閲覧前に必ずご確認ください

第一の警告、投稿頻度が遅い
第二の警告、悪人が味方サイド
第三の警告、いわゆるバトル物であり異世界無双物ではない
第四の警告、完全な勧善懲悪ではない
第五の警告、初投稿なので違和感あり
第六の警告、描写や解説が雑

文字サイズ変更

世界不思議(ワールドワンダー)

#21

第二十一話 ロシアから殺意をこめて

前回、ギンテツが会長角田が操縦する戦車を破壊した事により大日本刀協会は力を失った。
今回はその続きである。

「ギンテツ様!早くこんな所出てってデーモン・ワールドの残党を殺しにいきましょうよ!」
「ワカッテル、ダガ、カタナガナァ…」
「ギンテツ様の武器は私達が何とか変わりを探します!さぁ、早く!」
ギンテツとルーサーがそんな事を話していた時、ワンダーは愕然としていた。
至る所に会員達の死体。会員達の血。地獄かと思う程だった。
殺人を仕事としてないワンダーにとってはかなり精神的にきていた。
そこに、デッドが救いの手を差し伸べる。
「外、いくか?好きなもん、俺が奢ってやる」
「あ…あ…」
「すまねえ…やなもん見せちまって…青桐組は、俺のいない所ではちょっとな…さ、いこうぜ」
「うん…」
デッドがワンダーの手を引きながら玄関を出ようとしたその時!

当たり一面が真っ黒になった。
「なんだ!?停電か!?」
「おい!誰か明かり!」
「ブレーカーどこだよ!」
黒服達がいろんな事を叫びあっている。
しばらくして停電が直った時…
「おい、やっと直ったぞ」
「まだ敵が残ってたのか?」
「面倒だなぁ」

「おい、ギンテツ様がいなくなってるぞ!」

その一人の黒服の一言で黒服全員が停電の意味に気づいた。
「なんだと!?ルーサー隊長は!?」
「おい!こ、これ」
一人の黒服が戦車の裏を指差した。
そこには、射殺されたルーサーの死体があった。
「た、隊長!」
「ダメだ!死んでる!」
「くそっ!やったの誰だよ!お前ら!協会中を隈なく探せ!生き残りの会員がいたらぶち殺せ!」
協会内はさらに地獄とかしていた…

一方、ワンダーとデッドは消えたギンテツを追っていた。
「なんで!こんな!事に!なるのぉ!」
「まったくだぜ…」
二人は協会が建てられている場所の周りを隈なく探したが手かがりは一向に見つからなかった。

捜索が開始されてしばらく経った時、その車は現れた。
ワンダーは協会から一つのトラックが出ていくのを見逃さなかった。
上空にいたワンダーは地上のデッドにその存在を伝えた。

「…あのトラックか」
「いくよ、デッド」
「あぁ」
ワンダーは空を飛んであっという間に走っているトラックの前に立った。
「止まって!」
しかし、トラックは止まらない。
「やばっ!」
ワンダーは突進してくるトラックをすかさず避けた。
トラックはそのまま住宅街に突っ込もうとしたが…

ドンッ!
デッドの右手がそれを阻止した。
デッドは右手でトラックの勢いを殺しながら、ワンダーに指示をだす。
「ワンダー!運転席にいってブレーキをかけろ!」
「オッケー!」
ワンダーはすぐに運転席にいき、アクセルを踏んでいた再生レコーダーをどけてトラックを止めた…

「やっと止まったね…」
「あぁ…だが何故運転手がいないんだ?」
「…あ!もしかして!」
「どうした?ワンダー」
ワンダーは何かに気づくとすぐにトラックの荷台を開いた。
そこには何もなかった。
「やっぱり!このトラックは囮だ!多分犯人は別のトラックにギンテツを乗せてこのトラックを道路に出して乗り捨てして僕達の気を引いたんだ!」
「何だと…俺はてっきりこの中にギンテツが…」
「そういえば、アクセルの所にこんなのが…」
ワンダーはデッドに再生レコーダーを出した。
「聞いてみようぜ」
カチッ
そう言うとデッドは躊躇いもなくボタンを押した。

『…ロシアより殺意を込めて』
…と男の声だけが流れた。
「何だろ、今の…」
「意味わかんねえな…犯人はロシア人か?」

「…結局、見つからなかったね…」
「ギンテツはどこにいるんだろうな…」

「うぅ〜ん…」

「ん?何だ今の声?」
「誰か呻いてたね、いってみよう」

ワンダーとデッドは声のした方面にいった。そこには、路上に倒れている黒服がいた。

「…おい!大丈夫か?」
「青桐組の人?」
「は、はい…実は、さっき協会内からトラックが出たのを目撃して…」
「「!」」
「そ、そのトラックはどこに」
「あまりに早いスピードだったので、仲間に知らせる暇がなく、仕方なく俺一人で追いかけてたら、助手席から撃たれました…」
その黒服の腹は赤く染まっていた。
「どっち方面にいったの?」
「ここを真っ直ぐいって右です…」
「ありがと、デッドはこの人を仲間の所に、僕は追いかける」
「了解、さ、いくぞ」

ワンダーは再び上空に飛び立ち、トラックを探した。
「どこだ………………!あれか!」
ワンダーは森林に入っていくトラックを一台遠めに見つけた。
「よし!」
すぐにその森林に向かった…

一方、デッドは負傷した黒服を協会に担いで送って行ってたが…
「…こりゃダメだな」
既に協会は警察のパトカーに囲まれていた。
その時、後ろからデッドの肩を叩いた黒服がいた。
「デッドさん」
「うわぁっ!」
「驚かしてすいません、そいつの仲間です、もう我々は裏口から脱出しました、そいつの怪我は我々に任せてください」
「そ、そうか」
プルルルル
今度はデッドのスマホが鳴った。
「なんだ?…もしもし、ああワンダーか、なに?ギンテツの居場所がわかった?」
「「!?」」
二人の黒服は驚いた。
「ああ…うん…そうか、わかった、すぐいく」
「あの!俺らも一緒に」
「馬鹿野郎、警察沙汰起こしちまったから大勢でいってその近くでまた騒ぎ起こしたら今度こそ捕まっちまうぞ、どうしても青桐組アメリカ支部の中から応援を寄越したいならせめて捕まらない奴を寄越すほうがいい」
「は、はぁ…」
「じゃ、俺もいってくる」
デッドは軽快にジャンプを繰り返しながら森林に急いでいった…

森林
ワンダーとデッドは既に合流してトラックの後を追っていた。
「…ワンダー今だ!」
「うん!」
ワンダーは早速スラッシュを放ち、タイヤを全壊させる。
「観念しろ!お前がギンテツを攫った事は知っている!」
デッドは大声で運転席にそう呼びかけた。
「出てこないか、ようし」
デッドはドアに近づき、力づくで開けた。
そこには…
「…デッドー、どうしたの?」
「…」
「ねえ、どうしたのってば」
「…こいつ、死んでる」
「…え!?」

運転席にいたのは、口から血を垂れ流している男だった。
「え…?どう言う事…?」
「多分、俺らに追い詰められたからだな…死んで秘密を守るとは…」
「…ちょっと待って、トラックの荷台…」
ワンダーは荷台を開けた。

…そこには大量のダイナマイトがあった。
「…え?」
パンパンだったダイナマイトが次々と溢れ出る。
「ワンダー、どうした………え?何だこれ?」
「…逃げようッ!」
ワンダーはデッドの腕を掴み空を飛んだ。が…
「重いッ…!」
中々思うように飛べず、トラックとの距離が取れない。
「お、おいワンダー、どうした」

「…バカめ」
二人は死んでいた筈の男がポケットから一つのボタンを取り出した事に気づかなかった。

…次の瞬間アメリカのとある森林に、大爆発が起きた…






「…あら、目を覚ました?」

「う、うーん…え?」
「………オリビア?」
ワンダーとデッドはいつのまにかベッドに眠っていて、ベッドの間にはオリビアが立っていた。
「オリビア…?」
「オリビア、何でお前がこのアメリカに?」
「話せば長くなるわ…」
オリビアはアメリカに来た理由について話し始めた…

「…二人はKGBって知ってるかしら、かつてソ連に存在したスパイ組織よ、ソ連が崩壊した時にKGBは解体、そうして出来上がった組織の一つがFSB、今回のギンテツ誘拐事件の犯人がそこに所属してたのよ、その男の名はジミラリス、今回彼が日本にいた私をギンテツを盾にしてアメリカに来るように脅したわ、動機は昔ロシアから情報を盗んできた私がシベリアで彼と一戦交えて負かした挙句彼の持っていた機密情報を根こそぎ持っていった事ね、で、辞めさせられたからその復讐ってわけ…」
「…そんな」
「そのジミラリスって男は手強いか?」
「手強いもなにも、現にあなた達に爆発で大怪我をさせてるじゃない、彼の実力は本物よ、忠実な部下もいるわ、前戦った雷祐輔なんかとは比べ物にならない程よ」
「そうか…これからそいつに指定された場所にいくのか?」
「ええ、秘密裏に私のスマホに脅迫メールが送られてきたわ」
「殺されるかもしれないよ…」
「でもいかなきゃ、じゃあね」
オリビアはそう言うと部屋を出て行った…

「…ここはこのアメリカの青桐組本部だな」
「…ここから抜け出そうよ」
「そうは言ってもまだ傷が…いてて…」

オリビアは指定された協会内に来ていた。
(よりにもよって協会で一戦交える気かしら…イエス様も怒るでしょうね)
その時、どこからともなく男の声がした。
「久しぶりだな、オリビア」
「!………そうね、ジミラリス、あなたが負けたのはいい思い出ね」
「この帝国主義者が、今に痛い目見せてやる」
ジミラリスは協会の席の陰から姿を現した。
黒いスーツを着こなしてはいるが、トカレフTT-33をオリビアに向けている。
「このままお前に撃っても無意味な事はわかっている、靴に隠してある銃を捨てるんだな」
「わかったわよ」
オリビアは靴を脱ぎ捨て裸足になり、中にあった2丁のベレッタM9を足で蹴り遠くにやった。
「…ギンテツはどこ?」
「奴はちゃんと監禁してある、俺に勝ったら居場所を言おう、だが負けたらお前に俺が組織を辞めさせられる羽目になった代償を支払ってもらう」
「そう」
「お前も銃を持て、そして俺がこの部屋を出て10数える間にこの部屋のどこかに隠れろ、俺はまた部屋に入ってそれを探しにいく、制限時間は1分、1分以内に隠れながら俺を倒す事ができたらお前の勝ち、1分以内に俺がお前を見つけ殺したら俺の勝ち、1分間お前が俺を倒さず生き延びたらギンテツは殺す、じゃあ10数えてくるぞ」
ジミラリスはそう言い席がたくさんあるこの広い部屋を出て行った。
「…この像の後ろでいっか」
オリビアの部屋の奥の像の後ろに隠れた。
10秒たったのち、ジミラリスが入ってきた。
「…」
ジミラリスは後ろから席を調べながら段々とオリビアに近づいてきている。
(…)
オリビアは持っているベレッタのマガジンから一発弾をだし、ジミラリスが後ろを向いた瞬間に投げた。
カランカランッ
弾は床で大きく音を出す。
「!」
当然ジミラリスは音がした方向を向く。
すると今度は席の陰に隠れる様にしゃがんだ。
(…今ジミラリスを撃ちに体を出していたら死んでたわね…)

(後40秒…ミスしなければ俺はあいつを殺せる…)

ジミラリスは着実にオリビアがいる所に近づいていた。
(…来てるわ…)
オリビアにとって一秒が長く感じた。
その時、ジミラリスはまたしゃがんで席に身を隠した。
(何かしら)
カランカランッ
次の瞬間、さっきと同じ音がした。
(!!!)
オリビアは本能で音がした方向を向きそうになったが、我慢した。
そして音がした方向とは逆方向に転がり、最前列の席の陰に身を隠した。
(今の私の移動、見られてない筈…)
後20秒、ついにオリビアは像に向かっているジミラリスの背後を取った。
(今ね)
オリビアはついにベレッタM9を腰のホルダーから出し、ジミラリスが持っているトカレフに照準を合わせた。

バンッ!

ベレッタの弾丸がトカレフを吹き飛ばした。
「観念しなさい、ジミラリス、ギンテツはどこ?」
オリビアはジミラリスにベレッタを向ける。
「…お前がこれからいく所にあいつもいくと思うぜっ!」
ジミラリスはそう言った瞬間、自分の靴をオリビアを足で投げた。
「んっ!」
オリビアの視界は一瞬ジミラリスの靴に遮られた。
(まずいわ)
オリビアは一旦しゃがみ、再度ベレッタを向けた。

何故か同じベレッタM9を持っているジミラリスに。

「お前がさっき捨てた2丁のベレッタ、使わせてもらうぜ」
「…」
「…早撃ち勝負といこうじゃないか」
そこから静寂な空間に長い時間が流れた。
「…」
「…」



(…オリビアの様な有能が引っかかるとは思えないが、一回かましてみるか)
「あ!何だお前は!」
ジミラリスのオリビアの後ろを指差しながらそう叫んだ。
次の瞬間、罠だとわかっている筈なのにオリビアは後ろを向いた!
(あのオリビアが後ろを向いた!?まあいいっ、死ねッ!)
ジミラリスはベレッタのトリガーを引いた。





ジミラリスの手は真っ赤に染まった。
「な………なぜ……だ」
「あなたが私が靴に銃を仕込む事ぐらい見抜くのは予想してたわ、だから逆にトリガーを引いたら爆発する銃を仕込んだのよ、さ、ギンテツはどこ?」
「………」
「言ったら見逃してあげる」
「…こ、この協会の上の階だ…その一番奥の部屋に部下に見張らせてる…」
「オーケー」
オリビアは情報を聞き出すとすぐに部屋を出ていった。

上の階
「ん?あ!お前はオリ…」
バンッ!
「ウッ!」
オリビアは見張りの足を銃で撃つと、ドアを開けて部屋に入っていった。

「ギンテツ、助けに来たわよ」
ギンテツは十字架に縛られていた。
上にはプレス機がある。
「ジミラリス、私が倒せなかったらこれで潰してたのね…」
オリビアはそう言いながらギンテツの縄を解いた。
「さ、こんな所もう出ていきましょう」
「オ、オウ…」



青桐組 アメリカ支部
「…やっぱりオリビアを助けにいくよ」
「そうか…よし、俺もいこう」
「じゃ、組員に見つからない様にいこう」
「ああ」
ワンダーとデッドは自分達が寝てた部屋のドアを開けた。

開けたらオリビアがいた。
「「…え?…」」
「あなた達の助けを借りるまでもなかったわ、まだ寝てなさい」

「「え??????」」
ワンダーとデッドは銃を突きつけられながらまたベッドに寝かせられた…



「オリビア、勝ったって事?」
「そうらしい…」

ゲストキャラ解説
ジミラリス
ロシアのスパイ組織FSBの元スパイ。オリビアに負けてFSBを辞める羽目になったので再決闘を申し込む。武器はトカレフTT-33だけだがオリビアの仕込み銃に気づく、自分を騙す為の雑音に惑わされない、靴でオリビアの視界を奪いその隙に銃を手にするなど手数の少なさを補う程の能力を持っている。
ページ選択

2024/12/19 14:59

イチロク
ID:≫ 14ODATaJ5tCFM
コメント

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権はイチロクさんに帰属します

TOP