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何でも屋

#40

Season Second「Part18」

何度も何度も探しているが、見つからない。

この白い空間にいるはずなのに、見つからない。

探しても探しても、探している人は見つからない。

探し始めてから何日経ったか…もう諦めようとしていた。

下を向いて歩いていると、

『ゴホン!ゴホン!』

咳き込む声がした。

前を向くと、探している人を見つけた。

それが"あいつ"だった。

黄葉ラボ『…やっと見つけた。探してたんだぞ。いつものところにいないから。』

⁇『………うん。』

あいつは、いつも同じところにいる。

でも、今日はきっと行ったこともないだろう場所にいる。

ラボ『何やってんだ。』

⁇『…上を眺めていたの。』

ラボ『上?上に何かあるか?』

上、天井のことを示しているのだろう。

しかしここは"白い空間"

辺り一面白いのに、上を見て何が楽しいのだろうか。

俺にはわからなかった。

でも、俺が話したいのはそれではない。

ラボ『じゃあ、本題へと行くが、お前一体なんなんだ。』

⁇『……なんのこと。』

ラボ『佐藤ポラのことだ。』

⁇『……』

ラボ『先日、佐藤ポラが洗脳された。現在は洗脳は解除されている。だがしかし、言っていることもお前とよく似ている。そして、喋り方もお前と似ている。そしてあの言葉も佐藤は言った。』

ラボ『お前がどうやって、何をしたかは分からないが、まずは、お前なんじゃないか?』

佐藤ポラが洗脳されたのは覚えているな?

だが、メールに送ってきた内容が、あいつと似ている。だからあいつなんじゃないかなと。

まああくまでも予想だ。だけれど、他に知っているやつでは当てはまる人物はいない。

⁇『…あの言葉、覚えててくれたんだね。』

⁇『もう、てっきり忘れてると思ったのに…』

ラボ『当然だ。何故なら、忘れないでとお前が言ったはずだ。』

ラボ『さてと、結局どっちなんだ。お前がやったのか?それとも…』

⁇『やったよ。』

ラボ『…やはりそうだったか。』

あいつは目を逸らした。

気づかれないとでも思っていただろうか。そんなに俺を甘くみていたなんて…少し悲しいような。

⁇『でも、もう遅いよ。』

ラボ『は?』

⁇『あなたがもう私の罠に引っかかったからね。』

罠…!?

俺は少し動揺する。

そして一歩下がる。

何もない空間に、不穏な空気が漂う。

⁇『私はあの生活をどうにかして元に戻したいの。そのために…そのために、あなたを利用させてもらう、黄葉ラボ。』

⁇『利用させてもらう…というか、もう利用した。と言った方が正確。』

ラボ『罠、とはなんだ。まあ答えるはずもないか。』

⁇『いいよ、もうあなたは用済みだから。』

用済み…?

そして、白い空間は真っ黒に染まり、足元もあいつも見えないぐらいに明るい部屋が急に暗くなった。

⁇『最初、出会った時に言ったよね、9つの呪いを持っている人物を探してほしいと。』

⁇『それは、もちろんあなたも知りたかったと思う。でも、もう全員わかったの。』

⁇『私は、9人全員揃ったら、世界を救えると言った。どうやって救うかはもう黄葉ラボには言ったはず。そう、「呪いが光となる。」って言った。でも、呪いが光になるって、そんな馬鹿みたいな話、あなた信じたの?』

あいつ、馬鹿にされたような話し方になってきた。

確かに信じた。この世界、能力や呪いがある世界なら、そんなこともあるだろうと思ったんだ。

でも、俺が甘かったみたいだな…

⁇『あの日々を戻すための最初の材料になるのは、黄葉ラボかなぁ?』

そう言われ、俺は落胆した。そして、床に座った。

⁇『私のために、今日から頑張ってね…なんてね。』

床から、奇妙で不思議な黒い生き物が襲ってきた。

俺は走ろうとして、立とうと思ったが、もう遅かったみたいだ。

バイバイ世界、この世界は楽しかったよ。

そして、俺は黒い生き物に飲み込まれた。

⁇『ついに一人入手。これも、あの日々を取り戻すために。』

⁇『次は…この子にしよう。その方が、黄葉ラボも喜ぶよね。』

⁇『次は、"黄葉メイ"、君に決まり。』
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2024/05/29 20:47

縺薙≠繧九s
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