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第一の警告、投稿頻度が遅い
第二の警告、悪人が味方サイド
第三の警告、いわゆるバトル物であり異世界無双物ではない
第四の警告、完全な勧善懲悪ではない
第五の警告、初投稿なので違和感あり
第六の警告、描写や解説が雑
イウセ王国 首都ベレトミディル
フランスでガラスとの対決を終えたワンダー、デッド、悟の三人は、パリの世界移動装置を使いファンタジアのノイバ大陸の主要国、イウセ王国の首都ベレトミディルに来ていた。
「まずは反帝記念館にいってみる?」
「そうだな、いってみようぜ」
「反帝記念館って何?」
「そうか、悟はファンタジアの事についてはまだよく知らなかったな、えーと、そもそもこのノイバ大陸はな…」
デッドの説明曰くこうだ。
遥か太古、ファンタジアは一つの大陸だった。
しかし、人間、獣人、エルフ、その他他の種族どうしの争いが絶えなかった。
それに危機感を持ったファンタジア史最強と言われる一体の悪魔族が大地を引き裂き、四つの大陸に分けた。
その一つがノイバ大陸だった。
やがてノイバでの戦争がやや収まってきた時があったが…
その平穏を破壊したのがカジリカ大陸の超大国カリュデウス王国の永遠の敵国、アスラ帝国だった。
アスラ帝国はノイバの国々を次々と戦争で撃破、併合していった。
南西地域の王国達を併合する事は出来なかったが、代わりに他の三つの大陸に侵攻した。
最初の標的になったのはノイバ大陸のちょうど南に位置する、人間以外の種族が多く存在するミスードウ大陸だった。
まだ内戦状態だったミスードウ大陸は瞬く間に全土が併合される。
そして次にもう一つの人間以外の種族が多く存在する大陸、エールエ大陸が侵攻の餌食になった。
しかし既にミスードウ大陸全土併合の報を受け取っていたのか、頑強に抵抗し全土併合は免れた。
しかし損失は計り知れないのは確かな事だった。
そしてついに今のカリュデウス王国が存在するカジリカ大陸が戦場の舞台になった。
アスラ帝国はカジリカの西海岸と東海岸の両面から攻撃を仕掛けた。
当時カリュデウスの領土だったノーテル公爵領(今のノーテル公国)とナレース公爵領(今のナレース公国)の領土は西海岸のアスラ帝国軍上陸と共に蹂躙されていった。
東海岸にも上陸され、多数のカリュデウスの支配下にあった公爵領が奪われていった。
当時のカリュデウス王国とまだカジリカの地で争い続けていたナーシラン王国はカリュデウスと一時共闘、アスラ帝国に抗い続けた。
そしてアスラ帝国の衰退の時がきた。
度重なる遠方への帝国軍の遠征疲れと魔力、武器、資源の枯渇によりアスラ帝国軍はいつしかカジリカ大陸から完全撤退。
その他二つの大陸からも撤退する事になった。
自国の領土があるノイバでも力を落としていき、ついに自国の公爵領が次々と独立していく事態を呼び起こしてしまった。
結果的に、ノイバ大陸の北東方面と北方面の領土に落ち着いた。
「…で、アスラ帝国はファンタジアの国の中で最大面積を抱えながら今も多くの国々と対立してるんだ」
「…なんかロシアみたい」
「だな、世界移動装置も置きあってるしな、今のロシアみたいに戦争はしてないがな…ま、そういう事でこのイウセ王国では反帝国感情が強いからそういう記念館も作られるってわけだ」
「じゃあ、二人とも早速いってみようよ!」
反帝記念館 入口
反帝記念館の外観は公爵が持っているような立派な建物であった。
ワンダー達は、早速中に入っていった。
中には、様々な資料が展示されていた。
そのほとんどがアスラ帝国の侵略戦争を非難するものだった。
例えばこんな文章が書かれているものが。
「アスラ帝国がノイバ大陸全土併合を目指して南下を進めていた時、イウセ王国は諸外国との連携で反帝戦線を設置、膨大な数の部隊を送り込み徹底抗戦の構えを示した。
結果的に多大な犠牲を出しながら併合は免れたが、その爪痕は深く、終戦直後当時は他の大陸の国々を含めても最貧国の一部だった。
もしアスラの侵攻がなければ、経済、軍事などの分野での滞りが全く起きなかった事は容易に想像できる。
アスラ帝国はカジリカ大陸でのカリュデウスとナーシランに対する敗戦を機に、すぐさま力を落としていった。
イウセ王国は戦後復興で徐々にかつての地位と威厳を取り戻していった。
しかしそれでもアスラ帝国はイウセ王国と他の王国達を様々な分野で大きく上回っており、再侵略の懸念が尽きない。
イウセ王国や他のノイバの反帝主義の国達は、カリュデウス王国率いるカジリカ大陸諸国との連携、そしてアスラに対する牽制が必須であると言えよう。」
「…すっごい反帝主義だね、この国…」
ワンダーは膨大な数の資料を目の当たりにして呆然としていた。
「それだけアスラの侵攻が壮絶だったって事だろうな…」
「次いこ」
悟はあらかた展示物を見終わるとすぐに次のエリアにいってしまった。
「あー!待ってよ!悟!」
「悟はこういう物に興味があるんだな…」
次のエリアは、実際に当時の戦いで使用された大砲や武器などが展示されていた。
赤黒く錆びた剣、後1発打ったら粉々になりそうな程ボロボロな大砲、毒が塗られた痕跡がある弓矢など。
「…相当イウセはやる気だったんだね…」
「それだけアスラ軍は強力だったって事だな」
中には、斜めに真っ二つにされた鎧すらあった。
説明によれば、反帝戦線の兵士がアスラ兵に斬られた時のものらしい。
「こ、こんな鎧を斬れるなんて…」
「アスラは個人の戦闘力も凄いってわけだな…」
色んなエリアの展示物を見て回ったワンダー達は、ついに最後のエリアにたどり着いた。
そこは一個の巨大な水晶玉が置かれていて、映像を映し出すようだ。
ワンダー達は席につき、映像が流れるのを待った。
やがて、水晶玉が光りナレーションと共に映像が流れ始めた。
「…昔、イウセ王国はラグナ王国、スピミス皇国と強い関係を持ち始めました。」
イウセ王国の商人と思われる人間が馬車によってラグナ王国の市中に入っていく映像が流れる。
「3ヵ国は武器、資源、魔術、技術など活発な貿易を行っていき、やがて、イウセ、ラグナ、スピミスはノイバ3大国と呼ばれるほどの強大な力と、強固な結束を物にしていきました。」
当時のノイバ大陸の地図が映し出される。
イウセ、ラグナ、スピミスの領土はそこそこおおきいが、他の国の領土はまだ小さくポツポツと点在していた。
「…しかし、ある日、その3ヵ国の調和と安寧を破壊する国が現れました。」
地図が上の方にクローズアップしていき、今とさほど変わらないぐらいの領土を持つアスラ帝国が映し出された。
「アスラ帝国です…
アスラは未だ戦争を繰り広げている小さな国々を次々と侵略していきました。」
アスラ帝国軍の騎馬隊が野原を駆ける映像が映し出される。
その次には、弓矢や大砲を放つアスラ兵、剣を持って走るアスラ兵、炎の海に包まれた街などが映し出された。
そして、民間人を木の周りに追い詰めて集めている映像も。
「アスラは大規模な侵略を続けて、ついにノイバ大陸にはアスラ帝国以外にはイウセ王国、ラグナ王国、スピミス王国と他の数ヵ国の小さな国々しか残りませんでした。」
再び地図が映し出され、今度はノイバのほとんどをアスラ帝国が占めていた物だった。
「この後、アスラはミスードウに足を伸ばし、そこでも新たに侵略を続けていくのです」
船から次々と降りるアスラ兵の映像が流れる。
「この時、我がイウセ王国はなんとかしてアスラ帝国を打ち倒そうと他の2大国と連携してアスラに対して破壊工作を進めていました。
そうでもしなければいけないほど、アスラの脅威はすぐそこまで迫ってきていたのです」
アスラ側と思われる砦を奇襲するイウセ兵が映される。
「しかし、破壊工作は思うようにいかず、3大国はますます窮地に立たされました。」
アスラ兵に二人がかりで連行される捕虜のイウセ兵の映像が流れる。
その次に、反帝戦線側の砦を火炎魔法で焼き尽くすアスラ兵の映像が。
「反帝戦線側の死者はアスラ側のおよそ10倍もいたという考察があります。」
山で死体となって倒れているイウセ兵の数々が映し出される。
兵士達の周りの地面は赤黒くなっていた。
「もし、犠牲となったイウセ王国軍そして他の国の兵士の人々がいなければノイバ大陸でのアスラ帝国の暴挙を止めれる国は現れなかったでしょう」
ナレーションがそう言った時だった。
突如水晶玉が光り、赤黒い兜と鎧を着ている兵士のような人間が映し出された。
観客はすぐに困惑した。
「おい!どうなってるんだ!」
「わ、わかりません」
記念館の職員の会話が聞こえてくる。
どうやら、想定外の事態らしい。
しばらくして、兵士のような人間が喋り出した。
「いや、いてもいなくても変わらない」
そう一言だけ言うと、水晶玉がまた光った。
今度は、何も映らなかった。
「デ、デッド、何これ?」
「俺に聞くなよ、なんだこれ…」
ワンダーとデッドも困惑していた。
「皆様、申し訳ございません、本日はお引き取り願います」
職員の女性が前に出てそう言い、頭を下げた。
記念館から出た3人はまだ意味不明な現象の衝撃の熱が冷めなかった。
「悟、大丈夫だったか?」
「うん」
「いきなりあんな不気味な兵士が出てきたからね、僕もビックリしたよ…」
「ビックリするのはまだ早い」
「「「!?」」」
3人は驚いて振り向くと、謎の老人がいた。
「この記念館も、この記念館に着ている人々も、みんなアスラによって変えられる」
「二人とも、いこうぜ」
デッドは二人の手を引っ張り、老人から離れていった。
「全く変な爺さんだったな」
「変な人もいるもんだね…悟、気をつけるんだよ」
「うん」
「ははは、悟は大丈夫だろ」
3人がレストランでそんな会話を交えていた。
「僕、お店見てまわりたい」
「お、いいね、僕とデッドもついてくよ」
「いや、一人でいく」
「悟、そいつは無理な話だ、俺らがお前を守らなきゃいけねえんだ」
「…わかった」
3人は街で色んなものを見物していた。
「流石ベレトミディル、何でも売ってるね」
「ラグナ王国とスピミス皇国から取り寄せたものもあるな」
「ねえねえ、そこのお兄さんがた?」
ワンダーとデッドの二人に、客寄せの女性が声を掛けてきた。
「南方から取り寄せた海の幸、食べていきません?」
「いやあ悪いですが、俺達は子守を…っておい!?ワンダー!?」
デッドが拒否しようとしたら、既にワンダーが女性から渡されたものを試食していた。
「上手い…!これが魔鮫の味かあ〜!デッドも食べてみなよ!」
「え、ちょ」
デッドはワンダーに無理やり口の中に入れさせられたが…
「…う、上手い!」
秒で虜になった。
「お、お姉さん!これ買います!」
「お、おいワンダー!どれくらい買うつもりだ!?」
「そりゃもう、たくさん!」
「ははははは!そうかそうか!」
あまりの美味さに、ワンダーとデッドは悟の事が頭から消えていた。
二人の監視から逃れた悟は人気のない路地に入っていった。
奴隷売り場に繋がる道だ。
「…」
その悟の後ろを、記念館でワンダー達に絡んだ老人がついてきていた。
(…今だな)
老人は静かにレイピアを抜き、悟に突進した!
直後、老人の腹は赤く染められた。
老人のレイピアは真っ二つに斬られていた。
「ぐああ…何故、気づいた…」
命はあるようだ。
「僕鍛えてるから、気配でわかる」
「うう…」
悟はナイフをしまい、奴隷売り場に進んでいった。
「よ〜し、英二達にも食べさせてやろうぜ!あ!リングも気にいるか?」
「そうだね!悟にも後で食べさせて………あ」
「ん?どうしたワンダー…あ」
悟の事を思い出した二人は猛ダッシュしていた。
「なんで悟の事忘れるのさあ!」
「お前が試食したからだろ!」
「美味そうだったんだもん!」
二人は走りながら喧嘩していた。
「てか、お前なら飛んで上空から探せるだろ!」
「あーもう忘れてたー!」
ワンダーは羽を生やし、空に飛んだ。
「もー悟どこにいるのかな…あ!あんな所に!」
ワンダーは奴隷売り場に悟の姿を見つけた。
「デッド!大変!悟が!」
悟は鎖に繋がれている奴隷達を見ていた。
(みんなほとんど獣人かエルフだなあ…)
「悟ー!悟ー!」
突然、空から声がした。
「あ、ワンダー」
ワンダーが悟の横に降り立った。
「ごめんね、危ない目にあってない?」
「う、ううん(嘘ついとこ)」
「悟!すまない!こんな所にいたのか!」
そして、デッドも走ってきた。
「ここはお前には関係ない所だ、さあ、帰ろうぜ」
デッドは悟の手を引っ張ろうとしたが…
「おーいそこの地球人ども、勝手に入ってきて勝手に帰るとは何事だああ?」
足に千切られた鎖をつけている3人の獣人の子供達がデッドと悟に絡んできた。
「ここに入ってロクに物色しねえとはいい度胸だなあ!?」
先頭の年長者の猫耳の少年がデッドに噛み付く。
「おーっとっとっとそこまでだ、君達みたいに凶暴な子はお兄さん買えないなあ、この銀髪の子のように大人しく聞き分けのいい子になってほしいな〜」
デッドは悟の頭を撫でながらそう言い放つ。
「ああ!?魔法が使えねえ地球人が調子乗んじゃねえッ!!!」
少年はデッドの殴り掛かろうとするが…
パシッ
デッドの右手のひらでパンチを受け止められた。
「お〜っと坊ちゃん、俺はそこらのアメリカ人とはちょっと違うんだぜ…」
バッ!
デッドはそう言い、少年を押し戻した。
「うっ!」
バタッ
少年は尻餅をついた。
「兄者ッ!」
「このクソ野郎ッ!」
残りの二人の少年もデッドに殴りかかるが…
「「え?」」
二人の少年は気づいたら宙に浮いていた。
服の襟根っこをワンダーが掴んで飛んでいたのである。
「は、離せよあんたっ!」
「デッド!僕この子達商人さんに送り返してくるね!」
ワンダーはそう言うと、二人の少年を飛んで運んでいった。
「あっ!待てよ!」
年長者の少年もそれを追いかけていく。
「さっ、いくぞ悟」
デッドは今度こそ悟の手を引っ張り帰っていった。
夜、3人は宿に泊まっていた。
「いやあ、今日は変な奴らに出会っちまったな」
「ホントだよー、商人さんの所に返すの大変だったんだから…」
「僕、大浴場にいってくる」
悟はそう言うと部屋を出ていき、大浴場に向かった。
「危ないから、俺達もついていこうか」
「だね」
大浴場
腰にタオルを巻きつけたワンダーとデッドは大浴場の中に入っていった。
中は誰一人いない。
「悟はどこかな?」
「露天風呂なんじゃないか?」
ワンダーとデッドは露天風呂に通じるドアを開けて、外に出ていった。
「うわっ、寒いね…」
「ああ…って、悟、あんな所にいたのか」
露天風呂の隅っこに悟がいた。
柵越しに夜空を眺めている。
「意外と夜景好きなんだね、悟は」
ワンダーがそう言った次の瞬間、悟の眼前に黒い人影が現れた!
「「!」」
ワンダーとデッドは露天風呂に飛び込み、悟を保護しようと猛ダッシュするが…
ズバッ!
「ぎゃあああああああああああ!」
次の瞬間、悟のナイフによって短剣を持った黒いマントの男の腹が赤く染まり、地面に叩きつけられる。
「あ…ああ…」
男は翼を持っている。
男はどうやら飛竜族で、地面でピクピク動いている。
ワンダーとデッドは悟と一緒に露天風呂の柵越しに地面の飛竜族の男を見た。
「あいつはどうやら飛竜族だな…何だって俺らはこんなに変な目に遭うんだ?」
「こんな格好だけど、僕、問いただしてくるよ」
ワンダーは羽を生やし柵を飛び越え、飛竜族の男の傍に降り立った。
「あのさ、何であの子の命を狙ったの?」
「……言えねえ…言ったら組織…裏切った事になる…」
「言ったらお金あげる」
「へ!?言います言いますう!」
「…」
飛竜族は身体能力が秀でてる代わりに知能が低い事はワンダーも知っていた。
「な、なんか夢にでてきたんだよ、紫色のマント着た変な男が、そいつ、銀髪の小さい地球のアジア人の少年がアスラ帝国の滅びのきっかけになる、だから殺せって言ってきて…」
「え?アスラ帝国?」
「どうやら俺の組織の仲間全員がその夢見たそうで、トップがこれは神のお告げに違いないって言って…で、俺ら部下にその子の暗殺を命じて…」
「その飛竜族の男の言った事を要約するとこう、
飛竜族の男の所属している組織の人間全員が謎の男が青桐悟がアスラ帝国の滅亡の原因になるという事を言ってくる夢を見た。
トップの人間もその夢を見たらしく、神のお告げだと決めつけて、部下に悟の暗殺を命令した。
…だって、これ、やばくない?」
ワンダーは飛竜族の男から聞いた話を部屋でデッドに話していた
悟は横でスースー寝息を立てている。
「…もしかしたらその組織、親帝派じゃないか?」
「親帝派って事は、アスラ帝国の事が好きな組織?」
「地球でいう右翼、左翼みたいな物なんだよ、ファンタジアの反帝派と親帝派って」
「危ない組織?」
「まあな、そういうタイプの奴らが絡んだ事件も起きた事がある」
「そうなんだ…」
「…そうだ、組織の名前は聞けたか?」
「いや、あのね…組織の名前も聞こうとしたんだけど…あれ?」
「…ん?どうした?」
「…思い出せない」
「え?」
「飛竜族の男がどうなったか…思い出せないっ!!!」
ワンダーは、何とも言えない恐怖と混乱に駆られた…
結局、デッドに落ち着かされてワンダーはベッドに入った。
「思い出せないならいい、もう今日は寝よう」
デッドのその言葉が救いとなり、ワンダーは比較的早く眠りについた…
「ふははははははははは…ワンダー、私はお前、いや、お前達をどうとでもできる、あらゆる時間軸からお前達を監視できる、お前達は全て私のコントロール下に入っているのだ………」
「ハッッッ!!!!!」
ワンダーは飛び起きた。
デッドと悟はまだ寝ている。
「何だ…今の夢…」
ゲストキャラ解説
レイピア爺さん
悟をレイピアで殺そうとした爺さん。あっけなく返り討ちに。
獣人の子供達
悟とデッドに絡んだ子供達。あっけなく返り討ちに。
飛竜族の男
悟を殺そうとした飛竜族。あっけなく返り討ちに。
フランスでガラスとの対決を終えたワンダー、デッド、悟の三人は、パリの世界移動装置を使いファンタジアのノイバ大陸の主要国、イウセ王国の首都ベレトミディルに来ていた。
「まずは反帝記念館にいってみる?」
「そうだな、いってみようぜ」
「反帝記念館って何?」
「そうか、悟はファンタジアの事についてはまだよく知らなかったな、えーと、そもそもこのノイバ大陸はな…」
デッドの説明曰くこうだ。
遥か太古、ファンタジアは一つの大陸だった。
しかし、人間、獣人、エルフ、その他他の種族どうしの争いが絶えなかった。
それに危機感を持ったファンタジア史最強と言われる一体の悪魔族が大地を引き裂き、四つの大陸に分けた。
その一つがノイバ大陸だった。
やがてノイバでの戦争がやや収まってきた時があったが…
その平穏を破壊したのがカジリカ大陸の超大国カリュデウス王国の永遠の敵国、アスラ帝国だった。
アスラ帝国はノイバの国々を次々と戦争で撃破、併合していった。
南西地域の王国達を併合する事は出来なかったが、代わりに他の三つの大陸に侵攻した。
最初の標的になったのはノイバ大陸のちょうど南に位置する、人間以外の種族が多く存在するミスードウ大陸だった。
まだ内戦状態だったミスードウ大陸は瞬く間に全土が併合される。
そして次にもう一つの人間以外の種族が多く存在する大陸、エールエ大陸が侵攻の餌食になった。
しかし既にミスードウ大陸全土併合の報を受け取っていたのか、頑強に抵抗し全土併合は免れた。
しかし損失は計り知れないのは確かな事だった。
そしてついに今のカリュデウス王国が存在するカジリカ大陸が戦場の舞台になった。
アスラ帝国はカジリカの西海岸と東海岸の両面から攻撃を仕掛けた。
当時カリュデウスの領土だったノーテル公爵領(今のノーテル公国)とナレース公爵領(今のナレース公国)の領土は西海岸のアスラ帝国軍上陸と共に蹂躙されていった。
東海岸にも上陸され、多数のカリュデウスの支配下にあった公爵領が奪われていった。
当時のカリュデウス王国とまだカジリカの地で争い続けていたナーシラン王国はカリュデウスと一時共闘、アスラ帝国に抗い続けた。
そしてアスラ帝国の衰退の時がきた。
度重なる遠方への帝国軍の遠征疲れと魔力、武器、資源の枯渇によりアスラ帝国軍はいつしかカジリカ大陸から完全撤退。
その他二つの大陸からも撤退する事になった。
自国の領土があるノイバでも力を落としていき、ついに自国の公爵領が次々と独立していく事態を呼び起こしてしまった。
結果的に、ノイバ大陸の北東方面と北方面の領土に落ち着いた。
「…で、アスラ帝国はファンタジアの国の中で最大面積を抱えながら今も多くの国々と対立してるんだ」
「…なんかロシアみたい」
「だな、世界移動装置も置きあってるしな、今のロシアみたいに戦争はしてないがな…ま、そういう事でこのイウセ王国では反帝国感情が強いからそういう記念館も作られるってわけだ」
「じゃあ、二人とも早速いってみようよ!」
反帝記念館 入口
反帝記念館の外観は公爵が持っているような立派な建物であった。
ワンダー達は、早速中に入っていった。
中には、様々な資料が展示されていた。
そのほとんどがアスラ帝国の侵略戦争を非難するものだった。
例えばこんな文章が書かれているものが。
「アスラ帝国がノイバ大陸全土併合を目指して南下を進めていた時、イウセ王国は諸外国との連携で反帝戦線を設置、膨大な数の部隊を送り込み徹底抗戦の構えを示した。
結果的に多大な犠牲を出しながら併合は免れたが、その爪痕は深く、終戦直後当時は他の大陸の国々を含めても最貧国の一部だった。
もしアスラの侵攻がなければ、経済、軍事などの分野での滞りが全く起きなかった事は容易に想像できる。
アスラ帝国はカジリカ大陸でのカリュデウスとナーシランに対する敗戦を機に、すぐさま力を落としていった。
イウセ王国は戦後復興で徐々にかつての地位と威厳を取り戻していった。
しかしそれでもアスラ帝国はイウセ王国と他の王国達を様々な分野で大きく上回っており、再侵略の懸念が尽きない。
イウセ王国や他のノイバの反帝主義の国達は、カリュデウス王国率いるカジリカ大陸諸国との連携、そしてアスラに対する牽制が必須であると言えよう。」
「…すっごい反帝主義だね、この国…」
ワンダーは膨大な数の資料を目の当たりにして呆然としていた。
「それだけアスラの侵攻が壮絶だったって事だろうな…」
「次いこ」
悟はあらかた展示物を見終わるとすぐに次のエリアにいってしまった。
「あー!待ってよ!悟!」
「悟はこういう物に興味があるんだな…」
次のエリアは、実際に当時の戦いで使用された大砲や武器などが展示されていた。
赤黒く錆びた剣、後1発打ったら粉々になりそうな程ボロボロな大砲、毒が塗られた痕跡がある弓矢など。
「…相当イウセはやる気だったんだね…」
「それだけアスラ軍は強力だったって事だな」
中には、斜めに真っ二つにされた鎧すらあった。
説明によれば、反帝戦線の兵士がアスラ兵に斬られた時のものらしい。
「こ、こんな鎧を斬れるなんて…」
「アスラは個人の戦闘力も凄いってわけだな…」
色んなエリアの展示物を見て回ったワンダー達は、ついに最後のエリアにたどり着いた。
そこは一個の巨大な水晶玉が置かれていて、映像を映し出すようだ。
ワンダー達は席につき、映像が流れるのを待った。
やがて、水晶玉が光りナレーションと共に映像が流れ始めた。
「…昔、イウセ王国はラグナ王国、スピミス皇国と強い関係を持ち始めました。」
イウセ王国の商人と思われる人間が馬車によってラグナ王国の市中に入っていく映像が流れる。
「3ヵ国は武器、資源、魔術、技術など活発な貿易を行っていき、やがて、イウセ、ラグナ、スピミスはノイバ3大国と呼ばれるほどの強大な力と、強固な結束を物にしていきました。」
当時のノイバ大陸の地図が映し出される。
イウセ、ラグナ、スピミスの領土はそこそこおおきいが、他の国の領土はまだ小さくポツポツと点在していた。
「…しかし、ある日、その3ヵ国の調和と安寧を破壊する国が現れました。」
地図が上の方にクローズアップしていき、今とさほど変わらないぐらいの領土を持つアスラ帝国が映し出された。
「アスラ帝国です…
アスラは未だ戦争を繰り広げている小さな国々を次々と侵略していきました。」
アスラ帝国軍の騎馬隊が野原を駆ける映像が映し出される。
その次には、弓矢や大砲を放つアスラ兵、剣を持って走るアスラ兵、炎の海に包まれた街などが映し出された。
そして、民間人を木の周りに追い詰めて集めている映像も。
「アスラは大規模な侵略を続けて、ついにノイバ大陸にはアスラ帝国以外にはイウセ王国、ラグナ王国、スピミス王国と他の数ヵ国の小さな国々しか残りませんでした。」
再び地図が映し出され、今度はノイバのほとんどをアスラ帝国が占めていた物だった。
「この後、アスラはミスードウに足を伸ばし、そこでも新たに侵略を続けていくのです」
船から次々と降りるアスラ兵の映像が流れる。
「この時、我がイウセ王国はなんとかしてアスラ帝国を打ち倒そうと他の2大国と連携してアスラに対して破壊工作を進めていました。
そうでもしなければいけないほど、アスラの脅威はすぐそこまで迫ってきていたのです」
アスラ側と思われる砦を奇襲するイウセ兵が映される。
「しかし、破壊工作は思うようにいかず、3大国はますます窮地に立たされました。」
アスラ兵に二人がかりで連行される捕虜のイウセ兵の映像が流れる。
その次に、反帝戦線側の砦を火炎魔法で焼き尽くすアスラ兵の映像が。
「反帝戦線側の死者はアスラ側のおよそ10倍もいたという考察があります。」
山で死体となって倒れているイウセ兵の数々が映し出される。
兵士達の周りの地面は赤黒くなっていた。
「もし、犠牲となったイウセ王国軍そして他の国の兵士の人々がいなければノイバ大陸でのアスラ帝国の暴挙を止めれる国は現れなかったでしょう」
ナレーションがそう言った時だった。
突如水晶玉が光り、赤黒い兜と鎧を着ている兵士のような人間が映し出された。
観客はすぐに困惑した。
「おい!どうなってるんだ!」
「わ、わかりません」
記念館の職員の会話が聞こえてくる。
どうやら、想定外の事態らしい。
しばらくして、兵士のような人間が喋り出した。
「いや、いてもいなくても変わらない」
そう一言だけ言うと、水晶玉がまた光った。
今度は、何も映らなかった。
「デ、デッド、何これ?」
「俺に聞くなよ、なんだこれ…」
ワンダーとデッドも困惑していた。
「皆様、申し訳ございません、本日はお引き取り願います」
職員の女性が前に出てそう言い、頭を下げた。
記念館から出た3人はまだ意味不明な現象の衝撃の熱が冷めなかった。
「悟、大丈夫だったか?」
「うん」
「いきなりあんな不気味な兵士が出てきたからね、僕もビックリしたよ…」
「ビックリするのはまだ早い」
「「「!?」」」
3人は驚いて振り向くと、謎の老人がいた。
「この記念館も、この記念館に着ている人々も、みんなアスラによって変えられる」
「二人とも、いこうぜ」
デッドは二人の手を引っ張り、老人から離れていった。
「全く変な爺さんだったな」
「変な人もいるもんだね…悟、気をつけるんだよ」
「うん」
「ははは、悟は大丈夫だろ」
3人がレストランでそんな会話を交えていた。
「僕、お店見てまわりたい」
「お、いいね、僕とデッドもついてくよ」
「いや、一人でいく」
「悟、そいつは無理な話だ、俺らがお前を守らなきゃいけねえんだ」
「…わかった」
3人は街で色んなものを見物していた。
「流石ベレトミディル、何でも売ってるね」
「ラグナ王国とスピミス皇国から取り寄せたものもあるな」
「ねえねえ、そこのお兄さんがた?」
ワンダーとデッドの二人に、客寄せの女性が声を掛けてきた。
「南方から取り寄せた海の幸、食べていきません?」
「いやあ悪いですが、俺達は子守を…っておい!?ワンダー!?」
デッドが拒否しようとしたら、既にワンダーが女性から渡されたものを試食していた。
「上手い…!これが魔鮫の味かあ〜!デッドも食べてみなよ!」
「え、ちょ」
デッドはワンダーに無理やり口の中に入れさせられたが…
「…う、上手い!」
秒で虜になった。
「お、お姉さん!これ買います!」
「お、おいワンダー!どれくらい買うつもりだ!?」
「そりゃもう、たくさん!」
「ははははは!そうかそうか!」
あまりの美味さに、ワンダーとデッドは悟の事が頭から消えていた。
二人の監視から逃れた悟は人気のない路地に入っていった。
奴隷売り場に繋がる道だ。
「…」
その悟の後ろを、記念館でワンダー達に絡んだ老人がついてきていた。
(…今だな)
老人は静かにレイピアを抜き、悟に突進した!
直後、老人の腹は赤く染められた。
老人のレイピアは真っ二つに斬られていた。
「ぐああ…何故、気づいた…」
命はあるようだ。
「僕鍛えてるから、気配でわかる」
「うう…」
悟はナイフをしまい、奴隷売り場に進んでいった。
「よ〜し、英二達にも食べさせてやろうぜ!あ!リングも気にいるか?」
「そうだね!悟にも後で食べさせて………あ」
「ん?どうしたワンダー…あ」
悟の事を思い出した二人は猛ダッシュしていた。
「なんで悟の事忘れるのさあ!」
「お前が試食したからだろ!」
「美味そうだったんだもん!」
二人は走りながら喧嘩していた。
「てか、お前なら飛んで上空から探せるだろ!」
「あーもう忘れてたー!」
ワンダーは羽を生やし、空に飛んだ。
「もー悟どこにいるのかな…あ!あんな所に!」
ワンダーは奴隷売り場に悟の姿を見つけた。
「デッド!大変!悟が!」
悟は鎖に繋がれている奴隷達を見ていた。
(みんなほとんど獣人かエルフだなあ…)
「悟ー!悟ー!」
突然、空から声がした。
「あ、ワンダー」
ワンダーが悟の横に降り立った。
「ごめんね、危ない目にあってない?」
「う、ううん(嘘ついとこ)」
「悟!すまない!こんな所にいたのか!」
そして、デッドも走ってきた。
「ここはお前には関係ない所だ、さあ、帰ろうぜ」
デッドは悟の手を引っ張ろうとしたが…
「おーいそこの地球人ども、勝手に入ってきて勝手に帰るとは何事だああ?」
足に千切られた鎖をつけている3人の獣人の子供達がデッドと悟に絡んできた。
「ここに入ってロクに物色しねえとはいい度胸だなあ!?」
先頭の年長者の猫耳の少年がデッドに噛み付く。
「おーっとっとっとそこまでだ、君達みたいに凶暴な子はお兄さん買えないなあ、この銀髪の子のように大人しく聞き分けのいい子になってほしいな〜」
デッドは悟の頭を撫でながらそう言い放つ。
「ああ!?魔法が使えねえ地球人が調子乗んじゃねえッ!!!」
少年はデッドの殴り掛かろうとするが…
パシッ
デッドの右手のひらでパンチを受け止められた。
「お〜っと坊ちゃん、俺はそこらのアメリカ人とはちょっと違うんだぜ…」
バッ!
デッドはそう言い、少年を押し戻した。
「うっ!」
バタッ
少年は尻餅をついた。
「兄者ッ!」
「このクソ野郎ッ!」
残りの二人の少年もデッドに殴りかかるが…
「「え?」」
二人の少年は気づいたら宙に浮いていた。
服の襟根っこをワンダーが掴んで飛んでいたのである。
「は、離せよあんたっ!」
「デッド!僕この子達商人さんに送り返してくるね!」
ワンダーはそう言うと、二人の少年を飛んで運んでいった。
「あっ!待てよ!」
年長者の少年もそれを追いかけていく。
「さっ、いくぞ悟」
デッドは今度こそ悟の手を引っ張り帰っていった。
夜、3人は宿に泊まっていた。
「いやあ、今日は変な奴らに出会っちまったな」
「ホントだよー、商人さんの所に返すの大変だったんだから…」
「僕、大浴場にいってくる」
悟はそう言うと部屋を出ていき、大浴場に向かった。
「危ないから、俺達もついていこうか」
「だね」
大浴場
腰にタオルを巻きつけたワンダーとデッドは大浴場の中に入っていった。
中は誰一人いない。
「悟はどこかな?」
「露天風呂なんじゃないか?」
ワンダーとデッドは露天風呂に通じるドアを開けて、外に出ていった。
「うわっ、寒いね…」
「ああ…って、悟、あんな所にいたのか」
露天風呂の隅っこに悟がいた。
柵越しに夜空を眺めている。
「意外と夜景好きなんだね、悟は」
ワンダーがそう言った次の瞬間、悟の眼前に黒い人影が現れた!
「「!」」
ワンダーとデッドは露天風呂に飛び込み、悟を保護しようと猛ダッシュするが…
ズバッ!
「ぎゃあああああああああああ!」
次の瞬間、悟のナイフによって短剣を持った黒いマントの男の腹が赤く染まり、地面に叩きつけられる。
「あ…ああ…」
男は翼を持っている。
男はどうやら飛竜族で、地面でピクピク動いている。
ワンダーとデッドは悟と一緒に露天風呂の柵越しに地面の飛竜族の男を見た。
「あいつはどうやら飛竜族だな…何だって俺らはこんなに変な目に遭うんだ?」
「こんな格好だけど、僕、問いただしてくるよ」
ワンダーは羽を生やし柵を飛び越え、飛竜族の男の傍に降り立った。
「あのさ、何であの子の命を狙ったの?」
「……言えねえ…言ったら組織…裏切った事になる…」
「言ったらお金あげる」
「へ!?言います言いますう!」
「…」
飛竜族は身体能力が秀でてる代わりに知能が低い事はワンダーも知っていた。
「な、なんか夢にでてきたんだよ、紫色のマント着た変な男が、そいつ、銀髪の小さい地球のアジア人の少年がアスラ帝国の滅びのきっかけになる、だから殺せって言ってきて…」
「え?アスラ帝国?」
「どうやら俺の組織の仲間全員がその夢見たそうで、トップがこれは神のお告げに違いないって言って…で、俺ら部下にその子の暗殺を命じて…」
「その飛竜族の男の言った事を要約するとこう、
飛竜族の男の所属している組織の人間全員が謎の男が青桐悟がアスラ帝国の滅亡の原因になるという事を言ってくる夢を見た。
トップの人間もその夢を見たらしく、神のお告げだと決めつけて、部下に悟の暗殺を命令した。
…だって、これ、やばくない?」
ワンダーは飛竜族の男から聞いた話を部屋でデッドに話していた
悟は横でスースー寝息を立てている。
「…もしかしたらその組織、親帝派じゃないか?」
「親帝派って事は、アスラ帝国の事が好きな組織?」
「地球でいう右翼、左翼みたいな物なんだよ、ファンタジアの反帝派と親帝派って」
「危ない組織?」
「まあな、そういうタイプの奴らが絡んだ事件も起きた事がある」
「そうなんだ…」
「…そうだ、組織の名前は聞けたか?」
「いや、あのね…組織の名前も聞こうとしたんだけど…あれ?」
「…ん?どうした?」
「…思い出せない」
「え?」
「飛竜族の男がどうなったか…思い出せないっ!!!」
ワンダーは、何とも言えない恐怖と混乱に駆られた…
結局、デッドに落ち着かされてワンダーはベッドに入った。
「思い出せないならいい、もう今日は寝よう」
デッドのその言葉が救いとなり、ワンダーは比較的早く眠りについた…
「ふははははははははは…ワンダー、私はお前、いや、お前達をどうとでもできる、あらゆる時間軸からお前達を監視できる、お前達は全て私のコントロール下に入っているのだ………」
「ハッッッ!!!!!」
ワンダーは飛び起きた。
デッドと悟はまだ寝ている。
「何だ…今の夢…」
ゲストキャラ解説
レイピア爺さん
悟をレイピアで殺そうとした爺さん。あっけなく返り討ちに。
獣人の子供達
悟とデッドに絡んだ子供達。あっけなく返り討ちに。
飛竜族の男
悟を殺そうとした飛竜族。あっけなく返り討ちに。
- 1.第一話 異世界への召喚
- 2.第二話 説得作戦
- 3.第三話 畏怖を乗せた流れ星
- 4.第四話 対決美人剣士
- 5.第五話 対面超少年
- 6.第六話 剣集めはつらいよ
- 7.第七話 剣と光弾とナイフと 前編
- 8.第八話 剣と光弾とナイフと 後編
- 9.第九話 爆弾が怒る時
- 10.第十話 黒い追跡
- 11.第十一話 迷宮攻略はワンダーにお任せ
- 12.第十二話 殺人神と呼ばれた男 前編
- 13.第十三話 殺人神と呼ばれた男 後編
- 14.第十四話 睡眠ガスに気をつけろ!
- 15.第十五話 ミラー・ワンダー
- 16.第十六話 炎斧
- 17.第十七話 私が愛したあの子
- 18.第十八話 燃えよS&W M500
- 19.第十九話 この一発で福岡に帰ろう
- 20.第二十話 斬ってよかった
- 21.第二十一話 ロシアから殺意をこめて
- 22.第二十二話 大森林危機一髪!前編
- 23.第二十三話 大森林危機一髪!後編
- 24.第二十四話 世界不思議に関する2600文字
- 25.第二十五話 ファースト・バトルオブヨーロッパ
- 26.第二十六話 乗っ取りは逆襲の音
- 27.第二十七話 我ら、ノイバ親帝派!
- 28.第二十八話 スペインに殺しの花が咲く
- 29.第二十九話 ワンダーVS奴隷軍団
- 30.第三十話 マフィアン・LOVE
- 31.第三十一話 朝シン
- 32.第三十二話 ネオ・第三帝国
- 33.第三十三話 傭兵よ永遠に
- 34.第三十四話 縁戻し
- 35.第三十五話 奴らが来た!!!
- 36.第三十六話 決戦 前編
- 37.第三十七話 決戦 後編
- 38.第三十八話 シン・青桐組とシン・ワンデドコンビ
- 39.第三十九話 香港は燃えるか…?
- 40.第四十話 魔力・キラー
- 41.第四十一話 ボム・フロム・ザ・スカイ
- 42.第四十二話 青桐一家勢揃い
- 43.第四十三話 愛ある女は己を隠す その1
- 44.第四十四話 愛ある女は己を隠す その2