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第一の警告、投稿頻度が遅い
第二の警告、悪人が味方サイド
第三の警告、いわゆるバトル物であり異世界無双物ではない
第四の警告、完全な勧善懲悪ではない
第五の警告、初投稿なので違和感あり
第六の警告、描写や解説が雑
日本 福岡
キーンコーンカーンコーン
「悟またねー」
「うん、ばいばーい」
青桐悟は長らく父親の都合でアメリカにいって休んでいた学校にまた通う様になり、今日はもう下校の時間になっていた。
悟は中2のため中学校に通っているが、その学校は私服で登校が許可されていた。
学校の名は福岡星光ヶ丘中学校(フクオカホシビカリガオカチュウガッコウ)、公立である。
話を戻すと悟はいつものように下校していたが…
「…」
サッ!!!
いきなり路地裏に入っていった。それは何故かと言うと…
「おい!ぼっちゃんが消えたぞ!」
「なにい!探すぞ」
…自分の組の組員の監視を掻い潜る為であった。
(毎日監視されてゃ落ち着かないよ)
悟はそう心の中で呟きながらいつもとは違うルートで帰宅していった。
(…ここを抜ければ近道ができ…)
「ちょっと、そこの君」
「…!?」
プシゥウウウウウウウウ!!!!
悟が声がした背後を振り返った時、ガスが襲いかかってきた。
「う…」
悟は猛烈な眠気に襲われ、そのまま眠りについた。
「…ついにやったぞ…僕もあいつから大切な物を奪ってやる…」
青桐組本部
「なあああにやってんだああああああ!」
悟失踪の報を受け、英二は二人の監視役に激怒した。
「すすすすいません!!いきなり路地裏に入ってったもんで…」
「後は追っかけたんですけどね…」
「うるせぇ!お前ら二人共懲罰室いきじゃあ!!」
英二の鶴の声により二人は他の組員に連れてかれていった。
「悟…どこに…」
今の激怒が嘘であるかの様に、英二は弱々しく悟の事を心配し始めた。
「悟…無事でいてくれよなぁ…」
「ボス!!!玄関にこんなモノが!!!!」
「どうした………って、なんじゃあこりゃあああ!?」
福岡のとある住宅街
「いやあ、ワンダー、まさかお前が日本にも俺たちの別荘を持とうと言い出すとはな…」
「だって〜地球のあらゆる所に別荘持っておいたら旅行しやすいでしょ?」
「それはそうだが…」
「お金だってまだ腐るほどあるし!ほんとタリスン爺さん様様だよ〜!」
デッドがワンダーの荒い金使いになんだかなあと思っていた時…
ピンポ〜ン
「僕が出てくるよ」
「わかったぜ」
「は〜い、あ、英二、何の用…」
バッ!!!
英二はドアが開いた瞬間いきなりワンダーに飛びつき…
「ワンダーーーー!デッドーーーーー!助けてくれええええええ!」
「え?え?え??????」
「…いったいなんだ?何があった?」
「ヤクザが襲ってきたの?」
「落ち着いて聞いてくれ…悟が…悟が…」
「「悟が?」」
「悟が…誘拐されたんだ!」
「「…え?」」
「ゆ、誘拐?」
「どういう事だ?」
「こんな手紙が組の玄関にあったんだ…」
英二は一枚の手紙を出す。
「なんて書いてあるの?」
「なになに…」
デッドは読み上げた。
「青桐英二へ
…お前の息子、青桐悟は誘拐した。なぜそんな事をされたのか、お前の過去の悪事を振り返れば分かるだろう。明日の夜11時に1000万円を用意して福岡星光ヶ中学校の屋上に来い…この命令に逆らえば悟は殺す。まあ、殺されてもお前の自業自得だが。
英二に父を奪われた男、雷祐輔より」
「…あ、写真も入ってるよ」
「本当だn…!?」
デッドとワンダーはその写真を見て絶句した。
服を脱がされオムツを履かされ、目隠しと猿轡をされて天井に縄で縛られて吊るされている悟が写っていた。体の数箇所にアザらしき物もある。
「酷い…警察に早く…」
「ワンダー、英二が極悪犯罪者である事忘れたか…」
「あ、そうだった…」
「…まぁ、相当英二に恨みがあるんだな、この雷って奴は…」
「…す」
「…?英二?なんか言ったか?」
「…殺す」
「「!?」」
「奴は俺の悟に傷をつけた…なぶり殺しにしてやる…」
「ま、待ってよ!英二!」
「なんだ」
「この雷祐輔って男も…その…過去に青桐組になんかされてるみたいだし…」
「あぁ?そんなの関係ねえ、俺は悪人だ、奴が正義を気取るなら悪で対抗して殺してやる」
英二は相当ブチギレている様だ。
「デッド…やばいね」
「英二は悟を傷つけた奴には容赦ねえんだ…」
「…組に帰って作戦を練る、お前らもきてくれ」
「…別にいいが目的はあくまで悟の救出だ、悪事はさせねえぜ」
「え?僕も?」
「お前ら二人ともだ、大丈夫、犯罪はさせねえ」
青桐組
「…てことで、デッドとワンダーに来ていただいた」
「頼りにしてるぜ、いや…させてくれ、ぼっちゃんが…」
ボースンも今度ばかりは余裕が無さそうだった。
「イカヅチ…ユルサナイ…」
ギンテツは今にも日本刀を振り回しそうだ。
「…」
オリビアは元CIA職員な事もあってか落ち着いている。
「…で、作戦は?裏社会の人間になるような事は断るぜ」
「大丈夫だ、殺しをせずに悟を取り戻す方法はもう思いついてるぜ」
英二は説明を始めた…
「…まず、脅迫状に従って1000万円を用意して悟の学校の屋上にいく…しかし、大人数での移動、そして銃火器の使用はダメだ、周囲は家の集まりだからバレちまう…だから少数精鋭だ、青桐組組員の中で素手、近接武器での戦闘能力の高い人間を5人連れていく…そういう人間を選別するテストはもう完了してある、おい、出てこい」
英二が合図をすると…
カチャ
部屋に5名の黒服が入ってきた。
「じゃ、左から紹介していくぜ、まずこいつ、山根だ、こいつ左目に傷があるだろ?昔別の組の人間にドスでやられそうになった事があってな、その経験を乗り切るためかこいつは今ものすごく訓練していて格闘のレベルが上がっているんだ」
「山根です、お願いします」
山根という男は一礼をした。
「次、高田だ、こいつ優しそうな顔してるがな、ドスをいつも隠し持っていてだな、いざって時には相手の腹のブスッ!…だ」「高田っす、お願いします」
「次、高橋、こいつも中々の腕なんだ、前もバーで乱闘寸前だったんだぜ」
「高橋です」
(なんか紹介が雑になってきてるなあ…)
ワンダーはそんな事を思いながら聞いていた。
「次、福瀬だ、別名狂犬、外でケンカしてきて無傷で帰ってくる、そんな奴なんだ」
「福瀬です…はぁ」
福瀬はなにやらめんどくさそうに感じている。
「最後、遠藤、たぶんこいつがこの中で最強なんじゃねえかな、前トレーニングでドスでギンテツと斬り合いをした際ほぼ互角やったもんな」
「そんな事ないすよ…あ、遠藤です、頑張りましょう」
(ギンテツと互角かぁ…すごいな)
「どうやらこの中では遠藤が一番強い様だな、ギンテツと斬り合いとか…」
デッドもワンダーと同じく遠藤を買っていた。
「この五人と…僕とデッドでいくの?」
「ああ、二人が揃えば無敵だぜ、でだ、作戦の続きだが…」
「待ってくださいボス、案があります」
ボースンが割って入った。
「なんだ?」
「ヘリコプターですよ」
「ヘリコプタァ?」
「相手は雷一人じゃないでしょう、雷にも仲間は確実にいる、一人でこの青桐組に脅迫状を送って金を受け取るなんて芸当は無理だろう…だから俺がヘリコプターで援護射撃をしますよ」
「まあそう考えたくなるのも分かるが、学校の上だぜ?周りは住宅街だし…」
「だからといって相手も銃火器を使ってこないという保証はないですぜ、ぼっちゃんを誘拐するって事は相当恨みがある、下手すれば金を渡した瞬間…」
「…殺されるって言いてえのか?」
「はい、それにワンダーとデッドも無敵じゃない、もしかしたら強力な殺し屋を雇っているかもしれないですぜ、それに金を受けとってそこからどうするって言うんです?屋上から逃げるなら学校の中に入るのはアホだし、飛び降りたらお陀仏ですよ、そう考えたら相手はヘリコプター使ってくるんじゃないのかって思うんです、ヘリコプターなら空から来て空に逃げれるし、空中からの攻撃も可能だ、だからこっちもヘリコプターを使う方がいいんじゃないかって、それに高度が高ければ銃声もバレにくいですよ」
「なるほど…ボースン、お前の言うとおりだ、よし、ヘリコプターを複数用意しよう」
「後、当日は学校の周りも組員達を巡回させた方がいいんじゃないですか?万が一殺し屋がいればワンダーとデッドも危ないし、とりあえず怪しい奴を見つけたら一人の組員が他の所にいる組員達に連絡するって事で…」
「それもいいな、それも追加だ」
「…英二さ、さっきからボースンの言いなりになってない?」ヒソヒソ
「ワンダー、それを言っちゃあおしまいだ…」ヒソヒソ
ワンダーとデッドはこれで大丈夫なのだろうかと思った…
夜10時45分
「…後15分だね…」
ワンダーとデッドは悟の学校近くの公園で待機していた。
「…大丈夫なんだろうか」
デッドも悟の事が心配の様だ。
「…これまでも何とかなってきたし、大丈夫だよ」
「…だと思いたいな」
二人が話している時、公園に一人の黒服が入ってきた。
「ワンダーさん、デッドさん、集合の命令が出ました、来てください」
「お、わかったぜ」
「よーし、いこう!」
星光ヶ丘中学校 屋上
ワンダーとデッドが屋上に忍びこんだ時は、もう例の5人がいた。
「あ、ワンダーさんとデッドさんですね、今日はお願いします」
「えーと、山根さんだっけ?よろしくね」
「山根、もうそろそろだな」
「はい、まだ奴らは現れてません」
「山根、ホントに奴らはヘリコプターで来るのかな?」
福瀬が山根に問いかけた。
「俺はそんなの知らねえが…ヘリコプターで来た方が有利ポジションを取れるからな、どうだろうな…」
そうこうしている間に、11時になった。
山根が周りを見渡した。
「…奴らはどこからくる…」
その時、高田が叫んだ。
「………!おいみんな!あれを見ろ!」
「「「「「「…!?」」」」」」
高田が指差した方向には、一機のヘリコプターが学校の屋上に降下してくる光景があった…
やがてヘリコプターは屋上より少し離れた場所で止まり、扉が開けられ一人の男が出てきた。
「…青桐組だな?1000万円は用意できたか」
「金はここにある!」
高橋はそう言うと二つのバックを自分の足元に置いた。
「どうやって金を受け取るつもりだ!怪しいそぶりを見せたら金はこの二人が持っていくぞ!」
高橋はそう言ってワンダーとデッドを指差した。
「え?僕ら?」
「こんなの聞いてねえよ…」
二人とも困惑した。
「ふん、昔と変わらねえな、お前らの傲慢な口ぶりは」
「なにい…」
福瀬はもうキレそうだ。
「これ大丈夫かな…」
「やばくねえかこれ…」
段々とワンダーとデッドも危機感を持ってきている。
「このヘリコプターの下を見てみろ」
「下だぁ…?」
山根が男が乗っているヘリコプターの下を見ると…
「…!なんてもん取り付けてんだ…」
「ぷはっ!やっと気づいたか」
ヘリコプターの下にはおびただしい数の刃物が綺麗に並べて取り付けられている。
「…!それで俺らを串刺しにぃ!?」
福瀬がついにブチぎれた。
「もし俺らの命令に逆らったらの話だがな…」
男が余裕をかましているその時、突然ある声がした。
「待て!」
「「「「「「「「!?」」」」」」」」
全員が声をした方向を向くと…
「「「「「ボス!?」」」」」
「「英二!?」」
「青桐…英二!」
…青桐英二が立っていた。
「…俺の部下に手を出すな!」
「青桐…まさか自分からお出ますとはな…これは好都合だ…」
この英二の登場はヘリコプターに男も予想外の様だ。
「…金はやる、俺の息子、悟はどこだ」
「…いねえよ、あんなガキ!」
男はそう怒鳴ると…
「おい!アレを押せ!」
運転席に座っているもう一人の男に命令した。
「オーケー!」
そう言って運転席の男はポケットから一つのボタンを取り出し、押した。
「!なにか来る!みんな逃げて!」
ワンダーはそう叫んだが、遅かった。
プシュウウウウウウウウウウウ!!!!!
次の瞬間ヘリコプターの前方についている銃口の様なものからガスが噴射された。
「…やったな」
男はニヤけながら、霧が晴れるのを待った。
段々と霧が晴れていき、そこには…
ワンダー、デッド、英二、そして五人の黒服が倒れていた。
「この強力睡眠ガスを吸えばイチコロだな」
「そうですね…僕はここに座っていつでもヘリコプターを発進できる様にしておくので、山田さんは金を取りに行ってください、後、この悟のナイフで青桐英二を殺っちゃってください」
「わかった」
山田と呼ばれた男は悟のナイフを受け取りヘリコプターを降りて、倒れている8人に近づいていった。
「これで俺らの苦労が報われる…」
山田はナイフを両手で持ち、英二に刺そうと…
「待ちなさい」
したがとある声に呼び止められできなかった。
「!?誰だ!」
山田が振り返るとそこには…
「初めまして、青桐組の幹部、オリビアよ」
何故か本部にいるはずのオリビアがいた。
「誰だ、お前…!」
バンッ!
「!?ガアアアアアアアッ!」
次の瞬間山田は上空から飛んできた弾丸に足を撃たれ、その場に倒れ込んだ。
「な、今度はなんだ…」
「ボースン…相変わらずいい射撃の腕ね…あ、ワンダー、デッド、起きてるんでしょ?」
「…うん」
「…いやぁ、息を止めるってのはやなもんだぜ」
「…!?何でお前ら眠ってない…!?」
(僕らがファンタジアの人間だからなんだよなぁ…眠った5人はまあ普通の地球人だからしょうがないけど)
「はいはい、まずはあなたから色々と聞かなくちゃいけないわね」
オリビアはそう言うと、倒れている山田に近づいていった…
実はオリビアは変装マスク、変装スーツ、変声器、そしてスーツの中に防弾チョッキを来て腹を膨らませて青桐英二に化け、あたかも青桐組の組長自らがお出まししたと山田達に思わせたのだ。
ヘリコプターから睡眠ガスが出た瞬間、防弾チョッキが入って腹が大きくなった変装スーツと変装マスクをいい感じに脱ぎ、物陰に隠れたのだ…
ちなみに、ワンダーとデッドにはこの事があらかじめ伝えられていた。
山田が乗っていたヘリコプターはボースン含む青桐組組員達の乗っている複数のヘリコプターに囲まれ、運転席の男は捕縛され、山田と共に地面に倒された。
「てめぇらのリーダーは一体どこだ?ぼっちゃんはどこにいる?」
ボースンは二人に問いかけた。
「…っ!てめえらが悪いんだ!てめえらが俺の親から金を巻き上げなければ、父さんと母さんが死ぬ事はなかったんだ!」
山田がそう喚いた後、運転席の男も叫んだ。
「そうだっ…!俺の妻を奪ったのも…てめらが」
バンッ!
「!?いっ!があああああああああああああああああ!」
ボースンは運転席の男の足に容赦なくリボルバーを撃ち込んだ。
「ぼっちゃんはどこだ」
「ちょっとボースン、周りは家よ」
「…すまねえ、熱くなっちまった」
「…」
ワンダーは唖然としていた。
「…ねえデッド、これが…ボースン達の本当の姿なの…?」
「………あぁ…目を瞑ってろ」
「…うん…」
ワンダーはここで気づいた。青桐組は自分達の味方だが善人の集まりではない。任侠物にでてくるキャラの様な物でもない。純粋な『大悪党』なのだ。
もっと早く気づいても良かったかもしれないが、ワンダーは無意識にその事実から逃げていたのだろう。
(なんで…もっと早く…)
ワンダーは周りの声が聞こえなくなってきた。山田がボースンに胸ぐらをつかまれ何かを白状していた様に見えたが、ワンダーの頭は青桐組についていっぱいだった…
ある山の小屋
「…あいつらが戻ってこない…失敗したな…」
「…悟、残念だったな、お前の父親は僕の命令に背いたようだ、だからお前をここで殺す」
「…」
悟は何も動じなかった。
「…チッ、命の危機に瀕しても怯えないとはな、流石裏社会の人間なだけある」
雷はそういいながら、木の小箱から包丁を出してきた。
「じゃあ…死ね!」
ドカアアアアアアン!!!
「!?」
雷が悟を刺そうとした瞬間、雷のアジトの小屋の外壁が爆発した。
(青桐組が爆弾でも仕掛けたのか!?)
雷がそう思ってた、次の瞬間…
ザシュ!!!
ワンダーの電気を帯びたディスードが、雷を喰らい雷は倒れた…
「…何故だ…なんで…こうなる…」
「父さん…ごめん…」
「ごめん…ああ、ごめんよぉ…」
ワンダーは悟を抱えながら、後ろで倒れながら泣いている雷の言葉を聞いていた。
「…待ってくれ…連れてかないでくれぇ…僕の…僕の…復讐…計画がぁ……あああぁ!」
そんな言葉を聞いている時、気づいたらワンダーも泣いていた。
デッドはワンダーの肩をさすりながら、雷の小屋を後にした…
後日 青桐組本部
「…悟ぅぅぅぅぅう!」
ガバッ!
英二はようやく再開できた大量の組員に囲まれながらベッドに横になっている我が子に飛びついた。
「もうパパ、苦しい…」
「もうずっと起きなかったから心配してたぞ〜!もうお前を危険な目には合わせないからなああああ!」
「もうパパ、泣かないで…」
ハハハ、ハハハ…
組長の息子が帰ってきて、青桐組は大いに盛り上がっていた…
福岡のとある住宅街
「ねえ、デッド」
「…ワンダー、どうした?」
「…」
ワンダーは、意を決して言った。
「…あ、青桐組と、縁を切ろうかな…」
「…いいぜ、好きにしろ…」
「……」
デッドは軽かった。ワンダーはそれに安堵すると共に、一抹の呆気なさを感じた。
「…ねえ」
「…なんだ」
「…デッドはさ、青桐組の事……大事?」
「…友達としては、大事だな」
(やっぱり、友達とは思ってるんだな…)
ワンダーはそれ以上デッドの気持ちを読めなかった。
ゲストキャラ解説
雷祐輔
過去に父を奪われた青年。復讐のため睡眠ガスを使い悟を誘拐、監禁する。同じく青桐組に復讐をしようとしている人間を集める、ヘリコプターを用意するなど用意周到。
山田と運転席の男
雷の仲間。ヘリコプターに取り付けられた睡眠ガスを発射する筒で山根達黒服5人を眠らせ、悟の合金ナイフを奪い英二(に見えるオリビアの変装マスクと変装スーツ)を殺そうとする。
キーンコーンカーンコーン
「悟またねー」
「うん、ばいばーい」
青桐悟は長らく父親の都合でアメリカにいって休んでいた学校にまた通う様になり、今日はもう下校の時間になっていた。
悟は中2のため中学校に通っているが、その学校は私服で登校が許可されていた。
学校の名は福岡星光ヶ丘中学校(フクオカホシビカリガオカチュウガッコウ)、公立である。
話を戻すと悟はいつものように下校していたが…
「…」
サッ!!!
いきなり路地裏に入っていった。それは何故かと言うと…
「おい!ぼっちゃんが消えたぞ!」
「なにい!探すぞ」
…自分の組の組員の監視を掻い潜る為であった。
(毎日監視されてゃ落ち着かないよ)
悟はそう心の中で呟きながらいつもとは違うルートで帰宅していった。
(…ここを抜ければ近道ができ…)
「ちょっと、そこの君」
「…!?」
プシゥウウウウウウウウ!!!!
悟が声がした背後を振り返った時、ガスが襲いかかってきた。
「う…」
悟は猛烈な眠気に襲われ、そのまま眠りについた。
「…ついにやったぞ…僕もあいつから大切な物を奪ってやる…」
青桐組本部
「なあああにやってんだああああああ!」
悟失踪の報を受け、英二は二人の監視役に激怒した。
「すすすすいません!!いきなり路地裏に入ってったもんで…」
「後は追っかけたんですけどね…」
「うるせぇ!お前ら二人共懲罰室いきじゃあ!!」
英二の鶴の声により二人は他の組員に連れてかれていった。
「悟…どこに…」
今の激怒が嘘であるかの様に、英二は弱々しく悟の事を心配し始めた。
「悟…無事でいてくれよなぁ…」
「ボス!!!玄関にこんなモノが!!!!」
「どうした………って、なんじゃあこりゃあああ!?」
福岡のとある住宅街
「いやあ、ワンダー、まさかお前が日本にも俺たちの別荘を持とうと言い出すとはな…」
「だって〜地球のあらゆる所に別荘持っておいたら旅行しやすいでしょ?」
「それはそうだが…」
「お金だってまだ腐るほどあるし!ほんとタリスン爺さん様様だよ〜!」
デッドがワンダーの荒い金使いになんだかなあと思っていた時…
ピンポ〜ン
「僕が出てくるよ」
「わかったぜ」
「は〜い、あ、英二、何の用…」
バッ!!!
英二はドアが開いた瞬間いきなりワンダーに飛びつき…
「ワンダーーーー!デッドーーーーー!助けてくれええええええ!」
「え?え?え??????」
「…いったいなんだ?何があった?」
「ヤクザが襲ってきたの?」
「落ち着いて聞いてくれ…悟が…悟が…」
「「悟が?」」
「悟が…誘拐されたんだ!」
「「…え?」」
「ゆ、誘拐?」
「どういう事だ?」
「こんな手紙が組の玄関にあったんだ…」
英二は一枚の手紙を出す。
「なんて書いてあるの?」
「なになに…」
デッドは読み上げた。
「青桐英二へ
…お前の息子、青桐悟は誘拐した。なぜそんな事をされたのか、お前の過去の悪事を振り返れば分かるだろう。明日の夜11時に1000万円を用意して福岡星光ヶ中学校の屋上に来い…この命令に逆らえば悟は殺す。まあ、殺されてもお前の自業自得だが。
英二に父を奪われた男、雷祐輔より」
「…あ、写真も入ってるよ」
「本当だn…!?」
デッドとワンダーはその写真を見て絶句した。
服を脱がされオムツを履かされ、目隠しと猿轡をされて天井に縄で縛られて吊るされている悟が写っていた。体の数箇所にアザらしき物もある。
「酷い…警察に早く…」
「ワンダー、英二が極悪犯罪者である事忘れたか…」
「あ、そうだった…」
「…まぁ、相当英二に恨みがあるんだな、この雷って奴は…」
「…す」
「…?英二?なんか言ったか?」
「…殺す」
「「!?」」
「奴は俺の悟に傷をつけた…なぶり殺しにしてやる…」
「ま、待ってよ!英二!」
「なんだ」
「この雷祐輔って男も…その…過去に青桐組になんかされてるみたいだし…」
「あぁ?そんなの関係ねえ、俺は悪人だ、奴が正義を気取るなら悪で対抗して殺してやる」
英二は相当ブチギレている様だ。
「デッド…やばいね」
「英二は悟を傷つけた奴には容赦ねえんだ…」
「…組に帰って作戦を練る、お前らもきてくれ」
「…別にいいが目的はあくまで悟の救出だ、悪事はさせねえぜ」
「え?僕も?」
「お前ら二人ともだ、大丈夫、犯罪はさせねえ」
青桐組
「…てことで、デッドとワンダーに来ていただいた」
「頼りにしてるぜ、いや…させてくれ、ぼっちゃんが…」
ボースンも今度ばかりは余裕が無さそうだった。
「イカヅチ…ユルサナイ…」
ギンテツは今にも日本刀を振り回しそうだ。
「…」
オリビアは元CIA職員な事もあってか落ち着いている。
「…で、作戦は?裏社会の人間になるような事は断るぜ」
「大丈夫だ、殺しをせずに悟を取り戻す方法はもう思いついてるぜ」
英二は説明を始めた…
「…まず、脅迫状に従って1000万円を用意して悟の学校の屋上にいく…しかし、大人数での移動、そして銃火器の使用はダメだ、周囲は家の集まりだからバレちまう…だから少数精鋭だ、青桐組組員の中で素手、近接武器での戦闘能力の高い人間を5人連れていく…そういう人間を選別するテストはもう完了してある、おい、出てこい」
英二が合図をすると…
カチャ
部屋に5名の黒服が入ってきた。
「じゃ、左から紹介していくぜ、まずこいつ、山根だ、こいつ左目に傷があるだろ?昔別の組の人間にドスでやられそうになった事があってな、その経験を乗り切るためかこいつは今ものすごく訓練していて格闘のレベルが上がっているんだ」
「山根です、お願いします」
山根という男は一礼をした。
「次、高田だ、こいつ優しそうな顔してるがな、ドスをいつも隠し持っていてだな、いざって時には相手の腹のブスッ!…だ」「高田っす、お願いします」
「次、高橋、こいつも中々の腕なんだ、前もバーで乱闘寸前だったんだぜ」
「高橋です」
(なんか紹介が雑になってきてるなあ…)
ワンダーはそんな事を思いながら聞いていた。
「次、福瀬だ、別名狂犬、外でケンカしてきて無傷で帰ってくる、そんな奴なんだ」
「福瀬です…はぁ」
福瀬はなにやらめんどくさそうに感じている。
「最後、遠藤、たぶんこいつがこの中で最強なんじゃねえかな、前トレーニングでドスでギンテツと斬り合いをした際ほぼ互角やったもんな」
「そんな事ないすよ…あ、遠藤です、頑張りましょう」
(ギンテツと互角かぁ…すごいな)
「どうやらこの中では遠藤が一番強い様だな、ギンテツと斬り合いとか…」
デッドもワンダーと同じく遠藤を買っていた。
「この五人と…僕とデッドでいくの?」
「ああ、二人が揃えば無敵だぜ、でだ、作戦の続きだが…」
「待ってくださいボス、案があります」
ボースンが割って入った。
「なんだ?」
「ヘリコプターですよ」
「ヘリコプタァ?」
「相手は雷一人じゃないでしょう、雷にも仲間は確実にいる、一人でこの青桐組に脅迫状を送って金を受け取るなんて芸当は無理だろう…だから俺がヘリコプターで援護射撃をしますよ」
「まあそう考えたくなるのも分かるが、学校の上だぜ?周りは住宅街だし…」
「だからといって相手も銃火器を使ってこないという保証はないですぜ、ぼっちゃんを誘拐するって事は相当恨みがある、下手すれば金を渡した瞬間…」
「…殺されるって言いてえのか?」
「はい、それにワンダーとデッドも無敵じゃない、もしかしたら強力な殺し屋を雇っているかもしれないですぜ、それに金を受けとってそこからどうするって言うんです?屋上から逃げるなら学校の中に入るのはアホだし、飛び降りたらお陀仏ですよ、そう考えたら相手はヘリコプター使ってくるんじゃないのかって思うんです、ヘリコプターなら空から来て空に逃げれるし、空中からの攻撃も可能だ、だからこっちもヘリコプターを使う方がいいんじゃないかって、それに高度が高ければ銃声もバレにくいですよ」
「なるほど…ボースン、お前の言うとおりだ、よし、ヘリコプターを複数用意しよう」
「後、当日は学校の周りも組員達を巡回させた方がいいんじゃないですか?万が一殺し屋がいればワンダーとデッドも危ないし、とりあえず怪しい奴を見つけたら一人の組員が他の所にいる組員達に連絡するって事で…」
「それもいいな、それも追加だ」
「…英二さ、さっきからボースンの言いなりになってない?」ヒソヒソ
「ワンダー、それを言っちゃあおしまいだ…」ヒソヒソ
ワンダーとデッドはこれで大丈夫なのだろうかと思った…
夜10時45分
「…後15分だね…」
ワンダーとデッドは悟の学校近くの公園で待機していた。
「…大丈夫なんだろうか」
デッドも悟の事が心配の様だ。
「…これまでも何とかなってきたし、大丈夫だよ」
「…だと思いたいな」
二人が話している時、公園に一人の黒服が入ってきた。
「ワンダーさん、デッドさん、集合の命令が出ました、来てください」
「お、わかったぜ」
「よーし、いこう!」
星光ヶ丘中学校 屋上
ワンダーとデッドが屋上に忍びこんだ時は、もう例の5人がいた。
「あ、ワンダーさんとデッドさんですね、今日はお願いします」
「えーと、山根さんだっけ?よろしくね」
「山根、もうそろそろだな」
「はい、まだ奴らは現れてません」
「山根、ホントに奴らはヘリコプターで来るのかな?」
福瀬が山根に問いかけた。
「俺はそんなの知らねえが…ヘリコプターで来た方が有利ポジションを取れるからな、どうだろうな…」
そうこうしている間に、11時になった。
山根が周りを見渡した。
「…奴らはどこからくる…」
その時、高田が叫んだ。
「………!おいみんな!あれを見ろ!」
「「「「「「…!?」」」」」」
高田が指差した方向には、一機のヘリコプターが学校の屋上に降下してくる光景があった…
やがてヘリコプターは屋上より少し離れた場所で止まり、扉が開けられ一人の男が出てきた。
「…青桐組だな?1000万円は用意できたか」
「金はここにある!」
高橋はそう言うと二つのバックを自分の足元に置いた。
「どうやって金を受け取るつもりだ!怪しいそぶりを見せたら金はこの二人が持っていくぞ!」
高橋はそう言ってワンダーとデッドを指差した。
「え?僕ら?」
「こんなの聞いてねえよ…」
二人とも困惑した。
「ふん、昔と変わらねえな、お前らの傲慢な口ぶりは」
「なにい…」
福瀬はもうキレそうだ。
「これ大丈夫かな…」
「やばくねえかこれ…」
段々とワンダーとデッドも危機感を持ってきている。
「このヘリコプターの下を見てみろ」
「下だぁ…?」
山根が男が乗っているヘリコプターの下を見ると…
「…!なんてもん取り付けてんだ…」
「ぷはっ!やっと気づいたか」
ヘリコプターの下にはおびただしい数の刃物が綺麗に並べて取り付けられている。
「…!それで俺らを串刺しにぃ!?」
福瀬がついにブチぎれた。
「もし俺らの命令に逆らったらの話だがな…」
男が余裕をかましているその時、突然ある声がした。
「待て!」
「「「「「「「「!?」」」」」」」」
全員が声をした方向を向くと…
「「「「「ボス!?」」」」」
「「英二!?」」
「青桐…英二!」
…青桐英二が立っていた。
「…俺の部下に手を出すな!」
「青桐…まさか自分からお出ますとはな…これは好都合だ…」
この英二の登場はヘリコプターに男も予想外の様だ。
「…金はやる、俺の息子、悟はどこだ」
「…いねえよ、あんなガキ!」
男はそう怒鳴ると…
「おい!アレを押せ!」
運転席に座っているもう一人の男に命令した。
「オーケー!」
そう言って運転席の男はポケットから一つのボタンを取り出し、押した。
「!なにか来る!みんな逃げて!」
ワンダーはそう叫んだが、遅かった。
プシュウウウウウウウウウウウ!!!!!
次の瞬間ヘリコプターの前方についている銃口の様なものからガスが噴射された。
「…やったな」
男はニヤけながら、霧が晴れるのを待った。
段々と霧が晴れていき、そこには…
ワンダー、デッド、英二、そして五人の黒服が倒れていた。
「この強力睡眠ガスを吸えばイチコロだな」
「そうですね…僕はここに座っていつでもヘリコプターを発進できる様にしておくので、山田さんは金を取りに行ってください、後、この悟のナイフで青桐英二を殺っちゃってください」
「わかった」
山田と呼ばれた男は悟のナイフを受け取りヘリコプターを降りて、倒れている8人に近づいていった。
「これで俺らの苦労が報われる…」
山田はナイフを両手で持ち、英二に刺そうと…
「待ちなさい」
したがとある声に呼び止められできなかった。
「!?誰だ!」
山田が振り返るとそこには…
「初めまして、青桐組の幹部、オリビアよ」
何故か本部にいるはずのオリビアがいた。
「誰だ、お前…!」
バンッ!
「!?ガアアアアアアアッ!」
次の瞬間山田は上空から飛んできた弾丸に足を撃たれ、その場に倒れ込んだ。
「な、今度はなんだ…」
「ボースン…相変わらずいい射撃の腕ね…あ、ワンダー、デッド、起きてるんでしょ?」
「…うん」
「…いやぁ、息を止めるってのはやなもんだぜ」
「…!?何でお前ら眠ってない…!?」
(僕らがファンタジアの人間だからなんだよなぁ…眠った5人はまあ普通の地球人だからしょうがないけど)
「はいはい、まずはあなたから色々と聞かなくちゃいけないわね」
オリビアはそう言うと、倒れている山田に近づいていった…
実はオリビアは変装マスク、変装スーツ、変声器、そしてスーツの中に防弾チョッキを来て腹を膨らませて青桐英二に化け、あたかも青桐組の組長自らがお出まししたと山田達に思わせたのだ。
ヘリコプターから睡眠ガスが出た瞬間、防弾チョッキが入って腹が大きくなった変装スーツと変装マスクをいい感じに脱ぎ、物陰に隠れたのだ…
ちなみに、ワンダーとデッドにはこの事があらかじめ伝えられていた。
山田が乗っていたヘリコプターはボースン含む青桐組組員達の乗っている複数のヘリコプターに囲まれ、運転席の男は捕縛され、山田と共に地面に倒された。
「てめぇらのリーダーは一体どこだ?ぼっちゃんはどこにいる?」
ボースンは二人に問いかけた。
「…っ!てめえらが悪いんだ!てめえらが俺の親から金を巻き上げなければ、父さんと母さんが死ぬ事はなかったんだ!」
山田がそう喚いた後、運転席の男も叫んだ。
「そうだっ…!俺の妻を奪ったのも…てめらが」
バンッ!
「!?いっ!があああああああああああああああああ!」
ボースンは運転席の男の足に容赦なくリボルバーを撃ち込んだ。
「ぼっちゃんはどこだ」
「ちょっとボースン、周りは家よ」
「…すまねえ、熱くなっちまった」
「…」
ワンダーは唖然としていた。
「…ねえデッド、これが…ボースン達の本当の姿なの…?」
「………あぁ…目を瞑ってろ」
「…うん…」
ワンダーはここで気づいた。青桐組は自分達の味方だが善人の集まりではない。任侠物にでてくるキャラの様な物でもない。純粋な『大悪党』なのだ。
もっと早く気づいても良かったかもしれないが、ワンダーは無意識にその事実から逃げていたのだろう。
(なんで…もっと早く…)
ワンダーは周りの声が聞こえなくなってきた。山田がボースンに胸ぐらをつかまれ何かを白状していた様に見えたが、ワンダーの頭は青桐組についていっぱいだった…
ある山の小屋
「…あいつらが戻ってこない…失敗したな…」
「…悟、残念だったな、お前の父親は僕の命令に背いたようだ、だからお前をここで殺す」
「…」
悟は何も動じなかった。
「…チッ、命の危機に瀕しても怯えないとはな、流石裏社会の人間なだけある」
雷はそういいながら、木の小箱から包丁を出してきた。
「じゃあ…死ね!」
ドカアアアアアアン!!!
「!?」
雷が悟を刺そうとした瞬間、雷のアジトの小屋の外壁が爆発した。
(青桐組が爆弾でも仕掛けたのか!?)
雷がそう思ってた、次の瞬間…
ザシュ!!!
ワンダーの電気を帯びたディスードが、雷を喰らい雷は倒れた…
「…何故だ…なんで…こうなる…」
「父さん…ごめん…」
「ごめん…ああ、ごめんよぉ…」
ワンダーは悟を抱えながら、後ろで倒れながら泣いている雷の言葉を聞いていた。
「…待ってくれ…連れてかないでくれぇ…僕の…僕の…復讐…計画がぁ……あああぁ!」
そんな言葉を聞いている時、気づいたらワンダーも泣いていた。
デッドはワンダーの肩をさすりながら、雷の小屋を後にした…
後日 青桐組本部
「…悟ぅぅぅぅぅう!」
ガバッ!
英二はようやく再開できた大量の組員に囲まれながらベッドに横になっている我が子に飛びついた。
「もうパパ、苦しい…」
「もうずっと起きなかったから心配してたぞ〜!もうお前を危険な目には合わせないからなああああ!」
「もうパパ、泣かないで…」
ハハハ、ハハハ…
組長の息子が帰ってきて、青桐組は大いに盛り上がっていた…
福岡のとある住宅街
「ねえ、デッド」
「…ワンダー、どうした?」
「…」
ワンダーは、意を決して言った。
「…あ、青桐組と、縁を切ろうかな…」
「…いいぜ、好きにしろ…」
「……」
デッドは軽かった。ワンダーはそれに安堵すると共に、一抹の呆気なさを感じた。
「…ねえ」
「…なんだ」
「…デッドはさ、青桐組の事……大事?」
「…友達としては、大事だな」
(やっぱり、友達とは思ってるんだな…)
ワンダーはそれ以上デッドの気持ちを読めなかった。
ゲストキャラ解説
雷祐輔
過去に父を奪われた青年。復讐のため睡眠ガスを使い悟を誘拐、監禁する。同じく青桐組に復讐をしようとしている人間を集める、ヘリコプターを用意するなど用意周到。
山田と運転席の男
雷の仲間。ヘリコプターに取り付けられた睡眠ガスを発射する筒で山根達黒服5人を眠らせ、悟の合金ナイフを奪い英二(に見えるオリビアの変装マスクと変装スーツ)を殺そうとする。
- 1.第一話 異世界への召喚
- 2.第二話 説得作戦
- 3.第三話 畏怖を乗せた流れ星
- 4.第四話 対決美人剣士
- 5.第五話 対面超少年
- 6.第六話 剣集めはつらいよ
- 7.第七話 剣と光弾とナイフと 前編
- 8.第八話 剣と光弾とナイフと 後編
- 9.第九話 爆弾が怒る時
- 10.第十話 黒い追跡
- 11.第十一話 迷宮攻略はワンダーにお任せ
- 12.第十二話 殺人神と呼ばれた男 前編
- 13.第十三話 殺人神と呼ばれた男 後編
- 14.第十四話 睡眠ガスに気をつけろ!
- 15.第十五話 ミラー・ワンダー
- 16.第十六話 炎斧
- 17.第十七話 私が愛したあの子
- 18.第十八話 燃えよS&W M500
- 19.第十九話 この一発で福岡に帰ろう
- 20.第二十話 斬ってよかった
- 21.第二十一話 ロシアから殺意をこめて
- 22.第二十二話 大森林危機一髪!前編
- 23.第二十三話 大森林危機一髪!後編
- 24.第二十四話 世界不思議に関する2600文字
- 25.第二十五話 ファースト・バトルオブヨーロッパ
- 26.第二十六話 乗っ取りは逆襲の音
- 27.第二十七話 我ら、ノイバ親帝派!
- 28.第二十八話 スペインに殺しの花が咲く
- 29.第二十九話 ワンダーVS奴隷軍団
- 30.第三十話 マフィアン・LOVE
- 31.第三十一話 朝シン
- 32.第三十二話 ネオ・第三帝国
- 33.第三十三話 傭兵よ永遠に
- 34.第三十四話 縁戻し
- 35.第三十五話 奴らが来た!!!
- 36.第三十六話 決戦 前編
- 37.第三十七話 決戦 後編
- 38.第三十八話 シン・青桐組とシン・ワンデドコンビ
- 39.第三十九話 香港は燃えるか…?
- 40.第四十話 魔力・キラー
- 41.第四十一話 ボム・フロム・ザ・スカイ
- 42.第四十二話 青桐一家勢揃い
- 43.第四十三話 愛ある女は己を隠す その1
- 44.第四十四話 愛ある女は己を隠す その2