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第一の警告、投稿頻度が遅い
第二の警告、悪人が味方サイド
第三の警告、いわゆるバトル物であり異世界無双物ではない
第四の警告、完全な勧善懲悪ではない
第五の警告、初投稿なので違和感あり
第六の警告、描写や解説が雑

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世界不思議(ワールドワンダー)

#26

第二十六話 乗っ取りは逆襲の音

ホテルを出たワンダーとデッド。
二人は、悩んでいた。
(昨日は楽しい思い出作ろうぜなんて言っちまったけど…)
(昨日は楽しい思い出作ろうぜって言われたけど…)
「「…荷物が、ない!」」

昨日のショットマンによるロケットランチャーでジープと、それに積んでいた荷物が焼失した。
二人の手元に残っている荷物はほとんどない。
「あそこでロケットランチャー放たれたのは痛かったね…」
「ああ…着替えとかぜーんぶあのケースに入れてたのにな…」
「…一回帰る?」
「…だな…」
これで地球のヨーロッパとファンタジアのノイバ大陸旅行が一時中断になるかと思いきや…
ピピピ、ピピピ、
「はい、もしもし…え、悟?」
「え?」
デッドのスマホに、悟が通話をかけてきた。
「え…ええ!?マジかよ…うん…そうか…オーケー、わかった」
デッドは通話を切ると…
「ワンダー、エトワール凱旋門にいくぞ」
「え?え?」
ワンダーはデッド手を引かれるまま、凱旋門に連れてかれた。

フランス エトワール凱旋門辺り
「ここで待ち合わせ?」
「ああ、もうじき悟が来る」
「おーい、デッドー、ワンダー」
早速どこからともなく声が聞こえてきたと思ったら、悟が横に荷物を持った黒服二人を連れて近づいてきた。
「さ、悟、その荷物達は…」
「昨日、ユーロトンネルで黒いジープが炎上したってニュースを見て、どうせまた二人が殺し屋かなんかに襲われたんだなって、だから、荷物も失っちゃったのかなって思って、新しい荷物持ってきて日本からはるばるここにきたの」
「じゅ、準備がいいね…」
「では坊ちゃん、俺たちはこれで」
二人の黒服は荷物を置くと、そのまま去っていった。
「え、あの人達は?」
「ここまでの付き添い、パパがこんな機会だから可愛い子には旅をさせよだってね」
「え、英二ぃ…」
デッドは困った様子だった。
「旅行、続けよ」
悟は二人にそれぞれ荷物を持たせ、歩き出した。
新たに悟が加わり、旅行は再開した…

そんな光景を見ている人物がいた。
(あのオレンジ髪の男を…外人部隊に入れれば…)

ホテルに荷物を置いてきた三人は、ルーヴル美術館に来ていた。
「ここは世界中の芸術作品が集まってるんだ」
「おお…地球の名作達がここに…」
「…」
ワンダーは興味津々な一方、悟はあまりそうでもないらしい。
「二人とも、僕、レストランにいってくる」
「さ、悟だけじゃ危ない、俺もついていくぜ」
デッドが悟の付き添いになるらしい。
「え、じゃあ、僕一人で見て回っていい?」
「ああ、ごめんな、悟、あんまりこういうの興味ないから…」
「ううん、大丈夫!じゃ、いってらっしゃい!」

ワンダーは美術館捜索、デッドと悟はレストランにいった。
そのタイミングを陰から見ていたある男は見逃さなかった。
(しめた、やつは一人になったぞ…)

ワンダーはただ一人、モナリザに見惚れていた。
ワンダーは芸術などはよく分からないが、半妖精の直感というべきだろうか。
このモナリザという芸術に対して何やら特別な感情を抱いていた。
…そんなワンダーは、後ろからの強力スタンガンに気づかなかった。












「…う、う〜ん…」
「やっと目覚めたか」
ワンダーは気づいたら見知らぬ部屋にいた。
四方が鉄格子で囲まれており、自身が寝ているベッドには自身の足と手を鎖が離さない。
そして横には、初対面の男がいた。
「お、お前は…」
「突然だが、お前には外人部隊に入ってもらう」
「は、は?」
「後で洗脳手術を受けてもらう、第一の任務はソマリアからの逃亡者の保護とこのフランスへの拉致だ」
「え?は?え?」
「じゃ、手術者を連れてくる」
男は檻から出て、コンクリート壁の部屋を出ていった。
(…とにかく、助けを呼ばなきゃ)
ワンダーは奥歯のスイッチを思い切り噛んだ。

レストラン
デッドと悟がフランス料理を食べていた時…
ピピピピピピピピピピ…
デッドのスマホがけたたましくなった。
デッドのスマホにはSOSと表示されていた。
「デッド、誰から?」
「…悟、ここで待っててくれ」
「え?」
デッドはそのSOSを見るや、慌ててレストランを出ていった。

「これでデッドが助けに来てくれるはず…」
ワンダーの奥歯のスイッチはデッドへの救難信号だったのだ。
そうこうしている間に、さっきの男が医師と見られる二人の男を連れてきた。
「こいつを連れて行け」
男が医師達に指示を出すと、医師達は鎖を外しワンダーを連れていこうとしたが…

(今だ!)
バッ!
ワンダーは羽を生やし、空中で一回転した。
その瞬間、ワンダーの腕を掴んでいた二人の医師はそのまま床に頭をぶつけ、気絶した。
「なっ!?」
ワンダーはそのまま驚いている男の背後を取り、髪の毛に隠していたカッターを男の首元に当てた。
「なんでこんな事したの?」
「ぐっ…」
男はしぶしぶ答えた。
「この服装を見て貰えばわかる通り、俺はこの地球の生まれじゃない…イウセ王国の生まれだ」
中世ヨーロッパ風の服を着ているこの男の言うイウセ王国はファンタジアのノイバ大陸の大国の一つで、この地球のフランス共和国と世界移動装置で繋がりあっている。
「イウセからこのフランスにやってきた俺は、そこでこの国の歴史を勉強した…そこで、このヨーロッパの国々が昔ラテンアメリカやアフリカ、東南アジアの文化を破壊して植民地にしてた事を知った…アフリカに関しては労働もさせていた…フランスはそういう事をしていたヨーロッパの国のひとつだった…その事に激怒した俺は、逆にこの国を黒人だらけにしてやろうと思ったのさ」
「そりゃ、最近のフランスは黒人移民が多いけど…」
「ゆくゆくはパリをアフリカの首都にしてやるんだ…!」
ポチッ
男はそう言うと、ポケットから一つのボタンを取り出し押した!
「な、なにを…」
ドタドタ…
バタンッ!
「ガラスリーダー!何事ですか!」
ワンダーが困惑していると、大勢の黒人の男達が部屋に入ってきた。
ガラスと呼ばれた男はワンダーの腹に肘打ちをし、拘束から抜け出した。
「ぐっ!」
ワンダーはよろめきながら、床に投げ捨てられてたのであろうディスードを手に取った。
「お前にはこの男達の相手になってもらう…!」
ガラスは黒人達の群れを泳ぎ、ワンダーの視界から消えた。
そして、黒人達が一斉にナイフを持ってワンダーに向かって襲ってきた!
が…
ズバッズバッズバッズバッズバッズバッズバッ!!!!
ワンダーのサンダーディスードの敵ではなかった。
「ば、化け物だっ!」
「おい!機関銃を出せ!」
黒人の一人が機関銃を床に置き、ワンダーに火を吹いたが…
カキキキキキキキキキキキキンッ!
悉く弾丸を弾いた。
「やべえよ!こいつ!」
慌てふためく黒人達をよそに、ワンダーは男達を自慢の剣技で次々と気絶させていく。
そして、最後の残った一人の黒人を問いただした。
「一体何が目的!?」
「お、俺達は南スーダンからここに逃げてきてこの組織に雇われたんだ!リーダーの目的なんか知らねえ!」
(ソマリア…南スーダン…まさか!)
「ガラスはアフリカの紛争からこのフランスに逃げてきた黒人達を雇って外人部隊にしてるって事か!!!」
「そ、そうだ!」
「ようし!」
事態を把握したワンダーは一目散にこの組織の建物の出口を目指して走っていった。

デッドは、走っていた。
スマホのマップに表示されている青い点が輝いている所を目指して。
しばらくして、人気がない山に入っていった。
青い点に着々と近づいてきている。
デッドはいっそうスピードを上げた。

背後にバイクで追いかけてきている悟に気づかず。



ワンダーは、襲いかかってくる黒人達を撃退していた。
火炎放射器で焼き尽くそうとする馬鹿もいたが、容赦なくスラッシュで背中の火炎放射器を斬り、馬鹿を丸焼きにした。
「あぢいいいいいいいいいいいいい!」
背中がカチカチ山になった馬鹿は爆走してどこかにいった。
「出口はどこ…」
ワンダーは中々出口を見つけられなかった。
ふと、ワンダーは思った。
「ここ…地下なのかな………あ!」
そこでワンダーは気がついた。
さっきから窓がない。地上にある建物なら窓があってもいいはずだ。
それに、外からの音が全く聞こえない。車の走行音などは皆無だ。
「まさか…!」
ワンダーは今来た道を戻り、階段で上に上がっていった。

「ここか…」
デッドは山の中の一つの廃墟ビルについた。
デッドは中に入っていった。

「…うわ、もう人は住んでねえだろうな…」
内部はコンクリート製の壁と床しかない。
エレベーターも動くはずがない。
ドアも倒れている。

ガタンッ!

その倒れているドアの下から黒人が出てきたのはほんの一瞬の出来事だった。
「うわあっ!だ、だれだてめえ!」
驚いた黒人はデッドに殴りかかったが…

ドシンッ!

背負い投げで失神させられた。
ドアの下には謎の穴があり、階段が続いていた。
「ワンダーはこの中か!よしっ!」
デッドは穴に入っていった…

今の光景をバイクで追ってきた悟は見ていた。
(デッド、あの穴に入っていったな…)
トコトコ
悟も穴に近づき、デッドに続いて入っていった。

「見つけたぞ!ガラス!」
ワンダーはやっと廊下を走っているガラスに追いついた。
「うっ!まさかここまで来るとは!」
「あまり僕を舐めない方がいいよ!」
ワンダーはサンダースラッシュを放とうとしたが…

バアンンッ!!!

次の瞬間、ワンダーの足元が爆発した。
ヒラリッ!
しかしワンダーは飛んで空中を一回転して華麗に避けた。
爆発の煙が晴れた時、ワンダーの目には一人のアジア人の男が映った。
その男は、おそらくロケット弾を発射したのであろう、銃口から煙が出ている銃を持っていた。
(こいつは…東アジア人?)
「おお!ジャガー中田か!」
(そうか!こいつは日本人か!)
「…」
バアンンッ!
ジャガー中田と呼ばれた男は、無言で次のロケット弾を発射する。
カキンッ!
バアンンッ!
ワンダーはディスードで受け止めるが、爆発の衝撃がくる。
「ここは任せた!」
ガラスはジャガー中田がワンダーを攻撃してる最中にまた逃げた。
(とりあえず、このジャガーなんとかを倒さないと…)

ガラスは逃げてる途中で、もう一人男に出会った。
「おお!ドクターイーエか!脱走者がいる!ジャガー中田と戦ってくれ!」
「…」
ドクターイーエと呼ばれた男も、そう言われて走っていった。

デッドも、戦闘をしていた。
襲いかかってくる黒人を次々とパンチと投げで倒していった。
バババババババババババババッ!
機関銃が火を吹いてきたが、咄嗟に廊下の角に隠れた。
銃声が鳴り終わった直後、レッダーを発射して機関銃もろとも敵を吹き飛ばす。
「ワンダー…無事でいてくれよっ!」
ワンダーとデッドの距離は、縮みつつあった。

カキンッ!カキンッ!
ワンダーは、ジャガー中田のロケット弾攻撃を自慢の剣技でひたすら防いでいた。
しばらくすると、弾薬が尽きたのかジャガー中田の攻撃が止まった。
(今だッ!)
ワンダーは今度こそサンダースラッシュを放とうとしたが…

バアンッ!

カキンッ!

別の銃弾がまた襲いかかってきて、今度も仕方なく受け流す。
(もー!今度は誰!?)
ジャガー中田の横に、もう一人の男が銃をワンダーに向けて立っていた。
その男は、ガラスにドクターイーエと呼ばれたジャガー中田と同じ東アジア人の男だった。
バアンッ!
イーエは銃を発射した直後、銃を投げ捨てワンダーに向かって走った!
カキンッ!
ワンダーは弾丸を受け流したが、ディスードをイーエの手に掴まれた。
(素手で剣を触ってる!?)
ワンダーは驚いたが、よく見るとイーエの両手は金属でできている。
「くそっ!」
ワンダーはディスードに電気を帯びらせたが、手が金属のイーエは怯まない。
後ろではジャガー中田がロケット弾をリロードしてる。
(まずい、このままじゃ!)
ジャガー中田が次のロケット弾で今度こそワンダーを仕留めようとしたその瞬間!

ドゴォ!

ジャガー中田の体が何者かに大きく吹っ飛ばされ、イーエの背中に体が激突した。
イーエはその衝撃で押されて…

ビリビリビリッ!

サンダーディスードに触れた中田とイーエは、あっけなく気絶した。

倒れた二人の後ろには、デッドが立っていた。
「…デッド!」
「無事だったか!ワンダー!」
「救難信号、気づいてくれたんだね!」
「まあ、そのせいでフレンチ料理食べれなかったけどな!なんてな!」
「「わはははははは!」」
「あ、待って」
「ん?どうした?」
「ガラス…どこ?」
「ガラス…?誰だそいつは?」
「あ、えっと、イウセ王国の生まれらしい、ほら、服装も地球のものじゃないし」
「なんだと…?あ!」
「ど、どうしたの?」
「そ、そいつ、ガラスとすれ違ったかも知れねえ…」
「え?」
「い、いや、お前を見つけるのに夢中で、つい…」
ワンダーの目は呆れに染まっていた…

「くそお…あの男、あんなに強力だったとは…多分ジャガー中田とドクターイーエもやられてるだろうな…まあいい、もう一度組織を建て直せばいいだけだ…」
「あ」
「あ」
ガラスは、出口近くの廊下で悟と出くわした。
「こ、子供か!俺の邪魔をするな!」
ガラスは短剣を取り出して、悟に襲いかかったが…

ズバッ!

悟の合金ナイフの相手ではなかった。
「痛えええええええええええええ!」
ガラスは絶叫し、階段を駆け上がって逃げていった…



その後、ホテルにて
三人は同じ部屋を取っていた。
「悟!待ってくれと言っただろ!」
「んー…」
「まあまあデッド、無事だったし…」
「全く…悟、お前はまだ子供だからバイクには乗っちゃダメだろ…」
「ねえ、お風呂入りたい」
「え、ダメ!俺が先!」
「悟先入っていーよ!」
「ちょ!ワンダー!俺疲れてるのに…」
ガヤガヤワイワイ…
今日もワンダー達は、裏社会の魔の手から無事逃れた…







「はあ…はあ…」
ガラスは赤く滲んでいる腹を抑えながら森の中を歩いていた。
「子供だと思って甘く見てたぜ…もう、外人部隊の結成なんてのはやめよう…」
「ここにいたか、ガラス」
「え!?」
ガラスは振り返ると、後ろにはジャガー中田とドクターイーエがいた。
「おお!二人とも!助けてくれ…」

バアアンッ!

次の瞬間、ガラスの体は中田のロケット弾によって粉砕された。
肉片がそこら中に散らばる。
「これで洗脳されてた借りは返したぜ…イーエ、俺は日本に帰る、お前は?」
「俺も中国に戻るよ…全く、俺たちはこんな奴に操られていたんだな…」
「全くだ…東アジアからフランスにまで拉致される殺し屋なんてあるかよ、全く…」
二人の日本人と中国人は、闇夜の森を歩いていった…

ゲストキャラ解説
ガラス
ファンタジアのノイバ大陸の国、イウセ王国の人間。フランスの歴史を学び植民地支配に対して勝手に激怒するなどかなり歪んだ歴史認識の持ち主。東アジア人やアフリカ人の外人部隊を結成し、フランスを外国人だらけにしようとする。武器として短剣を使う。
ジャガー中田
ガラスに洗脳されていた日本の殺し屋。ロケット弾を放つ銃が武器。
ドクターイーエ
同じくガラスに洗脳されていた中国の殺し屋。両手が金属でできている為、肉弾戦が得意。
ページ選択

作者メッセージ

ジャガー中田とドクターイーエの元ネタはもちろん007です。(タイガー田中とドクターノオ)

2025/02/01 12:40

イチロク
ID:≫ 14ODATaJ5tCFM
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