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へたくそです、あと進むのが遅いです。それでも良い方は進んでください。
異世界に来たはいいものの、雑魚スキルしかなかった件
#1
異世界
それは、突然のことだった。
いつも通りの時間に起きて。
いつも通り、仕事に行って。
少しだけ残業をして。
コンビニで買い物をして。
いつも通りの日だったはず。
…なのに。
…なのに!!
なんで僕はこんなところにいるんだよ…っ!!!
─時は遡ること数分前─
家に帰る。
一人暮らしなので、もちろん誰もいない。
それでも、
「ただいま。」
とあいさつをする。
その瞬間、謎の淡い光に包まれた。
僕──、相澤蓮(あいざわれん)は、ただただ混乱していた。
「えっ、ちょ、なに…これ…!」
段々とその光が眩しくなり、目が開けられなくなる。
「うわっ…!」
声が聞こえたような気がする。
光は少しずつ落ち着いていったため、
'ほんと、なんなんだよ。これ。'
なんてことを思いながらも、目を開ける。
すると家ではない場所にいた。
暗くてどこまで続いているかわからない。
浮いているようなふわふわとした不思議な感覚。
目の前には光っている球。
どうやらそこから声が聞こえるようだ。
『汝、相澤蓮よ。』
頭に直接話しかけられているような感覚に戸惑う。
『そなたには、異世界で民を守るため戦ってもらう。』
「…え?」
『混乱するのも無理はない。だが、これは決定事項。異世界の民がピンチなのだ。』
えぇっと、これってもしかしなくても…異世界チートってやつ!?!?
…それなら、いいかもしれない。
僕には大した才能もないし、そんなに稼げているわけでもない。
─せっかくのチャンスだ。掴み取らないのは惜しい。
それに、もう決定事項って言ってたし。
「…わかりました。」
『そなたには、民を守るため戦ってもらうと申したが…。個々人に与えられるスキルは私の立場では決められなくてな。申し訳ない。完全にランダムだが、勇者だしまあ、それなりに強いスキルが授けられるだろう。では、ご武運を。』
「えっ、スキルってランダムなんです……!!!?」
問おうとしたが、何かに飲み込まれるような感覚がして、言葉が出なくなった。
先ほどと同じで光に包まれる。
飲み込まれるような感覚がなくなり、恐る恐る目を開ける。
─そして、現在へ。
目の前は木がたくさん生えている。
見渡すと木、木、木。木しかない。どうやら森に転移したようだ。
夜だったはずなのに、なぜか周りがよく見える。今は昼間のようだ。
'…もしかして、僕の世界の時間軸とは全くの別物なのか?'
わかりもしないことを考える。
耳を澄ますと水音が聞こえる。
その方角に沿っていくと、川があった。
「…多分、しばらくは食べなくても大丈夫だけど……、死なないといいなあ…。」
そんな呟きが、木々の間で響いたのだった。