夏 祭 り 無 双 者 。
蒼
「 桃桾 、 お祭り 行こ っ ! 」
2歳 下 の 弟 、 蒼が 甚平 を 着て やってきた 。
桃
「 ぉ 、 行くべ 」
俺も 立って 部屋を 出た 。
桃
「 金魚 すくい か 射的 、 どっちから 行く ? 」
蒼
「 じゃあ 金魚 すくい ! 」
桃
「 ぉけ 」
金魚 すくいは ポイ 一つに つき 200円 。
確か すくえた 金魚は 持って帰れた はず 。
桃
「 あ ー ぁ 、 また 家の 金魚が 増えるぞ (笑 」
蒼は 金魚 すくいの プロ だ 。
蒼
「 おじさ 〜 ん 、 金魚 すくい やりま 〜 す 」
おじさん
「 はい 、 ボク いっぱい 取れるかな 〜 ? 」
蒼
「 手加減 した 方が いいかな 、 桃桾 ? 」
桃
「 ぇ ー 本気 出して いいんじゃね ? 」
蒼
「 わ ー ぃ ♪ 」
そう 言って 袖を まくると 蒼は 端の 金魚から 順に すくっていった 。
桃
「 相変わらず きっしょ (笑 」
蒼
「 このね 、 プラスチック に 当てて 、 真ん中には 乗せちゃ だめなんだよ 。 あと スピード が 大事なの ! 」
何故か 金魚 すくい について 力説 して 、 程なく バケツが いっぱいに なる 。
おじさん
「 え 、 」
蒼
「 おじさん 、 金魚 いっぱい 取れたよ ♪ 」
ざっと 二十匹か 。
桃
「 ちゃんと 育てろよ 」
蒼
「 ぅん ぅん 、 じゃ あ 射的 行こ ぉ 」
桃
「 射的 ー 、 いい 景品 あっかな 」
蒼
「 お菓子 」
桃
「 割れね ? 」
蒼
「 ぬいぐるみ とか あるって 絶対 ! 」
蒼に 背中を 押され 射的 エリア へ 行く 。
射的は 俺の 得意 分野 。
桃
「 おじさん 、 弾 三つ 」
コルクの 瓶の 弾を もらって 銃 に 詰める 。
蒼
「 桃桾 、 あの ロボット 取って ! 」
桃
「 はいはい 」
ロボットを 狙って 引き金を 引く 。
桃
「 ばーん ♪ 」
こと ッ と 玩具が 落ちる 。
綺麗に 取れた 。
桃
「 次 〜 、 ぁの ぬいぐるみ 取るか 」
別に 欲しくは 無いけど 取りがい ありそうだし 。
再び 引き金を 引く 。
ぬいぐるみ は あっけなく 倒れた 。
おじさん
「 にいちゃん 凄いな ぁ 、 ほい 、 ぬいぐるみと ロボット だ 」
桃
「 ど ー も 」
景品を 貰って 立ち去ろうと した 時 。
女の子
「 あ ー っ 、 ちぃ ちゃん の クマ さん お兄ちゃん が 取っちゃった ぁ 」
母
「 もう 、 ちいちゃんは 取れなかったの 。 はい 、 帰るよ 」
後ろから 罪悪感 を 抱かせる 声が 。
桃
「 は ー 」
蒼
「 桃桾 あげるの ?? 優しい っ ! 」
桃
「 別に 」
桃
「 ほら 、 これ あげる 」
女の子
「 ぁ 、 クマ さん ! お兄ちゃん ありがと ぉ ! お兄ちゃん ヒーロー みたい っ ! 」
桃
「 は ッ ?! /// 」
蒼
「 ぁれ 、 桃桾 意外と 単純 ? 」
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