダメだったねぇ」
天井を仰いでいるが、言っていることが結構頭がオカシイのがわからないのだろうか。陛下も陛下でなぜこんな男の悪巧みに乗ってしまうのか不思議でたまらない。
―ガチャリ
[漢字]彼[/漢字][ふりがな]カイル[/ふりがな]が書類庫の扉に近づいて開ける
「陛下っ!気分は如何ですかぁ?」
「うぅ。最悪だよ、カイル。水をくへ…。なんへ、レオを残しはんだ…。」
私が床に水たまりを作っていたワインを拭いていると、なにやら会話をしている。
「まだ、意識あるたぁ、凄いぜ陛下っ。」
「お前が飲まへたんだろう!!10本も!話が違うぞ!」
陛下の顔は見えないが、陛下が本気で怒っている声は初めて聞いた。二人は仲がよろしいのだろうと考えながら、テキパキと片付けていく。
「おいおい、まだ8本だぜ?俺だったら20はいけんのによぉ。」
「それは、お前だからだろう!俺は浴びるように酒を飲むほとなどない!そへに、ほうなっているんだ。このワインの出どころは!まさか…」
「違うぜ、陛下。流石に俺でも国からは盗まねぇって。自腹だよ。俺からの[太字][大文字]お・ご・り♡[/大文字][/太字]」
大体片付けが終わったので、ワインを飲んでいたであろうグラスに水を注ぎ、陛下の元へ持っていく。
「陛下、落ち着いてください。こんな姿を国民に見られたら笑われますよ。」
顔が真っ赤になっている陛下は、ただの青年のようだった。
「すまない…。」
「レオったらやっさし〜。俺にもくれよ!ほらほら、レオンみたいに俺にも飲ませて、飲ませてぇ〜〜」
ああ、この人はそうやって王宮内の女性を落としてきたのだな。可哀想に。こんな男に引っかかる全ての[漢字]女性[/漢字][ふりがな]レディ[/ふりがな]が可愛そうだ。
「陛下を昼間から飲ませておいてよく言えますね。確かに私は女性ですけれど、そのような言い方は鼻につきます。近寄らないでください、匂いがついてしまいます。」
[漢字]彼[/漢字][ふりがな]カイル[/ふりがな]は、驚いたように一歩後ずさる。
「ハハ…似てんね。あの方と。その[大文字][太字][明朝体]『キッパリ』[/明朝体][/太字][/大文字]な物言いが。」
私は、バレてしまったかと後悔する。どうすれば言い逃れできるか必死に頭で考える。
「俺にそんな言い方すんのお前で二人目だよ、レオ。ま、お前は[漢字]女性[/漢字][ふりがな]レディ[/ふりがな]というよりも、獅子だけどな!名前と同じで。」
私は、別の人をさしているのだとわかって、安堵した。そして、彼の言葉を聞き流しながら、陛下を立たせる。
「立てますか?立ち眩みをしたら、すぐにおっしゃってくださいね。」
「おいおい、無視かよ。てか、レオ、その姿で陛下支えてたら勘違いされるだろ。お前が酔わせたみたいになるから、俺が部屋まで持ってくよ。力も、俺のほうがあるからな。」
私は心配なので二人の後をついていくことにした。
[大文字][太字][中央寄せ]❧❧❧[/中央寄せ][/太字][/大文字]
陛下をベットに横たわらせるとすぐに寝息を立てて寝てしまった。
「もう少し危機感を持ったほうがよろしいかと思いますよ、私は。」
私と彼(カイル)がソファに座り向かい合うと、彼はワインを勧めてくる。
「あいつが酔った姿を見せるなんて珍しいんだぜ?家族か俺ぐらいにしかみせないんだから。それに、あいつがお前を頼ってんだろ、執事として。あいつだって人間だよ。ずっと仮面を被ったまま生きてられるかっての。飲もうぜ。お前の仕事、全部[漢字]破棄[/漢字][ふりがな]キャンセル[/ふりがな]しといたから。」
ワインをくるくると回して匂いをかぎながらこの男はとんでもないことを言う。
「見返りはなんです?あと、これに薬は入れていませんよね?」
「入れるわけねぇだろ!ここは次期国王の部屋で、お前はその執事なんだからよ。入れていたら俺のクビがこうスパッと飛んでくぜ。こう見えて自分の命は、大切にしてんでよ。
そうだな、じゃ、俺の恋の相談をしてくれよ。お前だって顔が良いんだから、メイドからモテまくりだろぃ?」
私は一口ワインを嗜むと、頷いた。
「私で良ければ。」