閲覧前に必ずご確認ください
第一の警告、投稿頻度が遅い
第二の警告、悪人が味方サイド
第三の警告、いわゆるバトル物であり異世界無双物ではない
第四の警告、完全な勧善懲悪ではない
第五の警告、初投稿なので違和感あり
第六の警告、描写や解説が雑
スウェーデンでカロラとエンコートのおばあさんの縁を戻したワンダーとデッドは、親帝派組織から狙われるためファンタジアには移動できない悟を青桐組スウェーデン支部に留めて置き、二人でストックホルムの世界移動装置を使い、へーペル公国の首都ニングに来ていた。
へーペル公国 首都ニング
二人はスマホのビデオ通話で悟と話している。
「悟、見えるか?今、へーペル公国の首都ニングに着いたぞ」
「うん、後ろに世界移動装置が見えるよ」
「じゃあ、僕達はこれからいろいろ観光の準備をしてくるから、一旦切るね」
ビデオ通話は一旦終了した。
「悟にわかる様に伝えなきゃね」
「ああ」
青桐組スウェーデン支部
「坊ちゃん、デッドさんとワンダーさんとの旅行、楽しいですか?」
通話を終えた悟に、部屋の中で悟の護衛をしている一人の黒服が話しかけた。
「うん」
「それは良かった、ボスも喜びますよ」
「ああ、坊ちゃんがこんなにたくましくなられたもんな」
もう一人の護衛の黒服もそう言う。
「…ねえ」
悟が話し始めた。
「はい、なんでしょう?」
「…この支部の警備、固めて」
「「え?」」
二人の黒服は驚いた。
「な、何故突然?もしかしてデッドさんワンダーさんが言ってた、坊ちゃんの命を狙う組織が…」
「うん、杞憂かもしれないけど」
「…わかりました、おい、いくぞ」
「ああ」
二人の黒服は部屋を出ていった。
スウェーデンのどこかの山小屋
その頃、悟を殺さんとするアスラ親帝派組織の代表者達は、一つのスウェーデン・ギャング組織の代表者達と取引をしていた。
「…俺らが青桐組スウェーデン支部を襲撃して、その隙におたくが青桐組のガキ殺すわけか」
「はい、私達はアスラ帝国滅亡を阻止し、あなた達はスウェーデンから青桐組を排除でき自分達の影響力を高めれる、悪い話じゃないでしょう?」
「…乗った、ファンタジアの組織の力、見せてもらおうじゃねえか」
「ふふふ、おまかせあれ」
親帝派組織代表のアジア人達は、ギャングの代表者達と話をつけた。
「じゃあ、始めるよ」
「おう、いいぜ」
ワンダーとデッドはスマホで通話を始めた。
「悟ー、元気か?」
「うん」
「僕たちはねー、今、宿に荷物を置いてきたよ、これからへーペル公爵城にいってきまーす」
ワンダーとデッドはへーペル公爵城へ行く道中を悟に配信している。
「…もうそろそろだな」
デッドがそう呟いた時だった。
「…やばい、襲撃がきた」
「「え」」
悟の言葉に、二人が固まった。
「さ、悟、どうした?」
「多分、スウェーデンのギャングだよ、あいつらが襲ってきた」
画面の向こうからは銃声が聞こえる。
「ギャング!?デッド、いこう!」
「おう!」
ワンダーとデッドは公爵城観光を中止し、青桐組スウェーデン支部にいこうとしたが…
「大丈夫、警備はちゃんとしてあるから」
悟はそう言う。
「でも…」
ワンダーは悟の事が気が気でならない。
「悟、俺たちはお前を守る義務がある」
「大丈夫だy…」
悟がそう言いかけた瞬間だった。
ガシャンッ!
画面の向こうでガラスが割れる音がした、今悟が通話をしている部屋だ。
「やば」
悟はそう一言だけ言うと、走って部屋を出ていった。
次の瞬間、剣を持った男が悟を追いかけていくのが悟が置いていったスマホの画面に映った。
「「…」」
ワンダーとデッドは顔を合わせると、すぐに来た道を引き返していった。
「はあ、はあ」
悟は廊下を逃げていた。
それを追いかけるのは、剣を持った男。
「アスラ万歳!!!帝国万歳!!!」
男はそう叫び、めちゃくちゃに剣を振り回している。
悟はそれから必死に逃げつつ、ついに一人の組員と落ち合った。
「坊ちゃんッ!!あッ!!」
その組員は男がこっちに来ているのを見ると、すぐに拳銃を出して発砲した。
バンッ!バンッ!
「ぐあッ!」
バタンッ!
男は銃撃をモロに受け、床に倒れた。
「大丈夫か!?」
「何があった!」
銃声を聞きつけ、他の組員達も来た。
「坊ちゃん、ここは危険です、フィンランド支部に避難しましょう!」
一人の組員がそう進言する。
「わかった」
悟がそう答えた、その直後だった。
「あああああああああああああああ…」
悟と落ち合った組員が撃ち殺したはずの男が、呻き声を上げながら立ち上がった。
「ば、化け物!撃て!撃てえ!」
上司である黒服がそう言い、組員達が一斉に短機関銃で男を蜂の巣にする。
男は再び倒れるが…
「うあ、ああああ…ああ…」
再び呻き声を上げながら起き上がってきた。
「ええい!めんどくせえ!」
その時、一人の組員がナイフを取り出して男に突進し…
ブスッ!
そのナイフを刺した。
ブスッ!ブスッ!ブスッ!
体の何箇所にも刺していく。
男はいくつもの刺し傷をこさえながら倒れた。
「誰か、ダイナマイトを持ってきてくれ!」
男を刺しまくった組員はそう言った。
やがて、他の組員がダイナマイトを持ってきて、倒れている男のそばに置いた。
そして、距離を空けてボタンを押して起爆した。
ドガアアアアアアアアアアンッ!!!!!
男の体は木っ端微塵に吹き飛んだ。
「これでもう起き上がれないだろう」
起爆した組員がそう呟く。
しかし、未だに外では銃声が鳴り響いている。
どうやら相当巨大な力を持ったギャングの様だ。
この現状を悟は受け入れて、改めてフィンランド支部への避難を決意する。
悟と三人の黒服は、青桐組フィンランド支部に避難するためモーターボートを使い海を渡っていた。
悟は部屋に取りに戻ったスマホでワンダー、デッドと連絡を取っていた。
「そうか、つまりモーターボートでフィンランド支部に避難しようってんだな、じゃあこっちもモーターボートで追いかけるから、そのまま避難を続行してくれ」
「うん、わかった」
悟はそう答え、連絡を取り終えた。
その次の瞬間だった。
「な、なんだあれは?」
後部座席に座っている一人の黒服が空を見上げる。
空には、五人の飛竜族がモーターボートを追いかけてきている。
「ま、まずいッ!」
ボートを運転している黒服はボートのスピードを上げる。
後部座席の二人の黒服は機関銃で五人の飛竜族達を銃撃しまくる。
五体のうち二人が撃ち落とされていくが、残りの三人には中々当たらない。
しかし、距離が縮まるにつれてもう二人が撃ち落とされた。
残りは一人だが…
「こ、こいつ、弾が効かねえッ!」
近い距離で銃撃しまくっている二人の黒服の一人がそう叫んだ。
もうボートとの距離は25メートルくらいだというのに、最後の一人の飛竜族の男は中々落ちない。
いや、よく考えればおかしかった。
先程撃ち落とした二人の飛竜族も、まあまあ弾が当たっていた。
にも関わらず、中々落ちなかった。
まるで、数時間前、スウェーデン支部で悟を襲撃した何度も起き上がった男のようだ。
そうこうしている内に、その飛竜族の男がついにボートの至近距離に来た!
飛竜族の男は銃撃でボロボロになりながらも槍で後部座席の二人の黒服の内の一人を突いてきた!
ドズッ!
「ぐああッ!」
突かれた黒服は勢いよく後ろに倒れる。
「こいつめッ!」
突かれた黒服の横にいる黒服が今度はナイフで飛竜族の男を斬りつける!
ザシュッ!
「グゥッ!」
飛竜族の男は右腕を斬られながら、槍を振り回すが…
ズバッ!
…悟の合金ナイフによって槍を斬られた。
「馬鹿なッ!?」
その飛竜族の男は困惑するが、即座に後部座席の二人の黒服が飛竜族に襲いかかる!
ボコッ!ドガッ!
流石の飛竜族と言えどもナイフの斬撃と機関銃での殴りの嵐はたまらない。
飛竜族の男は一旦距離を取るが…
バンッ!バンッ!
…ザブンッ!
運転していた黒服が拳銃を発砲し、飛竜族の男をついに撃ち落とした!
「しゃあっ!ざまみろおッ!」
「やったぜ!」
後部座席の二人の黒服が喜ぶ。
しかし、槍で突かれた黒服は致命傷を負った。
「ぐっ…」
「こりゃやばいな、一刻も早くフィンランド支部にいこうぜ」
「ああ、もちろんだ」
運転している黒服はそう答え、より一層ボートのスピードを上げた。
青桐組フィンランド支部 跡地
「「「「…」」」」
悟と三人の黒服は、絶句していた。
青桐組フィンランド支部の建物が、瓦礫の山になっていたのだ。
「…」
カチャ
…バタン
悟が玄関のドアノブを回すと、ドアは倒れた。
「……武器も資源も…パァだね」
悟は表情一つ変えずにそう言う。
「…誰がこんな事…」
腹部に包帯を巻いている黒服がそうこぼす。
しばらく、全員が黙っていたが…
「……ロシアだ、ロシア支部に逃げましょう」
突然、ボートを運転していた黒服がそう言う。
「ロシア支部?」
「そうです、坊ちゃん、ロシア支部は流石にこんな事にはなってないでしょう」
結局、その黒服の進言で、また4人は移動する羽目になった。
4人がロシアを目指して、もうどれくらいが経ったのだろう。
太陽が昇り始めている。
4人を乗せたレンタカーは、後数十分移動すればロシアに入れる位置にいる。
やがて4人は車の中での眠りから覚め、再び移動を開始した。
一方、ワンダーとデッドは、モーターボートでフィンランドを目指している最中だった。
「まさか、支部がまるごと壊滅なんてね…」
「ああ、まさか前のヘフルスのロケットじゃあるまいしな…」
「うん…」
その時、海の彼方に妙な物が見えた。
「…ん?」
それを発見したワンダーは、小型望遠鏡を取り出して見てみた。
そこには、何台もの大型フェリーが猛スピードで海上を走っている姿があった。
その中の一台のフェリーからは、何者かが望遠鏡でこちらを監視していた。
「デッド、あのフェリーの大群、怪しくない」
「なに?まさか親帝派か?いや、でもファンタジアの組織だからフェリーなんて…」
「…いや、誰かが僕たちを望遠鏡で監視してるけど、アジア人らしかった」
「…何?なんだと?」
デッドはアジア人だと聞いて困惑した。
その時だった。
大型フェリーから小型ミサイルが放たれたのは。
ザバアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!
ミサイルは海に着弾し、大津波を起こした。
「うわッ!」
「ぐああッ!」
二人はその波攻撃をモロに受け、ボートは勢いよくひっくり返った。
「な、なんだ!?あいつら!」
「デッド!なんかくるッ!」
続いてやってきたのは、10台の自爆ドローンであった。
自爆ドローンはぐんぐんとワンダーとデッドに近づいていくが…
…数十秒後
「…あっぶなかったぁ…」
「もう、なんなんだよ…」
ワンダーのスラッシュとデッドのレッダーで、自爆ドローンは全て撃ち落とされた。
しかし、肝心のフェリーの大群はもうどこかに消えてしまった。
それに、ボートは完全にひっくり返りおまけに波の衝撃で故障したらしいためとても使い物にはならなくなった。
「てか、これからどうしよう、僕は今みたいに空を飛べるからいいけど、デッドは…」
「俺は飛べないからな、なんでもいいから近くの島に上陸しよう」
「そうだね」
ワンダーとデッドが、悟達と合流するのは先の話になりそうだ…
ワンダー達とアスラ親帝派組織の最後の攻防が、始まる。
へーペル公国 首都ニング
二人はスマホのビデオ通話で悟と話している。
「悟、見えるか?今、へーペル公国の首都ニングに着いたぞ」
「うん、後ろに世界移動装置が見えるよ」
「じゃあ、僕達はこれからいろいろ観光の準備をしてくるから、一旦切るね」
ビデオ通話は一旦終了した。
「悟にわかる様に伝えなきゃね」
「ああ」
青桐組スウェーデン支部
「坊ちゃん、デッドさんとワンダーさんとの旅行、楽しいですか?」
通話を終えた悟に、部屋の中で悟の護衛をしている一人の黒服が話しかけた。
「うん」
「それは良かった、ボスも喜びますよ」
「ああ、坊ちゃんがこんなにたくましくなられたもんな」
もう一人の護衛の黒服もそう言う。
「…ねえ」
悟が話し始めた。
「はい、なんでしょう?」
「…この支部の警備、固めて」
「「え?」」
二人の黒服は驚いた。
「な、何故突然?もしかしてデッドさんワンダーさんが言ってた、坊ちゃんの命を狙う組織が…」
「うん、杞憂かもしれないけど」
「…わかりました、おい、いくぞ」
「ああ」
二人の黒服は部屋を出ていった。
スウェーデンのどこかの山小屋
その頃、悟を殺さんとするアスラ親帝派組織の代表者達は、一つのスウェーデン・ギャング組織の代表者達と取引をしていた。
「…俺らが青桐組スウェーデン支部を襲撃して、その隙におたくが青桐組のガキ殺すわけか」
「はい、私達はアスラ帝国滅亡を阻止し、あなた達はスウェーデンから青桐組を排除でき自分達の影響力を高めれる、悪い話じゃないでしょう?」
「…乗った、ファンタジアの組織の力、見せてもらおうじゃねえか」
「ふふふ、おまかせあれ」
親帝派組織代表のアジア人達は、ギャングの代表者達と話をつけた。
「じゃあ、始めるよ」
「おう、いいぜ」
ワンダーとデッドはスマホで通話を始めた。
「悟ー、元気か?」
「うん」
「僕たちはねー、今、宿に荷物を置いてきたよ、これからへーペル公爵城にいってきまーす」
ワンダーとデッドはへーペル公爵城へ行く道中を悟に配信している。
「…もうそろそろだな」
デッドがそう呟いた時だった。
「…やばい、襲撃がきた」
「「え」」
悟の言葉に、二人が固まった。
「さ、悟、どうした?」
「多分、スウェーデンのギャングだよ、あいつらが襲ってきた」
画面の向こうからは銃声が聞こえる。
「ギャング!?デッド、いこう!」
「おう!」
ワンダーとデッドは公爵城観光を中止し、青桐組スウェーデン支部にいこうとしたが…
「大丈夫、警備はちゃんとしてあるから」
悟はそう言う。
「でも…」
ワンダーは悟の事が気が気でならない。
「悟、俺たちはお前を守る義務がある」
「大丈夫だy…」
悟がそう言いかけた瞬間だった。
ガシャンッ!
画面の向こうでガラスが割れる音がした、今悟が通話をしている部屋だ。
「やば」
悟はそう一言だけ言うと、走って部屋を出ていった。
次の瞬間、剣を持った男が悟を追いかけていくのが悟が置いていったスマホの画面に映った。
「「…」」
ワンダーとデッドは顔を合わせると、すぐに来た道を引き返していった。
「はあ、はあ」
悟は廊下を逃げていた。
それを追いかけるのは、剣を持った男。
「アスラ万歳!!!帝国万歳!!!」
男はそう叫び、めちゃくちゃに剣を振り回している。
悟はそれから必死に逃げつつ、ついに一人の組員と落ち合った。
「坊ちゃんッ!!あッ!!」
その組員は男がこっちに来ているのを見ると、すぐに拳銃を出して発砲した。
バンッ!バンッ!
「ぐあッ!」
バタンッ!
男は銃撃をモロに受け、床に倒れた。
「大丈夫か!?」
「何があった!」
銃声を聞きつけ、他の組員達も来た。
「坊ちゃん、ここは危険です、フィンランド支部に避難しましょう!」
一人の組員がそう進言する。
「わかった」
悟がそう答えた、その直後だった。
「あああああああああああああああ…」
悟と落ち合った組員が撃ち殺したはずの男が、呻き声を上げながら立ち上がった。
「ば、化け物!撃て!撃てえ!」
上司である黒服がそう言い、組員達が一斉に短機関銃で男を蜂の巣にする。
男は再び倒れるが…
「うあ、ああああ…ああ…」
再び呻き声を上げながら起き上がってきた。
「ええい!めんどくせえ!」
その時、一人の組員がナイフを取り出して男に突進し…
ブスッ!
そのナイフを刺した。
ブスッ!ブスッ!ブスッ!
体の何箇所にも刺していく。
男はいくつもの刺し傷をこさえながら倒れた。
「誰か、ダイナマイトを持ってきてくれ!」
男を刺しまくった組員はそう言った。
やがて、他の組員がダイナマイトを持ってきて、倒れている男のそばに置いた。
そして、距離を空けてボタンを押して起爆した。
ドガアアアアアアアアアアンッ!!!!!
男の体は木っ端微塵に吹き飛んだ。
「これでもう起き上がれないだろう」
起爆した組員がそう呟く。
しかし、未だに外では銃声が鳴り響いている。
どうやら相当巨大な力を持ったギャングの様だ。
この現状を悟は受け入れて、改めてフィンランド支部への避難を決意する。
悟と三人の黒服は、青桐組フィンランド支部に避難するためモーターボートを使い海を渡っていた。
悟は部屋に取りに戻ったスマホでワンダー、デッドと連絡を取っていた。
「そうか、つまりモーターボートでフィンランド支部に避難しようってんだな、じゃあこっちもモーターボートで追いかけるから、そのまま避難を続行してくれ」
「うん、わかった」
悟はそう答え、連絡を取り終えた。
その次の瞬間だった。
「な、なんだあれは?」
後部座席に座っている一人の黒服が空を見上げる。
空には、五人の飛竜族がモーターボートを追いかけてきている。
「ま、まずいッ!」
ボートを運転している黒服はボートのスピードを上げる。
後部座席の二人の黒服は機関銃で五人の飛竜族達を銃撃しまくる。
五体のうち二人が撃ち落とされていくが、残りの三人には中々当たらない。
しかし、距離が縮まるにつれてもう二人が撃ち落とされた。
残りは一人だが…
「こ、こいつ、弾が効かねえッ!」
近い距離で銃撃しまくっている二人の黒服の一人がそう叫んだ。
もうボートとの距離は25メートルくらいだというのに、最後の一人の飛竜族の男は中々落ちない。
いや、よく考えればおかしかった。
先程撃ち落とした二人の飛竜族も、まあまあ弾が当たっていた。
にも関わらず、中々落ちなかった。
まるで、数時間前、スウェーデン支部で悟を襲撃した何度も起き上がった男のようだ。
そうこうしている内に、その飛竜族の男がついにボートの至近距離に来た!
飛竜族の男は銃撃でボロボロになりながらも槍で後部座席の二人の黒服の内の一人を突いてきた!
ドズッ!
「ぐああッ!」
突かれた黒服は勢いよく後ろに倒れる。
「こいつめッ!」
突かれた黒服の横にいる黒服が今度はナイフで飛竜族の男を斬りつける!
ザシュッ!
「グゥッ!」
飛竜族の男は右腕を斬られながら、槍を振り回すが…
ズバッ!
…悟の合金ナイフによって槍を斬られた。
「馬鹿なッ!?」
その飛竜族の男は困惑するが、即座に後部座席の二人の黒服が飛竜族に襲いかかる!
ボコッ!ドガッ!
流石の飛竜族と言えどもナイフの斬撃と機関銃での殴りの嵐はたまらない。
飛竜族の男は一旦距離を取るが…
バンッ!バンッ!
…ザブンッ!
運転していた黒服が拳銃を発砲し、飛竜族の男をついに撃ち落とした!
「しゃあっ!ざまみろおッ!」
「やったぜ!」
後部座席の二人の黒服が喜ぶ。
しかし、槍で突かれた黒服は致命傷を負った。
「ぐっ…」
「こりゃやばいな、一刻も早くフィンランド支部にいこうぜ」
「ああ、もちろんだ」
運転している黒服はそう答え、より一層ボートのスピードを上げた。
青桐組フィンランド支部 跡地
「「「「…」」」」
悟と三人の黒服は、絶句していた。
青桐組フィンランド支部の建物が、瓦礫の山になっていたのだ。
「…」
カチャ
…バタン
悟が玄関のドアノブを回すと、ドアは倒れた。
「……武器も資源も…パァだね」
悟は表情一つ変えずにそう言う。
「…誰がこんな事…」
腹部に包帯を巻いている黒服がそうこぼす。
しばらく、全員が黙っていたが…
「……ロシアだ、ロシア支部に逃げましょう」
突然、ボートを運転していた黒服がそう言う。
「ロシア支部?」
「そうです、坊ちゃん、ロシア支部は流石にこんな事にはなってないでしょう」
結局、その黒服の進言で、また4人は移動する羽目になった。
4人がロシアを目指して、もうどれくらいが経ったのだろう。
太陽が昇り始めている。
4人を乗せたレンタカーは、後数十分移動すればロシアに入れる位置にいる。
やがて4人は車の中での眠りから覚め、再び移動を開始した。
一方、ワンダーとデッドは、モーターボートでフィンランドを目指している最中だった。
「まさか、支部がまるごと壊滅なんてね…」
「ああ、まさか前のヘフルスのロケットじゃあるまいしな…」
「うん…」
その時、海の彼方に妙な物が見えた。
「…ん?」
それを発見したワンダーは、小型望遠鏡を取り出して見てみた。
そこには、何台もの大型フェリーが猛スピードで海上を走っている姿があった。
その中の一台のフェリーからは、何者かが望遠鏡でこちらを監視していた。
「デッド、あのフェリーの大群、怪しくない」
「なに?まさか親帝派か?いや、でもファンタジアの組織だからフェリーなんて…」
「…いや、誰かが僕たちを望遠鏡で監視してるけど、アジア人らしかった」
「…何?なんだと?」
デッドはアジア人だと聞いて困惑した。
その時だった。
大型フェリーから小型ミサイルが放たれたのは。
ザバアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!
ミサイルは海に着弾し、大津波を起こした。
「うわッ!」
「ぐああッ!」
二人はその波攻撃をモロに受け、ボートは勢いよくひっくり返った。
「な、なんだ!?あいつら!」
「デッド!なんかくるッ!」
続いてやってきたのは、10台の自爆ドローンであった。
自爆ドローンはぐんぐんとワンダーとデッドに近づいていくが…
…数十秒後
「…あっぶなかったぁ…」
「もう、なんなんだよ…」
ワンダーのスラッシュとデッドのレッダーで、自爆ドローンは全て撃ち落とされた。
しかし、肝心のフェリーの大群はもうどこかに消えてしまった。
それに、ボートは完全にひっくり返りおまけに波の衝撃で故障したらしいためとても使い物にはならなくなった。
「てか、これからどうしよう、僕は今みたいに空を飛べるからいいけど、デッドは…」
「俺は飛べないからな、なんでもいいから近くの島に上陸しよう」
「そうだね」
ワンダーとデッドが、悟達と合流するのは先の話になりそうだ…
ワンダー達とアスラ親帝派組織の最後の攻防が、始まる。
- 1.第一話 異世界への召喚
- 2.第二話 説得作戦
- 3.第三話 畏怖を乗せた流れ星
- 4.第四話 対決美人剣士
- 5.第五話 対面超少年
- 6.第六話 剣集めはつらいよ
- 7.第七話 剣と光弾とナイフと 前編
- 8.第八話 剣と光弾とナイフと 後編
- 9.第九話 爆弾が怒る時
- 10.第十話 黒い追跡
- 11.第十一話 迷宮攻略はワンダーにお任せ
- 12.第十二話 殺人神と呼ばれた男 前編
- 13.第十三話 殺人神と呼ばれた男 後編
- 14.第十四話 睡眠ガスに気をつけろ!
- 15.第十五話 ミラー・ワンダー
- 16.第十六話 炎斧
- 17.第十七話 私が愛したあの子
- 18.第十八話 燃えよS&W M500
- 19.第十九話 この一発で福岡に帰ろう
- 20.第二十話 斬ってよかった
- 21.第二十一話 ロシアから殺意をこめて
- 22.第二十二話 大森林危機一髪!前編
- 23.第二十三話 大森林危機一髪!後編
- 24.第二十四話 世界不思議に関する2600文字
- 25.第二十五話 ファースト・バトルオブヨーロッパ
- 26.第二十六話 乗っ取りは逆襲の音
- 27.第二十七話 我ら、ノイバ親帝派!
- 28.第二十八話 スペインに殺しの花が咲く
- 29.第二十九話 ワンダーVS奴隷軍団
- 30.第三十話 マフィアン・LOVE
- 31.第三十一話 朝シン
- 32.第三十二話 ネオ・第三帝国
- 33.第三十三話 傭兵よ永遠に
- 34.第三十四話 縁戻し
- 35.第三十五話 奴らが来た!!!
- 36.第三十六話 決戦 前編
- 37.第三十七話 決戦 後編
- 38.第三十八話 シン・青桐組とシン・ワンデドコンビ
- 39.第三十九話 香港は燃えるか…?
- 40.第四十話 魔力・キラー
- 41.第四十一話 ボム・フロム・ザ・スカイ
- 42.第四十二話 青桐一家勢揃い
- 43.第四十三話 愛ある女は己を隠す その1
- 44.第四十四話 愛ある女は己を隠す その2