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第一の警告、投稿頻度が遅い
第二の警告、悪人が味方サイド
第三の警告、いわゆるバトル物であり異世界無双物ではない
第四の警告、完全な勧善懲悪ではない
第五の警告、初投稿なので違和感あり
第六の警告、描写や解説が雑

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世界不思議(ワールドワンダー)

#39

第三十九話 香港は燃えるか…?

あの旅行からしばらく時が経ち…

ファンタジアの世界各国で国境なき魔物退治屋として活動しているワンダーとデッド。
しかし、ある時二人の元に脅迫状が届いた。
送り主はとある香港マフィアからだった。
内容は、香港にあの魔物好きな女魔物退治屋のリングを拉致したというもの。
これを読んだ二人はすぐさま中国に飛んだ。

中国 香港
香港には長いガラス張りのビルが幾つも立ち並び、昼夜問わず人が行き交う。
その中に、デッド・バーソンはいた。
「ふぅ〜…」
デッドはタバコを吸いながらトイレにいってるワンダーを待っている。
そのデッドを狙う存在がいた。
「…」
男はスタンガンを取り出してデッドに近づこうとしたが…

「ねえ、そのスタンガンで何しようとしてるの?」
男の肩をワンダーが叩いた。
「え、あ、これはそのう…」
「残念ながらスタンガンは良い方法じゃないね、僕達はそういうタイプの襲撃を嫌と言うほど経験してきたから」
「う…!」
男は慌てて逃げ出した。
「…デッド、やっぱり変なのがいるよ」
「流石香港マフィア、人手には困ってねえって訳か」
「…じゃあ、例の場所にいこうか」

香港の田舎
ワンダーとデッドは香港の高層ビル群から離れた所の廃ビルの中にいる。
「「…」」
二人は相手が現れるのを待っていた。
その時!

ババンッ!バンッ!バンッ!バババンッ!バンッ!

突然男達がドアを開けて拳銃を乱射してきたが…

カキンカキンカキンカキンカキンカキンカキンッ!!

…全ての弾丸をワンダーは受け流した。

ズバッ!

そしてサンダースラッシュで真ん中の男達を気絶させ…

ズバッ!ズバッ!

左右に逃げた男達もサンダースラッシュで気絶させていった。
「鮮やかだ」
デッドがワンダーを褒めた次の瞬間、今度は後ろのドアから鉈を持った男がデッドに襲いかかるが…

ドゴッ!

デッドは振り向き様に腹パンを喰らわせ、ダウンさせた。
ドゴッ!ドガッ!ダンッ!
3人も続いて襲ってきたが何なく蹴散らした。
「デッドも、ね」
ワンダーがそう言うと、後ろから拍手が聞こえてきた。
二人が振り向くと、黒いシャツを着た男がワンダーによって気絶させられている男達を足元に置いて拍手していた。
「お見事、ワンダーさん、デッドさん、あんた達の実力は本物の様だ」
「あんたは誰だ?」
「俺はスー、黒色団っていうこの香港のマフィアの副首領だ、こいつらは俺の部下」
「副首領直々にお出ましという訳か…リングは無事か?」
「心配ない、安全は我々が保証してある、解放したければ今から言う事をやってもらいたいものだ」
「手短に頼むね、僕達は暇じゃないから」
「我々のとこのスパイ達が掴んだ情報で、今、香港には8つのガス爆弾がある、そいつらは俺たちが敵対する組織が管理してるんだが爆弾の近くにはそれぞれ強力な殺し屋達が警備でいるんだ、そいつらを倒して爆弾を持ってきてほしいんだ」
「ぶ、ぶっ飛んだ内容だね…」
「その敵対してる組織は本土のマフィアなんだが爆弾製造に精を出しててな、我々黒色団の本拠地であるこの香港を威力過剰なガス爆弾で火の海にしようとしてるんだ、そしてその罪を我々に着させようとしている、そんなイカれた連中だ、警察なんか殺されて役に立たねえ」
「つまり、そいつらが管理してる爆弾を奪ってあんたらに渡すと?」
「ああ、それで奴らの計画はおじゃんだ…おっと、我々を出し抜こうなんて思うなよ?そうしたら女を殺す、お前らの事についてはちゃーんと調べてあるんだ、じゃ、頼んだぞ、全ての爆弾を回収したら一回連絡してくれ、タイムリミットは奴らが起爆ボタンを押す予定の日、つまり爆破テロ決行日の5日後だ」

香港に戻った二人は、爆弾の所在地が書かれた地図を頼りに第一の目的地へ向かう。
「…ここか」
二人は最初に、至って普通のラーメン屋に来た。
「いらっしゃい」
二人は席につき、適当なものを注文した。
「じゃあ、僕探してくる」
「おう」

ワンダーは席を離れ、地図に書かれてある事を頼りに奥へ向かった。
(確か、男子トイレの一番奥の個室…)
ワンダーは男子トイレに入り、3番目の扉を開けた。
しかし、中にはなにもない。
「…」
ワンダーは上を見てみた。
トイレの上の換気扇に、不自然なものがある。
そう、爆弾だ。
ワンダーはニヤリと笑った。
次の瞬間、一番目の個室から男が襲いかかってきた。
拳銃を持っているが…
バンッ!
カキンッ!
ワンダーは難なく受け流した。
ザシュッ!
そして、男を気絶させた。
「よし…」
ワンダーは換気扇を外し、中の爆弾を取り出した。

二人は店を出て、二つ目の所にいく。
二つ目は公園の噴水の中にある。
二人は早速公園にいったが、予想通り噴水の周りを二人の男が見張っている。
「ワンダー、俺に任せろ」
デッドが噴水の方に歩いていった。
デッドは二人の男をデコピンで気絶させ、苦も無く爆弾を水の中から取ってきた。
「楽勝だな」

黒色団 アジト
スーはアジトに戻り、ソファで縄で拘束されているリングの横に座った。
「ふふふ…ワンダーとデッドもこうして罠にかければかたなしだ」
「何を企んでるの」
「あいつら、ガス爆弾が我々が仕組んだものだと知らねえ…呑気に集めてる間にドカンよ」
「あの二人を殺すためだけにそこまで?」
「もっと確実な方法だ、あの二人には車を貸した、その車に爆弾が積まれる、8個全てが積まれたら起爆させる、そしたら車内がガスまみれになるだけじゃねえ、車本体は火だるまに、死にはしなくても致命傷だ、そこを俺の部下がトドメを刺しに…ふふふ」
「残念だけど、あの二人はそれぐらいじゃ死なないわ」
「ああ、わかってる、だから全ての爆弾を集め終えるまで帰ってくるなと釘を刺したんだ…」

香港
二人は既に4つめの爆弾を回収し、残り4つまできた。
「デッド、なんか匂わない?」
「そうか?」
「なんか、出来すぎてる気がする」
「そうかもな」
「罠かもしれないよ」
「だが、リングが心配だ」
「…ちょっと待って、僕達を互いに身体検査しよう」

「…う〜ん、何も付けられてなかったね」
「だな、マフィアだからGPSぐらい付けるとは思ってたが、あいつらは本気で俺らに爆弾無力化を手伝ってほしいだけなのか?」
「う〜ん…怪しいけど…う〜ん」
ワンダーは悩んだ。
果たしてこのままでいいのか。
「とりあえずさ、この4つ目、車に置こうよ」
「おう」

二人は車に戻った。
ワンダーはトランクに4つめの爆弾を入れようとした。
「…なにかあるかな」
ワンダーは念のためトランクも調べる。
しかし、隠しカメラなどの怪しいものは何もない。
(本当に助けてもらいたいだけなのかな…)
「う〜んう〜ん…!」
ワンダーは悩みすぎてトランクの底に手をついた。
すると、手が少しバウンドした。
しかし、考えすぎていたワンダーはその違和感をスルーした。

二人は5つめの爆弾が仕掛けられてある路地裏に入った。
「!!」
路地裏にいた男は向かってくる二人を視認するとすぐに拳銃を発砲した。
カキンッ!
ズバッ!
しかし、ワンダーに瞬殺された。
「5つ目回収と…」
「…ワンダー、やっぱり怪しいぜ、テロを起こすならもっと人が多い場所に設置するもんじゃねえか?」
「それだけ強力なんじゃない?威力過剰って言ってたし」
「うーむ、しかしなあ…」
「罪を擦りつけるのが目的だから、あんまりそこは深く考えていないんだと思うよ」
「そうかあ…」

二人は車で6つ目の所に向かってる最中、大道芸が行われていた。
「…デッド、見てく?」
「いいかもな」
二人は車を降り、芸を見る事にした。

大道芸人がバランスボールに手をつきながら体をバウンドさせ、空中を舞っている。
へこんだバランスボールは支えている台を少しだけ動かしている。
「…」
ワンダーは何か引っかかるものがあった。
自分は何か見落としてはいないか。
スーは本当に爆弾を無力化してほしいのか。
相手は香港マフィア、巧妙な手を使ってきてもおかしくない。
そう考えているワンダーの目には、形を変えるバランスボールが映っている。
「…あ!」
その時だった。
ワンダーは急いで車の方に戻り、トランクを開けた。
そして、トランクの底のシーツを外した。
「ワンダー、どうした?」
「…やっぱり、あいつは僕達を嵌めようとしてた、デッド、これを見て」
「え、これは…」

シーツの裏には、巨大な計量器が置かれていた。
それに計量器の数字が表示される所を、隠しカメラが捉えている。

「な、なんだこりゃ?」
「多分、8個の爆弾を積んだら目標の数字になって、このカメラで確認して起爆するつもりなんだ」
「なるほど…トランクシーツに隠れてたか…そりゃ見つからないワケだな…」
「…こうなった以上、何とかスーの目を欺いてリングを助けないと」
「しかし…どうする?敵の場所はわからないぞ?」
「…僕に作戦がある、さっき調べたら黒色団って香港じゃ結構力を持ったマフィアなんだけど、自分達に反抗する人間に対しては民間人でも容赦しないらしい、だから…」




翌日 早朝
『黒色団は香港から出ていけ!!!香港にダニはいらない!!!』
『黒色団は大陸に帰れ笑』
ワンダーとデッドは2枚のプラカードにそうデカデカとそれぞれの文を書いた。
次に二人ともサングラスとカツラを買って別人に成りすまし、その2枚のプラカードを持ちながら路地裏に移動した。
そして二人ともメガホンを使い、こう言いまくった。

「黒色団に抵抗しよう!黒色団は香港にふさわしくない!」
「黒色団は不幸せと死しかもたらさない!!」

さらにその様子を動画に撮り、香港のSNSにアップした。
黒色団の人間が見ててもおかしくない様なダークウェブにもアップした。
それに加えて黒色団を挑発する様な動画もアップした。

『黒色団って、名前も聞いた事ないよ〜、どこぞのマフィアなんだろう?』
『黒色団は何だ?何かのクラブか?』

今二人がいる所は人通りがそこそこあるが、中心地ではない。
黒色団の手の者が襲撃しに来てもおかしくないのである。
それを続けてしばらく、進展があった。

5日目 午後
バンッ!バンッ!
活動を続けていた二人に突如、男が姿を現し発砲した。
銃弾を受けた二人は倒れた。
男はプラカードを足で破壊し、二人を棍棒で殴り続けて、その場を去っていった。
「「…」」
…しかし、防弾チョッキを着ていた二人は無事だった(顔とかはアザだらけだが)。
「…いくよ」
「おう」
二人は男の後を追った。

男は香港郊外の一見普通のビルに入っていった。
ガラス越しに、男が見張りの男達と話をしている。
「あいつら、こんな何の変哲もない場所をアジトに…」
「だが数は少ない様だ、いくぞ」

二人はビルの中に突入し、ワンダーが見張りの男達を気絶させていった。
そして、デッドが男の額にベレッタを当てる。
「お前ら、女を監禁してるよな?案内してもらうぜ」
「ひっ、ひぃ!はい!」

「…ここで合ってるんだな?」
「は、はい!」
二人は男を脅して案内をさせ、一つの部屋の前にきた。
「…よし」
デッドは拳銃で男を殴り気絶させた。
「…ワンダー、二つ持ってきたな?」
「うん」
ワンダーは袋から二つガス爆弾を取り出した。

スーの自室
ピピピピ…
ガチャ
『スー、いる?』
「こちらスー、爆弾は集め終わったか?」
『うん、ちゃんと8個爆弾を積んだよ』
「よし、じゃあ戻ってこい」
『わかった』
ガチャ
「ふふふ…カメラで確認しよう」
スーはタブレットを開き、トランクに隠されている隠しカメラの映像を開く。
すると、計量器が弾き出した数字が表示された。
「よし…ちゃんと8個集めたみたいだな…」
「…本当に起爆するつもり?」
「ああ、これで奴らも終わりだ…」
ピピピピ…
またワンダーがスーに電話をかけてきた。
ガチャ
『もう約束の場所に着いたよ』
「何?早くないか?」
『まあいいじゃん、早くリングを解放して?』
「…まあいい、わかった、だが、まだ車から降りるな、俺の部下を行かせる」
『わかった』
ガチャ
「ふふふふふふ…終わりだ」
スーは起爆スイッチを取り出し、押した。
次の瞬間だった。

ドカアアアアアアアアアアアアアンッッッッッ!!!!!

スーがいる部屋のドアが火だるまになり、部屋にガスが入ってきた。
「うわっ!?なっ!なんだこれ!?うわっ!うわっ!わあああッ!」
スーはガスから逃げようとし、窓から派手に転落した。
バッ!
次の瞬間、リングを何者かがガスから救った。
「…デッド?」
シュタッ!
デッドは窓から綺麗に着地し、抱えていたリングを降ろした。
「大丈夫だったか?リング」
「…」
リングはしばしデッドの見惚れていた。
「くそぉ!」
バンッ!
倒れていたスーは拳銃を取り出し発砲したが…
カキンッ!
すかさずワンダーが間に入り銃弾を弾いた。
「ワッ、ワンダー!?」
「もう一個、爆弾があるんだよね〜」
「うわっ!やっ、やめろ!」
「それっ!」
ワンダーは爆弾を投げた。
「うわあああ!」
スーは必死に逃げた。
シュタッ!
「ひぃ!!」
しかし、ワンダーが空中を舞ってスーの前に降り立ち…
ズバッ!
サンダースラッシュを放ちスーを倒した。
「僕達を出し抜こうとするからこうなるんだよ…リング?怪我はない?」
「感謝するわ、ワンダー」
「じゃ、帰るか」



3人は香港へと来た道を歩いて戻っていた。
しかし…
ババババババッ!
突如マシンガンの嵐が後ろから襲いかかった。
3人は曲がり角を曲がり、身を潜めた。
「いってくるよ」
そして、ワンダーが出る。
ババババババッ!
カカカカカキンッ!
来る弾丸を全て受け流していき、低空飛行でマシンガンの男を斬った。
(スーの部下かな)
すると、次から次へと男達が現れた。
ババババババッ!
バンッ!バンッ!
男達はマシンガンや拳銃をワンダーに向かって乱射する。
しかし、ワンダーは全てを弾いていった。
「ひっ!」
「ば、化け物!」
男達は恐れ慄き、逃げていった。
「…ワンダー、流石だな」
「楽勝だよ」
「…あんた達、結構いろんな人に恨まれてるのね」
「違うよ〜、勝手に危険視されてるだけ」
「はた迷惑なもんだぜ…」
「…デッド、小籠包食べてく?」
「いいな、二人ともいこうぜ」
3人は夕闇の中を歩いていった。







香港のどこか
「…まーだあいつ生きてんのか、タフな野郎だなあ?ひひっ」
スペインでワンダーを撒いた男、ランヴァは香港のダークウェブを見ながらそう呟いた。

ゲストキャラ解説
スー
香港マフィア『黒色団』の副首領。青桐組と強力な関係を持っているワンダーとデッドを抹殺するため香港に来ていたリングを拉致し、二人を誘き寄せる(流石香港マフィアと言いたい所だが、スーが個人的に計画した可能性あり)。
強力な威力を持つガス爆弾を何個も香港中に配置し、自作自演のテロ計画をでっち上げる。
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2025/06/20 23:15

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ID:≫ 14ODATaJ5tCFM
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