閲覧前に必ずご確認ください
全然警告じゃないんだけどさ、ほら?私可愛い子には辛い目にあって欲しくなっちゃうからさ?今の段階じゃグロテスクにはならないけど?なっちゃう可能性も無きにしもあらず?なーんで!グロかったら教えてください
「[漢字]レオン[/漢字][ふりがな]陛下[/ふりがな]聞いておられたのでしょう?こいつ、体力の限界が来たのか、意識を失ってしまいましたよ。」
カイルがソファから立ち上がり、扉を開けようとすると、レオンハルトが入室してくる。
「これくらい自分でできるさ、馬鹿にするな。それにカイル、お前が無理をさせすぎたのではないか?」
そう言いながら、[漢字]彼[/漢字][ふりがな]レオンハルト[/ふりがな]は[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]レオ[/ふりがな]を[漢字]横抱き[/漢字][ふりがな]姫抱き[/ふりがな]し、ベットまで連れて行く。
「へ〜へ〜、お熱いこった。なんで、この子に執着すんですかい?国王陛下。
確かにぃ?この子本当に “ 平民 ” だったらぁ、顔がものすごく整ってるけど、こんなの花街に出たらうじゃうじゃいるじゃん。」
扉に寄りかかり、腕を組んでカイルは彼らを見る。
「カイル、お前もそう思うか?平民にしては整いすぎているこの顔。それだけだったら、没落貴族の末裔などの[漢字]類[/漢字][ふりがな]たぐい[/ふりがな]だったらまだわかる。でも、どう考えてもこいつの所作はここ数年で身に付いたようなものではない。言葉遣いと[漢字]鉄仮面/漢字][ふりがな]ポーカーフェイス[/ふりがな]もだ。」
レオンハルトは、レオをベッドに降ろしながら告げる。
「へぇ?よく見てらっしゃるんですね〜、陛下。やっぱ、この子の御顔がぁ、隣国のお姫様、[明朝体][漢字]セレナ姫様[/漢字][ふりがな]初恋の人[/ふりがな][/明朝体]によく似ておられるから?」
レオンハルトは、目を一瞬見開き、咳払いをする。
「何故、そう思うんだ、カイル。それに、お前はあの御方に会ったことがないだろう。何故似ていると判断できる。」
面白おかしそうにクククッとカイルが笑う。
「それって、図星ってことだよね、レオン?わかり易すぎるんだよ、お前、自分のプライベートで嘘つこうとすると、いっつも両手をギュッと一瞬させるんだもん。
ああ、俺は会ったことないよ?だって、平民出身だもん。[漢字]帝国[/漢字][ふりがな]グランディーニ[/ふりがな]が許すはずが無いでしょ?でも、お姫様なんだから、肖像画の一つや二つ、あるっしょ?それを見て、似てんな〜って思っただけだよ。」
すっかり、起きる[漢字]時[/漢字][ふりがな]タイミング[/ふりがな]を失ってしまった。多分、カイルと言う名の変態は、私が目を瞑っているだけだと感づいているのだろう。それをわかったうえで、ずっと喋り続けている。本当にたちの悪い男だ。
「で?セレナ様のどんなところが良かったんだよ?お前だってそんなに会う機会なかっただろ?」
カイルがレオンハルトの脇腹を肘で小突く。
[明朝体][小文字]「一目惚れだよ…。」[/小文字][/明朝体]
数秒の沈黙のあとに口を開く彼の顔は、少しばかり赤くなり、片手で目元を隠してしまっている。
「へ?[大文字](なんだか思ってた反応と違うんだけど〜〜!!!)[/大文字]
珍しいじゃんか、レオンが見た目で判断するなんてさっ!」
目を見開いて、カイルは驚いている。それで、嬉しそうにレオンハルトの背中をバシバシと見ている方が痛くなるほど叩いている。
「カイル、やめてくれ。俺だって、恋の一つや二つするさ…。俺が誰を心に留めておくかぐらいは俺の自由だろ。どうぜ政略結婚をしなきゃいけないんだ。少しくらい夢を見させてくれよ。」
数秒、数分と沈黙が続く。
流石に黙っていられなくなったのか、カイルが指を鳴らす。
「陛下、もうそろそろ仕事の時間っすよ。俺も行かなきゃいけないんで、行きますね。」
カイルはそう言うと、レオが寝ている(寝たふりをしている)ベッドに近づき、囁く。
「起きてんだろ?レオ。
[漢字]グランディーニ[/漢字][ふりがな]帝国[/ふりがな]になにかあったんだったら、早く言え。[漢字]密告者[/漢字][ふりがな]スパイ[/ふりがな]容疑で捕まりたくなければな。」
そう言うとハラリと方向を変えて、扉へ向かう。
「では、これにて失礼いたします。陛下も早く仕事に戻られますよう。」
扉が閉まると、レオンハルトは、レオの髪をすくい取って口づけする。
「すまない、レオ。キミのことを私の[漢字]幼馴染[/漢字][ふりがな]カイル[/ふりがな]に話してしまった。口は堅い奴だから、心配しないでくれ。」
そう独り言を言うと、彼も席を立ち、扉へと向かった。
(レオと[漢字]あの御方[/漢字][ふりがな]セレナ殿[/ふりがな]を重ねてしまった。彼女はもういないのにな。)
扉が閉まると、私はベッドから起き上がった。
「まさか、こんな形でレオンハルトの想いを聞くことになるとは…。しかし、あの[漢字]カイル[/漢字][ふりがな]小僧[/ふりがな]はなかなか食えないやつだ。どこまで気づいているかわかったものではない。」
[大文字][中央寄せ]❧❧❧[/中央寄せ][/大文字]
私が一人、病室で数刻なんだかんだ悶々としていると、空がだんだん薄暗くなってきた。
[斜体][太字]―ドン![/太字][/斜体]
扉の方からものすごい衝撃音が聞こえて、ふと顔をあげる。
ベッドから降りて、扉を開けると山積みの本を拾い集めているメイがいた。
「どうしたの?凄い物音がきこえたけれど…。」
[漢字]私[/漢字][ふりがな]ソフィ[/ふりがな]が尋ねると、今にも泣きそうになっているメイが顔をあげた。
「この本と資料をね、陛下様のお部屋に届けなきゃいけないんだけれどね?お部屋がわからなくって。陛下様がいそうな[漢字]階層[/漢字][ふりがな]フロア[/ふりがな]には行ったことがないから…。ソフィちゃん、どうしようっ!これを今日の夕食までに届けないと私、私、[漢字]解雇[/漢字][ふりがな]クビ[/ふりがな])にされちゃうよぉ!!」
メイが分厚い本を抱えて廊下にへたり込みながら泣いてしまった。しょうがないので、私もしゃがみ込み、メイの頭を撫でた。
「陛下様はお優しい方ですから、即[漢字]解雇[/漢字][ふりがな]クビ[/ふりがな]にはしませんよ。私はそこの[漢字]階層[/漢字][ふりがな]フロア[/ふりがな]に何度か足を運んだことがあるので、陛下様の執務室がわかります。一緒に行きましょう。ね?」
私がなだめること数分、落ち着いてきたメイは、私と一緒に資料を順番通りに並べ、廊下を歩いていた。
「ごめんね、ソフィちゃん。足、まだ治ってないのに…。でも、助かっちゃった!次会ったら、城下町の私のオススメのお店でご飯食べようね!」
彼女の愛らしい笑顔をみて私はホッとした。私にも、この様な時代があればと思うと少し心が痛んだ。
カイルがソファから立ち上がり、扉を開けようとすると、レオンハルトが入室してくる。
「これくらい自分でできるさ、馬鹿にするな。それにカイル、お前が無理をさせすぎたのではないか?」
そう言いながら、[漢字]彼[/漢字][ふりがな]レオンハルト[/ふりがな]は[漢字]彼女[/漢字][ふりがな]レオ[/ふりがな]を[漢字]横抱き[/漢字][ふりがな]姫抱き[/ふりがな]し、ベットまで連れて行く。
「へ〜へ〜、お熱いこった。なんで、この子に執着すんですかい?国王陛下。
確かにぃ?この子本当に “ 平民 ” だったらぁ、顔がものすごく整ってるけど、こんなの花街に出たらうじゃうじゃいるじゃん。」
扉に寄りかかり、腕を組んでカイルは彼らを見る。
「カイル、お前もそう思うか?平民にしては整いすぎているこの顔。それだけだったら、没落貴族の末裔などの[漢字]類[/漢字][ふりがな]たぐい[/ふりがな]だったらまだわかる。でも、どう考えてもこいつの所作はここ数年で身に付いたようなものではない。言葉遣いと[漢字]鉄仮面/漢字][ふりがな]ポーカーフェイス[/ふりがな]もだ。」
レオンハルトは、レオをベッドに降ろしながら告げる。
「へぇ?よく見てらっしゃるんですね〜、陛下。やっぱ、この子の御顔がぁ、隣国のお姫様、[明朝体][漢字]セレナ姫様[/漢字][ふりがな]初恋の人[/ふりがな][/明朝体]によく似ておられるから?」
レオンハルトは、目を一瞬見開き、咳払いをする。
「何故、そう思うんだ、カイル。それに、お前はあの御方に会ったことがないだろう。何故似ていると判断できる。」
面白おかしそうにクククッとカイルが笑う。
「それって、図星ってことだよね、レオン?わかり易すぎるんだよ、お前、自分のプライベートで嘘つこうとすると、いっつも両手をギュッと一瞬させるんだもん。
ああ、俺は会ったことないよ?だって、平民出身だもん。[漢字]帝国[/漢字][ふりがな]グランディーニ[/ふりがな]が許すはずが無いでしょ?でも、お姫様なんだから、肖像画の一つや二つ、あるっしょ?それを見て、似てんな〜って思っただけだよ。」
すっかり、起きる[漢字]時[/漢字][ふりがな]タイミング[/ふりがな]を失ってしまった。多分、カイルと言う名の変態は、私が目を瞑っているだけだと感づいているのだろう。それをわかったうえで、ずっと喋り続けている。本当にたちの悪い男だ。
「で?セレナ様のどんなところが良かったんだよ?お前だってそんなに会う機会なかっただろ?」
カイルがレオンハルトの脇腹を肘で小突く。
[明朝体][小文字]「一目惚れだよ…。」[/小文字][/明朝体]
数秒の沈黙のあとに口を開く彼の顔は、少しばかり赤くなり、片手で目元を隠してしまっている。
「へ?[大文字](なんだか思ってた反応と違うんだけど〜〜!!!)[/大文字]
珍しいじゃんか、レオンが見た目で判断するなんてさっ!」
目を見開いて、カイルは驚いている。それで、嬉しそうにレオンハルトの背中をバシバシと見ている方が痛くなるほど叩いている。
「カイル、やめてくれ。俺だって、恋の一つや二つするさ…。俺が誰を心に留めておくかぐらいは俺の自由だろ。どうぜ政略結婚をしなきゃいけないんだ。少しくらい夢を見させてくれよ。」
数秒、数分と沈黙が続く。
流石に黙っていられなくなったのか、カイルが指を鳴らす。
「陛下、もうそろそろ仕事の時間っすよ。俺も行かなきゃいけないんで、行きますね。」
カイルはそう言うと、レオが寝ている(寝たふりをしている)ベッドに近づき、囁く。
「起きてんだろ?レオ。
[漢字]グランディーニ[/漢字][ふりがな]帝国[/ふりがな]になにかあったんだったら、早く言え。[漢字]密告者[/漢字][ふりがな]スパイ[/ふりがな]容疑で捕まりたくなければな。」
そう言うとハラリと方向を変えて、扉へ向かう。
「では、これにて失礼いたします。陛下も早く仕事に戻られますよう。」
扉が閉まると、レオンハルトは、レオの髪をすくい取って口づけする。
「すまない、レオ。キミのことを私の[漢字]幼馴染[/漢字][ふりがな]カイル[/ふりがな]に話してしまった。口は堅い奴だから、心配しないでくれ。」
そう独り言を言うと、彼も席を立ち、扉へと向かった。
(レオと[漢字]あの御方[/漢字][ふりがな]セレナ殿[/ふりがな]を重ねてしまった。彼女はもういないのにな。)
扉が閉まると、私はベッドから起き上がった。
「まさか、こんな形でレオンハルトの想いを聞くことになるとは…。しかし、あの[漢字]カイル[/漢字][ふりがな]小僧[/ふりがな]はなかなか食えないやつだ。どこまで気づいているかわかったものではない。」
[大文字][中央寄せ]❧❧❧[/中央寄せ][/大文字]
私が一人、病室で数刻なんだかんだ悶々としていると、空がだんだん薄暗くなってきた。
[斜体][太字]―ドン![/太字][/斜体]
扉の方からものすごい衝撃音が聞こえて、ふと顔をあげる。
ベッドから降りて、扉を開けると山積みの本を拾い集めているメイがいた。
「どうしたの?凄い物音がきこえたけれど…。」
[漢字]私[/漢字][ふりがな]ソフィ[/ふりがな]が尋ねると、今にも泣きそうになっているメイが顔をあげた。
「この本と資料をね、陛下様のお部屋に届けなきゃいけないんだけれどね?お部屋がわからなくって。陛下様がいそうな[漢字]階層[/漢字][ふりがな]フロア[/ふりがな]には行ったことがないから…。ソフィちゃん、どうしようっ!これを今日の夕食までに届けないと私、私、[漢字]解雇[/漢字][ふりがな]クビ[/ふりがな])にされちゃうよぉ!!」
メイが分厚い本を抱えて廊下にへたり込みながら泣いてしまった。しょうがないので、私もしゃがみ込み、メイの頭を撫でた。
「陛下様はお優しい方ですから、即[漢字]解雇[/漢字][ふりがな]クビ[/ふりがな]にはしませんよ。私はそこの[漢字]階層[/漢字][ふりがな]フロア[/ふりがな]に何度か足を運んだことがあるので、陛下様の執務室がわかります。一緒に行きましょう。ね?」
私がなだめること数分、落ち着いてきたメイは、私と一緒に資料を順番通りに並べ、廊下を歩いていた。
「ごめんね、ソフィちゃん。足、まだ治ってないのに…。でも、助かっちゃった!次会ったら、城下町の私のオススメのお店でご飯食べようね!」
彼女の愛らしい笑顔をみて私はホッとした。私にも、この様な時代があればと思うと少し心が痛んだ。