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人生における絶望集

#2

教科書

「じゃあ教科書の32ページ開いて〜」

先生の指示に従いながら教科書を開く。
「それじゃ、5番の問題解いて〜」
教室の中が静まり、シャーペンを動かす音だけが響く。
自分もさらさらとペンを動かしていた。

順調に解いていったのだが、一問、字を書き間違えてしまった。
消しゴムで消そうとして、消しゴムを手に取った。
ごしごしと消して、消しカスを払おうとした。


……やっちまった。
教科書の溝に消しカスが入ってしまった…!
こうとなるとなっかなか取れない。
一人ため息をついて、教科書をガン開きにする。

一瞬だけ、消しカスが外に出てきた。
摘もうとして指を伸ばすとまさかまさかのon the 教科書と来た。
ヤケクソになってシャーペンで溝をカリカリとやっていた。
すると、芯を出していたせいか間の部分が黒くなってしまった。

終わった。
やらかした。
消しゴムの端で消そうとしても、なかなか間に入らない。
黒くなった教科書の溝を見つめながら、一人ため息をついた。

2025/02/15 18:02

月町 桔梗
ID:≫ 7r5tHLeuz1RfY
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