ざー、ざー。
季節通りの雨が降る。
雨が心を表すのではなく、心が雨を表しているのではないかと考えた6月。
「あっ...」
どうやら傘を忘れてしまったようだ。
「どうしよう、借りれる人もいないし...」
屋根の下で独り、あわあわしている時だった。
「.....俺の傘、使うか?」
「わっ...!?」
いきなり声をかけられたと思ったら、そこに居たのは関わりが無かった隣のクラスのモテ男子。
疑問系でこちらに話してるとはいえど、どこか強制しているようにも見える。
「えっと...良いんですか?」
「...別に。」
普通ならどうして優しくしてくれるのか聞きそうな物だが、早く帰りたかった私にはそんな余裕がなかった。
「あ、ありがとうございます...!」
傘を受け取り、礼儀として感謝を伝えつつさっさと帰る。
[水平線]
[太字][中央寄せ]男子side[/中央寄せ][/太字]
「......話せた...」
なんだか無愛想にしてしまった気がする。
明日また話しかけて、謝ったほうがいいだろうか。
「....でも、どう話しかければいいんだよ...」
相手が傘を返してくる時に謝るのがベストか....
「.....俺、バカじゃねえの?」
びしょ濡れになってお母さんには怒られたし。
もっとにこやかに話そうと思ったのに。
「....はぁ......」
[太字]''好き''[/太字]って疲れるな......
[水平線]
[太字][中央寄せ]女子side[/中央寄せ][/太字]
「......かっこよかった...」
無表情であんなかっこいい事するとか反則でしょ....
「あっ!」
そういえば傘立てに傘一本しかなかったし、多分あの人びしょ濡れで帰ったよね...?
傘返す時に謝らないと....!
「.....私、バカだ...」
緊張しすぎて会話詰まってたし、顔もガチガチだったんだろうな....
「側から見たら傘の貸し借りだけで緊張してる変人だよぉ...」
「はぁ....」
[太字]''好き''[/太字]って疲れるな....
[水平線]
[太字][中央寄せ]翌日[/中央寄せ][/太字]
「えっと....確かこのクラスだよね...?」
ガラガラガラ
「すみませーん...この傘の持ち主さん居ませんか...?」
「あっ...」
「居たっ!あの、傘返しにきたんです!ほら、昨日借りたので...!」
「.....そうか。」
持ち主のところへ傘が帰る。
両者が口を開こうとした。
「あの...」
「あ、あの!」
..........
「あっ、先にどうぞ?」
「......いや、なんでもない。お前は?」
「....私も、なんでも....」
______ああ、
言えなかったな。
季節通りの雨が降る。
雨が心を表すのではなく、心が雨を表しているのではないかと考えた6月。
「あっ...」
どうやら傘を忘れてしまったようだ。
「どうしよう、借りれる人もいないし...」
屋根の下で独り、あわあわしている時だった。
「.....俺の傘、使うか?」
「わっ...!?」
いきなり声をかけられたと思ったら、そこに居たのは関わりが無かった隣のクラスのモテ男子。
疑問系でこちらに話してるとはいえど、どこか強制しているようにも見える。
「えっと...良いんですか?」
「...別に。」
普通ならどうして優しくしてくれるのか聞きそうな物だが、早く帰りたかった私にはそんな余裕がなかった。
「あ、ありがとうございます...!」
傘を受け取り、礼儀として感謝を伝えつつさっさと帰る。
[水平線]
[太字][中央寄せ]男子side[/中央寄せ][/太字]
「......話せた...」
なんだか無愛想にしてしまった気がする。
明日また話しかけて、謝ったほうがいいだろうか。
「....でも、どう話しかければいいんだよ...」
相手が傘を返してくる時に謝るのがベストか....
「.....俺、バカじゃねえの?」
びしょ濡れになってお母さんには怒られたし。
もっとにこやかに話そうと思ったのに。
「....はぁ......」
[太字]''好き''[/太字]って疲れるな......
[水平線]
[太字][中央寄せ]女子side[/中央寄せ][/太字]
「......かっこよかった...」
無表情であんなかっこいい事するとか反則でしょ....
「あっ!」
そういえば傘立てに傘一本しかなかったし、多分あの人びしょ濡れで帰ったよね...?
傘返す時に謝らないと....!
「.....私、バカだ...」
緊張しすぎて会話詰まってたし、顔もガチガチだったんだろうな....
「側から見たら傘の貸し借りだけで緊張してる変人だよぉ...」
「はぁ....」
[太字]''好き''[/太字]って疲れるな....
[水平線]
[太字][中央寄せ]翌日[/中央寄せ][/太字]
「えっと....確かこのクラスだよね...?」
ガラガラガラ
「すみませーん...この傘の持ち主さん居ませんか...?」
「あっ...」
「居たっ!あの、傘返しにきたんです!ほら、昨日借りたので...!」
「.....そうか。」
持ち主のところへ傘が帰る。
両者が口を開こうとした。
「あの...」
「あ、あの!」
..........
「あっ、先にどうぞ?」
「......いや、なんでもない。お前は?」
「....私も、なんでも....」
______ああ、
言えなかったな。