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初恋の相手は私の教育係

#3

3 思い出す

 3ヶ月ほど経って、今いる会社にも慣れてきた頃、ある日、私はいつものように、先輩とランチに行った。

 その帰り、先輩は突然倒れてしまった。

「先輩…!?大丈夫ですか!?」

 声をかけたが、何の返事もない。私は急いで、救急車を呼んだ。

 先輩は、命に別条はない、ということだったが、脳に腫瘍が見つかった。それも、悪性だった。目を覚ましてから、手術する日を決め、行うことになった。

 目を瞑っている先輩を見て、私は、初恋の人を思い出す。なぜ、今なのか。自分にはよく分からない。でも、なぜか思い出したのだ。

 初恋の人と先輩を重ねてみる。私は驚いた。

 なぜ、もっと早く気づかなかったんだろう。そもそも、初恋の人を忘れていたなんて。この会社に入ってからは、忙しくて思いだす暇もなかった。

 顔も声も言い方も身長も全て一緒なのだ。名前は分からない。けど、絶対に先輩だ。先輩が私の初恋の相手。

 初恋の相手は教育係だった。

 私は泣いてしまった。会いたかったから。元気にしてるのか心配だったから。

 目を覚ましたら、伝えよう。あのときの気持ちを。全て。

 だが、このときはまだ、知らなかった。衝撃の事実を知ることになるとは…。

2023/09/09 07:27

潮風
ID:≫ 5sa13MtST8WYg
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#恋愛 #初連載 

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