人気者だった天野 沙羅（あまの さら）は高校に入すると、
精神的不安により引き起こされる「ココロノネ症候群」を発症してしまう。
他人の本音が意図せず聞こえるようになり
感情の強い声は“音”として頭に響き、日常会話が困難になり、やがて言葉が詰まるようになる。
周囲からは「急に無視するようになった」「そっけない」と誤解され、孤立する。
そんな中話しかけてくれたのは秋月 奏斗（あきづき かなと）だった。