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第一の警告、投稿頻度が遅い
第二の警告、悪人が味方サイド
第三の警告、いわゆるバトル物であり異世界無双物ではない
第四の警告、完全な勧善懲悪ではない
第五の警告、初投稿なので違和感あり
第六の警告、描写や解説が雑
八つ裂き男爵エゼスとの戦闘、ナタリアの悟誘拐、ゾクリアの襲撃、ピンターの襲撃を乗り越えてワンダー、デッド、悟、ボースンは無事福岡に帰ってきた。
日本 青桐組本部
「いやあ送ってくれてありがとな!デッド!ワンダー!しっかし悟、例え世界移動装置が故障しても裏切り者を追うなんて俺は感激したぜ!」
「うん…」
悟は小さく頷いた。
「じゃ、俺達は飛行機でアメリカ経由してカリュデウスに帰るぜ」
「おうデッド!元気でいろよな!」
「ああ、英二もな」
「ワンダーもデッドをよろしく頼んだぜえ!」
「う、うん!」
日本発アメリカ行き飛行機 中
「…ワンダー」
「…どうしたの?」
「…やっぱり英二の事、苦手か?」
「…うん」
「…俺の友人ってだけさ、お前は無理しなくていい」
「わかってる…」
ワンダーは、前の雷祐輔の事件の事が頭によぎっていた。
「たまには飛行機で帰るのもいいなあ」
「確かにね、やっぱり馬車よりかは早いもんね」
「いうて10時間以上はかかるけどな…」
深夜 アメリカ
「やーっと着いたな…じゃ、近くの世界移動装置に入るか」
「そうだね、あ、でもお腹空いてきた…」
「じゃ、今日は何かどこかコンビニでもいくか?」
「ぜひそうしよう!」
コンビニ内
「どれがいいかな?」
「俺はこの…」
ワンダーとデッドが何を買うか話している最中、その二人は来た。
「お前に拒否権はない、嫌でも参加してもらう」
「ナメタクチキキヤガッテ…」
「…デッド、誰か来たよ」
「こんな遅い時間になんだ?」
ワンダーとデッドは棚の陰から話している二人の人物を見てみたら…
「…え?ギンテツ?」
「…ギンテツと話してるのは誰だ?しかも、物騒なもん持ってやがる」
そこには、ギンテツと和服を着て日本刀を腰に付けていた日本人がいた。
「ギンテツってボースン達と同じく、福岡の本部にいるんじゃないの?」
「アメリカにも支部とかあるからな、その関係でアメリカに来たんじゃねえかな」
二人はギンテツと謎の日本人の会話を聞いてみる事を選んだ…
「お前は日本刀を穢す悪人だ、虫唾が走る」
「オモテノシャカイノニンゲンガ、ウラシャカイノコトニクチヲダシテクルナ」
「ならお前の得意の剣技で俺を倒せばいい」
「…イマココデキッテヤロウカ?」
「場所を変えよう」
謎の男はギンテツとそんな会話をしながらコーラを買ってコンビニを出て行った。
「…ついてってみようよ」
「…だな」
ギンテツと男は人気のない路地裏で対峙していた。
それをワンダーとデッドは陰から見ていた。
「ここなら、お前は逃げる事ができない」
「ツウロヲフサイダダケデ、エラソウニ…」
ギンテツの怒りは今にも爆発しそうだった。
男はコーラを全て飲み干して、道に捨てた。
「…いくぞ!」
男はそう言うと腰の刀を抜き…
ダッ!
次の瞬間、ギンテツに斬りかかってきた!
カキンッ!
ギンテツは何とか防ぐ事ができたが…
カキンッ!カキンッ!カキンッ!
男の斬撃は容赦なく降り注ぐ。
もちろんワンダー達は焦った。
「こ、これどうしよう!」
「…とりあえずギンテツがピンチになったら助けようぜ…」
「た、確かに…まだ本当に殺し合ってる訳と決まった訳じゃないもんね…」
ワンダー達は様子見を決め込んだ。
カキンッ!カキンッ!
ギンテツと男の斬り合いはまだ終わらない。
しかし、ギンテツは徐々に追い込まれていき、ついに背を壁に付けてしまった。
「もうっ、限界みたいだ、なっ」
「ウッ…」
「デッド、これやばくない…?」
「準備しとけ…」
カキンッ!
バシッ
カランカランッ………
男の猛攻に、ついにギンテツは刀を弾き落とされてしまった。
「クッ…」
「…どうやら、お前に刀への愛情はなかったらしいな」
男はギンテツにそう吐き捨てた。
「…殺そうとはしてないね」
「本当にただの試合なだけだったのか?」
「らしいね…」
ビリッ!!!ビリッ!!!
陰で一連の試合を夢中に見ていた二人は、背後から無音で近づいてきた何者かの2丁スタンガンに気づく事はなかった。
「ギンテツ、少し眠ってもらうぞ」
「…」
「フン!」
ビリッ!!!
男はそう言った直後、高速でスタンガンを取り出しギンテツの喉に当て気絶させた。
「…その二人はただの野次馬か?」
「はい、私が気絶させておきました」
「そいつらも荷台にいれておけ」
「はい」
和服を着た二人の男は、気絶しているギンテツ、ワンダー、デッドをトラックの荷台に放り込んで爽快に夜のアメリカの街を走っていった…
「…う、うーん…」
ワンダーは薄暗い牢屋の中で目を覚ました。
「ここ、どこだ………あ、デッドとギンテツもいる…おーい、起きてよー…」
ワンダーが揺さぶったら二人は起きた。
「うーん…は?どこだ、ここ…」
「…ドウヤラ、ユウカイサレタラシイ…」
「誘拐…悟の次は僕達が…?」
「皮肉だなあ…確か、俺達二人は背後から誰かに襲われて…」
「やっと起きたか」
「「「!」」」
牢屋の前には、さっこ決闘でギンテツに勝利した男が立っていた。
「カドタ…」
「その二人にはまだ名を名乗ってなかったな、私の名は角田仁、大日本刀協会の会長だ」
「大日本刀協会…?」
「聞いた事があるぞ」
「デッド、知ってるの」
「アメリカなどの海外にも進出してる日本刀、そしてその剣技を保護、磨いていく団体だぜ、まあ、そんな団体の会長さんが何でこんな事するか知らんが…」
「私はギンテツに用がある」
「ギンテツに?」
「ワンダー、デッド、イチカラセツメイスル…」
ギンテツは何故こんな事になったのかワンダーとデッドに説明した。
「アオギリグミアメリカシブノクミインヲマトメルクミインノナカデイチバンエライタイチョウトイウチイニツイテイルジャックトイウオトコガ、マエオレタチガカイメツサセタテキタイソシキ『デーモン・ワールド』ノザントウガイルアジトヲトクテイシタカラソコヲツブシニイコウトイウコトヲボスニデンワデツタエテボスモサンセイシタカラ、カンブノオレモボスノメイレイデアメリカニキタンダ、デモ…」
「そうだ、そこで私がこいつを引き止めた」
角田は淡々と説明する。
「このギンテツを護衛してた黒服達は私の部下がスタンガンで気絶させ拉致した、そして一人になったギンテツに強制的に決闘を申し込んだのだ」
「何で決闘なんか申し込んだんだ?」
「青桐組の悪業はアメリカでも知られていた、そんな組織の幹部の一人が日本刀を使っていると聞いたら、腹の虫が収まらなくなってね」
「コノ、アタマノオカシイニホンジンガ!」
ギンテツは激昂した。
でもワンダー達もギンテツの気持ちがわかるような気がした。
(そりゃ、日本刀使ってるってだけで突然決闘で負かされて拉致されるのはなぁ…)
「…俺達をどうするつもりだ?」
「ギンテツは私に勝てない癖に日本刀を使っていた、よって二度と刀を使えない腕にしてやる、とは言っても…」
「「とは言っても…?」」
「腕を斬ったり機能不全にした所で後から義手をつけられるのは目に見えている、だから…『金属に近づいたら電気が流れる装置』をギンテツの右胸内部と左胸内部につける」
「な、なに…」
流石のデッドも困惑していた。
「その装置は取り出そうとしたら爆発する仕様になってるから、義手をつける事もできない」
「そんな…」
「この後、手術を行う、ギンテツよ、せいぜい恐怖に怯えてろ、後、私とギンテツの決闘を見ていたお前達二人には特定の時間の記憶を無くす手術を受けてもらう」
角田はそう言うと、牢屋の前から去っていった…
「…まずいね」
「ナントカシテニゲダサナイト…」
「俺のレッダーでこんな檻すぐに破壊できるが…問題はその後なんだよな」
「僕のディスードは没収されちゃってるし…」
「オレノカタナモダ…」
「俺もベレッタをやられちまった…」
3人とも詰み状態だと思われたが、ワンダーはそんな事はなかった。
「…よし、あれを使うよ」
「ワンダー、何かまだ武器を隠してるのか?」
「サクセンガアルノカ?」
デッドとギンテツはワンダーの言葉に噛みついた。
「協会の奴ら、僕をちゃんと身体検査してなかったみたいだね」
ワンダーは髪の毛から一本の針金を出した。
「ハリガネ?」
「それで鍵を開けようってのか?」
「そ、やってみなきゃわかんないよ」
ワンダーは早速牢屋越しに鍵の開錠に取り掛かった。
ガチャガチャ…
キイイイィィィィィ…
「…よし、開いたよ!」
「ホントか!?よくやった!」
「ヨシ、ハヤクニゲヨウ…」
「えーっと、こっちかな?」
「あ!ギンテツ様!」
「「「!?」」」
「ダレダ!」
「俺です、ルーサーです!」
「お、お前も青桐組の組員か?」
「はい!」
声の主は同じく牢屋に囚われていた黒服だった。
「頼みます!ここから出してください!」
「オーケー、任せて!」
ワンダーは早速針金を取り出し、開錠を行なった。
キイイイィィィィィ…
「よし、これで開いたよ!」
「ありがとうございます!おいお前ら!開いたぞ!」
ルーサーが他に囚われていた黒服達に声をかけて一緒に牢屋を出てきた。
「…またあそこに見張りがいるな…」
「デッド、お願い」
「おう」
「…済まねえな」
「!?」
コンッ
「アッ…」
バタッ
デッドはデコピンで廊下の角にいた角田の部下達を気絶させていった。
「…ここ、どこだろ?」
「広い部屋だな…」
ワンダー達が廊下をいったりきたりしてたどり着いたのは、真っ白く家具が何一つない広い部屋だった。
「デグチハココデハナイカ…」
「ギンテツ様!大変です!」
「ドウシタ!」
「ドアが開きません!」
「「「!?」」」
「ルーサー、ソ、ソレハホントカ!?」
「はい、今ロックされた模様です!」
ルーサー率いる黒服達がドアをこじ開けようとするも開かない。
「哀れだな、カス共」
その時、突如天井のスピーカーから声が聞こえた。
「この声…角田だね」
「まさか針金を使って開錠するとは思っていなかった、だがその扉は電子ロックだ、絶対に開ける事はできない」
「あ〜僕達相当運悪いね…」
「そんな事言ってる場合じゃないらしいぜ、上見てみろ」
「…え?何あれ…」
ワンダーはデッドの言う通り上を見てみると、何と天井が真っ二つに開いて中からトラックが5台落ちてきた。
ガシャアアアアアアアアアンッ!!!!!
ガシャアアアアアアアアアンッ!!!!!
ガシャアアアアアアアアアンッ!!!!!
ガシャアアアアアアアアアンッ!!!!!
ガシャアアアアアアアアアンッ!!!!!
「う、うるせえな…」
「こんなにトラック用意する必要あるのかな…」
「…コレデオレラヲヒキコロスツモリカ…」
「轢き殺す?そんなんじゃない、よく見てろ」
角田がそう言った直後、トラックの荷台が開いて一台当たり和服を着てから10名の日本刀を持った男達が中から出てきた。
「こいつらは私が手塩にかけて鍛えてきた弟子達だ、ギンテツ、今から日本刀を返すからもしこいつらを全員倒す事ができたら記憶を消して解放してやろう、ただし負けたらそこの仲間達と共に死んでもらう、仲間達がギンテツに協力したらそれでも死んでもらう」
また天井が真っ二つに開き今度はギンテツの日本刀が落ちてきたが、ギンテツはそれをキャッチした。
「ドコマデアタマガオカシインダ…」
「勝てばいいだけだ…それではお前達、やれ」
角田の合図で総勢50名の弟子達がギンテツに襲いかかってきた。
その時だった。
ブーブーブーブーブーブーブーブー!!!!!!
今まさに戦闘が始まろうとしている時に、警報がなった。
「な、何だ!?」
『大日本刀協会の全会員に告ぐ、全会員に告ぐ、これはテスト放送ではない、ただいま正面玄関から数十名の黒いスーツ姿の男達が短機関銃やロケットランチャーで正面玄関周辺を破壊しまくっている、戦闘ができる会員はすぐに正面玄関方面に向かえ、非戦闘員である会員は非常口から脱出しろ、繰り返す、ただいま正面玄関からグワアアアアッ!!!!』
ブツッ
そこで放送が途切れた。
「くそっ、青桐組かッ!」
スピーカー越しに角田が焦る声が聞こえてくる。
「まさか、俺の部下達が俺を救出するために…?」
ルーサーはすぐに思い上がった事を言ったが、次の瞬間ギンテツにタンコブを作られた。
「オレヲスクウタメニキマッテルダロ」
「はい…」
正面玄関
「撃てえええええ!ルーサー隊長とギンテツ様を救い出せええええ!」
「こらあ青桐組のクズどもぉ!この大日本刀協会内では飛び道具は御法度だ…」
バタッ
一人虚しく説教をしていた会員は無様に凶弾に倒れた。
「ひえええええ!刀じゃ銃に勝てねえ!」
「お、お、俺は逃げるぞ!」
「逃げるなあお前らぁ!た、戦わんかあああ!」
「撃てえええええ!この建物を破壊し尽くせええええ!」
やがて正面玄関は突破され、戦意喪失した会員達は青桐組組員達に殺されていった…
その頃ワンダー達が閉じ込められている部屋では、デッドが角田の弟子達を圧倒していた。
壁を蹴ってジャンプしてレッダーを撃ち、弟子達を吹き飛ばして気絶させる事の繰り返しだった。
やがて、50名の弟子全員が気絶した状態になった。
「角田は放送室から出ていってたみたいだね」
「あぁ、じゃあ早速巨大なレッダーでこのドアを破壊するぜ!」
ドガァアアアアアアアアン!!!!ドガァアアアアアアアアン!!!!
デッドの連続レッダーの前には、電子ロックも意味がなかった。
その頃、角田は倉庫室に向かっていた。
「まさか青桐組が直接襲撃してくるとは…こいつの出番だな」
角田は一つの戦車に乗り込んでいった…
「くそくそくそくそくそっ…!許さんぞ!クズ共が!」
同じ頃、協会内はもう組員達によって破壊し尽くされていた。
一人の組員が一人の会員の胸ぐらを掴んで問いただす。
「おい、ギンテツ様とルーサー隊長をどこにやった、ルーサー隊長の超小型通信機でてめえらの情報は筒抜けだったんだよ」
「わ、私は何も知らな…」
ドゴッ!
直後に鈍い音が響いた。
「くそっ、役立たずが」
その時だ。
「おいお前ら!ギンテツ様達がきたぞ!」
「え!?」
「何だって!?」
「マジかよ!」
数十人の黒服達が一つの廊下の奥に目をやると、そこにはワンダー達が数十人の黒服達に向かって走っている光景があった。
「ギンテツ様!ルーサー隊長!よく無事で!」
「ヨク、ヤッタ」
「全員怪我はないか?」
「はい!大丈夫です!」
ギンテツとルーサーは数十人の部下達との再会を喜んでいた。
が、次の瞬間。
ドゴオオオオオオオオオオンッ!!!!!
突如どデカい砲声がしたと思えば、ルーサーの部下の5人の黒服が粉々になっていた…
「はははははは!ざまぁみろ!」
「か、角田!?」
その戦車に乗っている荒い口調の男こそ、角田仁であった。
「そ、そこは刀でギンテツとタイマンじゃないんだ…」
ワンダーは困惑していた。
「ひ、卑怯だぞ!戦車を使うなんて!」
「うるせえ!現代にタイムスリップした江戸時代の人間が戦車使っても犯罪になんねーよ!」
「くそっ!」
デッドはレッダーを放とうとしたが…
「マテ、オレガヤル」
ギンテツがデッドの前に立った。
「ギンテツ!?危ないぞ!?」
「ダイジョウブダ」
そう言うとギンテツは、角田が操縦する戦車向かって走り出し…
ダッ!
勢いよくジャンプし…
…ズバッ!
…戦車の砲身を斬った!
「なにいいい!?」
スポッ!
角田が驚いてるのを気にせず、広くなった砲口に刀を投げ入れた。
「くそおおお!しねえええ!」
角田は次の砲弾を撃ち…
バアアアアアアアアアアアンッ!!!!
…刀に弾が当たってその衝撃で見事に戦車の前部とキャタピラが大破、身動きが取れなくなった。
「う…嘘だ…」
角田はショックと恐怖で気絶した…
「ギンテツ、半端ないね…」
「まさかここまでとはな…」
(…カタナ、アタラシイノヨウイシナケレバ…)
ゲストキャラ解説
角田 仁
日本刀の文化と剣技を保護する大日本刀協会の会長。戦車、多数のトラック、特殊な感電装置などエゲツない財力を持っているがギンテツ曰く「頭がおかしい」ため色々と終わっている。剣技自体はギンテツに勝てる程すごい。またスタンガンを武器にしている
日本 青桐組本部
「いやあ送ってくれてありがとな!デッド!ワンダー!しっかし悟、例え世界移動装置が故障しても裏切り者を追うなんて俺は感激したぜ!」
「うん…」
悟は小さく頷いた。
「じゃ、俺達は飛行機でアメリカ経由してカリュデウスに帰るぜ」
「おうデッド!元気でいろよな!」
「ああ、英二もな」
「ワンダーもデッドをよろしく頼んだぜえ!」
「う、うん!」
日本発アメリカ行き飛行機 中
「…ワンダー」
「…どうしたの?」
「…やっぱり英二の事、苦手か?」
「…うん」
「…俺の友人ってだけさ、お前は無理しなくていい」
「わかってる…」
ワンダーは、前の雷祐輔の事件の事が頭によぎっていた。
「たまには飛行機で帰るのもいいなあ」
「確かにね、やっぱり馬車よりかは早いもんね」
「いうて10時間以上はかかるけどな…」
深夜 アメリカ
「やーっと着いたな…じゃ、近くの世界移動装置に入るか」
「そうだね、あ、でもお腹空いてきた…」
「じゃ、今日は何かどこかコンビニでもいくか?」
「ぜひそうしよう!」
コンビニ内
「どれがいいかな?」
「俺はこの…」
ワンダーとデッドが何を買うか話している最中、その二人は来た。
「お前に拒否権はない、嫌でも参加してもらう」
「ナメタクチキキヤガッテ…」
「…デッド、誰か来たよ」
「こんな遅い時間になんだ?」
ワンダーとデッドは棚の陰から話している二人の人物を見てみたら…
「…え?ギンテツ?」
「…ギンテツと話してるのは誰だ?しかも、物騒なもん持ってやがる」
そこには、ギンテツと和服を着て日本刀を腰に付けていた日本人がいた。
「ギンテツってボースン達と同じく、福岡の本部にいるんじゃないの?」
「アメリカにも支部とかあるからな、その関係でアメリカに来たんじゃねえかな」
二人はギンテツと謎の日本人の会話を聞いてみる事を選んだ…
「お前は日本刀を穢す悪人だ、虫唾が走る」
「オモテノシャカイノニンゲンガ、ウラシャカイノコトニクチヲダシテクルナ」
「ならお前の得意の剣技で俺を倒せばいい」
「…イマココデキッテヤロウカ?」
「場所を変えよう」
謎の男はギンテツとそんな会話をしながらコーラを買ってコンビニを出て行った。
「…ついてってみようよ」
「…だな」
ギンテツと男は人気のない路地裏で対峙していた。
それをワンダーとデッドは陰から見ていた。
「ここなら、お前は逃げる事ができない」
「ツウロヲフサイダダケデ、エラソウニ…」
ギンテツの怒りは今にも爆発しそうだった。
男はコーラを全て飲み干して、道に捨てた。
「…いくぞ!」
男はそう言うと腰の刀を抜き…
ダッ!
次の瞬間、ギンテツに斬りかかってきた!
カキンッ!
ギンテツは何とか防ぐ事ができたが…
カキンッ!カキンッ!カキンッ!
男の斬撃は容赦なく降り注ぐ。
もちろんワンダー達は焦った。
「こ、これどうしよう!」
「…とりあえずギンテツがピンチになったら助けようぜ…」
「た、確かに…まだ本当に殺し合ってる訳と決まった訳じゃないもんね…」
ワンダー達は様子見を決め込んだ。
カキンッ!カキンッ!
ギンテツと男の斬り合いはまだ終わらない。
しかし、ギンテツは徐々に追い込まれていき、ついに背を壁に付けてしまった。
「もうっ、限界みたいだ、なっ」
「ウッ…」
「デッド、これやばくない…?」
「準備しとけ…」
カキンッ!
バシッ
カランカランッ………
男の猛攻に、ついにギンテツは刀を弾き落とされてしまった。
「クッ…」
「…どうやら、お前に刀への愛情はなかったらしいな」
男はギンテツにそう吐き捨てた。
「…殺そうとはしてないね」
「本当にただの試合なだけだったのか?」
「らしいね…」
ビリッ!!!ビリッ!!!
陰で一連の試合を夢中に見ていた二人は、背後から無音で近づいてきた何者かの2丁スタンガンに気づく事はなかった。
「ギンテツ、少し眠ってもらうぞ」
「…」
「フン!」
ビリッ!!!
男はそう言った直後、高速でスタンガンを取り出しギンテツの喉に当て気絶させた。
「…その二人はただの野次馬か?」
「はい、私が気絶させておきました」
「そいつらも荷台にいれておけ」
「はい」
和服を着た二人の男は、気絶しているギンテツ、ワンダー、デッドをトラックの荷台に放り込んで爽快に夜のアメリカの街を走っていった…
「…う、うーん…」
ワンダーは薄暗い牢屋の中で目を覚ました。
「ここ、どこだ………あ、デッドとギンテツもいる…おーい、起きてよー…」
ワンダーが揺さぶったら二人は起きた。
「うーん…は?どこだ、ここ…」
「…ドウヤラ、ユウカイサレタラシイ…」
「誘拐…悟の次は僕達が…?」
「皮肉だなあ…確か、俺達二人は背後から誰かに襲われて…」
「やっと起きたか」
「「「!」」」
牢屋の前には、さっこ決闘でギンテツに勝利した男が立っていた。
「カドタ…」
「その二人にはまだ名を名乗ってなかったな、私の名は角田仁、大日本刀協会の会長だ」
「大日本刀協会…?」
「聞いた事があるぞ」
「デッド、知ってるの」
「アメリカなどの海外にも進出してる日本刀、そしてその剣技を保護、磨いていく団体だぜ、まあ、そんな団体の会長さんが何でこんな事するか知らんが…」
「私はギンテツに用がある」
「ギンテツに?」
「ワンダー、デッド、イチカラセツメイスル…」
ギンテツは何故こんな事になったのかワンダーとデッドに説明した。
「アオギリグミアメリカシブノクミインヲマトメルクミインノナカデイチバンエライタイチョウトイウチイニツイテイルジャックトイウオトコガ、マエオレタチガカイメツサセタテキタイソシキ『デーモン・ワールド』ノザントウガイルアジトヲトクテイシタカラソコヲツブシニイコウトイウコトヲボスニデンワデツタエテボスモサンセイシタカラ、カンブノオレモボスノメイレイデアメリカニキタンダ、デモ…」
「そうだ、そこで私がこいつを引き止めた」
角田は淡々と説明する。
「このギンテツを護衛してた黒服達は私の部下がスタンガンで気絶させ拉致した、そして一人になったギンテツに強制的に決闘を申し込んだのだ」
「何で決闘なんか申し込んだんだ?」
「青桐組の悪業はアメリカでも知られていた、そんな組織の幹部の一人が日本刀を使っていると聞いたら、腹の虫が収まらなくなってね」
「コノ、アタマノオカシイニホンジンガ!」
ギンテツは激昂した。
でもワンダー達もギンテツの気持ちがわかるような気がした。
(そりゃ、日本刀使ってるってだけで突然決闘で負かされて拉致されるのはなぁ…)
「…俺達をどうするつもりだ?」
「ギンテツは私に勝てない癖に日本刀を使っていた、よって二度と刀を使えない腕にしてやる、とは言っても…」
「「とは言っても…?」」
「腕を斬ったり機能不全にした所で後から義手をつけられるのは目に見えている、だから…『金属に近づいたら電気が流れる装置』をギンテツの右胸内部と左胸内部につける」
「な、なに…」
流石のデッドも困惑していた。
「その装置は取り出そうとしたら爆発する仕様になってるから、義手をつける事もできない」
「そんな…」
「この後、手術を行う、ギンテツよ、せいぜい恐怖に怯えてろ、後、私とギンテツの決闘を見ていたお前達二人には特定の時間の記憶を無くす手術を受けてもらう」
角田はそう言うと、牢屋の前から去っていった…
「…まずいね」
「ナントカシテニゲダサナイト…」
「俺のレッダーでこんな檻すぐに破壊できるが…問題はその後なんだよな」
「僕のディスードは没収されちゃってるし…」
「オレノカタナモダ…」
「俺もベレッタをやられちまった…」
3人とも詰み状態だと思われたが、ワンダーはそんな事はなかった。
「…よし、あれを使うよ」
「ワンダー、何かまだ武器を隠してるのか?」
「サクセンガアルノカ?」
デッドとギンテツはワンダーの言葉に噛みついた。
「協会の奴ら、僕をちゃんと身体検査してなかったみたいだね」
ワンダーは髪の毛から一本の針金を出した。
「ハリガネ?」
「それで鍵を開けようってのか?」
「そ、やってみなきゃわかんないよ」
ワンダーは早速牢屋越しに鍵の開錠に取り掛かった。
ガチャガチャ…
キイイイィィィィィ…
「…よし、開いたよ!」
「ホントか!?よくやった!」
「ヨシ、ハヤクニゲヨウ…」
「えーっと、こっちかな?」
「あ!ギンテツ様!」
「「「!?」」」
「ダレダ!」
「俺です、ルーサーです!」
「お、お前も青桐組の組員か?」
「はい!」
声の主は同じく牢屋に囚われていた黒服だった。
「頼みます!ここから出してください!」
「オーケー、任せて!」
ワンダーは早速針金を取り出し、開錠を行なった。
キイイイィィィィィ…
「よし、これで開いたよ!」
「ありがとうございます!おいお前ら!開いたぞ!」
ルーサーが他に囚われていた黒服達に声をかけて一緒に牢屋を出てきた。
「…またあそこに見張りがいるな…」
「デッド、お願い」
「おう」
「…済まねえな」
「!?」
コンッ
「アッ…」
バタッ
デッドはデコピンで廊下の角にいた角田の部下達を気絶させていった。
「…ここ、どこだろ?」
「広い部屋だな…」
ワンダー達が廊下をいったりきたりしてたどり着いたのは、真っ白く家具が何一つない広い部屋だった。
「デグチハココデハナイカ…」
「ギンテツ様!大変です!」
「ドウシタ!」
「ドアが開きません!」
「「「!?」」」
「ルーサー、ソ、ソレハホントカ!?」
「はい、今ロックされた模様です!」
ルーサー率いる黒服達がドアをこじ開けようとするも開かない。
「哀れだな、カス共」
その時、突如天井のスピーカーから声が聞こえた。
「この声…角田だね」
「まさか針金を使って開錠するとは思っていなかった、だがその扉は電子ロックだ、絶対に開ける事はできない」
「あ〜僕達相当運悪いね…」
「そんな事言ってる場合じゃないらしいぜ、上見てみろ」
「…え?何あれ…」
ワンダーはデッドの言う通り上を見てみると、何と天井が真っ二つに開いて中からトラックが5台落ちてきた。
ガシャアアアアアアアアアンッ!!!!!
ガシャアアアアアアアアアンッ!!!!!
ガシャアアアアアアアアアンッ!!!!!
ガシャアアアアアアアアアンッ!!!!!
ガシャアアアアアアアアアンッ!!!!!
「う、うるせえな…」
「こんなにトラック用意する必要あるのかな…」
「…コレデオレラヲヒキコロスツモリカ…」
「轢き殺す?そんなんじゃない、よく見てろ」
角田がそう言った直後、トラックの荷台が開いて一台当たり和服を着てから10名の日本刀を持った男達が中から出てきた。
「こいつらは私が手塩にかけて鍛えてきた弟子達だ、ギンテツ、今から日本刀を返すからもしこいつらを全員倒す事ができたら記憶を消して解放してやろう、ただし負けたらそこの仲間達と共に死んでもらう、仲間達がギンテツに協力したらそれでも死んでもらう」
また天井が真っ二つに開き今度はギンテツの日本刀が落ちてきたが、ギンテツはそれをキャッチした。
「ドコマデアタマガオカシインダ…」
「勝てばいいだけだ…それではお前達、やれ」
角田の合図で総勢50名の弟子達がギンテツに襲いかかってきた。
その時だった。
ブーブーブーブーブーブーブーブー!!!!!!
今まさに戦闘が始まろうとしている時に、警報がなった。
「な、何だ!?」
『大日本刀協会の全会員に告ぐ、全会員に告ぐ、これはテスト放送ではない、ただいま正面玄関から数十名の黒いスーツ姿の男達が短機関銃やロケットランチャーで正面玄関周辺を破壊しまくっている、戦闘ができる会員はすぐに正面玄関方面に向かえ、非戦闘員である会員は非常口から脱出しろ、繰り返す、ただいま正面玄関からグワアアアアッ!!!!』
ブツッ
そこで放送が途切れた。
「くそっ、青桐組かッ!」
スピーカー越しに角田が焦る声が聞こえてくる。
「まさか、俺の部下達が俺を救出するために…?」
ルーサーはすぐに思い上がった事を言ったが、次の瞬間ギンテツにタンコブを作られた。
「オレヲスクウタメニキマッテルダロ」
「はい…」
正面玄関
「撃てえええええ!ルーサー隊長とギンテツ様を救い出せええええ!」
「こらあ青桐組のクズどもぉ!この大日本刀協会内では飛び道具は御法度だ…」
バタッ
一人虚しく説教をしていた会員は無様に凶弾に倒れた。
「ひえええええ!刀じゃ銃に勝てねえ!」
「お、お、俺は逃げるぞ!」
「逃げるなあお前らぁ!た、戦わんかあああ!」
「撃てえええええ!この建物を破壊し尽くせええええ!」
やがて正面玄関は突破され、戦意喪失した会員達は青桐組組員達に殺されていった…
その頃ワンダー達が閉じ込められている部屋では、デッドが角田の弟子達を圧倒していた。
壁を蹴ってジャンプしてレッダーを撃ち、弟子達を吹き飛ばして気絶させる事の繰り返しだった。
やがて、50名の弟子全員が気絶した状態になった。
「角田は放送室から出ていってたみたいだね」
「あぁ、じゃあ早速巨大なレッダーでこのドアを破壊するぜ!」
ドガァアアアアアアアアン!!!!ドガァアアアアアアアアン!!!!
デッドの連続レッダーの前には、電子ロックも意味がなかった。
その頃、角田は倉庫室に向かっていた。
「まさか青桐組が直接襲撃してくるとは…こいつの出番だな」
角田は一つの戦車に乗り込んでいった…
「くそくそくそくそくそっ…!許さんぞ!クズ共が!」
同じ頃、協会内はもう組員達によって破壊し尽くされていた。
一人の組員が一人の会員の胸ぐらを掴んで問いただす。
「おい、ギンテツ様とルーサー隊長をどこにやった、ルーサー隊長の超小型通信機でてめえらの情報は筒抜けだったんだよ」
「わ、私は何も知らな…」
ドゴッ!
直後に鈍い音が響いた。
「くそっ、役立たずが」
その時だ。
「おいお前ら!ギンテツ様達がきたぞ!」
「え!?」
「何だって!?」
「マジかよ!」
数十人の黒服達が一つの廊下の奥に目をやると、そこにはワンダー達が数十人の黒服達に向かって走っている光景があった。
「ギンテツ様!ルーサー隊長!よく無事で!」
「ヨク、ヤッタ」
「全員怪我はないか?」
「はい!大丈夫です!」
ギンテツとルーサーは数十人の部下達との再会を喜んでいた。
が、次の瞬間。
ドゴオオオオオオオオオオンッ!!!!!
突如どデカい砲声がしたと思えば、ルーサーの部下の5人の黒服が粉々になっていた…
「はははははは!ざまぁみろ!」
「か、角田!?」
その戦車に乗っている荒い口調の男こそ、角田仁であった。
「そ、そこは刀でギンテツとタイマンじゃないんだ…」
ワンダーは困惑していた。
「ひ、卑怯だぞ!戦車を使うなんて!」
「うるせえ!現代にタイムスリップした江戸時代の人間が戦車使っても犯罪になんねーよ!」
「くそっ!」
デッドはレッダーを放とうとしたが…
「マテ、オレガヤル」
ギンテツがデッドの前に立った。
「ギンテツ!?危ないぞ!?」
「ダイジョウブダ」
そう言うとギンテツは、角田が操縦する戦車向かって走り出し…
ダッ!
勢いよくジャンプし…
…ズバッ!
…戦車の砲身を斬った!
「なにいいい!?」
スポッ!
角田が驚いてるのを気にせず、広くなった砲口に刀を投げ入れた。
「くそおおお!しねえええ!」
角田は次の砲弾を撃ち…
バアアアアアアアアアアアンッ!!!!
…刀に弾が当たってその衝撃で見事に戦車の前部とキャタピラが大破、身動きが取れなくなった。
「う…嘘だ…」
角田はショックと恐怖で気絶した…
「ギンテツ、半端ないね…」
「まさかここまでとはな…」
(…カタナ、アタラシイノヨウイシナケレバ…)
ゲストキャラ解説
角田 仁
日本刀の文化と剣技を保護する大日本刀協会の会長。戦車、多数のトラック、特殊な感電装置などエゲツない財力を持っているがギンテツ曰く「頭がおかしい」ため色々と終わっている。剣技自体はギンテツに勝てる程すごい。またスタンガンを武器にしている
- 1.第一話 異世界への召喚
- 2.第二話 説得作戦
- 3.第三話 畏怖を乗せた流れ星
- 4.第四話 対決美人剣士
- 5.第五話 対面超少年
- 6.第六話 剣集めはつらいよ
- 7.第七話 剣と光弾とナイフと 前編
- 8.第八話 剣と光弾とナイフと 後編
- 9.第九話 爆弾が怒る時
- 10.第十話 黒い追跡
- 11.第十一話 迷宮攻略はワンダーにお任せ
- 12.第十二話 殺人神と呼ばれた男 前編
- 13.第十三話 殺人神と呼ばれた男 後編
- 14.第十四話 睡眠ガスに気をつけろ!
- 15.第十五話 ミラー・ワンダー
- 16.第十六話 炎斧
- 17.第十七話 私が愛したあの子
- 18.第十八話 燃えよS&W M500
- 19.第十九話 この一発で福岡に帰ろう
- 20.第二十話 斬ってよかった
- 21.第二十一話 ロシアから殺意をこめて
- 22.第二十二話 大森林危機一髪!前編
- 23.第二十三話 大森林危機一髪!後編
- 24.第二十四話 世界不思議に関する2600文字
- 25.第二十五話 ファースト・バトルオブヨーロッパ
- 26.第二十六話 乗っ取りは逆襲の音
- 27.第二十七話 我ら、ノイバ親帝派!
- 28.第二十八話 スペインに殺しの花が咲く
- 29.第二十九話 ワンダーVS奴隷軍団
- 30.第三十話 マフィアン・LOVE
- 31.第三十一話 朝シン
- 32.第三十二話 ネオ・第三帝国
- 33.第三十三話 傭兵よ永遠に
- 34.第三十四話 縁戻し
- 35.第三十五話 奴らが来た!!!
- 36.第三十六話 決戦 前編
- 37.第三十七話 決戦 後編
- 38.第三十八話 シン・青桐組とシン・ワンデドコンビ
- 39.第三十九話 香港は燃えるか…?
- 40.第四十話 魔力・キラー
- 41.第四十一話 ボム・フロム・ザ・スカイ
- 42.第四十二話 青桐一家勢揃い
- 43.第四十三話 愛ある女は己を隠す その1
- 44.第四十四話 愛ある女は己を隠す その2