朝、教室のドアを開けると、同級生であるナルトとサスケがキスしていた。
烏我 ワタリは兄によって鍛えられた素晴らしい瞬発力と力を発揮して、素早く教室のドアと閉めて反対側の窓にもたれかかった。突然のBL展開にワタリの脳はついていけなかったのだ。
自分でも寛大(言い換えれば大雑把)な方だと自覚しているワタリでも、流石に朝の教室で、クラス一のイケメンとドヘと言われるナルトがキスしていたら普通にビビる。
「(同性愛とかジャンダーとか、本人達で好き勝手やればという考えだったけど、目の前で起きてたらどう反応していいのか困るな……)」
まさか二人がそんな関係だったなんてっと、口元に手を当てて考える表情のワタリに、席が隣同士というよくあるよしみで仲良くなったヒナタが話しかけてきた。
「ワタリちゃん、大丈夫……?」
「……!ヒナタ……」
やばい……っと、ワタリは死ぬほど焦った。だって、
「(ヒナタはナルトが好き……聞いた時は以外だな〜って思っただけだったけど、このままじゃヒナタはどうなる……?)」
壁に寄り掛かって口元を抑えるワタリの顔は青ざめていて、側から見れば具合が悪そうだが頭の中は年頃の女の子らしい色恋が原因で焦りまくっていた。
取り敢えず、心配してくれたヒナタには悪いので適当に「今朝食べたデミグラス納豆かけご飯が思ったより不味かったのを思い出しただけだよ」と言っておく。
ちなみにデミグラス納豆かけご飯はマジで食べた。ワタリの兄(※味覚が狂ってるいる)が善意100%で出したのと、養って貰ってる手前ワタリは出されたご飯は拒否できなかったのだ。
「で、デミグラス納豆かけご飯……」
「そう、デミグラス納豆かけご飯。善意100%の笑顔で出されたから食べるの拒めなくてさ。それより教室入ろ」
説明の間にヒナタにどう声を掛けようか迷いながら、教室に入ろうっと手を引く。
女同士は失恋した後の一言で関係が強くなったり弱くなったりする。
顔は広いけど友達と言えるのはヒナタだけなのでここで絶交とか嫌すぎる。なんとしてでも繋げとめないと。と、メンヘラみたいな事を考えるワタリだったが、そんな考えはビックリな並び順を見た事で霧散した。
窓側に向かってサスケ、ナルト、サクラ。まぁ、そこまではいい。ひとまず以下の文を見て欲しい。
・ナルトはサクラが好きだ、可愛いと何時も言っている
・サクラはサスケが好き、もう大好き
・ナルトはサスケが気に食わない
・ナルトとサスケがキスをした←new‼︎
「(ヤッバッ……兄さんの持ってる少女漫画みたいな三角関係だ……)」
ワタリは戰慄した。因みにキスは事故だったことに全く気づいていない。
「おい、顔色悪りぃけどどうしたんだよ」
「朝にデミグラス納豆かけご飯を食べたからだよ。アレは史上最悪の組み合わせだった」
「コクマルさんか……」
烏我家の事情とワタリの兄の味覚を把握しているシカマルが渋い顔をした。彼もワタリの兄の手料理を食べたことがあるので、色々察したらしい。本当は同級生の三角関係の進展にビビったとは言えなかった。
ぽんっと、ワタリの肩に手を置いて前を向いた。
ワタリとしてはシカマルの優秀な頭脳を使って是非ともこの状況について説明して欲しいのだが、イルカ先生が入って来たのでそれは不可能となった。
「おはよう、みんな」
イルカ先生の胴体には包帯が巻かれてあり、顔にもガーゼ、他にもちらほら絆創膏が張られている。
昨日の卒業試験までは怪我はなかったのに一体何があったのかと、驚いて静かになった生徒達に苦笑いしつつ、何時ものように教卓に立ち話をし始めた。
卒業の祝言やらスリーマンセルでチームを組むとか。そんなイルカ先生の説明の必要なところだけ頭に入れてワタリは怪我の原因について考えていた。
イルカ先生と一楽の看板娘のアヤメさんがいい感じなことを女子の情報網から拾っていたので、アヤメさんに手を出そうとして一楽のおっちゃんに闇討ちされたんだろうか。っと、実にしょうもない事を考えていたら班メンバーの発表になった。
残念なことにヒナタとは班が離れてしまったのでちょっと寂しい。
「では、第七班!春野サクラ、うずまきナルト、うちはサスケ」
「(さっそくやばい三角関係の班出来あがっちゃったじゃん……私は何処の班にいくんだろう)」
「___それから烏我 ワタリ!」
えぇ、私ですか!?!?っと、大声が出なかったのは奇跡だった。
だってめっちゃ驚いた。だってさっきスリーマンセルで組むって言ったじゃないか……と、考えていたがイルカ先生の言葉を思い出した。
『今回合格した卒業生は28名。通常スリーマンセルでチームを組むが一人余るため、一グループのみフォーマンセルになる!』
あ〜そういやそうだった……すっかり失念していた。っと、思った頃には三人でナルトとサクラとサスケの三人で、やんややんやと騒いでいた。
「ワ、ワタリ!?それだったらサスケを抜いてスリーマンセルが良いってばよ!」
「何言ってんの!ナルトが抜けてスリーマンセルよ!(あ、でも女の子が増えたらサスケ君の取り合いになっちゃうかも……!)」
「足手纏いは3人もいらねえ」
「(好き勝手言ってくれてるな……)」
どうしたもんかと思っていると、イルカ先生が一喝した。
「第七班はフォーマンセルとして動いてもらう!………ワタリ。まあ、あれだ。班のフォローよろしくな」
一ミリもよろしくする気は起きなかったが、取り敢えず曖昧に笑って見せた。
他人の三角関係を見るのは面白いけど、巻き込まれるとなったら話は別。出来る限り……というか一切かかわりたくない。
だって年頃の惚れた腫れたの色恋沙汰が一番厄介なのをワタリは知っているから。
誰にも聞こえない小さなため息をついたワタリの隣から、ヒナタの小さな声が聞こえた。
「いいなぁ。ワタリちゃん………」
烏我 ワタリの下忍生活は前途多難である。
烏我 ワタリは兄によって鍛えられた素晴らしい瞬発力と力を発揮して、素早く教室のドアと閉めて反対側の窓にもたれかかった。突然のBL展開にワタリの脳はついていけなかったのだ。
自分でも寛大(言い換えれば大雑把)な方だと自覚しているワタリでも、流石に朝の教室で、クラス一のイケメンとドヘと言われるナルトがキスしていたら普通にビビる。
「(同性愛とかジャンダーとか、本人達で好き勝手やればという考えだったけど、目の前で起きてたらどう反応していいのか困るな……)」
まさか二人がそんな関係だったなんてっと、口元に手を当てて考える表情のワタリに、席が隣同士というよくあるよしみで仲良くなったヒナタが話しかけてきた。
「ワタリちゃん、大丈夫……?」
「……!ヒナタ……」
やばい……っと、ワタリは死ぬほど焦った。だって、
「(ヒナタはナルトが好き……聞いた時は以外だな〜って思っただけだったけど、このままじゃヒナタはどうなる……?)」
壁に寄り掛かって口元を抑えるワタリの顔は青ざめていて、側から見れば具合が悪そうだが頭の中は年頃の女の子らしい色恋が原因で焦りまくっていた。
取り敢えず、心配してくれたヒナタには悪いので適当に「今朝食べたデミグラス納豆かけご飯が思ったより不味かったのを思い出しただけだよ」と言っておく。
ちなみにデミグラス納豆かけご飯はマジで食べた。ワタリの兄(※味覚が狂ってるいる)が善意100%で出したのと、養って貰ってる手前ワタリは出されたご飯は拒否できなかったのだ。
「で、デミグラス納豆かけご飯……」
「そう、デミグラス納豆かけご飯。善意100%の笑顔で出されたから食べるの拒めなくてさ。それより教室入ろ」
説明の間にヒナタにどう声を掛けようか迷いながら、教室に入ろうっと手を引く。
女同士は失恋した後の一言で関係が強くなったり弱くなったりする。
顔は広いけど友達と言えるのはヒナタだけなのでここで絶交とか嫌すぎる。なんとしてでも繋げとめないと。と、メンヘラみたいな事を考えるワタリだったが、そんな考えはビックリな並び順を見た事で霧散した。
窓側に向かってサスケ、ナルト、サクラ。まぁ、そこまではいい。ひとまず以下の文を見て欲しい。
・ナルトはサクラが好きだ、可愛いと何時も言っている
・サクラはサスケが好き、もう大好き
・ナルトはサスケが気に食わない
・ナルトとサスケがキスをした←new‼︎
「(ヤッバッ……兄さんの持ってる少女漫画みたいな三角関係だ……)」
ワタリは戰慄した。因みにキスは事故だったことに全く気づいていない。
「おい、顔色悪りぃけどどうしたんだよ」
「朝にデミグラス納豆かけご飯を食べたからだよ。アレは史上最悪の組み合わせだった」
「コクマルさんか……」
烏我家の事情とワタリの兄の味覚を把握しているシカマルが渋い顔をした。彼もワタリの兄の手料理を食べたことがあるので、色々察したらしい。本当は同級生の三角関係の進展にビビったとは言えなかった。
ぽんっと、ワタリの肩に手を置いて前を向いた。
ワタリとしてはシカマルの優秀な頭脳を使って是非ともこの状況について説明して欲しいのだが、イルカ先生が入って来たのでそれは不可能となった。
「おはよう、みんな」
イルカ先生の胴体には包帯が巻かれてあり、顔にもガーゼ、他にもちらほら絆創膏が張られている。
昨日の卒業試験までは怪我はなかったのに一体何があったのかと、驚いて静かになった生徒達に苦笑いしつつ、何時ものように教卓に立ち話をし始めた。
卒業の祝言やらスリーマンセルでチームを組むとか。そんなイルカ先生の説明の必要なところだけ頭に入れてワタリは怪我の原因について考えていた。
イルカ先生と一楽の看板娘のアヤメさんがいい感じなことを女子の情報網から拾っていたので、アヤメさんに手を出そうとして一楽のおっちゃんに闇討ちされたんだろうか。っと、実にしょうもない事を考えていたら班メンバーの発表になった。
残念なことにヒナタとは班が離れてしまったのでちょっと寂しい。
「では、第七班!春野サクラ、うずまきナルト、うちはサスケ」
「(さっそくやばい三角関係の班出来あがっちゃったじゃん……私は何処の班にいくんだろう)」
「___それから烏我 ワタリ!」
えぇ、私ですか!?!?っと、大声が出なかったのは奇跡だった。
だってめっちゃ驚いた。だってさっきスリーマンセルで組むって言ったじゃないか……と、考えていたがイルカ先生の言葉を思い出した。
『今回合格した卒業生は28名。通常スリーマンセルでチームを組むが一人余るため、一グループのみフォーマンセルになる!』
あ〜そういやそうだった……すっかり失念していた。っと、思った頃には三人でナルトとサクラとサスケの三人で、やんややんやと騒いでいた。
「ワ、ワタリ!?それだったらサスケを抜いてスリーマンセルが良いってばよ!」
「何言ってんの!ナルトが抜けてスリーマンセルよ!(あ、でも女の子が増えたらサスケ君の取り合いになっちゃうかも……!)」
「足手纏いは3人もいらねえ」
「(好き勝手言ってくれてるな……)」
どうしたもんかと思っていると、イルカ先生が一喝した。
「第七班はフォーマンセルとして動いてもらう!………ワタリ。まあ、あれだ。班のフォローよろしくな」
一ミリもよろしくする気は起きなかったが、取り敢えず曖昧に笑って見せた。
他人の三角関係を見るのは面白いけど、巻き込まれるとなったら話は別。出来る限り……というか一切かかわりたくない。
だって年頃の惚れた腫れたの色恋沙汰が一番厄介なのをワタリは知っているから。
誰にも聞こえない小さなため息をついたワタリの隣から、ヒナタの小さな声が聞こえた。
「いいなぁ。ワタリちゃん………」
烏我 ワタリの下忍生活は前途多難である。