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第一の警告、投稿頻度が遅い
第二の警告、悪人が味方サイド
第三の警告、いわゆるバトル物であり異世界無双物ではない
第四の警告、完全な勧善懲悪ではない
第五の警告、初投稿なので違和感あり
第六の警告、描写や解説が雑
カリュデウス王国 ヒサメフ ワンダーとデッドの家
「ん〜最近はあんまり強い魔物いなくなったよね〜」
「俺らが狩り尽くしたんだろうか…」
「まあ、その方が仕事楽になるからな〜」
ドンドン
「お客さんだ、俺出てくる」
「オッケー」
キイィィ…
「はい、魔物退治の依頼ですか?」
デッドがドアを開けたら、そこには一人の男性が立っていた。
「あ、はい、いや、魔物というか、何と言うか…」
「?」
「「…吸血鬼?」」
ワンダーとデッドは依頼者の言葉に首を傾げた。
「はい、私の母方の実家でして、母が亡くなったので私がその実家である洋館をどこかに売りに出そうと思い、引き取りの下見に洋館に久しぶりに戻ったのですが…おかしかったんですよ」
「何がどうですか?」
「中に入ろうとしたらドアが開いてて、あれおかしいなと、そこで部屋を見て回ったんですけど、私の母やそのメイド達の私物がいっさいなかったんですよ、こりゃやられた、泥棒かと思ったんですけどもね、母は金持ちでたくさん警備を雇っていたからそんなはずはないんですよ、それにそんなたくさんの物を持ってけるはずがないんですよ、だからおかしいなと思いながら5階の母の部屋へ進んでいったんですけどねえ…ここであなた達に依頼をしたいんですよ」
「…その部屋に吸血鬼が?」
「ずばりその通りです、ドアを開けた時は驚きましたよ、美しく、しかしどこか怪しい雰囲気を持った吸血鬼がそこにいたんだから、で、その女の吸血鬼、私を見るやいなや、ここはもう私の住処だ、出ていけって、そう言われた途端、気づいたら洋館から出てましたよ…まあ、つまりその吸血鬼を倒して欲しいんです、お願いします」
「なるほど、わかりました、ただの魔物ではないと言う事ですね、ワンダー、さっそく準備だ」
「オッケー!」
カリュデウス王国 森の中
「ここがその洋館ですか?」
「はい、ここに吸血鬼がいるんですよ」
「分かりました、ワンダー、さっそく入るぞ」
「うん、にしても、こんな森の中にこんなでかい洋館が…」
「あ、私はここで待ってますからね」
「オッケーでーす」
ワンダーとデッドは古びたドアを開けて中に入って行った。
洋館の中
「…誰もいないね、不気味だ」
「いきなり出るとかやめてくれよ…?」
ワンダーとデッドは?上へ上へと進んでいった。
所々絵画が落ちていたりカーペットが汚れている。
それに、異常にかけられている鏡の数が多い。
「こりゃ、吸血鬼が何か起こしたな」
「あの人の家族、無事だといいね…」
二人はついに問題の依頼者の母の部屋の前に着いた。
二人は小声で会話をした。
「…じゃあ、せーので飛び込むよ」
「いいぜ…いくぞ!」
「「せーの!!!」」
???サイド
ふっ…今日も私は美しい…この美貌を毎日好きな時に見れるとは…鏡は私の家族だなぁ…
前のこの洋館の主が死んだタイミングで襲撃したから、いともたやすく気に入らない警備兵達やメイド達を鏡の中に封じ込めれたわ。
前変な男がきたが、使い魔にしても役に立たなそうだしもう圧をかけたから来ることもあるまい。
ふふふ…これからはこの洋館を拠点にして人間どもを使い魔にしていくとしよう…
ドンッ!!!!
「どわあああああああああっ!!!」
!?!?!?!?
「ちょっとデッド!普通せーのの後にいくでしょ!なんで『の』って言った時にいっちゃうの!?」
「それだとタイミングを合わせづらいだろ!それぐらいなら『の』って言った瞬間にいった方がいいだろ!」
「あ、あんた達誰よおおおおおおおおおおおおっ!」
「「!?」」
「…なるほど、お前がこの洋館を乗っ取った吸血鬼だな」
「うふふ…いかにも、私も有名になったものね」
「お喋りしてて、いいのかなっ!」
ワンダーはその吸血鬼に喋る事さえも許さず、斬りかかる。
フッ!
次の瞬間、吸血鬼は鏡に入り込んだ。
「消えた!?」
「気をつけろ…奴は鏡を移動する能力を持っているのか………はっ!」
デッドは何かに気づいた。
「どうしたの?」
「ワンダー!この洋館に鏡が大量にある訳がわかった!あいつが移動するためだ!」
「え…!」
バンッ!!!
「フフフフフッ!!そのとおおおおおおおおり!!!」
突然ドアが開けられ、吸血鬼がワンダーに襲いかかってきた。
バッ!
ワンダーは間一髪避けた。
フッ!
吸血鬼はまた鏡の中に入った。
「この洋館にいたら危険だ!外へでよう!」
「わかった!」
二人は玄関のドアにたどり着いた。
ガチャガチャ…
しかし、ドアノブを引いても開かない。
「ダメだ…デッド、ドアを壊して」
「それが無理なんだ…あの依頼人、この洋館は高いからもし少しでも傷をつけたら弁償してもらうってな…」
「えぇ…あの依頼人、結構がめついんだね…」
「お喋りしてていいのかしらあっ!」
また吸血鬼がどこからともなく現れてワンダーに飛びついてくる。
「やばっ!」
ブンッ!
ワンダーは剣を一振りし、吸血鬼の勢いを殺した。
「もうちょっとで斬られる所だったわぁ…」
「デッド、こうなりゃこいつを倒すしかないよ」
「そうするのが、俺達の仕事なんだがな…っと!」
デッドは空高くジャンプし、空中で吸血鬼に殴りかかる。
ヒラッ
吸血鬼は華麗に避けた。
「おほほっ!私の名はセリメス、この名、決して忘れるでないぞ、それっ!」
吸血鬼セリメスは近くの鏡を取ったかと思うと…
ブンッ!
ワンダーに対してそれを投げた。
「こんなの避けれるよーだ…」
ワンダーは飛んで避けようとしたが…
ヒラッ!!!
なんと、鏡が空中のワンダーを追跡してきた。
「え!?そんなのあr『ブワッ!!!!』
「ワンダーーーーー!」
鏡は、巨大化してワンダーを飲み込んでいった…
「くそっ!ワンダーをどこにやった!」
「ふふふ、鏡の世界に閉じ込めただけだ」
「早く解放しろ!」
「いいとも、一つの条件を飲めばな」
「なに?」
「私の討伐を依頼したのは誰だ?」
「!?」
「言いなさい、言ったらあの子を解放してあげる」
「その依頼人をどうする気だ」
「殺すけど?」
「じゃあ言えねえ」
「じゃ、あのワンダーという男を殺すけどいいかしら?」
「くっそ…」
鏡の中
「うぅ…見事にやられた…」
ワンダーは周りが鏡だらけの暗闇にいた。
「…ダメだ、羽が生えないから空を飛べないし魔力を封じられているみたいでスラッシュも放てない…」
ワンダーの魔力は鏡の中では機能しないようだ。
「どうやって脱出しよう…」
鏡の中の外では、セリメスとデッドが対峙していた。
「うふふ、迷っているわねえ」
「…くそ…」
「…あ、もしかして…」
「!」
デッドは嫌な予感がした。
「前、私の部屋に変な男が来たのだけど…そいつかしら?」
「!!!」
デッドは激しく動揺した。図星だった。
「あら、図星の様ね…ありがと、ワンダーは解放しとくわ、と、その前に…」
セリメスは近くにかけられている鏡に入っていった。
「?どこにいった…」
バッ!!!
困惑していたデッドは後ろの鏡から出て接近してくるセリメスに気づかなかった。
「…うーん…あれ?僕、あの鏡から出れてる?」
ワンダーは気づいたら洋館の中に戻っていた。
「まあ、いいや…おーいデッドー、どこー?」
バッ!!!
「!!!」
ワンダーは間一髪、デッドの飛び蹴りを避けた。
「デッド!」
デッドは信じられない姿になっていた。口には牙が生え、目が赤く光っている。首には噛まれた跡がある。
「セリメスに…」
ワンダーの事を忘れたデッドは、容赦なくワンダーに飛びかかっていった…
???サイド
…ふう、今日もまた可哀想な魔物を安全な洞窟に逃してあげれたわ。
前、デッドに説得はされたけど、やっぱり人間より魔物が好き。魔物は人間の様に汚れてないて
…ん?あの洋館、なんか騒がしいわね、てか、なんでこんな森にこんな立派な建物が…
もしかして魔物がいるのかしら?気になるわ、いってみよっと。
ガチャガチャ
「…やっぱ閉まってるわね…」
「デッド!目を覚まして!」
(!?今の声、ワンダー!?)
ガアアアン!!!
デッドという単語を聞いたリングは、すぐにドアを鎌で破壊した。
「ワンダー、何があったのよ…」
リングはその光景を見て絶句した。デッドがワンダーに今にも襲い掛からんとワンダーのディスードを歯で受け止めているのだ。
「…あ、リング!助けて!」
「何があったの?デッドはどうしちゃったの」
「デッドが…吸血鬼に!」
「!?…待ってて」
バッ!
リングはそういうと、素早く洋館を出ていった。
「え!?ちょ!?リング!?」
数分後
ワンダーはもう床に押し倒され、ディスードで自身に襲い掛かろうとしているデッドを抑えているのもやっとの状態になってきた。
(やばい…腕が…死ぬ…)
「デッド、あなたの相手はここよ」
その時、デッドの背後から声が聞こえた。
「!?」
デッドが振り返った瞬間…
ガンッ!
ワンダーの瞳には、リングが鎌の下の部分でデッドを気絶させた光景が映った。
「リング、お見事!だけど…デッドどうすればいい?何か思いついたの?」
「ええ、これよ」
リングはそう言うと、一つのニンニクを取り出した。
「ニンニク?」
「吸血鬼はニンニクが苦手でしょ、近くの市場で急いで買ってきたの」
リングはそう言いながら、デッドの口にニンニクを詰め込んだ。
すると…
「…うぅーん…俺は、何を…」
デッドの口から牙が消滅し、目も元に戻った。
(ほ、本当にニンニクで元に戻った…)
「デッド、良かった、あなた、吸血鬼になってたのよ」
「リング…?ああ、来てくれたのか、冷たいお前が俺を助けるなんて…ん?その顔はなんだよ」
リングは顔を少し赤らめていた。
「なんでもないわ、じゃ、私はこれで」
リングは去っていった…
「…リングって絶対にデッドに気があるよね」
「そうとしか見えないな…あ!早くセリメスを追いかけるぞ!」
「う、うん…!ん?まって!デッド!」
「どうした?」
「さっきさ、なんでドアが閉まってたんだろう?入る時は開いてたのに」
「…あ、確かに」
「この洋館には僕、デッド、セリメスしかいなかったよね、でもセリメスが外に出てドアが開かない様に細工したとは考えにくいし」
「外には鏡が見当たらなかったからな…他に外にいた人物………あ!」
「「まさか…」」
カリュデウス王国 郊外 とある家
ワンダーとデッドに吸血鬼退治を依頼した男は、計画の成功を確信していた。
(ふふふ…今頃あの二人の魔物退治屋はあの吸血鬼に殺されている頃だろう、たかが人間二人が吸血鬼に敵うはずがない…まさか私がドアを外から鍵をかけれる様に細工したとは気づかまい、窓を割ってでようとしても弁償させられると思い込んでるから無理だろう…これでもう一度あの洋館にいきあの二人の死体を回収して『あの魔術師』に渡せば約束の報酬は支払われるはず…こんな完璧な計画を練り出せるとは、我ながら頭がいい…)
バァン!!!
「!?」
「お前だな?二人の魔物退治屋をけしかけ私を殺そうと画策したのは…」
「お、お前は…あの時の吸血鬼!?」
依頼人の瞳には、セリメスその人が映っていた。
「うふふふふふ…死ねぇ!」
ブワッ!!!
「…!?」
セリメスが依頼人を襲おうとした時、背後にいるある羽が生えた青年がセリメスに頭から鏡をかぶして、セリメスを鏡の中に封印したと思ったら…
ザシュ!
次の瞬間、鏡を斬ってセリメスの脱出を不可能にした。
「…は!?あなたは!?」
…この時、セリメスを封印した青年こそ、ワンダーであった。
「いやぁありがとうございます!今の吸血鬼を倒してくれて…」
ブンッ
ワンダーは依頼人の感謝の言葉を聞かず、首に剣を押し当てた。
「…へ?」
「ねえ教えて?なんで僕たちを殺そうとしたの?」
ワンダーの後ろには気づいたらデッドがいた。
「…えっと、何の事だが」
「ようし、ワンダー、斬っていいぞ」
「オッケー!」
「あああああああ!待って!待ってください!喋ります!全部白状しますうううううう!」
「…じゃ、全部教えて」
「はいいい!えっと、まず、散歩してたらいきなり一人の女に話しかけられて…」
数分後
「…つまり、俺たち二人の死体をその女魔術師に渡す計画だったんだな?」
デッドがそう問う。
「は、はい…渡してくれれば莫大な金貨を支払われるって言われて…」
どうやら、依頼人はその『魔術師』の提案を飲んでしまったようだ。
「なるほどねえ…じゃ、眠ってて」
「へ?」
ワンダーはそう言うと、依頼人の頭を剣の持ち手で殴って気絶させた。
「…じゃ、騎士団に突き出そうか」
「だな」
「…でも、こいつが言ってた『女魔術師』、いったいどんな奴なんだろう…」
「…どうやら只者じゃなさそうだぜ、人間の死体を使ってまで魔術の研究をするとは…」
「だね…」
ワンダーは、何やら一抹の不安を覚えていた…
「あ、セリメスはもうこの世界に出てこれないよね?」
「あぁ、洋館にあった鏡は全部壊したからな」
ゲストキャラ解説
セリメス
依頼人の実家である洋館を乗っ取った吸血鬼。鏡と鏡の間を移動でき、洋館を乗っ取った後鏡を大量に設置して自身に有利な環境を作り出した。高い身体能力、飛行能力、噛んだ人間を使い魔にできる能力を持つ。
「ん〜最近はあんまり強い魔物いなくなったよね〜」
「俺らが狩り尽くしたんだろうか…」
「まあ、その方が仕事楽になるからな〜」
ドンドン
「お客さんだ、俺出てくる」
「オッケー」
キイィィ…
「はい、魔物退治の依頼ですか?」
デッドがドアを開けたら、そこには一人の男性が立っていた。
「あ、はい、いや、魔物というか、何と言うか…」
「?」
「「…吸血鬼?」」
ワンダーとデッドは依頼者の言葉に首を傾げた。
「はい、私の母方の実家でして、母が亡くなったので私がその実家である洋館をどこかに売りに出そうと思い、引き取りの下見に洋館に久しぶりに戻ったのですが…おかしかったんですよ」
「何がどうですか?」
「中に入ろうとしたらドアが開いてて、あれおかしいなと、そこで部屋を見て回ったんですけど、私の母やそのメイド達の私物がいっさいなかったんですよ、こりゃやられた、泥棒かと思ったんですけどもね、母は金持ちでたくさん警備を雇っていたからそんなはずはないんですよ、それにそんなたくさんの物を持ってけるはずがないんですよ、だからおかしいなと思いながら5階の母の部屋へ進んでいったんですけどねえ…ここであなた達に依頼をしたいんですよ」
「…その部屋に吸血鬼が?」
「ずばりその通りです、ドアを開けた時は驚きましたよ、美しく、しかしどこか怪しい雰囲気を持った吸血鬼がそこにいたんだから、で、その女の吸血鬼、私を見るやいなや、ここはもう私の住処だ、出ていけって、そう言われた途端、気づいたら洋館から出てましたよ…まあ、つまりその吸血鬼を倒して欲しいんです、お願いします」
「なるほど、わかりました、ただの魔物ではないと言う事ですね、ワンダー、さっそく準備だ」
「オッケー!」
カリュデウス王国 森の中
「ここがその洋館ですか?」
「はい、ここに吸血鬼がいるんですよ」
「分かりました、ワンダー、さっそく入るぞ」
「うん、にしても、こんな森の中にこんなでかい洋館が…」
「あ、私はここで待ってますからね」
「オッケーでーす」
ワンダーとデッドは古びたドアを開けて中に入って行った。
洋館の中
「…誰もいないね、不気味だ」
「いきなり出るとかやめてくれよ…?」
ワンダーとデッドは?上へ上へと進んでいった。
所々絵画が落ちていたりカーペットが汚れている。
それに、異常にかけられている鏡の数が多い。
「こりゃ、吸血鬼が何か起こしたな」
「あの人の家族、無事だといいね…」
二人はついに問題の依頼者の母の部屋の前に着いた。
二人は小声で会話をした。
「…じゃあ、せーので飛び込むよ」
「いいぜ…いくぞ!」
「「せーの!!!」」
???サイド
ふっ…今日も私は美しい…この美貌を毎日好きな時に見れるとは…鏡は私の家族だなぁ…
前のこの洋館の主が死んだタイミングで襲撃したから、いともたやすく気に入らない警備兵達やメイド達を鏡の中に封じ込めれたわ。
前変な男がきたが、使い魔にしても役に立たなそうだしもう圧をかけたから来ることもあるまい。
ふふふ…これからはこの洋館を拠点にして人間どもを使い魔にしていくとしよう…
ドンッ!!!!
「どわあああああああああっ!!!」
!?!?!?!?
「ちょっとデッド!普通せーのの後にいくでしょ!なんで『の』って言った時にいっちゃうの!?」
「それだとタイミングを合わせづらいだろ!それぐらいなら『の』って言った瞬間にいった方がいいだろ!」
「あ、あんた達誰よおおおおおおおおおおおおっ!」
「「!?」」
「…なるほど、お前がこの洋館を乗っ取った吸血鬼だな」
「うふふ…いかにも、私も有名になったものね」
「お喋りしてて、いいのかなっ!」
ワンダーはその吸血鬼に喋る事さえも許さず、斬りかかる。
フッ!
次の瞬間、吸血鬼は鏡に入り込んだ。
「消えた!?」
「気をつけろ…奴は鏡を移動する能力を持っているのか………はっ!」
デッドは何かに気づいた。
「どうしたの?」
「ワンダー!この洋館に鏡が大量にある訳がわかった!あいつが移動するためだ!」
「え…!」
バンッ!!!
「フフフフフッ!!そのとおおおおおおおおり!!!」
突然ドアが開けられ、吸血鬼がワンダーに襲いかかってきた。
バッ!
ワンダーは間一髪避けた。
フッ!
吸血鬼はまた鏡の中に入った。
「この洋館にいたら危険だ!外へでよう!」
「わかった!」
二人は玄関のドアにたどり着いた。
ガチャガチャ…
しかし、ドアノブを引いても開かない。
「ダメだ…デッド、ドアを壊して」
「それが無理なんだ…あの依頼人、この洋館は高いからもし少しでも傷をつけたら弁償してもらうってな…」
「えぇ…あの依頼人、結構がめついんだね…」
「お喋りしてていいのかしらあっ!」
また吸血鬼がどこからともなく現れてワンダーに飛びついてくる。
「やばっ!」
ブンッ!
ワンダーは剣を一振りし、吸血鬼の勢いを殺した。
「もうちょっとで斬られる所だったわぁ…」
「デッド、こうなりゃこいつを倒すしかないよ」
「そうするのが、俺達の仕事なんだがな…っと!」
デッドは空高くジャンプし、空中で吸血鬼に殴りかかる。
ヒラッ
吸血鬼は華麗に避けた。
「おほほっ!私の名はセリメス、この名、決して忘れるでないぞ、それっ!」
吸血鬼セリメスは近くの鏡を取ったかと思うと…
ブンッ!
ワンダーに対してそれを投げた。
「こんなの避けれるよーだ…」
ワンダーは飛んで避けようとしたが…
ヒラッ!!!
なんと、鏡が空中のワンダーを追跡してきた。
「え!?そんなのあr『ブワッ!!!!』
「ワンダーーーーー!」
鏡は、巨大化してワンダーを飲み込んでいった…
「くそっ!ワンダーをどこにやった!」
「ふふふ、鏡の世界に閉じ込めただけだ」
「早く解放しろ!」
「いいとも、一つの条件を飲めばな」
「なに?」
「私の討伐を依頼したのは誰だ?」
「!?」
「言いなさい、言ったらあの子を解放してあげる」
「その依頼人をどうする気だ」
「殺すけど?」
「じゃあ言えねえ」
「じゃ、あのワンダーという男を殺すけどいいかしら?」
「くっそ…」
鏡の中
「うぅ…見事にやられた…」
ワンダーは周りが鏡だらけの暗闇にいた。
「…ダメだ、羽が生えないから空を飛べないし魔力を封じられているみたいでスラッシュも放てない…」
ワンダーの魔力は鏡の中では機能しないようだ。
「どうやって脱出しよう…」
鏡の中の外では、セリメスとデッドが対峙していた。
「うふふ、迷っているわねえ」
「…くそ…」
「…あ、もしかして…」
「!」
デッドは嫌な予感がした。
「前、私の部屋に変な男が来たのだけど…そいつかしら?」
「!!!」
デッドは激しく動揺した。図星だった。
「あら、図星の様ね…ありがと、ワンダーは解放しとくわ、と、その前に…」
セリメスは近くにかけられている鏡に入っていった。
「?どこにいった…」
バッ!!!
困惑していたデッドは後ろの鏡から出て接近してくるセリメスに気づかなかった。
「…うーん…あれ?僕、あの鏡から出れてる?」
ワンダーは気づいたら洋館の中に戻っていた。
「まあ、いいや…おーいデッドー、どこー?」
バッ!!!
「!!!」
ワンダーは間一髪、デッドの飛び蹴りを避けた。
「デッド!」
デッドは信じられない姿になっていた。口には牙が生え、目が赤く光っている。首には噛まれた跡がある。
「セリメスに…」
ワンダーの事を忘れたデッドは、容赦なくワンダーに飛びかかっていった…
???サイド
…ふう、今日もまた可哀想な魔物を安全な洞窟に逃してあげれたわ。
前、デッドに説得はされたけど、やっぱり人間より魔物が好き。魔物は人間の様に汚れてないて
…ん?あの洋館、なんか騒がしいわね、てか、なんでこんな森にこんな立派な建物が…
もしかして魔物がいるのかしら?気になるわ、いってみよっと。
ガチャガチャ
「…やっぱ閉まってるわね…」
「デッド!目を覚まして!」
(!?今の声、ワンダー!?)
ガアアアン!!!
デッドという単語を聞いたリングは、すぐにドアを鎌で破壊した。
「ワンダー、何があったのよ…」
リングはその光景を見て絶句した。デッドがワンダーに今にも襲い掛からんとワンダーのディスードを歯で受け止めているのだ。
「…あ、リング!助けて!」
「何があったの?デッドはどうしちゃったの」
「デッドが…吸血鬼に!」
「!?…待ってて」
バッ!
リングはそういうと、素早く洋館を出ていった。
「え!?ちょ!?リング!?」
数分後
ワンダーはもう床に押し倒され、ディスードで自身に襲い掛かろうとしているデッドを抑えているのもやっとの状態になってきた。
(やばい…腕が…死ぬ…)
「デッド、あなたの相手はここよ」
その時、デッドの背後から声が聞こえた。
「!?」
デッドが振り返った瞬間…
ガンッ!
ワンダーの瞳には、リングが鎌の下の部分でデッドを気絶させた光景が映った。
「リング、お見事!だけど…デッドどうすればいい?何か思いついたの?」
「ええ、これよ」
リングはそう言うと、一つのニンニクを取り出した。
「ニンニク?」
「吸血鬼はニンニクが苦手でしょ、近くの市場で急いで買ってきたの」
リングはそう言いながら、デッドの口にニンニクを詰め込んだ。
すると…
「…うぅーん…俺は、何を…」
デッドの口から牙が消滅し、目も元に戻った。
(ほ、本当にニンニクで元に戻った…)
「デッド、良かった、あなた、吸血鬼になってたのよ」
「リング…?ああ、来てくれたのか、冷たいお前が俺を助けるなんて…ん?その顔はなんだよ」
リングは顔を少し赤らめていた。
「なんでもないわ、じゃ、私はこれで」
リングは去っていった…
「…リングって絶対にデッドに気があるよね」
「そうとしか見えないな…あ!早くセリメスを追いかけるぞ!」
「う、うん…!ん?まって!デッド!」
「どうした?」
「さっきさ、なんでドアが閉まってたんだろう?入る時は開いてたのに」
「…あ、確かに」
「この洋館には僕、デッド、セリメスしかいなかったよね、でもセリメスが外に出てドアが開かない様に細工したとは考えにくいし」
「外には鏡が見当たらなかったからな…他に外にいた人物………あ!」
「「まさか…」」
カリュデウス王国 郊外 とある家
ワンダーとデッドに吸血鬼退治を依頼した男は、計画の成功を確信していた。
(ふふふ…今頃あの二人の魔物退治屋はあの吸血鬼に殺されている頃だろう、たかが人間二人が吸血鬼に敵うはずがない…まさか私がドアを外から鍵をかけれる様に細工したとは気づかまい、窓を割ってでようとしても弁償させられると思い込んでるから無理だろう…これでもう一度あの洋館にいきあの二人の死体を回収して『あの魔術師』に渡せば約束の報酬は支払われるはず…こんな完璧な計画を練り出せるとは、我ながら頭がいい…)
バァン!!!
「!?」
「お前だな?二人の魔物退治屋をけしかけ私を殺そうと画策したのは…」
「お、お前は…あの時の吸血鬼!?」
依頼人の瞳には、セリメスその人が映っていた。
「うふふふふふ…死ねぇ!」
ブワッ!!!
「…!?」
セリメスが依頼人を襲おうとした時、背後にいるある羽が生えた青年がセリメスに頭から鏡をかぶして、セリメスを鏡の中に封印したと思ったら…
ザシュ!
次の瞬間、鏡を斬ってセリメスの脱出を不可能にした。
「…は!?あなたは!?」
…この時、セリメスを封印した青年こそ、ワンダーであった。
「いやぁありがとうございます!今の吸血鬼を倒してくれて…」
ブンッ
ワンダーは依頼人の感謝の言葉を聞かず、首に剣を押し当てた。
「…へ?」
「ねえ教えて?なんで僕たちを殺そうとしたの?」
ワンダーの後ろには気づいたらデッドがいた。
「…えっと、何の事だが」
「ようし、ワンダー、斬っていいぞ」
「オッケー!」
「あああああああ!待って!待ってください!喋ります!全部白状しますうううううう!」
「…じゃ、全部教えて」
「はいいい!えっと、まず、散歩してたらいきなり一人の女に話しかけられて…」
数分後
「…つまり、俺たち二人の死体をその女魔術師に渡す計画だったんだな?」
デッドがそう問う。
「は、はい…渡してくれれば莫大な金貨を支払われるって言われて…」
どうやら、依頼人はその『魔術師』の提案を飲んでしまったようだ。
「なるほどねえ…じゃ、眠ってて」
「へ?」
ワンダーはそう言うと、依頼人の頭を剣の持ち手で殴って気絶させた。
「…じゃ、騎士団に突き出そうか」
「だな」
「…でも、こいつが言ってた『女魔術師』、いったいどんな奴なんだろう…」
「…どうやら只者じゃなさそうだぜ、人間の死体を使ってまで魔術の研究をするとは…」
「だね…」
ワンダーは、何やら一抹の不安を覚えていた…
「あ、セリメスはもうこの世界に出てこれないよね?」
「あぁ、洋館にあった鏡は全部壊したからな」
ゲストキャラ解説
セリメス
依頼人の実家である洋館を乗っ取った吸血鬼。鏡と鏡の間を移動でき、洋館を乗っ取った後鏡を大量に設置して自身に有利な環境を作り出した。高い身体能力、飛行能力、噛んだ人間を使い魔にできる能力を持つ。
- 1.第一話 異世界への召喚
- 2.第二話 説得作戦
- 3.第三話 畏怖を乗せた流れ星
- 4.第四話 対決美人剣士
- 5.第五話 対面超少年
- 6.第六話 剣集めはつらいよ
- 7.第七話 剣と光弾とナイフと 前編
- 8.第八話 剣と光弾とナイフと 後編
- 9.第九話 爆弾が怒る時
- 10.第十話 黒い追跡
- 11.第十一話 迷宮攻略はワンダーにお任せ
- 12.第十二話 殺人神と呼ばれた男 前編
- 13.第十三話 殺人神と呼ばれた男 後編
- 14.第十四話 睡眠ガスに気をつけろ!
- 15.第十五話 ミラー・ワンダー
- 16.第十六話 炎斧
- 17.第十七話 私が愛したあの子
- 18.第十八話 燃えよS&W M500
- 19.第十九話 この一発で福岡に帰ろう
- 20.第二十話 斬ってよかった
- 21.第二十一話 ロシアから殺意をこめて
- 22.第二十二話 大森林危機一髪!前編
- 23.第二十三話 大森林危機一髪!後編
- 24.第二十四話 世界不思議に関する2600文字
- 25.第二十五話 ファースト・バトルオブヨーロッパ
- 26.第二十六話 乗っ取りは逆襲の音
- 27.第二十七話 我ら、ノイバ親帝派!
- 28.第二十八話 スペインに殺しの花が咲く
- 29.第二十九話 ワンダーVS奴隷軍団
- 30.第三十話 マフィアン・LOVE
- 31.第三十一話 朝シン
- 32.第三十二話 ネオ・第三帝国
- 33.第三十三話 傭兵よ永遠に
- 34.第三十四話 縁戻し
- 35.第三十五話 奴らが来た!!!
- 36.第三十六話 決戦 前編
- 37.第三十七話 決戦 後編
- 38.第三十八話 シン・青桐組とシン・ワンデドコンビ
- 39.第三十九話 香港は燃えるか…?
- 40.第四十話 魔力・キラー
- 41.第四十一話 ボム・フロム・ザ・スカイ
- 42.第四十二話 青桐一家勢揃い
- 43.第四十三話 愛ある女は己を隠す その1
- 44.第四十四話 愛ある女は己を隠す その2