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第一の警告、投稿頻度が遅い
第二の警告、悪人が味方サイド
第三の警告、いわゆるバトル物であり異世界無双物ではない
第四の警告、完全な勧善懲悪ではない
第五の警告、初投稿なので違和感あり
第六の警告、描写や解説が雑

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世界不思議(ワールドワンダー)

#12

第十二話 殺人神と呼ばれた男 前編

ノーテル公国
ワンダーとデッドは馬車に乗ってカリュデウス王国へ続く道を帰っていた。
「いやぁタリスン爺さんの作る迷宮は本当にすごかったね」
「あぁ、もう二度とやりたくねえ…」
デッドはもう満身創痍の様だ。

「…あの馬車の中だな」

「デッド、途中で宿に泊まってく?」
「あー確かにそれもいいn」
バンッ!!!
「「!?」」
ワンダーとデッドはいきなりの銃声に驚き、すぐに布の中から顔を出した、しかしそこには…
脳天を撃ち抜かれていた馬車の運転手がそこにいた。
「逃げるぞ!」
「え?うん!」
ワンダー達は馬車から飛び降り、逃げようとしたが…
「!」
バンッ!カキンッ!
咄嗟にワンダーはどこからか飛んできた弾丸を受け流した。
「!?ワンダー!どうした!」
「誰かが僕を狙っている!」
「くそっ、走るぞ!お前は空中を飛べ!」

ダッダッダッダッ…
「デッド!体力が持つわけないよ!カリュデウスまであとどれくらいあると思うの!」
「だから援軍を呼ぶんだ!」

(援軍…?青桐組か、そうはさせんぞ)
ブロオオオオオオオオオオオオ…

「………もしもし、英二か?お前今どこだ?福岡?日本ならオッケーだ、命の危機なんだ、ノーテル公国のカリュデウスに続く道に来てくれ、日本のどこの世界移動装置でもいい、具体的な場所は…」
バンッ!!!
「ぐぁ…ッ!」
「!?デッド!?」
デッドはみぞおちから血を流した。飛んでいる勢いでそのまま地面に激突するかと思ったが…
パッ!
間一髪、ワンダーが受け止めた。
「森に行こうッ…」
ワンダーはデッドを抱えながら、横の森に飛んでいった…

「逃がしはしない…」
男はそう言うとバイクの向きを変え、S&W M500を持ちながら森に入っていった…


「ふぅ…」
気絶しているデッドを草陰に隠したワンダーは自身の装備の確認をしていた。
いつもの剣である魔剣ディスード、ディスードが折れた時に使うスタンガン、ガスを発する目眩し爆弾、SOS信号を発射する銃…
「これだけの装備があれば大丈夫だろ…」
ブロオオオオオオオオオオオオ…
「!?」
ガシャンッ!!!
突然バイクの音が聞こえてきたかと思えば、誰も乗っていないバイクが迫ってきて木に激突した。
「なんだこれ…………ハッ!」
バンッ!!!
カキンッ!!!
ワンダーは背後からの銃撃を間一髪受け止めた。

「…驚いたな、そんな芸当ができるとは思わなんだ」

草陰から一人の男が姿を現した。
「…お前は誰だ?殺し屋か?」
「…俺は殺し屋ノース、アメリカで屈指の強さを誇るって言われててね」
「アメリカ…?依頼されたのか」
「…青桐組だ」
「え…?」
「とあるマフィアの人間が敵対勢力の青桐組のボスに新たな仲間ができたから消してほしいとな」
「その仲間が僕、と」
「そう言う事だよ」
シュッ!!!
殺し屋ノースはそう言い終わると同時にナイフを投げてきた。
バッ!!!
ワンダーはそれを飛んで避けて見せた。
「空を飛ぶターゲットはこれまでの依頼でも見てこなかったなぁ」
「余計な事口走んない方がいいよっ…!」
ワンダーはいつも通りサンダースラッシュを発射したが…
バッッッ
ノースは脅威の瞬発力で寸前で避けて草陰に身を隠した。
「どこだ…」
シュッ!シュッ!
次の瞬間ナイフが二本飛んでくる。
カキンキンッ!!
ワンダーはそれも受け流したが…

バンッ!!!

パリンッ!!!

「…!うわっ!」
今度は違う方向から弾丸が飛んできて、ワンダーの羽をガラスの様に割った。ノースはワンダーの飛行能力を奪い確実に仕留めるつもりだろう。
「降りよう!」
片翼になったワンダーは不安定になった空中戦を続けるより地上に降りた方がいいと踏んだ。
バッ
(降りたはいいものの…)
シュッ!
(!またナイフ!)
カキンッ!
ワンダーはまたナイフを受け流すと…
バンッ!!!ボワッ!!!!
目眩し爆弾を取り出し、地面に叩きつけガスを発生させた。
(これであいつもこっちを視認できない…!)

(視界を遮る為にガスを…?馬鹿め!)

「…」
ワンダーがガスの中で警戒をしていた時…
ドスッ!
「うぁっ!!」
カンッッッ
突然右手に激しい痛みを感じ、ディスードを落としてしまった。
ワンダーがすぐに右に視界を移すと、両手にメリケンサックをはめているノースの姿があった。
「ふんっ!」
ノースは今度は左手でパンチをお見舞いしようとしたが…
「えいっ!」
ワンダーは瞬時に左手でスタンガンを取り出し…
ビリビリッ!!!
ノースの左腕にクリーンヒットさせた。
「ぐぅっ!!」
ノースが少し退いた隙を突き、剣を拾おうとするが…

バンッ!!!

「…!うあぁぁ!」
次の瞬間、ノースはリボルバーでワンダーの右手を撃った。
(左手で…!)
ドンッ!!!
ノースは左手で何とか剣を拾おうとするワンダーに体当たりし、スタンガンを落とさせバランスを崩させた。
バタッ
ワンダーは目眩し爆弾やスタンガンを失い、しかも右手が使えない状態で地面に倒れてしまい絶体絶命になった。
バッ!!!
そんなワンダーに対しトドメを刺そうとノースは馬乗りになったが…
(!そうだ!まだあれが!)
ドンッ!
ワンダーは足を曲げて勢いよく伸ばし、ノースの腹を数回蹴り上げた。
「ぐあ!」
ノースが勢いよく後ろに転んだ隙に…

パンッ!!!

ワンダーはSOS信号を発射する銃を取り出し、すかさず上空に向けて撃った。
銃口からでた花火は空高く舞い上がり、やがて激しい音と共に爆発した。
「無駄だ…助けなど来ないっ!」
ノースは今度こそ息の根を止めてやらんと言わんばかりリボルバーを持ちながらにまたワンダーに馬乗りになり左手でワンダーの左手を押さえつけながら…

バンッッッ!!!!!!

「!!!あああああああっ!」

容赦なくワンダーの左胸を撃った。

バンッッッ!!!!!!!!!

「ああああああああああああ!!!!!」

また撃った。






…体が…動かない…胸が痛い…痛い…あれ…意識が…痛い…痛い…死ぬのかな……あぁ…デッドは大丈夫かな…痛い…なんだかほんの一瞬が…すごく長く………感じるなぁ……痛い…









「死ねぇっ!!!化け物!!!!!」
ノースは三発めの弾丸を発射しようと、トリガーに手をかけ…



バンッ!!!!



カランッッッ



…られなかった。何者かがノースのリボルバーを撃ち落としたのだ。
(邪魔が入った!)
バンッ!バンッ!
ノースは振り返らず何者かの弾丸の追跡を交わしながら咄嗟に草陰に身を隠し、姿を見せずに森の奥深くに消えていった………



「…おい?ワンダー?大丈夫か?」

「……ボー、スン……?」

「待ってろ、ボスに連絡する」
ピポパ…
「もしもしボス、ワンダーが見つかりました…」





「…はっ!」
ワンダーは気づいたらベッドに寝ていた。
「起きたか」
「英二…!」
隣には英二がいた。
「さっき、デッドから電話があったんだよ、お前らの命が危ないから助けに来てくれって、んでよ、ノーテルに来たのはいいものの、肝心のお前らの居場所が全くわからないときた、だからノーテルからカリュデウスに続く道を日本、そしてアメリカの組員達にも連絡して日本とアメリカの全組員を総動員して全てしらみ潰しに探したんだ、んでボースン、ギンテツ、オリビアも三人共お前らを個別に一人で探していた時、たまたまボースンが空に花火を見つけて森の中に入っていった、そして殺されかけているお前を見つけた…」
「はあ…ん?オリビアって?」
「オリビア・ケイン、青桐組三幹部の最後の一人、元CIA職員だ」
「CIA!?…うっ!」
「あっおい!あまり大声出すな!心臓がやばいだろうが!」
「うぅ…」
「ここは日本の福岡の青桐組本部だ、休んでいてくれ」
「福岡…」
アメリカとカリュデウスが繋がっている様に、ノーテルは日本と繋がっている。
「…お前を狙っていた殺し屋、ボースン曰く殺し屋ノースって奴みたいだ」
「あー、あいつもそう名乗ってた」
「奴の殺しの腕は本物だ、アメリカ中の殺し屋の中でも飛び抜けている凄い奴だ…だから、今お前を外に出すわけにはいかない、奴はまさかお前が福岡にいるとはわからないだろうな」
「…あ、デッドは?」
「…実は…」
「…え?」
「…見つからなかった」
「!?!?」
ワンダーは酷く狼藉した。
「組員曰くお前が倒れていた周辺をくまなく探したんだが見つからなかったそうだ」
「そんな…僕は確かにデッドを草陰に…」
「だからあの辺を今も大量の組員を動かして探している最中だ」
ガチャ
ワンダーと英二がそんなことを話している最中、一人の女性が入ってきた。
「ボス、まだデッドは見つからない様です」
「ああオリビア…そうか、まだか…あ、ワンダー、こいつがオリビア・ケインだ」
「よろしく、ワンダー」
「え、ああ、うんよろしく…」
「…ボス、ここまで探して発見できないとなると誰かに連れ去られたか自力でどこかにいったかの二つしかない様に思えます」
「…おそらく、ノースの野郎か…」
「ノースは異常な程な強さを誇る殺し屋、弱っている所を連れ去って監禁しているのかもしれません、もしくはもう」
「言うなっ」
「…」
英二は相当深刻そうだ。
「…あいつは俺の友達だ、何としてでも助けないといかん」
「…」



ワンダーの瞳には、英二が前までアメリカであんな事をしていた男と同一人物には見えなかった。

(今の英二は、誰かを『倒す』ためじゃなく『救う』ために動いているのか…)



ノーテル公国 とある家
「…ううん?ここは…どこだ…」
「あ、やっと起きたか…」
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2024/10/20 22:27

イチロク
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